白の空間がある。  
蛍光灯の白い光に照らされるのは、白の素材で作られた壁に立ち並ぶロッカー。  
UCAT地下の更衣室だ。ここには現在4つの人影がある。  
一人は頭にゴーグルを掛けた、セミショートの少女。  
傍らにはG−sp2とマークされた白の機殻槍が置かれている。  
一人は長い黒髪をもつ少女。彼女の傍らには同じく白の機殻杖が置かれている。  
もう一人は長い金髪の背の高い少女。  
そして最後の一人は背が低く、肩までの金髪を持つ少女だ。  
4人の立つ前にあるロッカーのネームプレートにはそれぞれ、風見、新庄、飛場、サンダーソンとある。  
全員、着ていた白の装甲服を脱ぎ始めている。その中、セミショートの少女が口を開いた。  
「しかし美影もヒオもなかなか上手になってきたじゃない」  
「いえ、まだ私なんて……」  
「ん。ヒオ、ここはありがとうって言うところ」  
美影に言われ、ヒオは慌てて風見に言う。  
「ありがとうございます。風見さんの教え方が良かったからですの」  
風見は苦笑。  
「実際二人とも飲み込みが早いって。先輩として教えがいがあるわ」  
隣にいる新庄も言う。  
「そうだよ、ボクの時よりも上手にやれてると思うよ」  
褒められ、ヒオは頬を赤くした。  
「いえ、まだUCATの事はもとより、日本の事も解らない事が多いので、  
風見さん達には聞くことも多いと思いますから、これからもよろしくお願いします。」  
「UCATの一部についてはボクたちにも理解不能な輩は居るけどね……大城さんとか」  
そうかもしれない、と考えつつヒオは私服を着始める。  
「でも、本当にこちらに来てから、ヒオの知らなかった事がたくさんありますの。  
日本の風習なんかも、まだ良く分からない所がありますし……」  
「そうですのよヒオ。日本には覚えておくべき風習がたくさんあります」  
いきなり誰もいないはずの後ろから声がした。  
 
ヒオは身を震わせ後ろを向く。  
眼前に銀髪の女の顔が逆さにあった。  
「ひ、ひひゃあああ!!」  
思わず声を上げ、飛び退く。風見や新庄も同様の反応だ。  
何故か美影だけは全く動じていない。  
「せ、せせせせせ先生!?」  
「ディアナさん。コウモリですかあなたは……」  
風見が諦めた口調で呟く。  
見上げれば、ディアナは天井に足を付け、天地逆さに立っている。  
ヒオは率直な疑問を口にした。  
「あ、あの、先生……何で逆さなんですの?」  
「良い質問です、ヒオ。……登場にはインパクトが重要ですの」  
「つまりただ驚かせたいだけって事だよね……」  
新庄が、やはり諦めた口調で呟いた。  
「それよりもヒオ、先程も言ったとおり貴方はこれから覚えておかないといけない  
日本の風習が沢山あります。今日はこれからあなたに特別授業をしましょう」  
「特別授業……?」  
ヒオは首を傾げた。  
「そう、文化の違いで衝突する事は良くあります。  
あなたが原川君とそんな問題で衝突しないようにするための授業ですのよ?」  
ディアナの言葉にヒオは思考する。  
日本に来て一ヶ月あまり。確かに文化の違いに未だ戸惑うことは多々ある。  
その度に原川にフォローを入れてもらっているが、  
……原川さんに迷惑を掛けないに越したことはありません。  
頷き、ディアナに向き合う。  
「先生、ヒオ、その授業をうけますの」  
「では、日本の諺に善は急げといいますし」  
いきなり逆さのディアナに抱え上げられる。  
「あ、あの、先生?」  
「それでは行きますのよ」  
ディアナが急加速で発進した。上下逆さにディアナが駆け抜ける。  
「きゃああああぁぁぁ……!!」  
その速度に、周囲の空気が風となる。  
数瞬の後には、もうディアナとヒオの姿はない。  
「……何だったの?」  
風の消えた後には呆然とした風見の問いが響いた。  
 
原川はアパートの自室へ向かって歩いていた。既に空は暗く、夜の時間を示している。  
丸一日アルバイトだったため、さすがに疲れが溜まっている。  
「ヒオはUCATへ訓練だったか」  
時間的にはもう帰ってきているだろう。  
ヒオはUCATの面々とも良く馴染んできている。  
一部金髪美少女の盗撮を行おうとする輩はいるが、大抵は風見やオドー達が対処してくれる。  
その事に対する問題が有るとすれば。  
……その場で行われる公開処刑に汚染されなければ良いが。  
彼女が全竜交渉部隊菌に感染した場合、自分にまで感染する恐れがある。  
自分が佐山や出雲の様になった姿を想像し、原川の背筋に悪寒が走った。  
くれぐれも気をつけなければ、と心に刻み込んでいると自室のドアの前に到着する。  
ドアノブに手を掛ければ、やはり既に鍵は開けられている。  
ドアを開いた。  
「……今帰った」  
即座に同居人の声が帰ってくる。  
「おかえりなさいませー」  
こちらに駆けてくる足音が聞こえる。  
玄関に彼女の姿が現れる。  
そして原川の思考は停止した。  
 
何とか思考を復帰し、原川は状況を整理する。  
今居るのは自宅だ、OK。自分は帰宅してきた、OK。ヒオが玄関へ出迎えに来た、OK。  
自分の思考を停止させた原因は目の前の彼女にある、OK。  
原因を追及するために原川は疑問を口にする。  
「……その格好は何だ、ヒオ・サンダーソン」  
現在のヒオの服装は明らかに異常だった。  
彼女は今、エプロン姿だ。  
そしてエプロン以外、彼女の身体には全て肌の色がある。  
彼女は今、エプロン以外何も着ていない。  
「裸エプロンですの、原川さん。」  
彼女はそう答え、笑顔で続ける。  
「原川さん。御飯にしますか?御風呂にしますか?……それともヒオにしますか?」  
原川は目の前の異常に自分の許容範囲の限界を感じた。  
限界を超える前に異常を排除するべく、反射的に原川はヒオを抱え上げる。  
手に彼女の肌の感触が来るが無視。  
「や、きゃっ、原川さんっ!まさかいきなりヒオからですの!?」  
言葉も無視し、ドアを開けて放り出そうとする。だが、ドアノブを回したところで動きを止めた。  
万一ほぼ全裸少女を放り出す姿を近所に見られた場合どうなるか。  
……明日からここで生活できないな……!  
現在の状況解決と自分のこれからの生活を天秤にかけ、寸前で思いとどまりヒオを降ろす。  
脱力。一気に疲れが来た。  
ヒオが首を傾げ、こちらの顔を見上げる。  
「あ、あの……原川さん?」  
もはや、彼女の服装に指摘を入れる気力も無い。  
吐息。一拍の間をおく。  
「……風呂にする。話は後だ」  
疲労を感じさせる声で原川は言った。  
 
ヒオはキッチンに立っていた。服装はエプロンのみ。  
足下には紙袋が置かれている。  
「どうして原川さん……」  
ヒオはディアナに教わったことの一つを思い出す。  
……日本の風呂では女性が男性の背中を自分の身体で洗うと。  
恥を忍んで入浴中の原川の元へ行ったが、即座に風呂場から放り出された。  
「ヒオ、何か間違ってたんでしょうか?」  
けど、とヒオは続ける。  
「……先生は全部実行したら絶対原川さんに喜ばれるって言ってましたよね」  
自分の行動に喜ぶ原川を想像した。  
想像の中の原川は滅多に見せない笑顔で自分を抱きしめキスまでしていた。  
数秒でヒオの頬が緩んだ。頬に両手を当て、頭を左右に振る。  
両手を胸の前に持ってきて握り、呟いた。  
「先生。ヒオ、頑張ります……!」  
決意新たに調理台を見る。  
ボール、ハンドミキサー等の調理器具と共に、ホイップクリームやパックされた苺が置かれている。  
「後は先生から戴いたこれを……」  
ヒオが一本のボトルを足下の紙袋から取り出し調理台の上に追加する。  
「これで準備は整いましたね。……始めましょう」  
言って、ヒオはハンドミキサーに手を伸ばした。  
 
原川は寝間着に着替え、風呂場から出る。  
入浴中に乱入者があったものの、多少疲れは取れてきた。  
これからするべき事を思考する。  
……ヒオを問いつめなければな。  
普段のヒオなら、先程の玄関での様な奇言と奇行はしない。  
原因として考えられるのは、UCATの異常な面々に騙されたか、あるいは。  
――全竜交渉部隊菌に冒されたか、だな。  
万一後者の場合は隔離が必要だ。  
速やかにヒオから原因を聞き出だそう、と決意してキッチンへ向かう。  
「ヒオ・サンダーソン、話が――」  
ある、と言おうとして、しかしできなかった。  
目の前でヒオは調理台に仰向けに、原川に対して左を頭に寝転んでいる。  
「あ、原川さん」  
どこか間延びしている声でヒオが呼びかけてきた。  
彼女の身体には先程まで身を包んでいたエプロンが無い。  
代わりに、彼女には白と赤の色が乗っている。  
白の色は、ケーキの飾り付けに使う絞り袋を使って盛りつけられたクリーム。  
赤の色は、彼女の胸の先端辺りに置かれた苺だ。  
「――何のつもりだ?」  
「ケーキですの。ヒオ、美味しそうですか?」  
異常な発言を返された。  
ヒオの顔を見れば、頬は朱に染まり、目はどこか眠そうな光を持っている。  
明らかに異常で危険だと原川は判断。  
このまま無視して寝ようかとも考える。  
……だが、このまま放っておけば異常は増大必須だな。  
ここで止めておこう、と彼女に近づく。  
問いつめるように彼女の顔にこちらの顔を近づけ、  
「聞け、ヒオ・サンダーソ――」  
彼女に唇を押し付けられた。  
 
「―――」  
ヒオの舌が積極的な動きで原川の口腔内に侵入する。  
同時に、彼女の口から甘い液体を流し込まれた。  
「――!」  
唾液に混じって甘い味を舌に伝えるそれは。  
……酒か?  
判断したときには既に喉を通過し、身体の中へ入る。  
後退し、唇を離した。手を当てて唇を拭う。  
「っ!」  
突如、視界が歪んだ。  
……何だ?  
それが先程の液体による酔いだと気付くのに数秒。  
その間に原川の身体は熱を帯び、息が荒くなる。  
「――ヒオ、一体何を飲ませた?」  
あまりにも酔いが早すぎる。  
彼女もこちらと同じ状態なのだろう。熱を帯びた声で答える。  
「先生から戴いた特製のブランデーですの。ケーキに良く合うそうで。  
――原川さん、ヒオをお召し上がり下さい。」  
ヒオのその一言で、原川はこの一件の黒幕を理解する。  
だが、既に抜け出すことは出来ない。  
既に熱は理性を麻痺させている。  
流されつつある意識で原川は呟いた。  
「――魔女にハメられたな……」  
 
原川が唇を重ねてきた。  
「ん――」  
重ねられた唇に、ヒオは求めるように舌を伸ばした。  
それに対し、彼が舌を絡めてくる。  
相手を味わうように、ゆっくりとお互いの舌が動いていく。  
数分という時間をおいて、二人の唇が離れた。  
原川の顔が下へ移動し、首筋へ舌が這う。  
「ひゃ……!」  
思わず身をひねるが、彼は無視して舌を這わせる。  
そのまま移動し、胴体へ。盛られたクリームが舐め取られていく。  
暖かい舌が這った部分に来る外気の冷たさがくすぐったい様な感触を与えてきた。  
「ふぁ……や……。あの、原川さん……美味しいですか?」  
「……甘いな、砂糖入れすぎだ。」  
ひど、と声を上げるヒオの胸へ彼は舌を這わせていく。  
鼓動が高まり、彼に気付かれないかと言う心配まで生じた。  
舌が先端部、苺の置いてある部分へ達すると、原川が舌を離す。  
「あ……原川さん?――ひあっ!?」  
胸の先端部を苺ごと原川がくわえ込んだ。強すぎる刺激に意識が一瞬飛ぶ。  
「やっ!か、噛まないでくださいっ!」  
こちらの声を聞いたのか、先端部から歯が離れた。  
しかし一息の後、彼の舌が先端部転がす様に弄ぶ。  
「ん、やあ……」  
その行為は確実にヒオに快感を与えていく。ヒオが吐く息の熱が増し、頬の色も更に朱を増す。  
体温が上がり、背中に当たる調理台の冷たさが強調された。  
自分の胸を弄び続ける原川に、ヒオは一つの質問を投げかける。  
「あの、原川さん……。ヒオの胸、どうでしょうか?」  
「魅力無く、非常に平坦だな」  
「ひど……」  
だが、と原川は続ける。  
「俺がこんな事をするのは、君に対してだけだ」  
「え……?」  
聞き返すが、原川は無視。  
再びヒオの身体に舌を這わせていく。  
 
舌がヒオの胸から腹へと、クリームを舐め取りながら下がっていく。  
通った後は肌色の線となり、どう動いたかが示される。  
その行為は下腹部まで達すると、一端動きを止めた。  
ヒオが首を下に向ければ、原川がこちらの脚の間に手を差し込んできている。  
「あの、何を……きゃっ!?」  
脚が開かれ、脚の付け根、秘所が原川の前にさらされた。  
その事実にヒオの鼓動は激しくなり、顔だけでなく首まで朱に染まる。  
「やぁ……!原川さん、見ないで――」  
「無理だな。今現在目の前に思いっきり展開されている」  
彼の言葉に両手で顔を覆い、目を逸らす。  
が、いきなり脚の付け根から強い刺激が来た。  
ヒオの身体が跳ね上がる。  
「ひゃうっ!?」  
手を外し視線を戻せば、原川が秘部に顔をつけている。  
再び刺激が来た。擦られるようなその感触は、  
「や、な、舐めちゃ嫌で、やあっ!駄目ですのー!」  
こちらの言葉を無視し、原川は舐める行為を続ける。  
ヒオは耐えるように口元に手を当て、しかし逃れようとはしない。  
「は、あ……んっ……」  
やがて、その行為に小さな水音が加わる。  
「濡れてきてるな」  
「んっ、や、言わないで、くださいっ……!」  
ヒオは再び顔を手で覆おうとする。  
しかしその行為は、更に強い刺激に阻まれた。  
「きゃぅ!?」  
それまで舌が這っていた部分の上、ヒオの最も敏感な突起が刺激される。  
意識が霞む程の刺激に、ヒオは抵抗の声を上げる。  
「やあっ、そこは、そこは駄目ですの――!!」  
しかし原川は止めず、更に刺激を加えてくる。  
その度にヒオは身体を反らせ、よじる。  
「ひ、あっ、原川さん……やあっ……ヒオ、もう……」  
何かを求めるように原川に対し声をかける。  
その声に対し原川は答えるように、一段と強く突起を舌でつついた。  
ヒオは絶頂へと達っした。  
「や、原川さ、あああああああああああああ――!!」  
ヒオの身体が痙攣するように跳ねた。  
腰を天井へ突き上げるように身を反らせ、硬直する。  
しかし直後に硬直は解け、背が調理台の上へと戻る。  
「は、あぁ……」  
全身が弛緩し、力が出ない。ただ、息を整えるために胸が上下する。  
 
息を整えたヒオが、ゆっくりと上体を起こした。  
まだ胸に残っていたクリームが、腹へと滑っていく。  
「あ……原川さん……」  
原川が何を言うべきか迷っていると、彼女は原川に顔を向かい合わせ、言った。  
「原川さんばかり、ずるいです……」  
「おい」  
ヒオが調理台から降りる。  
「今度はヒオが原川さんに、その、……しますの」  
「待てヒオ」  
彼女は待たず、床に膝立ち状態で原川のズボンに手を掛ける。  
ファスナーが一気に下げられた。  
「あ……原川さん……こんなに……」  
ヒオがズボンの中に手を差し込み、男根を取り出す。  
それは既にヒオの手に余る大きさまで膨らんでいた。  
彼女がそれを軽く手で擦ると、原川の口から小さく声が漏れる。  
「――っ!」  
「……ふふ、原川さん、気持ちいいですの?」  
原川は答えない。  
不意に、ヒオが手を、己の腹へとやる。  
起きあがったために滑り落ち、腹部へと固まっているクリームを指ですくい取った。  
指を口へと持って行き、舐める。  
「ん……ヒオは甘すぎないと思いますけど」  
言って、もう一度指ですくい取った。  
彼女はそれを再び顔の前へ持ってくると、今度は原川の男根へとおもむろに塗りつける。  
クリームの柔らかな感触と温度に、原川は身を震わせた。  
「っ……ヒオ、何を」  
「原川さんと同じ事ですの」  
ヒオが男根に、それに付いたクリームを舐め取る動きで舌を這わせた。  
「くっ――!」  
 
指でクリームを男根に塗りつけ、それを舐め取る。  
その動きをヒオは繰り返していく。  
白く甘いクリームとその下の原川を舐め、味わうようにゆっくりと嚥下する。  
「……は、ん……、原川さん、どうでしょうか?」  
「………」  
原川は耐えるように無言のまま。  
しかし不意に、頭の上に彼の手が置かれた。彼の手が、ヒオの頭を撫でる。  
その行為にヒオは目を細め、舐める事を続けた。  
「ん……、ちゅ……、は……」  
ヒオの舌が原川から離れた。代わりに、握るように男根へと手を添える。  
「……ヒオ」  
「あの、ヒオのお胸、やっぱり大きいとは言えませんけど、こういう事も出来ますのよ」  
言って、ヒオは男根の先端を、自分の胸の先端へと擦りつけた。  
「っ!?」  
「んっ……」  
原川が声を上げた。  
ヒオ自身も、胸から伝わる感触と自分がしている行為に、息を荒げる。  
硬さを増す胸の先端に、何度も擦りつけていく。  
その度に手の中で脈動し、男根は熱を増した。  
「ん……っ……!気持ちよく……なってますの?」  
原川はやはり答えない。  
だが顔を見れば、何かを耐えている表情が読み取れる。  
ヒオはその表情を見て、擦りつける速度を一気に上げた。  
耐えきれず原川が身を震わせる。  
「ぐ……くうっ!!」  
男根の先端から、白濁した液体が発射された。  
 
白濁液が、ヒオの胸へとかかる。  
それはすぐに、彼女の胸に残っていたクリームの白と混ざり合った。  
「は……」  
原川は息を整え、ヒオの方を見る。  
ヒオは軽く笑みを浮かべ、胸に手を添えた。  
「あ、と……」  
白濁液とクリームの混ざったものを彼女は手ですくい取る。  
「原川さんの……」  
ヒオが手に付いた混合物を一気に舐めた。  
原川が動く間無く、ヒオの喉が動く。  
「おい……」  
「……は、美味しいですのよ……?」  
ヒオが顔を朱に染めつつ、恍惚とした笑みを見せた。  
その笑みに、原川の鼓動は高まる。  
原川は、彼女へと手を伸ばす。  
「ヒオ……」  
「あ……、原川さん……その……」  
ヒオの腕を掴み、調理台へと手をつかせた。  
彼女がこちらに尻を向け、上半身を調理台へと倒す姿勢となる。  
「う、後ろからですの……?」  
「床だと腰や背を痛めるからな」  
彼女の秘所へ、男根をあてがう。  
一息。そして一言だけ言う。  
「挿れるぞ」  
「あ……はい……」  
ゆっくりと彼女へ、挿入していく。  
 
膣内へと入っていく男根に、ヒオが声を上げる。  
「ふ……あっ……!」  
全てがヒオの中へ収まると、彼女は時間を掛けて息を吐いた。  
「は……、ヒオの中に、入っているんですの……?」  
彼女の膣内で、男根はきつく締め付けられる。  
原川は彼女の腰へ手を当て、掴んだ。  
「ヒオ、動くぞ」  
「あ……原川さん、どうぞ……」  
ゆっくりと、腰を引き、再び突き込む。  
その度に締め付けが強くなり、快感を増した。  
「やぁ、ふあっ……!」  
少しづつ、原川は速度を上げていく。  
同時に、腰を掴んでいた手を彼女の胸へと回し、先端部を摘む。  
それだけで、ヒオの声が一段と高くなった。  
「やあっ!?そこは……」  
支えを失った彼女の身体が、激しく揺さぶられる。  
原川は突き込む行為と同時進行で、彼女の胸を揉むように手を動かす。  
男根を締め付ける力が更に強くなり、すぐにでも果てそうになる。  
「ひゃうっ……!ぁん……は、原川さぁん……!」  
ヒオの口から甘い声が漏れ、自ら腰を動かしてきた。  
「っ!くっ……!」  
彼女の動きに合わせ、更に深く突くように腰を動かす。  
原川も彼女も、限界が近い。  
「う……、く……っ、ヒオ……」  
「ぁ……はい、原川さん……来て下さい……っ!」  
彼女の答えに、原川は一段と速く、強く彼女へと突き込んだ。  
その一撃で、どちらも限界に達する。  
「くあっ……!」  
「ふあっ、あ、あああ――っ!!」  
彼女の奥で、熱が弾ける。  
急激に広がる熱に、ヒオは身を反らせ、震わせる。  
原川は、彼女を背から抱くようにして、余韻を楽しんだ。  
調理台へ伏せている彼女の顔を、横へ向ける。  
「原川さん……」  
彼女は笑みをたたえ、原川へと顔を突き出した。  
「ヒオ……」  
原川は苦笑を浮かべ、彼女の唇へと、己の唇を重ねた。  
 
 
新庄が佐山と共にUCATの建物へ入ると、目の前に紙の山があった。  
紙の山の前で、ヒオが困った顔でおろおろしている。  
「どうしたの、ヒオ。ってかこの紙の山は何?」  
ヒオが振り向き、困り顔で説明を開始した。  
「あ、原川さんが、その、先生を見つけて、ちょっと、文句を言おうとしたんですの。  
そしたらいきなり原川さんの頭上から紙が降ってきて、  
――埋もれちゃった原川さんが、起きあがってきませんの。」  
ヒオの言葉を聞き、隣の佐山が紙の山を見る。  
「問題はないヒオ君。この紙には『一枚1キロ。甘いですのよ』と書かれているね。  
ざっと見たところ200枚、つまり200キロの重圧の下に原川はいるわけだ。  
――非常にわかりやすい事実だね。」  
「そ、それじゃ原川君が潰れちゃうよっ!佐山君、何とかしよう」  
ふむ、と佐山はあごに手を当て数秒。  
「火を付けてみるというのはどうかねヒオ君。中の原川にも焼きが入って正に一石二鳥。」  
「は、原川さんがウェルダンになってしまいますのっ!」  
「好き勝手言ってるんじゃねえ――!!」  
ヒオの叫びと共に紙の山から声が響く。  
新庄が紙の山へ視線を戻せば、原川が這い出そうとしているのが見えた。  
原川はサングラスを上げ、佐山を睨んでいった。  
「佐山、アンタに言っておきたいことがある」  
「ふむ、残念だが後ろを見たまえ」  
原川が首を回して、背後の紙の山を見る。  
その動きに紙の山が一気に崩れた。  
珍しい原川の悲鳴がロビーに響く。  
 

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