「ぅ…こ、こう、か…?」
義康は仰向けになって、その場に寝そべった。両手を軽く握った状態で手首を曲げて構える、
いわゆる、わんこのようなポーズのオマケ付きだった。
真面目な彼女の人生において、決してする機会のない、恥としか言い様のない仕草だが、
それが侮辱を強要するものではなく、むしろ自身の可愛らしさを引き出す為の行為と言われ、
困惑と羞恥、若干の歓喜の感情が混ざっているのが感じられる。
「お、おい、何をじっと見ている!何か、その、反応をしないか…!」
彼女からすれば、ここまでしたんだから、何某かの感想を求めたのだろうが、
こちらの股間の村雨丸はとっくに反応しっぱなしである。
そんな目線で見れば、視線は自ずと、武神乗りとして鍛えた彼女の、引き締まった腹筋や、
無駄が全く無さすぎる胸板や、すらりと伸びたあんよ(脚、とは呼びにくい)に向けられる。
あぁ、そう言えば折角服従のポーズをしているのだから、そのお腹を撫で回してやろう。
その方がきっと、確実に、絶対、わんこも喜ぶというものだ――。
「うひゃあっ!?ま、ちょ、こら!いきなり何を、す…んっ!?」
撫でる。スーツの滑らかな感触と、温かさを感じる。少し力をこめれば、確かな弾力が返ってくる。
引き締まった腹筋の上を周回した後、上へ参ります。
肋骨の硬さと、控えめな胸筋(乳房とは呼びにくい)の柔らかさを味わう。
「ど、どさくさに紛れてドコを触っているッ!?」
慌てて胸を抑えようとするので、反対の手でがら空きの太ももを撫でる。腹筋と同じく、引き締まった感触だが、
腹筋よりも柔らかく、ボリュームもあり、何よりもスーツ越しではない、生!生の感触が!!
「ひゃっ…!?お、お前、いい加減に…ふぁぅっ!?」
縮こまって防御しようとするが、すでに密着している今は逆効果だ。
手や脚で押さえ込んでしまっては、余計に深く密着することとなり、特に脚側でそんな事をすれば、
敏感な内股を、手の平と手の甲の両方で擦られるわけで、あぁ気持ちいい。
こちらの股間の八房は完全起動。最早擦るだけでは飽き足らず、太ももや胸を揉み始める。
内股に挟まれた手は、そのまま、熱く、湿り気を帯びてきた場所へ伸びて――