ニューヨークのとあるマンションの一室…、
ガチャッ、とドアが開き、「ただいまー」、と声がする…。
彼女の名前はアヤ・ブレア、ここニューヨークで働く警官である。
部屋の奥から女性が顔を出し、「お帰りなさい、刑事さん」と優しく言う。
彼女の名前はメリッサ・ピアス、オペラ歌手だ。
まるで接点のなさそうな2人が、なぜ一緒にいるのか?
それは、アヤが担当した事件がきっかけだった。
それから2人は知り合い、同棲し始めたのである…。
「待っててね、もうすぐ夕飯ができるから」
「お腹減って死にそー」
何気ない会話だがアヤにとっては、日頃から嫌な事件などに関わることが多いため、
こんな何気ない会話がちょっとした癒しになるのである。
それに彼女、メリッサには、あまりそういう顔は見せたくなかった。
夕飯が終わり…「ふう、食った、食った」
「もお!、アヤったら行儀悪いわよ!」
と、テーブルから離れ、ソファに寝転がるアヤに怒った風に言う。
だが顔は笑っている…。
「食器ぐらい自分でかたずけてよ」
「もお、クタクタでお腹いっぱいで動けませーん!」
「もう!、アヤったら!」
と、笑いながらキッチンへ歩いていった。
「…、いつもと違う…」アヤはふとそう思った、何となくだがそれがわかったのは、笑い方がいつもと違ってどこか不安を抱えているように見えたからだ。
「ねえメリッサ…、今日何かあったの?」
思い切ってそうキッチンで洗い物をしているメリッサに問いかけた…。
「え?!、ああ、別に何も…」
メリッサは言葉を濁した。
「ほんとに?」
アヤは探るように聞いた。
……少し沈黙した後メリッサはしゃべりだした。
「ほら、もうすぐ私の主演で舞台があるじゃない、それでちょっと…、ごめんね、心配かけて」
申し訳なさそうにメリッサは言った。
「ああ、確か、2回目のクリスマスイヴの公演はカーネギーホールで、って奴ね、私は仕事で行けないけど…」
仕事で行けないと言うのは嘘だ。
実はその日は珍しく非番で、チケットも手に入りそうなのでこっそり観に行って驚かしてやろうと思っていたのだ…
「すごいわよねぇ、クリスマスには、確かセントラルパークで野外ライブだっけ?、大忙しじゃない!」
アヤはまるで、自分のことのように喜んでいる。
「そうなんだけど…」
アヤとは対照的にメリッサは、うつむきため息を漏らした。
「どうしたの?」
心配そうにアヤが尋ねた。
「私が主演になれたのって、先に主演に抜擢されてた人たちが事故で出られなくなったからだし…」
メリッサはうつむきなが答えた。
「だから、私なんかで主演が務まるのかって、疑問視する人もいるし、実際私もできるのかなって、不安で」
と言い、少し自嘲気味に笑った…
「何、言ってるの!、確かに事故にあった人たちは気の毒だけど、それとあなたは無関係じゃない!、運だって言うならそれも実力のうちよ!」
アヤは怒ったように一気にまくし立てた。
「アヤ…」
メリッサは驚いたようにアヤを見た、アヤは少し恥ずかしそうに咳払いをして…。
「ま、まあ、あれよきっと頑張ってるメリッサに神様がくれたチャンスなのよ、それにあなたに才能があるってことは、私が一番よく知ってるわ」
そう言ってメリッサに笑いかけた…。
「アヤ…、ありがとう…」
そう言うとメリッサは涙を浮かべ再びうつむいた。
「ちょ、ちょっと泣かないでよ」
慌ててメリッサのもとへ駆け寄った。
「ごめんなさい…、でも私、うれしくて…、」
「メリッサ…」
アヤは後ろから優しくメリッサを包みキスをした。
「ん…、アヤ…」
メリッサもそれに答える、次第に行為に熱が入り始め…。
「ねえ…、メリッサ久しぶりだし、どうかな?」
「…うん、アヤがいいなら…」
2人は寄り添いながら寝室へと向かった…
寝室に入った2人は、唇を重ねつつ、服を脱いでいった。
「ん、んう、んふう、あふ」
アヤはメリッサの豊満な胸を揉み始めた。
「メリッサのおっぱい、おっきくて好きよ…」
「あん、やだ…、そんなこと、んっ、アヤのだって充分、はう!」
メリッサの言葉を制してアヤは彼女の胸に口をつけ、舌で乳首を舐め回す。
アヤの攻めを受けメリッサの声が次第に艶っぽくなってくる。
その声を聞くと、アヤも興奮してよりいっそう熱が入る。
「あっん、だめっはう!アヤ、私もう、立ってられない…」
そう言って、足をガクガクさせるメリッサを、ベッドの上に誘導する…。
ベッドの上に横たわったメリッサの胸を、再び愛撫し始めた。
「はっん、ア、アヤねぇ胸だけじゃなくて…」
胸だけでは満足できなくなったのか、アヤにそう言った。
が…。
「胸だけじゃなく、なに?」
「え!だ、だから下の方も…」
消え入りそうな声でメリッサは言った。
「下の方ってどこ?」
「だ、だからそれはその…、アヤのイジワル…」
少し泣きそうになりながら、顔を赤くする。
「ごめん、ごめん、メリッサがあんまり可愛いからつい…」
言いながら、手を下の方へ持っていった…
そこはもう、既に濡れていた。
「メリッサったら、もうこんなにしちゃって…」
「あん、だって…アヤとこうするの、ふあ、久しぶりだし…」
クチュクチュと卑猥な音が部屋に響く…、メリッサの声も快感も次第に大きくなる。
アヤはメリッサの陰部に指を入れた。
指はほとんど何の抵抗もなく、膣に入った。
「あう!やあ、アヤ指入れちゃ、あっあん」
声がさらに大きくなる。
アヤは膣に入る指を1本増やした、これも難なく入った。
さらにもう1本入れる…、少しきつくなる…。
アヤは指を動かし始めた、最初はゆっくりと、次第に早く、激しく。
「はあ、あう、だめ!あん、はう!」
指の動きにあわせるように、メリッサはむせび泣くような声をだし、体はビクンビクンと波打つように痙攣する。
「あう!アヤ!だめっもう!……!!あう!」
ひときわ大きく波打った後、メリッサの体から力が抜けた。
「ふふ、メリッサ、イっちゃった?」
アヤは指についたメリッサの愛液を舐めながら、息を切らし、くた〜っとなってる、メリッサに尋ねた。
「はあはあ…うん、イっちゃった……、今度はアヤの番だね…」
そう言って、ゆっくりと体を起こした…
アヤに口づけをした後、体を触り始める。
まずは胸を揉み始めた。
「アヤの胸って、形いいし、大きいし、好きよ」
「あん、や、恥ずかしいよ」
アヤの既に硬くなった乳首を指先でいじり、摘んだ。
「はん!だめ、摘んじゃ…」
アヤの体が震える、メリッサは乳首を舌で舐め始めた、
「あ、ん、ふああ、はう」
もはや胸だけでイってしまいそうだが、これだけでイってはおもしろくない。
メリッサはアヤの下腹部に手を伸ばした…、そこはもう既にぐっしょりと濡れていた。
「アヤ…すごく濡れてるわ」
「ふあ、やあ、そんなこと言わないでぇ…」
濡れた陰部にメリッサは指を入れ動かす…、その度にアヤの体が反応し喘ぎ声を出す。
それをしばらく続けた後、アヤの股間に顔を近づけた…。
「はあはあ、あ、あんまり見ないで、恥ずかしい…」
アヤは顔を赤くした。
「綺麗よ、アヤ…」
メリッサはアヤの濡れた陰部を舌で愛撫し始めた…、ピチャッピチャッと、わざと音をたてながら。
「あう、だめぇ、舐めちゃ、やあ、あふ」
アヤはメリッサの頭を押さえガクガク震えた。
メリッサの舌にさらに熱が入る…
アヤの足を持ち上げひっくり返した。
「やだ!こんな格好…」
羞恥でアヤの顔がまっ赤に染まる。
「大丈夫、すぐ気持ちよくなるから、おねえさんにまかせなさい」
そう言って再び陰部を舐め始めた。
ピチャッピチャッと湿った音が部屋を満たしていく。
「はう、きゃあん、やあん」
メリッサの下で悶えるアヤ。
メリッサはアヤのアヌスを指で弄りだした。
「ひあ!だ、だめ!そこは…」
「アヤって、ここ、弱いものね」
メリッサは指を唾液で充分に濡らした後、そのままアヌスにゆっくりと挿入していった。
「きゃあ!あっく…ふあ、やっだめぇ」
アヤの体が快感に震える。
「アヤのここ、すごく締め付けてくる」
そう言いながら指を動かし、口は陰部を舐める…。
「あっ、かは…だっめ、もう…ひああ」
アヤの快感が限界まで達しようとしていた。
「イキそう?いいわよイって!」
メリッサはアヤのクリトリスを強く吸った。
「ひっ!きゃああーーー!」
ビクンとアヤの体が大きく波打つ。
「アヤ、今度は2人で…」
息を切らして痙攣するアヤにメリッサはそう囁いた。
アヤは静かに頷いた…。
メリッサは再びアヤの陰部を舐め始めた。
そして今度はアヤに自らの陰部を差し出した。
「アヤも舐めて…」
「…ん、うん」
アヤもそれに答える。
2人の熱い吐息と湿った音が部屋を満たしていく。
「んん…、ふあ!だ、だめぇ、あん」
メリッサはアヤの陰部を舐めながら、アヌスに指を入れかき回す。
アヤも負けじとメリッサのクリトリスを舐め回す。
「はう!くあ、アヤいい、もっと…」
互いの行為にだんだんと熱が入る。
「ん、んん!くふぅんあ!はう、くは、む、んん」
「あふ、あう!んく、ひん、きゃう!」
メリッサはアヤの陰部にも指を入れてかき回す、アヤもメリッサの膣に指を入れる。
グチュッグチュッと湿った卑猥な音がさらに大きくなる、それにつれて2人の声も大きくなる。
「はう、すごっ!アヤ、きもちいっひん!」
「きゃふっ!だめぇ、メリッサぁ、もうっわたっし、ひあ!」
2人は限界を迎えつつあった、体が激しく相手を求め、また、それに答える。
「アヤ!イキそう、イクっ!一緒にっ、ふあ!もう!イクぅぅーーー!」
「ひあっ!イク!イっちゃう!だっめ、きゃあん!ひう!ふああーーー!」
2人はほぼ同時に絶頂を迎えた…
絶頂の余韻に浸りながら、2人はキスをした。
「アヤ、大好き」
「私もメリッサが、大好き」
そう言って再び唇を重ね合う。
「ん、うん」
「んっふ、ねぇメリッサ、…もう一回…」
アヤは、少し恥ずかしそうにそう言った。
「えぇ?あれじゃ物足りなかったの?…エッチねぇ、あやは」
ふふっと笑う。
「メリッサのせいだもん…」
顔を赤くする。
2人は笑い合いながら、再び体を重ね始めた…。
……あれから何度も愛し合った2人は、いつの間にか、寄り添うようにベッドで眠っていた。
まるで、いつまでもこうしていたいかのように…。
窓の外は朝日が照らし始めている。
クリスマスイヴが少しずつ迫ってきていた……