「あれあれベッキー。この写真は一体どういうことかな?」  
 C組の魔女こと橘玲が一枚の写真をヒラヒラと見せびらかせていた。  
 やってる所業は魔女どころか魔王の域を越しているのだが。  
 そして玲の前にはイスに座る天才少女ことレベッカ宮本こと  
 通称ベッキーがいた。  
 立ちはだかる玲を見上げるベッキーの表情は  
 恐れ、恥ずかしさ、不安など、数多くの色を見せている。  
 子供ではあるが一応先生であるベッキーを見下ろす玲。何か裏の  
 ありそうな笑みをたたえている。  
「聞こえなかったのかなぁ〜? この写真に写ってるベッキーが  
 していることは何なのかって訊いたんだけど?」  
「あぅ、あぅ・・・・・・」  
 ベッキーは正確に答えることが出来ない。  
 その写真に写っているのは教室でただ一人、ベッキーだった。  
 これだけなら何の変哲も無い写真だが、写っているベッキーの  
 行為もしっかりと写っていた。  
 教卓の陰で、自分の平らな胸を揉み、もう一方の手をパンツの中にいれ、  
 自らを慰めていた。  
 正面、つまり生徒側の机から見れば、隠れているその行為も、  
 教室のドアの隙間からは余す所無く見えるようだった。  
「あぅあぅあぅ・・・・・・」  
 おろおろと誰もいないのに、辺りを見回して助けを求めようとしている。  
 もっともこの状態で助けを求めることが出来たとして、  
 結果、その写真を見せなくてならないので、  
 彼女にとってはある意味それで良かったのかもしれないが。  
「ベッキーって確かまだ十一歳くらいだったよね? やっぱり天才  
 ともなると色んな知識があるのかなぁ? それにベッキーって忘れがち  
 だけど、一応外人だもんね? 身体の発育が日本とは違うのかしら?」  
 
 含みのある言い方。取りようによっては慰めているようにも、辱めて  
 いるようにも聞こえる。  
 むろんベッキーには後者で聞こえていたし、  
 玲も後者のつもりで言っていた。  
「それとも私の情報収集能力が劣っているかもしれなくて、  
 昨今の日本の小学生でもこんなことするのかなぁ?」  
 ニヤニヤと玲は言った。  
「あうぅ・・・・・・、そのぉ、それは、あのぅ・・・・・・」  
 天才と言えどもここまで追い詰められると何も言い返せないのだろう。  
 ベッキーは恥ずかしさで顔を真っ赤にし、目には薄っすらと涙を  
 溜めて震えた声を漏らした。  
「どうしたのベッキー?   
 いつもみたいに言いたいことはズバッと言わないの?」  
 言うなれば言葉責め、というやつなのだろうか。  
 玲は反応を楽しむかのように一言一言を選んで語る。  
 ベッキーが恥ずかしそうにする様。不安げにこちらを覗き見る様。  
 顔を赤くしていく様。  
 その全てが玲の心を満たしていく。  
「れ、玲ぃ・・・・・・、このことは、その写真のことは、  
 皆には、頼むから皆には黙っててくれないか?」  
 上目遣いで、震える声を出す。  
「あら? 当然じゃないそんなこと。ベッキーは私がこの写真を  
 皆に見せびらかせるとでも思ってたの? 心外だわ」  
 憂いの表情を見せる玲。  
 心の奥ではそれもまたやりたいと考えていた。  
 そうすることによってベッキーの恥ずかしがる表情や、それ以上の  
 表情や仕草が見られると思ったからだ。  
 だがそれは心苦しいがやらない。  
 なぜならこの姿のベッキーを他の人に見せるなんて持っての他だ。  
 
 この姿を見るのは自分だけでいい。いや、他の誰かが見ようと  
 するのならば、持てる限りの力でそれを阻止するだろう。  
「ベッキー、私はベッキーのこと好きよ? でなきゃ、こんな写真  
 撮ったりしないわ。だから何も不安なことはないのよ?」  
「ほ、本当か玲? じゃあその写真渡してくれるのか?」  
 それを渡したところでネガがあれば複製可能だし、バックアップを  
 残しておけば色々と問題はない。  
「あら、それはダメよ」  
 それでも玲は渡さない。  
 頭の上手く働いていない時でないとこの天才少女には交渉は意味が無い。  
 玲は確実な機を待つ。  
「え、でも誰にも見せないって・・・・・・」  
「ええ、見せないわよ。二言はないわ。武士じゃないけどね?」  
 玲なりのギャグのつもりだったのだろう。クスリと笑うと、微笑んだ。  
「私はベッキーのことが好き。じゃあベッキーは?」  
 ベッキーはまごまごと口ごもる。  
「わ、私も玲のこと好きだぞ? 生徒としても、その、友達としても」  
「違うわ。男と女の関係があるように、私とそんな関係になれる?」  
 その質問にベッキーは困り果てる。  
 言っている意味は分かる。でも考えてみろ。私は女。玲も女。  
 考えるに値しないじゃないか。答えは出ている。  
「わ、私は・・・・・・」  
 全てを答える前に玲が割って入った。  
「そう、残念だわ」  
 振り返り写真をわざとらしくベッキーに見えるように振る。  
 
 そして、  
 ベッキーは、  
 玲の仕掛けた罠に、  
 まんまと、  
 引っかかった。  
 
「ま、待ってくれっ!」  
 振り返り、  
「何? 交渉は決裂。これ以外に何か結論はあって?」  
 言い捨てると再び背を向けた。  
「頼む、それだけは・・・・・・」  
 悲痛な訴え。  
 別に玲は誰かに公開するとも言っていないのに。  
「ベッキー知ってる?   
 人にものを頼む時にはそれ相応の態度が必要なのよ?」  
 声のトーンを変え、聞く側に威圧的な態度で接していると思わせる。  
 ツカツカとベッキーの前に歩み寄り、腕を組んで立つ。  
「た、頼む!」  
 イスに座った状態でベッキーは深く礼をした。  
「別に私はそんなこと望んでないわ」  
 冷たく言い捨てる玲。  
「じゃ、じゃあどーすれば?」  
 それを聞いて例は怪しく微笑み、手近なイスを持ってきて、  
 ベッキーの前に座って足を組んだ。  
「そうね、この写真と同じことしてもらおうかしら」  
 そう言って玲は礼の写真をベッキーの目の前に突きつけた。  
 自分のその行為を目の当たりにしたべっきーは恥ずかしさで  
 顔を徐々に赤く染めていく。  
 
「そ、それは・・・・・・」  
「そう、じゃあ」  
 玲は高圧的な態度で持って立ち上がろうとした。  
「れ、玲っ!」  
 必死の表情でベッキーが叫んだ。  
「分かった。分かったから、頼む・・・・・・」  
 観念したように声を絞り出し、玲はイスに座った。  
 もとより立ち去ろうなどとは微塵にも思っていないが、  
 こういったアクションは必要だったのだ。  
「じゃあ見せてくださいますか? せ、ん、せ、い?」  
 こうしてベッキーは恥ずかしくて死にそうな思いをすることになった。  
 
 ベッキーはスカートを捲り上げ、黒いタイツをスルイと下ろした。  
 徐々に現れていくベッキーの柔肌。まだ成長しきっていない足が、  
 スラリと伸びて、やや桃色に染まっている。  
 タイツを脇に置き、ベッキーは躊躇して玲を見つめた。  
「どうしたのベッキー? ベッキーは最初は擦る所から始めるのかな?」  
 クスクスと笑う玲は実に楽しそうで嬉しそうだ。  
「だ、だって・・・・・・」  
「いいのよ。写真通りと言わなくても普段通りで。  
 胸は触らないの?」  
 玲の提案にベッキーは従った。  
 それが普段からなのか、言われたからなのか。  
「はぁ、はぁ、はぁんっ、んん・・・・・・」  
 右手がパンツの上を動く度にシュッシュッと布の擦れる音がした。  
 それに合わせてベッキーの甘い吐息が漏れ出す。  
 自然と左手が胸にいき、膨らみのない服の上をこねた。  
「はあ、はあ、はあ、んっ、あっ・・・・・・」  
「どう? どんどん気持ち良くなってきた?」  
 玲が確かめるように質問する。  
 
「う、うん。見られてるのに、玲に見られてるのに、いつもより  
 どんどん気持ちよくなってく・・・・・・」  
 玲はその一言にクラリときた。  
 ベッキーの素直な告白に愛おしさを覚えたのだ。  
 まさかそんな性癖が見え隠れすると思ってはなかったが、見られて  
 いるのに気持ちよくしている、というのが以外だった。  
 普段は自信満々で不思議なくらい無茶をする時もあるが、  
 こんな意外な一面が見えて、ベッキーがさらに好きになる。  
「ベッキー、可愛い。もっと私に気持ちよくなる姿を見せて」  
 すると、ベッキーはスカートも上着も、そしてパンツもブラジャー  
 も恥ずかしながら外し取った。  
 生まれたままの姿のベッキーがそこにいた。  
 足を少し広げ、まだ成熟がしていない、産毛すらない場所を玲に  
 さらけ出し、つんと尖った先っぽが二つ。  
 子供独特のやや丸みを帯びた裸体だが、それでもちゃんと女の身体  
 に近づきつつはあった。  
「れ、玲。見えてる?」  
「うん。ちゃんと見えてるよ」  
 玲が答えるとベッキーは再び擦り始めた。  
 指で擦る度にクチュクチュと小さな音がして、胸に当てた手が、先端を  
 摘んだりこねたりしていた。  
「あっ、ん、き、気持ちいいんっ! あっ、ひゃっ、ぁぁ!」  
 声の強さが増すと同時に、それぞれの指の動きも早まっていく。  
 クチュクチュという音が、グチュと一回一回が重い音に変わっていった。  
「ベッキー・・・・・・んちゅっ」  
 玲は自分の欲望が抑えきれなくなるのを感じていた。  
 イスから立ち上がるとベッキーにキスをした。  
「んんっ、くちゅ、っちゅん、ピチャ、クチャ・・・・・・はぁ」  
 玲の舌が生き物のように動き、ベッキーの口の中を動き回った。  
 
 ベッキーは他の場所からの気持ちよさから、口から声を出していたが、  
 舌で応じるようになっていた。  
「んー! んー! クチュ、ジュジュッ!  
 ピチャッ、クチャッ・・・・・・」  
「ん、ベッキー、気持ち良かった?」  
 口を離すと糸が引いていた。  
 玲はさきほどまでとは打って変わって柔和な笑みを浮かべている。  
「気持ち良かった・・・・・・。私が私じゃなくなる気がして、  
 それに、玲とキスしたら、何だか身体が熱くなった」  
 とろけた表情でベッキーは答えた。  
「ベッキー、もっと気持ちよくしてあげる」  
 そう言うと玲は顔を下げ、ベッキーの蜜が滴る場所へ舌を出した。  
 ピチャ、クチュ・・・・・・。  
「はああぁ! ダ、ダメェ〜」  
 ベッキーは体を丸め、玲の頭を抱え込んだ。  
 そうすると逆に止めようとするよりも、催促しているようにも見える。  
 グチュリ、ピチャピチャ、ジュル・・・・・・。  
 音が淫靡に響いていく。  
「あっ、いぃ、くぅ・・・・・・、ああ、ぅぅう」  
 ベッキーは必死に声を抑えようとするが、どうしても漏れてしまう。  
「ベッキー、もっと自分に素直になった方がいいわよ」  
 甘い誘惑。ベッキーは自分が徐々に変わっていくのに気づいた。  
 玲はその様子を見て、心のうちで微笑んだ。  
「どうして欲しい? もう止めて欲しい?」  
 答えの決まっている質問。  
 そしてベッキーは・・・・・・変わった。  
「もっとしてぇ〜、玲ぃ〜、もっとして〜!」  
 玲の頭に抱きつき、ベッキーは快楽の催促をした。  
「ベッキー、もちろんよ。こっちのお豆ちゃんも一緒に  
 いじってあげる」  
 
 玲の手がベッキーの濡れた部分へと伸びた。  
 硬く突起した場所を摘んだり、引っ張ったりする。  
 同時に舐めたり、吸ったりもした。  
 その度に、ベッキーは欲にまみれた声を上げる。  
 場所など気にした素振りはとっくの昔からなくなっていた。  
「いいっ! き、気持ち良いよ玲ぃ〜、ふぁっ、あぅん、んん」  
 求めるようにベッキーの腰が揺れる。  
「あっ、ダ、ダメッ! アッ、アッ、あああああぁぁぁ!」  
 ピュッピュッとベッキーから液体が飛び散った。  
「ふふっ、ベッキー可愛かったわよ。まだ子供なのにイッちゃうなんて、  
 やっぱり外人だからかしら?」  
 楽しそうに笑みをこぼし、玲が立ち上がった。  
 どこまで計算されていたのか、箱ティッシュを用意し、  
 ベッキーを優しく拭く。  
 拭き終わってベッキーの身支度も整えてやると、ようやく開放された  
 我を取り戻したベッキーが口を開いた。  
「な、なあ玲?」  
「何? ベッキー」  
「そ、そのぉ、つ、次はいつしてくれるんだ?」  
 さすがの玲もこの質問にはきょとんとしたが、すぐに冷静な  
 笑みをたたえて、  
「そうね、ベッキーがノーパンでミニスカートはいて学校に来た  
 時かしらね」  
 怪しく、そして優しく言ってベッキーの顔が赤くなっていくのを  
 観察する。  
「それじゃあベッキー、私もう行くけど、一人で大丈夫?」  
 姉が妹を心配するような口調だった。  
 コクンとベッキーが頷くのを見て、玲は教室を立ち去った。  
 こうして玲はベッキーを変えたのだった。  
 
 
 後日談ではあるが、翌日のことである。  
 その日のベッキーは妙に顔を赤くして、そわそわしていた。  
 しかし動作は極力少なくしている。そんな風に見て取れた。  
 ベッキーはその日、ミニスカートだった。  
 少しでも歩く度にスカートを押さえていた。  
 結局ベッキーはそういう格好をしていたらしい。  
 

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