「この辺りで一休みしようか?」  
 少し高台になっている岩場を見つけ、後ろのふたりを見る。  
「何いってやがるボウズ!まだまだ道程は遠いんだz…いてっ」  
「馬鹿者。体力異常のお前が平気でも極めて通常の私達には  
 休息が必要だ」  
 すれ違いざまレオンを槍の鋸で殴ったアルミラは  
何事もなかったようにフィールの指す場所へ座った。  
「…この野郎」  
 
 
「聞いてもいいかい」  
 フィールがなるべくさりげなくアルミラに顔を向ける。  
「そういう前置きは尋ねてみてからするんだな」  
「あ、そうか…」  
「何だボウズ?アルミラのスルーサイズでも知りたいのk」  
「この阿呆」  
「いでででで!てめ冗談だろうが!右足で蹴るな!」  
「蹴っていない。踏みにじっている。」  
「似たようなもんだ!」  
「そこなんだよ」  
 楽しげに笑いながら少年はふたりをゆっくり見渡す。  
その言葉に、しばし停戦する二人のカテナ。  
 
「何で二人はそんなに仲がいいんだ?」  
 
「「………は?」」  
 
「え、『は?』じゃなくて」  
 そこでアルミラとレオンが互いに顔を見合わせる。  
何でと言われても、という顔だ。  
「うーん…割と長い付き合いだしなぁ…?」  
「私に聞くな。  
 しかし、うむ…普通だと思っていたのだが。  
 OZという同じ立場にいる以上は」  
「でもさ、ガルムとジュジュは仲悪かったじゃないか」  
「あーーー…何でだろうなぁ?」  
「カインが上手くまとめていたからじゃないのか。  
 ヴィティスは人望が無さそうだからな」  
 ひどい言い様である。  
「あのさ…」  
「うん?」  
 酷く言いにくそうに口を開くフィール。  
壮絶な覚悟でもしたような顔をしている。レオンは全く気付いていないが。  
「二人は、何か関係が有ったりする…のかな?」  
「かんけい?」  
「…」  
 鸚鵡返しに聞き直すレオンに対して、一瞬だが完全に停止してしまうアルミラ。  
知能指数の違いである。  
 
「フィール…お前どこからそんな思考が生まれてくるんだ?」  
「え、いや、だって、…こう」  
「は?何だよお前ら、俺だけ置いて会話進めてんじゃねぇ」  
「結論から言おう、私とこの役立たずはOZという関係以外に何もない」  
「おい、だから俺を無視すんなってっていうか役立たずいうな」  
「あぁ…そうだったんだ、ごめん」  
「いや、謝る程のことでもない。  
 確かにこの能無しは気安いから傍から見れば仲が良いようにも見えただろう」  
「待てよアルミラ、何の話してるか説明しやがれ  
 そして能無し言うな」  
「さっきからやかましいなこの男は。」  
「だ・か・ら!説明しろっつーーーの!!」  
「だからね、レオンとアルミラはその…恋愛感情が有ったりするのかなって」  
「はぁ?」  
 折角わかりやすく説明してやったもののレオンはどことなく馬鹿にしたような  
顔つきでフィールを見る。馬鹿に馬鹿にされるのだからたまったものではない。  
「ほら見ろ、フィール。そういう年頃なのは解るが、変なことを…」  
「何だよアルミラ、それじゃOZ以上の関係が有るじゃねぇか」  
「「はぁ!!!?」」  
 
 では今アルミラが言ったのは何だったのだという表情をしたフィールと  
レオンの言葉が信じられないアルミラは目を見開いて長身の男を凝視する。  
「だからよ、俺達はただのOZじゃねえよ。  
 俺とカインとアルミラじゃあ他の奴らとはダンチだ。  
 そうだろ?」  
 どうだとばかり偉そうに座ったまま見下す。  
「あぁ…成る程ね」  
「フッ、レオンにしては良い事をいうものだ」  
「まぁでも俺はそれ以上の理由が有ったりするけどな」  
「え?」  
「ちょっと待て」  
「よしそろそろ行くぞ、休みすぎじゃねぇのか」  
「だから待てと」  
「え?え!?」  
 
 
「…あの単細胞、変なところで心得ておるな」  
「トト!  
 僕はよく解らないんだけど…」  
「ま、フィールはまだ解らんだろう」  
「??」  
 

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