巫女さん×片桐 友情出演:賢姉  
 
 
「や、やめて下さい! 武蔵の巫女さん!」  
「どうして? 一緒に気持ちよくなりましょうよ」  
そう言うと、彼女は自分の下衣を器用に脱がせてしまった。見た目よりも力が強い。ろくな抵抗が出来ない自分を、片桐は恥じた。  
「あ、れ……?」  
彼女の唇から、疑問の声が漏れる。  
先ほどから続く彼女の誘惑に、すでに自身は兆していた。それを見とがめられたのかと足を閉じるが、彼女の視線はもっと奥に伸びていた。  
「ねーちゃんねーちゃん!ちょっとー!」  
「なぁに? 愚弟」  
隣の間から、茶色い髪の破廉恥な格好をした女が現れた。見覚えがある。武蔵総長の姉だと思い至って、片桐は身を固くする。  
「こいつのこれってさぁ、アレじゃね?」  
「あらあらそうねぇ、アレね」  
よく見れば、武蔵の巫女さんと、武蔵総長の姉はよく似ている。もしかして親戚だろうか。  
おもむろに、武蔵の巫女さんの指が、片桐の下半身に伸びた。閉じた足の間をすり抜け、睾丸の更に奥、すぼまった、あられもない場所に触れられる。  
「う、うわ!」  
「驚く事じゃないでしょう?」  
「え?」  
「あなた、もう何度もココ、使ってるでしょう?」  
指摘されて、頬がかっと羞恥に染まる。  
「あ、」  
くに、と押された感触に、身が震えた。  
「ほら、こんなに柔らかい」  
そうだ。僕はもう何度も。福島や加藤にされた事を思い出して、心拍数が跳ね上がった。  
巫女さんの指が、やわやわと周りを揉み込むように刺激を送ってくる。  
後ろへの刺激に前は堅く張りつめ、先走りをこぼしていた。  
「ん、あ、あぁ……っ」  
「第一関節まで入っちゃった」  
無邪気な声で巫女さんが言う。  
「ね、ココ使った事あるなら、知ってるよね? もうちょっと奥に、もっと気持ちいい場所がある事」  
巫女さんが、指を、縁をめくり上げるように、何度も何度も出し入れする。  
片桐は必死で首を振った。  
うそつき、と耳元で囁かれて、背筋に震えが走る。  
隣に武蔵総長の姉が座った。  
「こんなに顔を真っ赤にして…素直になればいいのに」  
彼女の指が片桐の唇をなぞる。同時に、巫女さんの指が増やされた。  
「うぁ、あ、あ、駄目です、巫女さん、駄目、」  
「知ってるでしょう? もっと気持ちよくなれる場所」  
巫女さんの指が、先走りを垂れ流すペニスを握る。ぎゅうと締め上げられて、その快感に片桐は震えた。  
「ね、前は閉じちゃった。後ろでイッたこと、ある?」  
羞恥で全身がほてっている。巫女さんの指はなおも出入りしている。  
でも、奥まで届かない。もう少し、もう少しなのに。  
「触って欲しくないの? 気持ちよくなる場所、知ってるでしょう?」  
巫女さんの甘い声が響く。  
「……知ってますっ、……知ってるから、もうっ」  
「……どうして欲しいの?」  
「さわって、下さいっ、巫女さんので、僕の気持ちいいところ、触って下さい……っ」  
「よくできましたー」  
僕の言葉に、巫女さんが、ひどくいやらしく笑った。  
 

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