「ねぇアヤ、”Anal fuck”ってなに?」
「――ぶッ!?」
買い物帰りの地下鉄の中でイヴが発した質問に、アヤは吹き出した。
まだ小学生程度の知識もないイヴの質問攻め自体はよくある事だった。
その中には当然セクシャルなものも混じっていたが、普段はあの手この手でごまかしている。
が、如何せんここは電車の中だ。やたらな事は言えなかった。
「ど、どこで覚えたのそんなこと!?」
そう尋ねると、ほらアレ、と言って電車の中吊り広告を指差す。
ここでお茶を濁しては毎度の質問攻めに遭うのは目に見えている。慎重に言葉を選んだ。
「お、大人の……することよ」
「ふーん……」
といった反応の後、しばらく考え込んでいる。一体どんな想像をしているのだろう。
「――――してみたいなぁ……」
「〜〜〜ッ!?」
糸冬?
時間的には2のベストED後ぐらいです。ある程度の言語は理解できてる程度。