「う…ああ…」  
「おはようフィール、よく眠れたみたいね」  
「でもちょっと寝すぎだぞ」  
「う…デジャヴのある台詞…!  
 アルミラ、レオ…  
 …ってレオンーーーー!!!!!?」  
 
「どうしたんだよ、フィール…大きな声だして」  
「レ、レ…胸がある!?」  
「…あぁ、うらやましいの?フィールも女の子ですものね」  
「え、いや特に羨ましくは…って女の子!?(ふにっ  
 (……ふに?)」  
 
「どうしたんだ、自分の胸なんか触ってかつ見つめて」  
「フィール、何か変よ?大丈夫?  
 まさか…成長期なのに小さくなっちゃったとか…」  
「それは不幸だ…」  
「ち、違う!むしろ大きくなって…!!」  
 
「た、大変だ大変だ!」  
「「ト…」」  
「トトーッ!」  
「ど、どどどどうしたんだフィール?」  
「レ、レオンに胸が!僕にむ…くぁwせdrtfgyふじこ」  
「…」  
「…どうしたの、トト?」  
「あぁ、それが…」  
 
「私が訪ねてきた、んだけどね…取り込み中だったかな?」  
「「カイン!」」  
「と、  
 ・  
 ・  
 ・  
 父さんー!!」  
「よしよしフィール、どうしたんだい?レオンに苛められたのかな?」  
「なーんでそこで俺が出てくるんだよ」  
「ふふ、レオンはちょっぴりイジメっこだから」  
「言ったな、アルミラー」  
 
「…父さん?」  
「ん、ごめんフィール、苦しかった?」  
「…と、父さんにまで胸…」  
「あぁ…フィールももう少ししたら私より大きくなるんじゃないかな?」  
「え、と、父さんなのにむn…え、でもそれだと母さ…え、でもとうさ…」  
 
「…フィール君は何を混乱してるんだ、カイン?」  
「ヴィティス、それがよく解らないんだ」  
「良かった…!ヴィティスは無いや」  
「…」  
「フィール、失礼なこと言っちゃいけない。君よりは有る…と思う」  
「え?」  
「何なら触り比べてみようか」  
「丁重にお断りしよう」  
「素直じゃないなぁヴィティス、私じゃ嫌なのかい?」  
「(無視)フィール君、何か有ったのか?」  
 
「…あの…もしかしてガルム、も…胸が有ったりとか…」  
「…重症だな」  
「熱でも有るのかな…」  
「と、父さん…?父さんだよね」  
「うん?私がヴォロに見えるかな?」  
「や、そうじゃなくて…父さん、女の人なのにどうして父さんなの…」  
 
「あぁ、私が生まなかったからねぇ」  
「そ、そういう問題なの!?」  
「出生率の低い理由もそこにあるのだ」  
「まじで?(既に半泣き」  
「フィールも早く可愛い女の子を見つけるんだよ、  
 まぁフィールより可愛い子なんてそうはいないだろうけどね、  
 何せ私の子だから…」  
「また君はそういうことを」  
「あぁもう、何が何だか…!!!!!」  
 

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