とある晴れた日、武蔵アリアダスト教導院の空き教室。  
 銀髪の少女が一糸まとわぬ姿の、肩に大きな傷のある少年の股間にかしづき、怒張したものを頬ばっている。  
「んむっ……んむ……どうですか、ホライゾンの……口淫は……っ、んむ」  
「っ、ぅぐ……あ、あぁ……いい、ぜ……ホライゾン……」  
 ホライゾンの唾液にまみれた一物はゴッドモザイク無しの無修正。  
 若々しい少年のモノが、自動人形の少女の舌に弄ばれてびくびくと脈打っている。  
「けど、よぉ……なんで急にこんなこと始めたんだ? 俺のが溜まったらいつでもどこでも、なんて……」  
「Jud. トーリ様が衣服を着用されていると脱ぐ手間がありますが、ゼンーラになっていればモザイクを解除していただくだけで即座に処理可能だと判断できるからです」  
「いや、そういう事聞いてるんじゃ……んっ、無しに……」  
 トーリが苦しげな呻きをもらして身をよじる。視線を落とすと、怒張したモノを口いっぱいに含む思い人のいやらしい顔が映る。日頃はクールで、平然と茶をすする口が唾液まみれで舌を躍らせて自身のモノに奉仕している様子に、トーリは激しい昂奮を覚えた。  
「う、うぐっ……すげぇ、いいよ、ホライゾンっ……」  
「トーリ様の、モノが、むぐ、膨張しています……絶頂が、んぐ、近いと、判断……できます」  
 そしてホライゾンが口の奥までトーリのものを含み、激しく唇を使って扱く。ソレ全体を包む強烈な刺激に、トーリの裸身が激しく強張った。  
「うっ、ヤベぇ……ホライゾン、出るっ……!」  
「っ! んぐ――んく……っ」  
 裸身が激しく痙攣し、武蔵の姫の口腔いっぱいに力強く吐精する。ホライゾンは、苦しげに眉をひそめながらも、ごくりごくりと音を立てて白濁を飲み込んだ。  
「はぁ、はぁ……っ」  
「……どうやら処理はつつがなく終わったと判断できます」  
 脱力してへたり込むトーリを見下ろして、ホライゾンは口のまわりをハンカチで拭う。  
 そしてほのかに頬を紅潮させたまま、  
「ではホライゾンはこれにて失礼します。誰か来る前にゴッドモザイクを再起動しておくことをお勧めいたします」  
 それだけ言って、さっさと出ていってしまう。後には、全裸の武蔵総長が残されているばかりだ。  
「……全くホライゾンの奴、俺にも何かやらせろっての」  
 くたりと力を失って垂れ下がる一物を見下ろし、トーリは苦笑する。  
 好きな人に口でされるという至福を味わいながらも、彼はまだ満足などしていない。  
「次こそ生本番イッてやるからな。待ってろよ、ホライゾン!」  
 ゴッドモザイクもかけないまま机に片足を乗せ、拳を突き出して力強く宣言するトーリであった。その数秒後に浅間や正純らの面々が何も知らずに入室し、阿鼻叫喚の大騒ぎになるのはまた別の話。  
 
 (おわり)  
 

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