「ふう」
朝、浅間家浴場。
浅間は温泉に浸かっていた。
以前この事を直政たちに話したらブルジョア巫女なんて言われたが、
「み……、禊ぎです禊ぎっ。お勤めサイコー」
最後の発言はどうかと思うが、幸い浴場には自分一人しかいなく、ただ声が響くだけだった。
「さて、あと少ししたらあがりますか」
と、思いながら、浴槽の底に手を置いた時、何かに当たった。
「?」
不思議に思い、湯から拾いあげてみると、
「……石?」
手の平に収まるくらいの石だった。
「何でこんなものが……」
石を手に取り眺めていると、突然石が振るえだした。
「きゃっ」
思わず手を離し、石は再び湯の中に落ちた。
「な、何なんですか一体……」
警戒しつつ、落ちた石を拾おうと手を伸ばした、その時、
「え?きゃああっ!」
石から無数の触手が噴き出し、浅間の裸体に絡み付く。
「や、い、嫌っ!」
触手はあちこちに絡み付き、そこから各部を責めたてる。
「ん、あ、ああっ」
胸に絡んだ触手は、搾るように胸を締め、そこに別の触手が伸びてきて、突き立った乳首を責める。
「あ、ん、い、いやぁっ」
腿に絡んだ触手は、そこから臍と秘部を弄る。
「ちょ、こん、なのっ、てっ、んぁっ」
抗議の声を聞くわけもなく、触手の責めは激しく続けられ、最終的に浅間は果てた。
「おいおいどーしたよ浅間。朝から疲れた顔して」
「……何でもありません」
まさか朝から触手プレイに遭ったなどと言えるわけもなく。
「まあ、これでも見て元気だせよ」
そう言って差し出された箱には、
「ハイパー巫女大戦・触手編!このヒロイン黒髪巨乳でお前似だろ!」
無性に腹が立ったので、とりあえず馬鹿に一発ぶち込んでおいた。