「茜ちゃん・・・・・・」  
教室に柚子の声が響く  
「柚子・・・・・・」  
そして二人は静かにキスをした  
今は放課後で校舎に残っている生徒も少ない  
なぜこの二人が人のいない放課後の教室にいるのか  
それは、二人が付き合っているから  
 
きっかけは、二人で放課後に甘い物を食べに行った事からだ  
校門を出て二人で並びながら歩く  
なぜか柚子はそわそわし時々芹沢の顔を見て、すぐに顔を逸らす  
この時もう柚子は茜のことが好きだった  
流石に芹沢も来栖が自分の顔を見ているのに気付き立ち止まる  
「ん?来栖ちゃん?私の顔になんかついてるかな」  
首を傾げながら言う、それに柚子は慌てながら答える  
「な、何でもないですっ?!」  
そお?と芹沢が言いながら歩き出す  
 
着いた先は洒落た喫茶店だった  
空いている席に座る  
「ここのケーキ美味しいんだよね、来栖ちゃんもどう?」  
柚子はまた茜の顔をじーっと見ながら、顔を赤くしながらぼうっとしていた  
と、質問されている事に気付き、またも慌てて答える  
「・・・・・・・・・あ?!じゃ、じゃあこれ、食べようかなー?」  
「どっ、どしたの?!気分悪い?!大丈夫?」  
「大丈夫です!何でもありません・・・」  
そしてケーキ等を注文して他愛も無い話をしていると  
芹沢がこんな事を聞いていた  
「―――――来栖ちゃん、好きな人っている?」  
 
来栖は満足そうに頷いた  
「はい、いますよ」  
「誰、誰ぇ?教えてよ」  
そう芹沢は茶化しながら続ける  
「えっ?えっとぉ(汗)」  
来栖はそう言って恥ずかしそうに顔を俯かせている  
答えたくないという様子を読み取ったのか芹沢は慌てて謝った  
「ゴメン、ゴメンな、別に答えなくてもいいんだー」  
「いいですよ、全然気にしてないですし」  
そこまで言い終えると店員がケーキを運んできた  
「さ、ケーキ来たよ食べよ」  
そして、ケーキを食べ終わり、少し会話を楽しんだ後、各自で帰ることとなった  
 
その日の晩  
 
来栖は風呂に入り早々ベッドに入った  
「はぁ、やっぱり女の子の事が好きなんておかしいですよね」  
しかし、来栖にとっての芹沢茜への想いは異性から感じる物と似ていた  
「・・・芹沢さん・・・・・・」  
芹沢の顔を思い浮かべただけで自分の顔が真っ赤になるのが分かる  
 
――――オレンジ色に染まる教室  
―――――唇を重ねあう二人  
――――――そしてそのまま求め合う  
 
来栖はそこでバッと身体を起こす  
(私、なんて夢を?!)  
無意識に自分の股間に手を伸ばす  
パジャマごしでも濡れているのが分かった  
時計を見ると午前1時だった  
(誰もおきてないなら・・・・・・少し位・・・いいですよね)  
 

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