ヒオは、敵を目の前にして思う。
経験では、あちらが上だ。女性らしさも、あちらが上だ。
胸の大きさも、あちらが上だと。
ですが・・・!
幼さでは、こちらが上です。
拙さなら、こちらが上です。
それにヒオは、金髪ですの。
「ヒオは負けません。 妹属性として、姉属性の貴方には負けるわけにはいきません」
長田・竜美は思う、相手が悪いと。
(私って、受けが基本なのよね)
強そうに見えて、脆い。それが萌え要素。
しかし相手は完全受けのヒオ・サンダソーン。
受けでは負ける、ならば!「最短でいかせてあげるわ!」
形のいい胸を、惜しみ無くさらけだし、髪をなびかせヒオへと迫る。
「とりあえず、その服をむいてあげる」
「ふぇ?」
悪くないかも、この立場も。
脅えているヒオを見下ろし竜美は新たな領域に目覚めていた。