――なにも…なにもわかってないくせに……  
子供の頃、助けてくれたおじさんは大きな胸になんて目もくれないんですよ?  
人が一大決心をして前かがみになって谷間を大胆に覗かせても、  
二人きりの時に空調の温度設定を高めにして「あ、暑いですね〜」って汗の浮いた胸元を下敷きで仰いでも、  
やおら視線を逸らして背中まで向けて前かがみになって背中を小刻みに震わせて、どんなに声をかけても私の方を向いてくれなくなっちゃうんですよ!?  
 
……昔のように小さくなりたい。  
 
せめてこの胸がしぼんでしまえば、おじさんだって「かわいいかわいい」撫で回してさすって捏ねて吸ってくれたりするかもしれないのにィ!  
え、なに、幼女嗜好? それが何だって言うんですか、おじさんが、総長が幼い娘が好きだっておっしゃるなら、武蔵の副会長のように私だって胸の二つや三つ…!  
 
 

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