「お正月じゃな」
「うん、お正月だ」
「さて、命刻くん、これから何をしようでな?」
「うむ……大体の事はやったな。おせち食べて、お雑煮食べて、カルタとかの遊びも一通りやって」
「そうじゃなあ。命刻くんにお年玉もあげたしでな」
「この歳でお年玉だもんな……所で、中身の金額に不服はないが、一緒に入っていたこのお守りは一体……」
「なに言っとるの。それは今年も命刻くんが息災でありますようにってもんじゃよ?」
「ほう……それが『学業成就』や『交通安全』なら私も何も言わなかったが……何故『安産祈願』なのだ?」
「………えへっ☆」
「……親しき仲にも礼儀ありだ。セクハラで八号達に訴えても良いんだぞ?」
「あ、一応女の子って自覚はあったんじゃな、命刻くん」
「な!失礼な!そんな事言うならもうあなたのエロゲー攻略付き合ってやらん!」
「ああ!ごめんでな命刻く〜ん」
自動人形一同「…………」