「うー、タルト、タルト……」  
今、苺タルトを求めて得られず落ち込んでいる私は、教導院に通うごく一般的な女の子。  
強いて違うところをあげるとすれば、女に興味があるってことかしら──名前はマルガ・ナルゼ。  
そんなわけで、居住区にある寮の自室へ帰ってきたのよ。  
 
部屋に入ると、中に一人の若い女の墜天が座っていたわ。  
──ウホッ、いい墜天……!  
そう思っていると、突然その女は私の見ている目の前で、苺タルトを取り出したのよ……!  
 
「たべないか」  
 
そういえば、ここ数年は誰かにタルトを準備してもらう事なんてなかった。  
こういう攻撃に弱い私は、誘われるままホイホイとベッドに連れ込まれちゃったのよ。  
 
彼女──ちょっと天然っぽい黒魔女で、マルゴット・ナイトという名前だった。  
百合セックスもやり慣れてるらしく、ベッドに入るなり私は素裸に剥かれてしまったの。  
 
「良かったの、ホイホイ従って? ナイちゃんはノンケだって構わず食べちゃう人間だよ?」  
「こんな事初めてだけどいいの……。私、あなたみたいな人好きだから……」  
「うれしい事言ってくれるなー。それじゃあ、とことん悦ばせてあげるからね?」  
 
言葉通りに彼女は素晴らしいテクニシャンだったわ。  
私はというと、性器に与えられる快感の波に、身を震わせて悶えていたの。  
しかし、その時予期せぬ出来事が……。  
 
「あ、やだ、お腹鳴った……」  
「ん? そんなにお腹空いてたの?」  
「違うの、タルト売ってなかったから他のものも食べる気しなくて……」  
「そう……。ああ、いいこと思いついた。お互いのここにタルトの具仕込んで食べさせっこしよ?」  
「えーっ!? この中になの?」  
「女は度胸! 何でも試してみるんだよ。きっといい気持ちだよ? ほら、遠慮しないで入れてみて」  
 
彼女はそう言うと、素肌にまとったショーツを脱ぎ捨て、柔らかそうな尻を私の前に突き出した。  
自分のあそこに入れたものを食べさせるなんて、なんて人なんだろう……。  
しかし、彼女の白く豊かなヒップを見ているうちに、そんな変態じみたことを試してみたい欲望が……。  
 
「は……入ったわ……」  
「ああ……。つぎは食べさせっこだよ……」  
「それじゃ、いただきます……」  
「いいよ……。お腹の中に舌が入ってくるのが分かる……。こっちもしっかり食べてあげないとね?」  
「くうっ! き、気持ちいい……ああーっ!!」  
 
この初めての経験は、オナニーでは知ることの無かった絶頂感を私にもたらしたわ。  
あまりに激しい快感に、私は甘味と唾液の海であっけなく果ててしまったの。  
 
「このぶんだと、そうとう我慢してたみたいだね? お腹の中がトロトロだよ?」  
「はぁ、はぁ……」  
「どうしたの?」  
「あんまり気持ちよくて……。こんなことしたの初めてだから……」  
「だろうね、ナイちゃんも初めてだよ? ──ところでナイちゃんの胸を見て。これをどう思う?」  
「すごく……大きいわ……」  
「大きいのはいいからさ。このままじゃ収まりがつかないんだよね」  
「あっ……」  
「今度はこっちの番だよ?」  
「ああっ!」  
 
互いの胸の先端が当たるようにしながら、彼女は私の片足を抱えて性器同士を激しく擦り合わせてきたわ。  
 
「いいよ……。良く濡れてて吸い付いてくる……」  
「ほ、欲しい……!」  
「なあに? 今イったばかりなのにまだ欲しいっていうの? 精力絶倫なんだね」  
「ちっ、違うの……!」  
 
「なに、今度は飲み物ぉ!? ナイちゃんのことオートベンダーと間違えてない?」  
「ご、ごめんなさい……」  
「しょうがないなあ。いいよいいよ、ナイちゃんがツバ出してあげるから、そのまま飲んで?  
 唾液まみれにしてやりまくるのもいいかも知れないしね?」  
「えーっ!?」  
 
──とそんな訳で、私の初めての百合体験は責められっぱなしな結果に終わったのよ……。  
 
 
 
金マル『……って没ネームを発見したんだけど、ぶっちゃけガっちゃんはどこを目指してるの?』  
● 画『ち、違うのよ!? それはあくまでネタとして原典に近づけただけで……』  
金マル『なんだそっか。過去再現度が7割超えてたから、てっきりこういう事もしたかったのなって』  
約全員『ドキュメント率高いなオイ!』  
 
 
〜ネタ投下終了〜  
 

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