『2時間標準録画中』  
 
 
「おしおきが必要ですニャ〜」  
「ヒェ-------!!」  
桃月学園校内にて、シュールな光景が繰り広げられていた  
理由不明瞭でメソウサに迫るネコ神…はた目から見れば不条理な事この上ない光景だ  
しかし…この時は何かが違っていた  
「えっと、その、お…おしおきってナニをするんですかぁ〜?」  
「ふっふっふっ…」  
無表情で何を考えているのかよく解らないネコ神に、メソウサは毎度の事ながら畏怖し、何が起こるか心配でたまらずその場にへこたれている  
そうやってふるふると体を震わせていると、ネコ神はかまわず続けた  
「あなた…処女、ですね?」  
「は…えぇっ!!?」  
突拍子のないネコ神の質問に、頼りなさそうな驚きの声を上げた  
確かにメソウサは雌である。公式設定では曖昧だが、このエロパロでは雌という事にしておこう。というかしてもらわないと困る  
というわけで、曲がりなりにも女の子なのだから、当然顔を真っ赤にして反論しようとした  
「う゛…あのぉ………ボ、僕はぁ…」  
「処女…なんですね??」  
「ヒィ-------!!」  
いつの間にかゼロ距離に接近していたネコ神のドアップに、メソウサはまた悲鳴を上げた  
その言いしれぬ威圧感には、首を横に振るわけにはいかなくなった  
メソウサは言いたくもない恥ずかしい宣言を、涙を浮かべながらぼそりと口にした  
「…じょ…です」  
「聞こえませんね」  
「ヒッ!?」  
「ちゃんと聞こえるように言いなさいニャ…「自分は処女だ」とハッキリと」  
「うぅう…」  
突然どうしてこんな事を聞くのだろう、と思うが、ここまで迫られてはどうしようもない  
とうとう、メソウサは泣き出しながらその言葉を口にした  
「うっく…僕は……僕は処女…です…ぅ…」  
「よろしい」  
ネコ神の言葉にほっと溜息をつくメソウサは、涙を拭いて立ち上がろうとした  
ところが、  
「それではおしおきの時間ですニャ」  
「へっ?」  
「言葉だけでは済ませませんよ…おしおきはこれからなのですから」  
「エ-------?!」  
 
場所をウサギ小屋の中に移し、ネコ神とメソウサの問答は続いている  
ネコ神はメソウサを目の前に座らせて見下ろしている  
「あ、あの…今度は何を?」  
「質問はこれで最後ですニャ」  
「はぁ…」  
おどおどと言葉を絞り出すメソウサだが、理不尽にもネコ神は最後と言ったその質問で、無常な言葉を叩きつけた  
「ファーストキスはいつですニャ?」  
「はぇっ!?」  
さっきとほぼ同じ状況だが、メソウサは対応策が思い浮かばない  
質問に答えられないままオロオロしていると、その視線に飛び込んできたのは、こちらの様子を覗いている一条だった  
まさしくこの状況下で、メソウサにとっては助けに船だ。懇願するような視線でこちらを見つめる一条に投げかけた  
その視線に気が付いたネコ神は振り返り、彼もまた一条と目線を合わせた  
が、  
「ちょっと諜報部からハンディカムお願いするニャ」  
「はい」  
「え?え?え?え?」  
ネコ神の頼みをあっさり聞いて、一条はすたこらさっさとウサギ小屋を後にした  
それにしてもハンディカムなんて何に使うのか、さっきから投げかけられているセクハラまがいの質問の数々は何なのか  
メソウサの頭の中は疑問符でいっぱいだが、次なる状況は彼女をさらに混乱させるものだった  
 
ぷにゅ  
「!」  
突然、ネコ神の手がメソウサの胸に押し当てられた  
ウサギなので、当然その胸は貧乳どころか膨らみの影も感じないが、腐っても女の子。動揺しないわけがない  
「なにをするんですかぁ〜〜〜〜!!!」  
メソウサにしては珍しいことに、ネコ神を突き飛ばすという行為に出た  
だが、彼女よりも体重のあるネコ神は、押されても不動だった  
「逆らってはダメですニャ」  
「だ、だって…」  
「おしおきを追加してもいいんですか?」  
「ヒィィっ!!」  
結局、言いくるめられてその胸を大人しく愛撫されてしまう事となった  
ネコ神の手がメソウサの胸に伸びる  
メソウサの体は小さいのでどこまでが胸で腹なのかよくわからいが、ネコ神の手は的確に彼女自身が胸であると認識している部位を刺激した  
ぷにぷにと肉球の感触がやわらかい…が、そんな気分に浸っている暇がメソウサにはない  
「んぁ…」  
処女であるし、さっきは答えなかったがキスの経験さえないメソウサにとって、胸を蹂躙される事は今までにない程の恥ずかしい行為だ  
そして、体験した事もない快感でもある  
「…ァ……く…」  
途切れ途切れではあるが、メソウサの呼吸から微かに喘ぎ声と取れる声が漏れだしはじめた  
その反応を見て、ネコ神は口端を僅かにつり上げた  
メソウサは、自分の体に何が起きているのかを考えるだけでいっぱいいっぱいだった  
年相応の性知識はあったものの、彼女にとってはまさに未曾有の体験である  
この、胸を触られる事によって躰の中を走っていく電流のような衝撃に、何であるのかと考える一方で必死で耐えていたのだ  
それと同時に頭がぽけっとしていく感覚に支配されつつも、彼女の中の自制心がそうさせまいとしていた  
「ひゃぅ…んん…!」  
「キモチいいのですか?」  
「ふぇ…」  
またもネコ神からセクハラじみた質問が投げかけられた  
だが、今のメソウサには反論とかしている余裕はなかった  
「きもちいい…です」  
「それはよかったですね」  
状態を確認したネコ神は、おもむろに手をメソウサの股の間にするりと伸ばした  
びくんとメソウサは躰を強ばらせた  
「あッ!」  
「ふふ…濡れていますニャ」  
そのままネコ神は手を動かしはじめた  
先程確認したとおり、メソウサの秘所は既に水気を帯びていた  
ネコ神が手を動かすと、その都度粘り気のある愛液が淫らな音を立てる  
そして、メソウサの口からも嬌声が発せられはじめるのだった  
「ひゥ…んん!あ、ダメですぅ…ぅうん!!」  
「触れば触るほど溢れてきますね…」  
「そんな…コト、言わないでくだ……あぁあッ!」  
「ウサギは淫乱だって言いますけど、どうやら本当だったようですニャ」  
「え…ええ……??」  
自らの存在意義を揺るがすようなネコ神の一言に、メソウサは一瞬素に戻った  
だけど、すぐに股間部からはい上がってくる快感に押されて、理性は打ち消された  
ネコ神の責めは容赦なく続き、いつの間にかメソウサの下の地面にはぬるい水たまりが出来ていた  
「はぅ…はぅ……はぅぅうッッ!!!」  
「!」  
突然メソウサの躰が大きく跳ね、ネコ神の掌に愛液とは別の液体の感触が広がった  
一時かくかくと膝を笑わせていたかと思うと、彼女は糸の切れたマリオネットのように、ぱたりと藁の地面に倒れ伏した  
 
「起きて下さい」  
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」  
生まれて初めて味わう絶頂の余韻に、メソウサはまどろんでいた  
なにかが躰の底から迫ってくると同時に、何もかもが真っ白に消えてしまう不思議な感覚  
どこか心地よく、あとあとに気怠さがドッと押し寄せてくるが、たまらない感覚  
どうしても、もう一度感ぜずにはいられない、気持ちいい感覚  
メソウサは絶頂の快感をそう認識していた  
「起きて下さい」  
ようやくネコ神の言葉が耳に届き、むくりと体を起こした  
未だに息は荒く、目の焦点も合っていない  
「次は私に奉仕して下さい」  
「え?」  
「地球の未来にご奉仕するにゃん…ですよ」  
どこかで聞いたような決め台詞を呟いた後、ネコ神はメソウサの頭を掴んで自分の股座に引き寄せた  
今度は何をされるのかと相変わらずガクガクブルブルな彼女だが、今は頭の片隅で少し何かを期待してもいた  
「ぶっちゃけ言いますと、フェラチオですニャ」  
「ふぇ…ふぇら?」  
意味を知らないメソウサに、ネコ神はぶしつけに単刀直入な答えを掲示した  
「要するに私の男根を舐めて、私に奉仕する事です」  
「えぇ-------!?」  
…しかし、肝心のモノが見あたらない  
そうは言われてもどうしたらいいのかわからないメソウサは再びオロオロするしかなかった  
するとその視線に、いつのまにか帰ってきた一条の姿が飛び込んできた  
いつからいたのか不明だが、一条はハンディカムを片手に体育座りで録画を開始している  
「あ…あの…」  
「邪魔はしませんので、どうぞ続けてください」  
いつものジト目でそう言われ、とにかくメソウサは行為を再開するしかなかった  
さっきから困っている彼女の様子を見かねたのか、ネコ神は手を自分の股間に伸ばした  
「これですニャ、これ」  
「エ?」  
ネコ神が股間をいじると、そこからニョキっと巨根が姿を現した  
「え゛え゛え゛!!?」  
「いつも体外に出しておく訳にはいきませんからね」  
そう言うと、メソウサの顔に男根を押し当てるのだった  
「むぐ!?」  
「くわえなさい」  
「こ、これをですかぁ?」  
「何度も言いませんよ」  
「ヒッ!」  
 
メソウサはこくりと頷くと、恐る恐るネコ神のを口に含んだ  
見ての通り、メソウサの口は小さい…それ故、ネコ神の男根を全て包み込む事は出来なかった  
「も…もがもが…」  
「どうしましたか?まだ半分も入ってませんよ?」  
「…っ!!」  
ネコ神はメソウサの後頭部を掴むと、一気に陰茎の根本まで口の中に強引に引き入れた  
咽せそうになるがかまわずに、ネコ神はそのままムリヤリフェラを強要するのだった  
「がも…!っ、……んむぁ…っぷ!」  
「これです…ニャ」  
無表情のネコ神の顔にも恍惚感が漂っているが、対するメソウサはそれどころではない  
呼吸もままならず、口の中に異物が出入りをしているという未体験の事態に、頭の中はパンク寸前なのだ  
(あぁ…理由はどうあれ、僕は今…なんて淫らな事を……そ、それより、そろそろくるしぃッ…んんっ!)  
突如として、メソウサの口内に何かがこみ上げてきた  
「で…出ますニャ」  
「!!…ひゅむッ、んくぅ……ぅんあッッ!!!」  
ネコ神が何の前触れもなく射精したのだが、メソウサは身を捩って回避しようとする  
だが、ネコ神の手はがっちりと頭を固定して離さない  
そのままネコ神の濃厚で大量のザーメンを飲み込まされるのだった  
「んむぐッ…くっ…くっ……ぐぅ、けほっ!」  
ネコ神の精液は予想以上に量が多かった  
メソウサは飲み干す事が出来ずに咽せてしまい、さらにその顔面にシャワーの如くネコ神の小水までもを浴びせかけられてしまった  
「…失禁ですニャ」  
「えぐっ、うぅ…んう……に、臭っちゃうですぅ…」  
股間は自らの愛液で、顔面はネコ神の精液で、躰は同じくネコ神の小水で…  
メソウサの躰は本番が始まる前だというのに、既にドロドロのグチャグチャになっていた  
「…ってちょっと待って下さい!↑の本番って何ですか!!?」  
「そう言う事ですニャ」  
ナレーションに突っ込んだ隙をつかれ、メソウサはネコ神に組み敷かれた  
「ちょっ…そ、そんなのダメですッ!!」  
「観念しなさい。ここはエロパロ板ですニャ」  
「そ、そんなぁ…だったら一条さんの方が萌えてくれる人が多いかと思うんですがぁ…」  
「何げに酷い事言っちゃってますニャ」  
ちなみに指摘された本人はというと、  
「メソウサさん…いい顔してますね」  
いつのまにかウサギ小屋に入り込み、メソウサの目の前でカメラスタンバイしていたりしていた  
いつのまにかといえば、一条の周囲には照明だの音声だの機材もスタンバイされている  
「いつのまにそんなぁ…」  
「今回私は裏方オブジイヤーですので」  
「あの…さっきの事は謝りますから、タスケ」  
「本番スタートです」  
「ああああああああ…」  
結局、最後の頼みの綱も絶たれ、メソウサはやっぱりされるがままという展開に陥るのだった  
 
「では、始まりの合図代わりに」  
「ま、まだ何かするんですかぁ…?」  
「これ以上引っぱっては暴動が起きるニャ」  
メソウサは、ネコ神に押し倒される状態で膠着していた  
ついに破瓜の時と相まって、メソウサは少々ガチガチだが、それでいてどうしてか落ち着いている  
「…もう何されたって驚かないです」  
「覚悟を決めるという事は素晴らしい事ですニャ」  
ネコ神はそう言うと、メソウサの顔に接近していった  
何も言われないでもなく、メソウサは次に何がされるかは薄々悟った  
「ん…」  
「ふん、んぅ………ぅ」  
ネコ神がメソウサの唇にむしゃぶりついた…言わずもがなのファーストキスだ  
ざらりとした舌がメソウサの口内に侵入してくる  
ネコ神の舌が自分の舌に接触するたび、舌だけでも回避しようと動かしまくるが、そのまま捕まって舌同士で絡み合い…  
 
「ぷちゅ…んむ…」  
「…ふみゅ…ん…ぷぁ………あぅ…ん…」  
この間、キスシーンだけで5分以上費やし、メソウサはもうトロットロにとろけていた  
「ちゅぶ…ん……フゥ、それではいよいよ挿入ですニャ」  
「はぁ…ぁ…」  
「あの…質問いいですか?」  
ここに来て口を出したのは、意外にも一条だった  
「何ですニャ?」  
「獣同士の性交となると、描写が人間と同じというのは違和感があるような気がしたので、一応聞いておこうかなと」  
「”こじつけでもつじつまがあえばそれにこしたことはない”…先人のありがたいお言葉ですニャ」  
「…よくわかりました」  
その言葉で解ったのかどうかは甚だ疑問だが、とりあえず行為は続く  
 
にゅる、とメソウサの股間部に何かが当たった  
ボ〜っとしているメソウサは上体を起こして見てみると、それはネコ神の男根だった  
「う…」  
「挿入しますよ?」  
盛大に射精したばかりだというのに、その男根は既に元気を取り戻している  
鈍く光るソレに、メソウサは固唾を飲んだ  
(こ…このおっきなものが、僕のお腹のナカに入ってくる…んですね?)  
メソウサはもはや不安という不穏分子など影を潜め、うってかわって更なる快楽への好奇心で心臓が爆発しそうだ  
胸への愛撫とクンニ、フェラ、そしてディープキスの三連コンボで、彼女の脳内ダムはもう快感の波で決壊している  
さっきまでの頑なに処女を守り通そうとしたか細いウサギは、今や自ら股座を開くほどに性欲の虜となっていた  
「ほしい…きもちいいの……が…」  
「ブッこんで欲しいときは、ナニをどうするかハッキリ言うニャ」  
そんなこと、20分前のメソウサなら号泣しても言わなかっただろう  
しかし、今はもう違う…  
「ハァ…ハァ…そ、その堅くて大きいッ、ネコ神さまのおちんちん…僕のおなかに突っ込んで下さいッッ!!!!」  
「わかりました」  
 
ブツッ  
 
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!」  
ネコ神は、一気に根本まで男根をメソウサの淫らな花弁にねじ込んだ  
破瓜のショックで、メソウサはその小さい体を目一杯に仰け反った  
足に秘所からの血が垂れていくのが解るが、メソウサはそんな事など意に介さず、破瓜の衝撃の余韻から、ようやく解き放たれようとしていた  
「い…ハァ……うぁ…、痛ッ…」  
「…キツキツですニャ」  
「んんッ!!あ痛ッ…む、無理に動かないで下さい!」  
「それは承知できません…なにしろ動かないとキモチよくなれませんよ?」  
「はぅ…」  
全身は激しく震え、涙が止まらない  
破瓜の痛みはまだ残ってはいるが、メソウサはそのままネコ神に蹂躙される事を望んだ  
「引いて…」  
「ひゃぐっ!?ん…はぁ…ァ……ぁあぁああ!!」  
「押して…」  
「くぁ、来る…んぐぅ…うぅ!!ぅ…ひぁ…ぁ」  
「…全然動けませんね」  
「だい…じょうぶですぅ…あぅっ!」  
メソウサの狭い膣内には、ネコ神の男根が隙間なく詰まっていた  
おそらく射精したら、即、子宮に精子が注がれるだろうから、避妊できる可能性はかなり低かった  
それでも、ネコ神はメソウサの膣内を満遍なく堪能していった  
「ストローク速度UPですニャ」  
「ひぐっ!ひゃぁあッ!!痛い…のにっ……いたいのにぃ…」  
「?」  
「…んにゅッ、な、なんだかまたっ…さっきみたいにぽけっとしてきて…あぅぁ…それでぇ…」  
「そういう旨のセリフが出たなら安心ですニャ」  
メソウサはまだちゃんと気がついていないが、徐々に彼女は性交における快楽を感じ始めていた  
膣を中心に、奇妙な感覚がじわじわと躰全体に広がっていく  
やっぱりネコ神の言ったとおりにウサギは淫乱だった?事が功を奏した  
挿入して10分と経たずうちに痛みからくる苦悶の声が、突き上げる悦びからくる嬌声へと変わっていたのだ  
「いい、ですぅ…はぐッ!うふ、んぁ……ああ、もっと…突い……て!」  
「エロい…ウサギです」  
「はいッ!ぼ、僕は…あんっ!…僕は、えっちなウサギですぅ…ぅ…んはぁああぁあ!!」  
 
「ふぅ…さてと、」  
ネコ神は覆い被さるような体位に疲れたのか、位置を変更しようとメソウサの左肩を掴んだ  
「きゃふぅうぅッ!!!」  
「!」  
メソウサから、明らかにおかしな反応が返ってきた  
試しに、もう一度強く左肩を鷲掴みにしてみた  
「ひあああぁぁぁああ!!!」  
「…これは」  
「な、ナニが起きたんですか…ぁ??」  
一寸思案したネコ神は、ポンと手を叩いた  
「弱点発見ですニャ」  
「は…?ちょ、なにがなんだか…あ、あ、あ、あぐうぅぅぅうううぅぅッッ!!!!」  
ネコ神はメソウサを抱き起こし、その左肩にかぷりと軽く甘噛みをしてみると、案の定面白いほどに感じまくっていた  
抱き起こした姿勢のまま、ネコ神はメソウサを再び突き上げはじめた  
ここまで来ると、メソウサの言葉にも呂律が回らなくなり始める  
「なんれなんれすかぁ………ぼくのからだ…かまれたのにおかひくなっててぇ…」  
「おかしくなんかありません…むしろこの展開は歓迎されるべきものです」  
「くすぐったくて…ひぅっ!…なんらか……ひもちいいれす………」  
口からは際限なく涎が垂れ、躰の力は入らない  
ただ、膣内だけはガンガン締め付けてくる  
確実に理性を失いつつあるメソウサに、ネコ神はそろそろ最後の仕上げに取りかかった  
「…そろそろラストスパートなんて如何でしょうか?」  
「んっ!んっ!…いいれすよぉッ!……ぼくのなかァ…あん!…いっぱい出してくださいぃ!!」  
「そうです…そうですニャ、もっと喘いで下さいニャ!」  
遂にネコ神がはじめて荒ぶった  
彼の左手はメソウサの胸を弄び、右手はメソウサの腰を抱え、その口はメソウサの左肩を銜えて離さなかった  
彼女も快楽を与え続けてくれるネコ神を離さまいと、両手両足でネコ神の体に全てを委ねていた  
一条の録画しているハンディカムはテープ2本目に入っていたが、なおも二匹の行為は止む事を知らない  
そうこうしているうちに、上下に腰を動かしているメソウサは躰の自由がきかなくなっている事に気付いた  
行為が始まってから躰の中を流れるのを感じる微弱な電流が、大きくなって彼女の体中をのたうちまわりはじめている  
これは、今まで貪ってきた快感が頂点に達しようとしている信号だ  
同じ状況であるだろうネコ神も腰の動きをさらに加速させ、少しづつ高みへと上っていく  
「出ます…!私の精子を…おなかいっぱい喰いなさい!!」  
「来るッ!来ちゃうッ!ナニか来ちゃいますぅッ!!!」  
「んんっ!!!」  
「ひゃああぁあああぁあああぁぁぁああ!!!!!」  
 
隙間が無いに等しかったメソウサの膣内で、ネコ神の射精が行われている  
放出する量が多いので、彼女の子宮はすぐに一杯になって外に溢れ出ていった  
メソウサはネコ神の射精と同時に果てて、魚のように何度も跳ね、少し痙攣して倒れた  
ネコ神が男根を引き抜くと、ドロリと白濁色の精液がメソウサの胎内から湯気を立てて流れ出た  
ぽっこりと膨れたメソウサの腹…カメラを止めた一条がプニッと軽く押してみると、コポコポと花弁から精液が溢れる  
「はうぅ…ハァ…ハァ…ハァ…」  
「ひ、久しぶりに楽しめました…」  
額の汗をぬぐうと、ネコ神は立ち上がった  
もう男根の姿は無いが、汗と愛液で濡れた体が、情事の激しさを物語っていた  
「…それでは、その人を頼みました」  
「はい」  
そう一条に告げると、ネコ神はウサギ小屋の出口の戸に手をかけた  
「まって…くらさい…んぅ…」  
そのネコ神を呼び止めたのは、誰であろうメソウサだった  
「何か?」  
いつもの無表情な顔で振り向くネコ神に、性交で疲弊した躰を起こし、メソウサは一言だけ呟いた  
「ぼ、僕は…淫乱です。淫らな言葉も言っちゃいました…膣出しされて昇天してしまいました…悪い子です」  
「…」  
「だから、だから…また、おしおきしてください……」  
 
頬を桃色に染めて、淫らな液体で汚れきった顔を微笑ませるメソウサ  
それを見たネコ神は、何も言わずに虚空に消えていった  
 
 
 
 
「ところで、私がここにいた意味はあったのでしょうか?」 by一条  
ありません  
 

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