三方ヶ原を終え、傷ついた武蔵を専用浮遊ドッグである有明が包み込んでいく。
その周囲を囲んでいるのは奥州の長寿族、藤原氏の一族や古くは蝦夷(えみし)と呼ばれた諸部族達の隠れ里を構成する旧式の飛行船団である。
義経の根回しを含め数多くの助けを以てここまで辿り着いた武蔵の人々は、
武蔵を戦闘用に改修、基盤の修繕を行いながら溜まりに溜まった疲れや燻りを鎮める必要があった。
古来より奥州の地は温泉の名所が多い。
無論隠れ里を構成する航空艦の幾つかは温泉艦と成っているという
武蔵住人はこれに喜びまさに温泉漬けと言える日々を過ごした
数日後、メアリは温泉巡りのさなかに見つけたひとつの湯治施設にちょっとした悪戯心を刺激された
そう、夫たる人物のすべてをじっくり見、確かめるために相応しい場所だったのだ
『家族風呂:家族水入らずな一時を』
点蔵はもげるのか!?それとも剥けるのか!?
いずれにせよけしからんので続きは4巻発売頃まで寝かしとく