その日、休み時間に早乙女から声をかけられDカードを渡された。
「宮本先生、約束の今日の分です…」
私と早乙女は秘密裏に交際を続けている。もう結構長く付き合い内容も深い。
会話でばれないようにカードに約束を決めて連絡する事にしていた。
Dはデートの意味だ、つまりさっきのは今日デートですよって意味だ。
内心嬉しいのを顔に出さないようにその日は気をつけて過ごす。
今日もバレる気配はない、授業も終え一体今日のデートはどんなのだろうかと思いながらも職員室へ向かう。
早乙女が先に職員室を出る。私も何か用事が飛び込んで来る前に研究室に行くといって出た。
時間差で怪しまれない程度に過ごした後に人気のない方へと歩いていきそこで落ち合う。
後ろから車の音、確認すると早乙女のだ。学校には乗ってこないので今日もどこかの駐車場に置いていたのだろう。
やや乱暴に車の中にひっぱりこまれた、文句をたくさん言いたいところだがここでケンカしてせっかくのデートを
険悪にすることも無いので助手席に移動する。
何度か今日はどうするのか聞くが、追跡されてないかに気をとられて答えてくれない。
せっかくのデートなのだから移動中も会話くらいすればいいのに…ちぇ。
不機嫌な顔のまま私はシートに深く座りなおした。
横目で運転する愛しの早乙女の顔を見ながら、この後どうなるかを考える。
久しぶりのデートだ、むっつりすけべな早乙女のことだからエッチがあるのは間違いない。
私だって別に嫌じゃない…どちらかと言えば普段出来ない分、気兼ねなく早乙女と繋がるのは好きだ。
予想通り隣町のラブホに入っていく。でもいきなりかよ?
ついたとたん私を抱きかかえやがった!さっきまでの態度と一変しすぎだ。
「おい、こら放せよ、下ろせよ!一人で歩ける!」
強く抱かれて嬉しいけど恥ずかしいのでぽかぽか殴ってみた。下ろさないのは判りきってるんだけどな。
「そうですね、大切なお姫様ですからね」
ラブラブかよ!嬉しくて…でも気恥ずかしくて言葉だけの悪態をつく。
「うるさい、お前の思うとおりになると思うなよ!」
そして早乙女が選んだ部屋に入る
「騒いでも外には聞こえませんから、いっぱい声だしてもいいですよ」
もうやる気満々で卑猥なことを言い出す。せっかくだから気にせずできるのはいい、
でも素直に同意するのも女の子としてどうかと思う。
「だ、誰が出すか!」
「おや、そんな事を言っていいんですか、後でヒーヒー言っても知りませんよ」
期待しつつも私は言った。
「ばかにするなぁ!」
ベッドの上に下ろされた。体がベッドの上で弾んでから安定する。
これからの事に期待で胸を膨らませていたら手を縛られた。
なんで?
「先に反撃されちゃかないませんから、こっちも準備してるんですよ」
先にシャワーを浴びだしやがった!
以前、浴びる前にいきなり早乙女のズボンに手をかけ、
そのまま刺激して…フェラもしたけど…立たせたのが恥ずかしかったらしい。
石鹸で匂いを落とさない方が野生っぽくていいんだけどなあ…
何故か早乙女はそれがいやらしい、そのくせ私のは体を洗わない方がいいとかって言うんだ。
こっちだけ恥ずかしいのは不公平だろ。
一人だけ気分よくシャワーを浴びて早乙女が戻ってきた、清々しい顔しやがって。
本気で腹を立てているのにもかまわず、早乙女がキスしてくる。
「ん!お前な、目的は私の体かよ!こんな場所に連れ込んで!ロリコン、変態!」
キスで許さないぞの意思とともにデートなんだから他(えっち以外)はないのかと抗議してみた。
あまり意味もなかったらしく服を脱がされた。
「少女の肌はいいですね、宮本先生のことだから予想してたんでしょ、何されるかぐらい」
そりゃしてたし…ラブホなんだから当然だが…わざと言って羞恥心を誘ってくる。
そのまましようとするからダメ元で
「こらっ、一日の汗もあるし…私にもシャワー使わせろよお」
甘えた声で言ってみる。
予想通りの回答がかえってきたので大人しくされるがままになって早乙女の愛撫を感じることにする。
いちいち説明しやがって…それが余計に恥ずかしさと興奮が入り混じった感情を高めていく。
「抵抗しても無駄ですよ、今日は好きなだけ楽しませて貰いますから」
抵抗なんて別にしてないだろうが…
パンツを脱ぐ段階で、パンツ脱がして下さいってお願いするように早乙女が言ってくる。
恥ずかしいだろ!!羞恥心プレイだ!!
早乙女の顔を見つめる、目で会話をして……色々考えてから…結局お願いって言うしかなかった。
顔から火が出そうなくらい恥ずかしいんだぞ!
み、見るなあーー!!
さらに、私のアソコを観察して言ってくる…その連続にもう抵抗もできなくなって…
でも余計な一言に蹴りを入れた。
しかしさらに脚を広げて見入ってくる。
はやく次に進めよーー!
顔も、体も熱くなってくる、体の奥から…濡れてくるのがわかる。
アソコを舌で嬲られて、どんどん心地よくて…もっと続けて欲しくて…
突如、もっと強い刺激が体を襲う、クリトリスにきたあ!!
早く早乙女の欲しくて促すが、早乙女はおあずけと言ってきて、指を中に入れてくる。
腰がどうしても動いてしまう、我慢するのもバカらしいから声も出てるだろう。
快感に身をまかせ悶える、あっお尻に舌で舐められる感触がきた〜〜、あいつめえ…。
急に動きが止まった、なんでーと思いつつ目をよく開けて早乙女を見ると。
舐めろって言ってくる、私の番だと?
どうせなら洗う前のでいいのに「私が綺麗にしてやるんだからバカ」とか思いながら
軽く歯を当ててやった。
後はちゃんと舐めて奉仕してやる。大きいなあ…
忘れてたけど手首をハンカチで縛られたままだから、手は竿を挟むぐらいしかできない。
下から早乙女の顔を見ると気持ちよさそうにしてるから、イかせてやろうと吸い付く。
早乙女め、口の中に出したいからって、またこっちにお願いさそうとしてきた。
べーと舌を出してみた。
そしたら乱暴にしてくる。ちょっと苦しいぞコレ!
そして口の中に早乙女のザーメンの味と匂いがいっぱいに。
ちょっと苦しくてほんとに腹を立てたのではぐらかしてやった。
そしたら顔にアレをくっつけてくる、それでまたお願いしろとか言ってくるから、
もう一回噛んでやろうと口を大きく開いたら逃げられた。
チッ。
「………わかった…好きにしろ」
したいのはお前も一緒だろうと突き放してやったら、
こっちを刺激しながら寸でのところで止める作戦にでてきた。
ヒキョー
あえなく落城する。今の状況でもつか!
「私のアソコにぃ、お前のアレを…でイきたいんだあ!」
言ってやったのにまだダメって顔を早乙女がしてる。
苦しいんだぞお。早くしようよ。
色々言い直してイジワルされてようやく早乙女が次に進んでくれる。
もお…ばかぁ…
そして、
ようやく早乙女と繋がった!
軽くイってしまう。ゾクゾクっとしてとっても気持ちいいよ…早乙女。
早乙女も我慢しすぎたのか動きが最初からすごい。いやすごい。
もう早乙女にまかせて、早乙女から与えられる快感をいっぱい享受する。
「宮本先生…わんちゃんと赤ん坊どっちがいいですか?」
バックか対面座位か聞いてくる。決まって私は自分の好きな方を答える。
この言い方も私が恥ずかしくなる言葉を選んでいる。何回かするうちにバレたみたいだ。
今回はおねだり通りになって、もうその後は考えられなくなって抱き合い二人で気持ちよくなる。
早乙女の腕の中に抱きしめられたまま余韻に浸る。
体が触れ合って繋がったままでとても好きな時間だ。
「宮本先生…可愛かったですよ……エッチでしたし」
早乙女の声が頭の上からしてくる、私は顔をあげて
「うーー…うるさぁい…」
全然怒ってない甘えた声で囁く。
会話を交わす。早乙女の声が妙に耳に心地よく感じる。
たくさん会話するのって今日はじめてだなとふと気づく。
それで、そのままで、早乙女にだっこされてお風呂場に移動した。
繋がって移動するのは早乙女曰く結構辛いらしい。
洗い場に寝かされて、背中がちょっとヒヤッとしたけど、
そのまま早乙女が再び腰を振り出したから、すぐに体が熱くなってそんな事も忘れてしまった。
浴室に反響する声と音の洪水に包みこまれて気がつくと、
中に熱いものが出てくるのを感じていた。
早乙女の出したのは溢れて、抜いた後にいっぱい垂れたので風呂場に移動して正解だったわけだ。
二回ともいけたので私は疲れていたけど上機嫌だった。
それから早乙女に体を洗ってもらって〜、一緒に、早乙女に後ろからだっこされるような形で湯船に浸かる。
「いい気分だな〜」
「ほんとですね宮本先生」
お尻の下で少し固くなったのを感じる。
「なあ、早乙女」
わざとお尻を揺らして刺激する。
「なんですか?」
私はふり返ってぴたっとくっついてから、にこーと笑顔を向けてこう言った。
「……延長しよっか」
翌日 お昼休み
「ベッキー、今日は食堂でデザート食べてるんだね?おいしそう」
「おう、美味しいぞ、格別だ」
昨日のデートを思い返しながら食べる早乙女おごりのデザートはいつもより美味しかった。
ちなみに結局あの日あの後に寄ったのは回転寿司だったぞ。
おわり