『ある日』  
 
その日、ベッキーは学園からの道を駅でもバス停でもない方向に一人で歩いていた。  
後ろから近づく一台の車、それはベッキーの側に来ると急に速度を落とし少し先で止まった。  
「…?」  
バタンとドアが目の前で開き、中からベッキーの手を掴まえて車に引っ張り込む。  
「わぁっ!」  
そしてドアが閉まり車は走り出した。  
「いたたっ…うー手荒な事をするな馬鹿」  
「……」  
サングラスを掛けた男は無言のまま答えない。  
しきりにバックミラーなどに目をやって追跡されていないか確認している。  
「で、どうするつもりなんだ」  
「……」  
「こんな事して」  
「……」  
「おい、何とか言えよ」  
サングラスの男がようやく答えたのは、車が桃月学園のある区から出たくらいだった。  
「もう少し先の町まで行きます。そこで目的の建物に入ったら部屋に案内しますよ。抵抗しても無駄ですからね」  
男の喋り方は無駄に丁寧だ。  
「あー、そうかよ」  
不満気な顔のまま、ベッキーはシートに深く座りなおした。  
このスピードで走る車から無事に降りるのは無理だ。相手は運転している一人だけ。  
車が止まってからの方がチャンスは高いのだろう。  
 
車はそのまま建物内の駐車場に吸い込まれるように入った。  
「到きましたよ、宮本先生」  
先に男が車を下り、ベッキー側のドアを開けた、逃げるなら今がチャンス。  
しかし男は軽々とベッキーをお姫様抱っこの形で持ち上げた。  
「おい、こら放せよ、下ろせよ!一人で歩ける!」  
ぽかぽかとベッキーが胸を叩くのだが男は意に介さない。  
周りを再度、人の気配がないか男は確認し、大丈夫だと安堵する。  
逃げられないようにしっかりと抱きしめている。サングラスで目はわからないが口のはしがニヤケていた。  
「…くぅぅ…子供じゃないんだぞお…」  
弱弱しくベッキーはそう言った。  
「そうですね、大切なお姫様ですからね」  
今度はしっかりと男は笑った。  
逃げられないまま、無人の受付機で部屋を取り、誰にも会わないままに部屋に連れ込まれ鍵を閉められた。  
「観念して下さいね、もう後戻りは出来ませんから」  
「うるさい、お前の思うとおりになると思うなよ!」  
「騒いでも外には聞こえませんから、いっぱい声だしてもいいですよ」  
「だ、誰が出すか!」  
「おや、そんな事を言っていいんですか、後でヒーヒー言っても知りませんよ」  
「ばかにするなぁ!」  
ベッキーはベッドの上に投げ出された。  
「その前に」  
「な、なにをするぅ、やめろぉお」  
男は暴れるベッキーを易々と押さえ込み手をハンカチで縛って自由を奪う。  
「なんでこんな事をするんだ!」  
「先に反撃されちゃかないませんから、こっちも準備してるんですよ」  
「自由にさせろ!ギャピーーー!」  
「時間はたっぷりありますから、先にシャワーでも浴びます」  
「くそったれー!」  
 
今日の事を思い返してみる。  
 
朝はいつも通り登校。  
午前中の授業も眠気と戦いつつなんとかすまし、  
休み時間に声をかけられた。  
「宮本先生、約束の今日の分です…」  
「なんだ体育教師か…」  
「…じゃ渡しましたよ」  
「わかった…確かに受け取ったよ」  
受け取ったのは食堂の食券のカードだった。今日はDカードだった。  
 
いつも通り午後の授業をおえ。  
いつも通り時間が過ぎて行く。  
 
そして終業時間後。  
「それじゃお先に失礼します」  
早乙女が真っ先に帰って行った、慌てすぎだ。  
「さてと、研究室で少し仕事をしてから帰ります」  
ベッキーは早乙女が帰る後姿を冷めた目で見送ってから研究室へと向かうため席をたった。  
 
 
研究室で用事を済ませた後の帰り道でこうなり、今はベッドの上で転がされている。  
そばからはシャワーの音がする首を向ければシースルーの壁ごしにシャワー室からもこっちが丸見えだ。  
 
「つーかここ、ラブホの一室だしな」  
ベッキーはこの先の自分の身を考えつつ一人ごちた。  
 
「さあ、お待ちかねの時間だ」  
シャワーを浴びローブ姿でさっぱりした顔で男は現れた。  
「待ってない、よくも動きにくくしたな」  
男はベッキーの顎を手で持ち顔をあげさせた、  
「強がってますね」  
そのまま唇を重ねるだけのキスをする。  
「ん!お前な、目的は私の体かよ!こんな場所に連れ込んで!ロリコン、変態!」  
「酷い言いようですね。楽しませてもらってもいいでしょ。それにこうでもしないと素直にならないでしょ、宮本先生は」  
男はベッキーの服のボタンをゆっくりと外し、白い肩と胸を露にした。  
「少女の肌はいいですね、宮本先生のことだから予想してたんでしょ、何されるかぐらい」  
男は首筋に舌を這わせ、乳首を触って起こそうとする。  
「こらっ、一日の汗もあるし…私にもシャワー使わせろよお」  
ベッキーは顔を赤くしながら言う。  
「石鹸の匂いの体もいいけど、今は宮本先生だけの匂いですから、シャワーはダメです」  
男は手を休めずに両方の乳首を弄る。  
「ほらほら、感じてるんでしょ、乳首がたってきましたよ、こんなにね」  
男がツンと存在を確かに主張する乳首を指で弾いた。  
「ンアッ……よせよお……」  
「抵抗しても無駄ですよ、今日は好きなだけ楽しませて貰いますから」  
男は乳首を吸ったり指でこねくりまわした後に、  
「パンツを汚しちゃいけないから先に脱がしておきます。終わった後に濡れたパンツじゃイヤでしょ」  
「くぅっ…イチイチ言うな!」  
「ふーん、そういう態度ですか…なら、お願いして下さい。パンツ脱がして下さいってね  
 でないとこのままパンツを汚しちゃう事になりますよ、先生、困るでしょ」  
しばらく無言の時間が過ぎる。変っていくのはベッキーの顔の表情と赤さだ。  
「パンツ…脱がして……くっ…脱がせって言ってるんだ!」  
その返事を聞いてウキウキと男はベッキーからスカートとパンツを取り去る。  
ベッキーは直視したくなくて顔を横に向けている。  
「かわいいですね、宮本先生のココは」  
男はぷっくらしたつるつるの恥丘を観察した。手で確かめるように撫で、顔を股に近づけて匂いを味わう。  
「うーーん、宮本先生の香りですね。シャワー浴びたら半減しますから…」  
「うるさい!」  
ベッキーの足が動き男の腹に蹴りが入る。  
「ごほっ、ちょっとだけ痛かったですよ、宮本先生」  
男はベッキーの足を掴み大きく股を広げさせた。  
「これでワレメがわれて奥も見やすくなりましたね」  
ベッキーの顔は恥辱で染まっていた。  
男はベッドに座り腰を抱き抱え、男の顔の側にまで持ってくる。  
男は容赦なくワレメの奥に舌を伸ばしベッキーから見えるように唾液を落とし丹念に舐めていく。  
「…くっ……あっ……んぁっ…」  
男が容赦なく舌を使ってワレメ全体を舐め続ける、ベッキーは声を押し殺そうとするがどうしても声が漏れた。  
「宮本先生、中からも溢れてきましたよ」  
自分の舌で感じているのを確認すると嬉しそうに顔を誇らばせる。  
先ほどからぷっくらと大きくなったベッキーのお豆に舌を伸ばし軽く舐めた、そして唇で挟み込んだ。  
「アッ…ヒゥッ……ハァァウゥ」  
お豆への刺激にベッキーは大きく体を揺り動かす。  
「いい声だ…素直になって来たようですね」  
「うう…もう…いいだろお…」  
「ダメです、もっと素直になってから聞きますよ。指入れますよ、これなら最初から2本の方がいいですね」  
男はそのままの体勢でベッキーに見えるように指を入れていく。  
まだ子供らしいワレメが広がり指がゆっくりと体の中に飲み込まれ消えていく。  
「あうっ……はううう…」  
「まだ指を入れただけですよ、そんなに感じるとは、これならどうなるかなあ?」  
男は指を中で少し曲げ、膣壁を擦るように指を出し入れしていく。  
 
「お尻もひくついてますよ」  
「アアッ…やん……ヤメロォォ……ああっ……はうう…お尻って…あ…舐める…なぁ」  
男はさらにベッキーの菊門を舌で舐めだす。  
「へんたいぃぃぃぃいいいい…」  
 
ベッキーのワレメから出て来る水音、ベッキーの喘ぎ声が部屋に響く。  
 
男は一旦ベッキーから離れると、ベッキーの口から垂れている涎を舐めとってから  
「まだイけてないですよね、宮本先生。おちんちん欲しいなら今度は先生が奉仕しておねだりする番です」  
男はローブを脱ぐと天井を向いた己のイチモツを突きつけ、ベッキーの体を起こす。  
無言で男を見上げていたベッキーだが素直に従った。  
手首を縛られたままの両手で男のモノを握り、先に口をつけあふれ出る鈴口を舐める。  
ん…ちゅ…レロレロ……石鹸の匂いがする…むー…かぷ…  
「こら、宮本先生、歯が!当てないで下さい」  
「ふぃかへしだ」  
「咥えられたまま喋るのって頬とか当たって気持ちいい」  
「ふがぁ」  
「いい光景ですよ、半裸の少女が手首を縛られて男のものにご奉仕ですからね」  
「んんうっ」  
「わっ、そんなに吸い付いてバキュームしないで、ほら一旦離して、  
 口に欲しいならちゃんと言う、子供じゃないんでしょ」  
一旦、男のものから口を離す、でも手は扱き続けている。  
「やだねー」  
べーと舌を出す。  
「無理矢理がお望みのようですね」  
男はベッキーの頭を押さえるとペニスを咥えこませ腰を荒々しく振った。  
「たっぷり味わってくださいよ」  
「んーふーンンーー!」  
男の動きがゆっくりになるとベッキーのほっぺが膨らんでいく。  
目を細め飲み込んでいくベッキー。  
「ふうう、大人しくしてればいいのに」  
ベッキーの口から抜いても男のモノはまだ固さを保っている。  
「さて、気持ちよくなったし白状してもらいましょうか?」  
「しょっぱ苦い」  
「…味じゃなくてですね。中断してもいいんですか?」  
男はベッキーの頬にモノをくっつけて脅迫する。  
「………」  
「うずうずしてこのままじゃたまらないでしょ」  
「……」  
「こら何をする!」  
ベッキーの行動に男はベッキーから少し離れた。  
「………わかった…好きにしろ」  
「そうじゃないでしょ、少し素直になれるようにしますよ」  
男はお豆を弄り出し言わそうとする。  
「卑怯者の変態!…ああっ…だめぇ…んんっ…」  
「いつまで我慢できるかな?」  
男はイきそうになる手前で手を止める  
「もう、こんなに溢れてますよ」  
ベッキーの口に蜜で濡れた指を挿入する。  
それをちゅぱちゅぱとしゃぶりだすベッキー。  
「いれて…欲しい…」  
「ちゃんと言いましょうね」  
男は頭を撫でながら促す。  
「私のアソコにぃ、お前のアレを…でイきたいんだあ!」  
男は笑顔のまま頭を撫でるのを止めない。  
「はうう……お前のおちんちんを下さい…言ったぞ」  
少しうなだれてベッキーは答えた。  
 
「続けて言ってみよう」  
「な゛……」  
全身を怒りと羞恥心で震わせながら  
「私のアソコに…お前のおちんちん…ください…それで気持ちよくなりたいの…」  
蚊の泣くような声でお願いする。  
「小さくて聞こえないなあ」  
「な゛!!お前なあ!」  
顔を上げて怒鳴る  
「冗談ですよ。宮本先生のお○んこに欲しいってちゃん聞こえましたから」  
にこにこしながら口をキスでふさぎ、  
男はベッキーをベッドに寝かすと腰の下に枕を置いて高さを調整してから  
「待望の…いきますよ!」  
一気に奥まで貫いた。  
「うぁっ、アアアアッ」  
その勢いにベッキーは弓なりにのけ反る。  
男はそのまま腰を動かし出した。  
「ちゃんと繋がってるとこ、出たり入ったりしてるとこを見てくださいよ」  
「うあっ…わかってる…ああん…わかってるけど…アンッ…激しすぎだぞおっ」  
「激しい方が好きでしょ」  
「ば、ばかぁ……アッ…奥……ごつんごつんくるぅ…」  
暫らくして腰のスピードを緩めた。ベッキーの顔にキスをしながら膣内を探るように回転させる。  
「宮本先生…わんちゃんと赤ん坊どっちがいいですか?」  
「…んっ……あ、あか…赤ちゃん」  
「顔真っ赤ですよ」  
「うるさぃぃ…」  
男はベッキーを抱きしめたまま体を起こし対面座位の形になった。  
「奥まで入ってますよ…好きですね宮本先生も…」  
男に必死で掴まるベッキー。  
「うるさいってばぁ……」  
ベッキーの体ごと持ち上げて絡み付いてくる膣壁を抉るようにして奥まで何度も何度も突き上げる。  
「アッ…すごぃっ…アアンッ…いい…はうっ…ンン……アッアッ…ああっ」  
「凄いよ、こっちも限界です。繋がったまま出しますよ」  
「あんっ…わかった……はぁあん…うわぁあうん…イきそ…もっダメェッ」  
男が絶頂に達したのとベッキーががくりと力が抜けたのはほぼ同時だった。  
 
「宮本先生…可愛かったですよ……エッチでしたし」  
繋がったままで会話してくる。  
「うーー…うるさぁい…」  
「お風呂に行きますか、このままで」  
「このままでか?」  
「そう抜かず2発目はお風呂で、その後で体を洗ってあげますよ」  
「それまでは解放してあげませんからね」  
「また、時間いっぱいでベッドで休む暇がないな〜」  
「そんなに機会がないですからね、やる時はしっかりやらないと」  
「この体力バカ。お腹空くんだからな帰りはいいもん奢れよ!」  
「わかりました」  
「またそっちの店は調べてないんだろ、夜鳴きソバは今回はパスだ」  
「今日は余裕ありますし奮発しますから、…それにお風呂場でも奮発しますよ」  
「ばか……うん…わかった…ありがと…早乙女」  
 
久しぶりの二人の逢瀬はまだまだ続く。  
 

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