昼下がりの武蔵、薄暗い長屋の部屋の中で金と黒の影が絡み合う。
金の魔女は黒の髪をその胸に抱き、掻いた汗に蒸れる部屋の中、貫かれる度に伝わるその感覚を受け止める。
必死に腰を振る黒に笑みを深めると、腕に力を籠め一層強く愛しい者をその豊満な双丘に掻き抱く。
周知か昂ぶりか、赤みを増すその顔に唇を寄せ、耳を食む様に囁きかける。
「ガっちゃん、どう?ナイちゃんのオパイ気持ちいい?それとも貫かれる方がいい?」
「――――!―――――!?」
「Jud.Jud. そっかあ。息ができないような状態で内臓引きずり出されるぐらいにめちゃくちゃに貫かれて、
顔を真っ赤にしちゃうぐらい嬉しいんだあ、ガっちゃんって本当に変態だねえ。」
ベットの上、四つん這いになって顔を胸に埋められ、後ろから男に貫かれる白魔女に黒魔女が目を細める。
ナルゼの腕ほどもありそうな剛直でひたすらに恋人を貫く黒髪の男に顔を向ける。
「余も災難だねえ。ミリアムに叩き出されちゃったんだっけ。」
「Ju,Jud. 夜中にお茶を飲んでたらズボンにこぼしちゃって、火傷しかけてたから下着まで脱いだ所で。
騒がしかったからかミリアムが目を覚ましたと思ったら、急に真っ赤になって突き飛ばされちゃって。
「どうしたのミリアム!?このままじゃ大変だから早く中に入らせてよ!」
「そ、そんなの挿入るわけないでしょ!?誰が挿入らせるか!大体こういうのは手順ってのが・・・」って。
何か気に障るようなことしちゃったのかな。」
「……あー、うん。ミリアムのところに戻らないの?」
「Jud. やっぱりこういうことは何が原因なのか自分ではっきりさせないと。
意味も分からず謝ったって駄目だと思うから。」
真剣な顔で頷く東だがその間もナルゼを貫く腰の動きは衰えない。
そろそろ限界が近いのか、もがきながらも涙目で見上げてくる恋人の姿にマルゴットの背中に言い知れぬ快感が走る。
「んっ、それより、部屋に泊めてもらってるのはありがたいけど、お礼ってその、は、本当にこんなことでいいの?」
「Jud.Jud. 精液は黒魔術の触媒として優秀だから。余のは流体がたっぷりだし使わない分は見下し魔山に高く売れるしねえ。」
「あ、も、もう」
「いいよー。外に出すと集めるのが大変だから、ガっちゃんの膣中に出しちゃってね。」
「――――――ッ!!?」
東が達すると同時、ナルゼの背の六枚翼が張り詰めるように震える。
東が完全に出し切ったところで、酸欠のために焦点の合わない目をしたナルゼを放すと、壁にもたれかからせる。
せっかくの触媒が零れないうちにと、開きっぱなしのナルゼの秘部にビンを突っ込む。
吸引と保存の魔術をかけさせたワンカップだ。おまけで振動機能もつけておいた。
向かいで荒い息をつく東だが、幼い顔つきの主に似合わぬその剛直は未だ天を仰いでいる。
ナルゼが虚ろな目ながらもこちらを見ていることを確認しつつ、マルゴットは東ににじり寄る。
「じゃあ、続けて二本目もいこっかあ。」
「え、ちょ、ちょっと休憩を」
「だーめ。 疲れてるならナイちゃんがしたゲルから。」
「ええと、その、」
「Jud.― ほら、ここに仰向けになって。」
マルゴットは、その反り立つモノが丁度ナルゼの正面に来るように東を寝かせる。
改めて見るとやはり迫力だ。先ほどまで自分の可愛い恋人がこんなもので中を掻き回されていたのかと思うとますます愛しくなる。
マルゴットはその怒張を胸に挟むと、絡み付いたナルゼのやら東のやらを潤滑剤代わりにしごき始める。
「ナイト、くん……これ、…すご、いっ」
「おお、やっぱり収まりきらないねえ。」
はみ出した頭を舌や口で責めながら、胸のストロークを速めていく。
じっとこちらを見つめるナルゼを横目に視つつ、剛直が脈打つように膨らむのを肌で感じる。
と、東が徐にマルゴットの頭を押さえつけた。東の怒張が喉の奥まで突きこまれる。
「あ、もう出る―――ッ!!」
「んんっ、――――げほっ、けほ、うえ」
喉に絡みつくような白濁を遠慮なく吐き出され咽る。
「ご、ごめん。ナイトくん。」
「けほ、もう、出すなら出すって言ってよねえ。勿体ないから。
東、ナイちゃんたち触媒の保存とかするから先に汗流してきていいよ。」
「Jud. それじゃ先に行ってるね」
服を着なおした東が出たのを確認して、マルゴットは入れっ放しだったビンを引き抜き、ナルゼを抱き起す。
東の吐き出した白濁がべったりとついたままのその胸に抱きかかえると、ナルゼが抱きしめ返してきた。
「……まる、ごっと」
「大丈夫。心配しなくてもナイちゃんの一番はガっちゃんだし、ガっちゃんの一番もナイちゃんだってちゃんとわかってるから。」
「…うん。マルゴット、大好き」
「ナイちゃんもガっちゃんが大好きだよー。ふふふ、本当に可愛いなあ、ガっちゃんは」
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「……………………………ガっちゃん、これ何かなあ?」
「マルゴット!? あ、いやこれは違うのよ!こういう願望があるとかいうわけじゃないから!」
「…………………………………………ガっちゃんがして欲しいなら、ナイちゃんとしては頑張るよ?
余も、…うん、ミリアムに話せば貸してくれるだろうし」
「ほんとに違うから!?」