凶悪な質量を持った一対の乳房が獲物にかぶりついた。  
それまで天を向いて雄々しく勃っていた陰茎は乳房の中に埋没し、視覚的には跡形もなく消え去った。  
その様子からは『丸呑み』という言葉が連想される。  
そう、これは男に快楽を与えるための奉仕行為ではない。  
男のすべてを貪るための捕食行為なのだ。  
妖艶な微笑の形で薄く開いた口の隙間からは、鋭い犬歯が見え隠れしている。  
艶めかしい唇にジットリと舌が這わされる。  
獲物を前にして抑えきれずに溢れ返る唾液を、しかし上品さすら感じさせる動作で谷間に垂らしていく。  
男の顔がわずかに歪み、女の笑みが濃くなる。  
動く。  
両手で乳房を横から圧迫し、それに上下の動きを加える。  
豊かな弾力に富む乳房は弛むことなく、それらの動きを中心部に伝播。  
ぴったりと合わさった乳房からは、依然として中の様子をうかがううことはできないが、  
女の鋭い嗅覚は雄の先走った臭いを敏感に捉える。  
女の股間が熱を持つ。  
自ら放たれる雌の臭いすらも愉悦としながら、女は上下運動を繰り返す。  
乳房に包まれた陰茎が姿は見えずとも、自身の熱と硬度を持って必死に自己主張している。  
それは雄特有の虚栄かもしれないが、その熱は女の喉に乾きを覚えさせる。  
愛おしい。女は純粋にそう思った。  
数時間前に仕留めた獲物を捕食した時と同じくらい愛おしかった。  
食欲も性欲も本能が望むものであり、女にとって両者に差異は微塵もない。  
だから喰らい尽くすまで女が止まることはない。  
男が我慢し続ければ、永久にこの行為は終わることなく続いていくだろう。  
腹が空いたら話は別だが。  
もっとも、女にとって食べきれない食料など存在しないのと同様に、程なくして男は果てた。  
脈打ち、吐き出される精が、合わせた乳房の内側で溜りを作る。  
全てを吐き出し終えてから、女はようやく外からの圧力を開放した。  
むせ返るような熱気と雄の臭い。放たれた精は滴り落ちることなく乳房に付着していた。  
そのゼリーのような粘性を持った白濁液をすくい、指ごと味わうかのようにしゃぶりつく。  
瞬間、口内に濃厚な雄の臭いが溢れ返り、鼻を刺激する。  
タンパク質の塊である精液は食事の面で肉と何も変わらないが、この臭いだけは肉では味わえないものだ。  
口の中なら消えてしまうのを惜しむように、何度も舌の上で転ばせながら、少しずつ少しずつ嚥下していく。  
と、精液を飲み下した女は気づく。これだけ濃厚な精を放ってなお男の陰茎に力が溢れていることを。  
骨すら残さず胃に収めるのが獲物に対する礼儀であり、それは性行為においても同様だ。  
未だに硬度を保ったままの陰茎を、今度は下の口で貪ろうと――  
 
 
「と、こんな段階を追ってオメエは仕込まれてだな」  
「敵に鎖で簀巻きにされて捕縛されているのに、何エロ妄想爆発させてるんですのこの馬鹿総長は!?」  
 

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