「待てーーー!雅ちゃん待ちなさい!」  
「べーー待たないケロ!」  
突然学校に突入した雅を追って、くるみは廊下をもう突進していた。  
腕を伸ばし後ちょっとのところで雅を捕まえられる。  
――――と、そのときくるみの足が段差につまずき  
「あっ!!!」  
開いていた廊下の窓からまっさかさまに転落していった。  
 
ガササッ!―――――幸い、落ちたところは校舎脇の垣根の上部。  
ちょうどうつ伏せで股から下が垣根からはみ出してる姿勢で引っかかった。  
何とか怪我はしなかったようだ。  
「び、びっくりしたー・・・。あぁ…何で私って窓から落ちやすいんだろう」  
思い出せば風にさらわれたランチの食券を追いかけたときもそうだった。  
しかし今は不幸を嘆いていてもしょうがない。とにもかくにも降りなければ・・・  
「ん・・・・・あれ?足が届かない・・。しかもなんかお尻のあたりがスースーするような・・・。」  
いつもなら股に触れている軽い布地の感触がない。  
そのとき初めてくるみは、地表に足をつけてる人間から  
自分の下半身がどのように見えて――というより見せられてるのか悟った。  
 
「・・!スカートがめくれて枝に引っかかってて・・・・もしかして、  
 私って今パ、パンツ丸見え・・・・!?  
 えっと、今日はどんなの履いてて―――そ、そうだ白の綿パン  
 ―――‥ってそうじゃなくて!は、早く下に降りなきゃ・・・・」  
地面に向かって交互に両足を伸ばしたり、片方の足のみに重心をかけたり  
そうしたところで足をばたつかせても、下着からはみ出た肌色の尻肉が  
足の動きに合わせてふるふると揺れるだけで全く現状に変わりはなかった。  
「ど、どうしよう・・・このままじゃ私晒し者だよ・・・・。」  
泣きそうになってきたとき、ザッと足音が近づた。  
『あ・・・誰かいるの?お願い助けて…』  
この姿を晒しているくるみにとって、声を出すのはためらうものがあった。  
しかし足音の主は何もせず、ひたすら視線を送るだけだ。  
『頼むから・・・早く――他の人に見られる前に―――!』  
 
 
数分後、階下のほうが騒がしくなってきた。  
携帯のカメラを取ったときの音が聞こえる。  
何人もの生徒がいるのは確かだ。でも誰も自分を下ろしてくれない。  
『どうしよう・・・こんなに多くの人に見られて・・・・わたしすごく目立ってるよ  
―――?目立ってる・・・?この私が・・・・・?』  
ニーソックスを履いたミニスカ少女が見てくれんとばかりに  
白いパンツと柔らかそうなお尻とムチムチの太ももを見せれてくれる。  
形は違えどくるみはまさに注目の的を浴びていた。  
 
『あぁ、もうちょっとこのままでもいいや―――』  
 
そしてまた一人の生徒が集まってきた。  
 
 
 

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