ふたなりメアリ×点蔵
※ガチ挿入有りにつき超注意※
「ふふ、点蔵様、いっぱい出して下さいましたね…」
頬を上気させたメアリが、下腹部をなでながらうっとりとつぶやいた。
柔らかな曲線を持つ太股の間、その奥から、点蔵が注ぎ込んだ白濁がとろりとこぼれる。
その様子を目の当たりにした点蔵は、メアリを抱き込むように覆い被さった。
「自分、メアリ殿となら何度でも出来そうで御座る」
吐精後の独特のけだるさに浸りながら、点蔵は本音を漏らす。
汗に濡れ、しっとりとした肌を重ね合わせると、張りのある双丘が点蔵を支えた。
下にずれ、谷間に顔を埋めると、得も言われぬ幸福感に包まれる。
「私もです…では、今度は、私が点蔵様を気持ちよくさせて頂きますね」
え、と思う間もなく、身体の位置が入れ替えられた。
点蔵が下、メアリが上。
……こ、このパターンは……!
点蔵の予感は的中した。
恐る恐る視線を下げた先、メアリの股間には、雄々しい男根が卑猥にそびえていた。
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「点蔵様? 声を出していいんですよ?」
耳元でささやかれた言葉に、点蔵はふるふると首を振った。
敷布の上で四つん這いになり、腰を高く上げて、自分は何をやっているのかと思う。
……め、メアリ殿の、指が。
彼女の細く長い指が、点蔵の最奥を緩やかに広げている。
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「柔らかくなるのが、前より早くなりましたね。…何本入っているか、分かりますか?」
点蔵はもう一度首を振る。帽子の表示枠には、何も表示されていない。余裕がないのだ。
その様子を見て、メアリは目を弓にした。ためらいなく左手の指を増やす。
「これで4本目です」
「う、…あぁっ」
やっと声が聞けた、とメアリは嬉しくなった。こうしている時の点蔵は、とても可愛らしい。
そそり立った彼の中心が、切なげに震え、先端から先走りをこぼしている。シーツを濡らすほどのそれを擦りつけるように右手でしごけば、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てた。鈴口をこする度、後口に入れた指がきゅうきゅうと締め付けられる。
「点蔵様は、ここも気持ちいいんですよね」
「あぁ、あ…!」
狭い壁を掻き分けるように指を伸ばし、腹側の一点を押すと、快楽に耐えるように点蔵の背がのけぞった。
何回かの情交で見つけた、彼の好きなポイントだ。
敷布を握りしめた彼の手は、羞恥と快楽で震えている。その様子がたまらない。
彼の目尻に涙が浮いて、メアリは優しくそれを舐め取った。
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「メアリ殿、も、もう…」
前と後ろを同時に責められて、点蔵は限界だった。
快楽を吐き出したいのに、メアリの手がそれを許さない。
はち切れそうな自分の根本を、細い指が優しく戒める。
「もう? なんですか?」
優しい声で問いかけるメアリを、点蔵はうつぶせになりながら何とか見返した。
視界に捉えたメアリは愉悦の笑みを浮かべている。
その表情を見て、点蔵の背にぞくりと震えが走った。
己のうちに、被虐の喜びがあるのを自覚する。
頬が羞恥に染まるのを感じながら、点蔵は言葉を唇に載せた。
「……て、下され」
「点蔵様? 聞こえませんよ」
「入れて、下され…っ」
Jud.、とメアリが答えたと同時、後口の指が引き抜かれる。
ぽっかりと空いた穴に、メアリの剛直がえぐるように進んだ。
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焼け付くような快楽と羞恥が点蔵を同時に襲う。
後ろで気持ちよくなるなど、現実に起こるとは思わなかった。
メアリが身を進める度に、己自身が反り返り、感じている悦楽を隠しようもない。
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「ぐ…っ、あ、あ」
「全部はいりましたね…」
ぎちぎちと締め付けられて、メアリにも快楽が伝わる。彼の背に覆い被さるようにして胸を押しつけると、不思議な背徳感が生まれた。
汗で滑る背中を、胸でぬるぬると刺激する。彼がいつも触ってくれる乳首が切なくて、それがいっそうメアリの中心を滾らせた。
「点蔵様…気持ちいいですか?」
「いい…っ、いいで御座る…、メアリ殿…っ」
ゆるゆると腰を動かせば、彼の中がぎちぎちと食い締める。
「うぐ…、う…っ」
声を出さないよう、必死で唇を結ぶ彼が愛しくて仕方がない。
「点蔵様、可愛いです…っ」
「メアリ殿、メアリ殿…っ」
一緒にイきましょうね、と言うメアリに、点蔵はがくがくと首を縦に振った。
早く彼を気持ちよくさせたくて、メアリは腰を振り立てる。
「あああああああああっ!!!」
こらえきれない声を上げながら点蔵が果て、メアリもまた逐情を果たした。
(終わり)