――ある日の風景。
桃「よ、よしっ…今日こそあいつに言ってやるのよ!」
(某血だらけウサギのぬいぐるみを相手に)
桃「まずは練習よ…。フィ、フィール…あたしアンタのこと……ああ!やっぱりダメ、言えない…。
で、でも、あいつ鈍感だから言わなきゃいつまでも気付かないわよ!そうよ、ジュジュ!」
(コホンと咳払いをしたのち改めてぬいぐるみに向かい)
桃「よし……フィール!あ、あた、あ、あたしっ、フィ、フィールが、す、好…」
赤「あれ?ジュジュ、呼んだかい?」
桃「…いっちょ―――んっ!!(バスンッ)」
赤「ジュジュ!?」
(赤い星を散らしながら宙を舞うウサギ)
桃「ななっ、何よっ!急に声かけるんじゃないわよっ!」
赤「い、いや…君が呼んだから…」
桃「はぁ!?ふぃ、フィルターって言ったのよバカ!!」
赤「フィルター…?」
桃「そうよ!ちょうど今コーヒーが飲みたくなって、こーふぃーふぃるたー…あれ?
こーひーひるたー…あれっ?」
赤「………(クスッ)」
桃「行けっ、あたしのれすく…」
赤「………(クスッ)」
桃「フィール…死んじゃって…」
赤「えっ?うわ、うわあああぁ―――っ!!」
黄「こーふぃーひるたー…こーふぃーひる…こーふぃ……うおおおぉぉッ!!(発狂)」
青「コーヒーフィルター……よし。」