「さて、いいかね? 今回用意したこのダイエット薬だが超先生から入手した7thの技術を利用した一品でね? 本来人間用だがこれは大樹先生に使用するため特別に対木霊使用になっている」
「だ、ダイエットじゃないですよー? ちょっと体重計の負担を減らそうとー」
「ふむ、ごまかしになっていないし無視するよ?」
佐山はおもむろにダイエット薬を手にあける。
「木霊仕様にすることには成功したんだがね?人間用と違い風呂などに混ぜてつかるだけでは効果が現れなくてね?」
「あ!先生解かっちゃいましたよ! つまり、こう、何というかアレな感じで使うんですね!」
「続けるよ?」
「はい」
「このダイエット薬、人の手によって直接塗りこむ必要がある。それも女性ホルモンの分泌を促すため異性によって塗るのが好ましい」
「つまり?」
「服を脱ぎたまえ」
「…えぇ!? いや、その、あの、先生そういうえっちなのはまだはやいと思ったりなんかしたりしなかったり!……あれ?どっちですか?」
「大樹先生、考えてから喋ると言うことを覚えた方がいい」
「って、先生返事する前に手を出すのはいけない事だとー、やめー、尻やめー」
「む? 尻の何がいけないのかね? 尻神様に使える身としては聞き捨てならないね。私は尻にダイエット薬を塗っておくから先生は理由を言いたまえ」
「へ? えと、その、理由ですか? 先生そういうのは苦手で……あれ? 先生お尻について否定しましたっけ?」
「おや? 今日の大樹先生は冴えているね?」
「って佐山くんいつの間に先生のスカートをー」
「先生が考え込んでいるときに決まっているだろう? 大丈夫かね? 健忘症かね?」
「いや、そうじゃなくて…ってパンツー!パンツダメー!」
「パンツダメとは………タメ打ちの新境地だね? さてお尻を出したらこちらに向けたまえ」
「うひゃあ!?」
大樹先生を回し、ふらついた所を軽く押す。その先には備え付けのベッドがある。
「ふむ…尻上げ四つん這いとは、素晴らしいね? では塗り込むとしよう」
「ちょ、だ、やめー!?」
・――よく馴染む
「んひっ!にゃ、にゃんか染み込んでる感じがー!?」