「あのー、ガっちゃん? これは一体どういう状況かな?」
あれから帰宅するなり、マルゴットはナルゼに服を剥かれ、身体はベッドに寝かせられ、同じく衣服を脱いだナルゼに馬乗りにされていた。
「何って……さっきの話、忘れた?」
その言葉にマルゴットは冷や汗をかいた。
「あ、あはは……本気、だったんだ?」
「本気に決まってるじゃない。じゃなきゃ、こんな薬使わないわよ」
「薬……?」
視線をナルゼの手に向けると、何か液体の入った小瓶がある。
「じゃあ、始めるわよ」
そう言うと、ナルゼは顔を近づけ、
「……淋しかった分、埋めてあげるから」
ナルゼは手に持っていた小瓶の中身を口に含み、マルゴットに口移しで流しこんだ。
「んんっ、んっ」
「ん……」
空中でした時よりも長く、深いくちづけをする唇から溢れた液体が、マルゴットの頬をつたう。
「ん……んく、ぁ」
「ふぅ、ちゃんと、飲み込んだわね」
「ガっちゃん、薬ってまさか……」
マルゴットの問いにナルゼは怪しい笑みを浮かべ、答えた。
「媚薬。それもかなりヤバ……効くやつよ」
「……今、『ヤバい』って言いかけたね?」
「まあいいじゃない。――気持ちよく、してあげるんだから」
そういうと、ナルゼは首筋に唇を寄せた。
「ひぅっ」
「フフ、マルゴットの味……美味しい」
ナルゼは唇を這わせながら、首筋から鎖骨、胸へと順になぞっていく。
「あ、やっ、んぁっ」
「流石即効性ね……もう効いてきたのかしら」
悶えるマルゴットをよそに、ナルゼは谷間に顔を埋め、間の肌を舐める。
「ひやっ、が、ガっちゃん、なめちゃだめぇっ」
「ん……じゃあ、こっち」
そう言うと、ナルゼは谷間から顔を離し、乳房にしゃぶりついた。
「んあああっ」
「うわ、マルゴット、凄く張ってる……! ミルクでも出そうだわ!」
ナルゼは若干期待しつつ、硬くなった乳首を舌で転がし、吸った。
そしてもう片方の乳房を、空いている手で揉み始めた。
「ぅんっ、んぁっ、あぁっ」
片方を吸われ、片方を揉まれ、同時に責められる感覚にマルゴットは何も考えられなくなっていた。
「んあっ、あっ、あ、ん、んああぁぁっ!!」
マルゴットは、叫びと共に絶頂を迎えた。
「……マルゴット、もう、終わり?」
ナルゼが尋ねるが、返答はない。
「私も媚薬に口付けたんだから……一人でイかないでよ」
そう呟き、マルゴットの股に手を伸ばす。
「ふふ、マルゴットのここ、凄く濡れてるわ」
秘部に指を入れ、中を弄り始めると、マルゴットの身体が少し反応した。
「ん……」
「マルゴット」
名前を呼ぶと同時に、指を動かす。
「んぁ……」
「マルゴット」
動かす。
「ん……」
「マ・ル・ゴッ・ト」
今度は刻んで動かす。
「ん、んぁ……?」
「……起きた?」
問われたマルゴットは、ぼんやりした表情で、
「……ガっちゃん、何してんの?」
うわ緊張感ないわね。と、思いながら、ナルゼはマルゴットにくちづけをする。
「んん……ふぁ」
「ん……マルゴット」
「なにー?」
マルゴットは、ぼんやりとした表情で返事をした。
それを聞いたナルゼは、また軽くくちづけをし、
「一緒に……イクわよ」
「……うん」
マルゴットもまた、くちづけで答えた。
「ん……しょ」
ナルゼはマルゴットに完全に覆いかぶさるようになり、自分の秘部をマルゴットのに当てがう。
「んあ、ガっちゃん、ガっちゃんのっ、触れて、当たってるっ」
「マルゴット、私も、貴女のが当たってっ、い、いい感じっ」
マルゴットの上でナルゼが横に動く。
「んっ、んっ、ガっちゃん、む、むねっ」
「そうねっ、こっちも、当ててやろうかしらっ」
そういうとナルゼは、硬くなった自分の胸の先で、マルゴットの胸の先を弾いた。
「んあんっ」
「んあっ」
二人揃って喘ぐ。
「ふ、ふふ、中々の刺激ね」
「が、ガっちゃん、そろそろ―」
マルゴットの言葉に頷き、
「そうね、そろそろっ、ねっ」
ナルゼは腰の動きを早めた。
「んっ、んんっ、んぁっ」
「んんっ、マルゴットっ」
「んっ、ガっちゃんっ」
「んあぁぁっ!」
「ああぁぁぁっ!」
二人は同時に果てた。
―その後
「マルゴットー」
「何ー? ガっちゃん」
「次は……どんなネタでしたい?」
ナルゼの問いに、マルゴットは、
「ガっちゃんが相手なら何だっていいな」
そう、笑顔で答えた。