少し遠くから聴こえる男の声。  
 
愛しい人の声。  
 
考えてみれば、今  
私と彼はほんの十数メートルの距離で寝ているのだ。  
 
「ん…」  
 
昼間の学校でならいくらでも近くにいられるけど。  
今は…学校の外で、夜…で。  
 
「ふ…ぅ…」  
 
何を、馬鹿なことを。  
これはただのキャンプ教室。  
彼はただの引率の教師。  
学校の延長。  
分かっている。  
 
「ぁ…は…」  
 
分かっているのに。  
 
身体の疼きも  
指の動きも  
全然、止まってくれなくて。  
 
私は、寝袋の中で右手をジャージに突っ込み、他の二人に聴こえないよう、  
静かに下着の上から指を動かす。  
 
ん…  
 
ジャージの上から撫でてただけなのに、もうそこは愛液を分泌し、  
湿り気を帯び、下着どころかジャージの股の部分まで湿らせていた。  
 
このままじゃ、明日履けなくなる…。  
 
音をたてないよう注意を払いながらズボンと下着を脱ぎ、寝袋から外に出した。  
既に十分に濡れている性器に指を再び這わせ、自慰を再開する。  
裂け目に沿って指を往復させると、水音が響く。  
 
……ぁあ…あ…はぁ  
なんで…なんで私、こんなことしてるんだろ…  
すぐ隣には、二人が…寝てるのに…  
 
左手で上半身のジャージをたくし上げ、裾を口にくわえる。  
痛いほど硬くなった乳首を撫で回すと、ピリピリと刺激が拡がる。  
 
ふ…ぅん…  
どうしよう…止めないといけないのに…  
…ぁ…でも、向こうのテントに、早乙女がいると思うと…  
もう、止められない…  
 
今まで一度も指も入れたことのない裂け目の中へ、少しだけ指を潜らす。  
軽く指を抜き挿ししただけで、どんどん溢れてくる。  
 
二人に見つかったら、早乙女にも…バレちゃうのかな…  
オナニー、して…たの…バレちゃうのかな…  
寝袋の…中で…パンツ、脱いで…  
こんな、とこ…いじってるの…見られちゃうのか、な…  
早乙女に…見られ…  
 
挿しこまれた指で、内側をグイグイと刺激する。  
小刻みに動かし、刺激を与える。  
 
見て…  
早乙女…見て…  
おな、にぃしてるの…見て…  
ん…っもう…いっちゃう…  
早乙女に、見られながら、…  
いッちゃう……!!  
 
胸をいじっていた左手を離し、右手の少し上部の肉芽を強く押す。  
爪先から全身まで電気が流れる。  
 
…はっ…あっ…あぁあああん!!  
 
 
翌朝  
 
「あの…乙女さんと、宮本先生…なんでブルマ履いてるんですか…?」  
「あ、これは、いや…その…」  
「な、なんだ?オネショでもしたのかー?ベキ子ー」  
「それは絶対違う!これは…暑いからだよ!だいたい秋山!お前はなんでなんだ!」  
「わ…私も、あ、暑いからだよ!」  
「そうなんですか…?今日は涼しい気がしますけど…」  
 
昨夜の二人の痴態を知るのは、スープの中のオオサンショウウオだけだった。  
 
おしまい  
 

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