「はあー」  
三科・大は格納庫で武神を眺めていた。  
里見の武神、八房。それはとても珍しく、  
「滅多にお目にかかれないよね……」  
「飽きないかい?」  
八房を眺めていた大の後ろから、声がした。  
「義頼公」  
武神の持ち主、里見・義頼だった。  
「いやあ、こんな見事な武神見れるんですもん。飽きたらバチが当たるってもんです」  
そんな大の言葉に、義頼は軽く笑いながら、  
「なら、もっと近くで見せてあげようか」  
「え♪」  
その言葉に大は目を輝かせて振り向いた。  
 
「うわー、うわー、うわー♪」  
義頼に八房の背後にある整備用通路まで連れてこられた大は、歓喜の声をあげていた。  
「そんなにはしゃがずとも、八房は逃げないよ」  
「だって、だって! こんな貴重な武神このチャンス逃したらいつ見れますか!? ああ三科・大、生涯に悔いなし! 生きててよかった!」  
君まだ10代だろうに。そう思いながら、義頼は笑いを含んだ。  
「うわー、もちょっと近くで――うわ」  
手摺りから身を乗り出していた大がバランスを崩し、  
「危ない!!」  
「――っ!?」  
落ちそうになったが、気付いた義頼が手を掴み大を胸元まで引き寄せた。  
「整備班らしくないな」  
「あはは……すいません」  
胸元に引き寄せられたまま、大が謝る。  
「……ところで義頼公」  
「何かな」  
「そろそろ……離してもらえません?」  
大の言葉に、義頼は真逆の行動をとった。  
 
「義頼……公?」  
八房の裏側にある整備通路の上で、大は義頼に抱きしめられていた。  
「あ……の」  
「三科・大」  
不意に義頼が大の名前を呼ぶ。  
「武神が、八房が見たいんだろう?……じっくり見てるといい」  
義頼の言葉に何も返せぬまま、大は固まっていた。  
「よ、義頼こ……ひゃぁっ」  
不意に、大の首筋に義頼が口をつけた。  
「……いい声だ。もっと、良く鳴けるかな」  
言うと、義頼の右手は制服の隙間から中に入り、大の胸を弄る。  
「っやぁっ」  
「いいよ……さあ、もっと鳴こう」  
その言葉と同時に、右手が制服の中で暴れる。  
「いやっ」  
大福をこねるように大の胸を揉み続ける。  
「固くなってきたな……ここ」  
義頼は制服の中で固くなった乳首を押す。  
「んぁっ。お、押さないでぇっ」  
「……なら」  
と、義頼は手の動きを変え、指で乳首を挟み、  
「こうかな」  
「んあぁっ」  
つねった。  
「んあっ、ちょ、義頼公っ。つねるのもんぁっ」  
「……まあ、長々とするつもりはないので」  
「え?」  
その言葉に大が疑問を持つと、義頼の左手が太腿を撫で、指が滑り込む。  
「あっ」  
「……こんな事で授かってしまっては嫌だろうしね」  
そう言うと、義頼の指が秘部にゆっくりと侵入する。  
「あ、や……」  
「動かすよ」  
大の中で指が動き始める。  
「んっ、んぁ、んあっ」  
「さて、最後に一つ鳴いてもらおうか、な」  
そう言うと、義頼は指の動きを早め、大を責めたてる。  
「あっ、やっ、んっ、んあっ、ああぁぁぁっ!」  
格納庫に、大の鳴き声が響いた。  
 
「はぁ、はぁ……」  
義頼は、足元で果て横たわっている大に向け、一言、  
「……また、八房が見たくなったら、私に言うといい」  
そう言うと、その場から去っていった。  
「はぁ、はぁ……ん、また……?」  
大はこちらに背を向け立つ武神を見ながら、  
「ん……また、頼もう、かな」  
その顔には、僅かに笑みがあった。  
 

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