…某ネバダ実験場にて…  
 
 
そこにある一室の真ん中あたりに、  
手を縛られている男…。  
その正面に立つ美女…。  
「アヤ、これは何の真似だ」  
男は怒りで声を震わせながら、正面にいる女を睨む。  
アヤと呼ばれた女は冷たい口調で…  
「さあ?まぁ、あえて言うなら二人の親睦をもっと深めましょうってことよ」  
そう言って口元を歪める…。  
「ふざけるな!」  
男の怒鳴り声が飛ぶ。  
「ふざけてないわよ…私はいたってマジメよ、カイル」  
冷静に言うと、ブーツを履いた足でカイルと呼ばれた男の股間を踏みつけた。  
「なっ、なにを?!」  
「ふふふ…」  
楽しげに笑うと、アヤは足に込める力を増し、ぐりぐりとカイルの股間を刺激する。  
「う、く、あ、あ」  
痛みからか、カイルの口から苦悶に満ちた声が漏れる…、  
アヤはさらに足を激しく動かす。  
「や、やめろ…い、今の君は、まともじゃ、ない」  
苦しげにそう言う。  
「あーら、それが足で踏まれてここを固くする人の言うセリフかしら?」  
蔑むような口調で、言葉を返す。…確かに彼のそこは少し固くなっていた。  
 
「これは…、君が刺激を与えるからだ!」  
「でも、足よ!こっちの方がまともじゃないんじゃない」  
蔑むように笑いながら足を股間からはなす。  
そのまま屈んでカイルのズボンとパンツを脱がし始める。  
「そんなこと言うなら、どうなってるか見てみましょう」  
「よ、よせ、アヤ!や、やめろ」  
アヤは制止の言葉を聞かず、一気に脱がした。  
ブルンと固くなった大きなペニスが現れる…  
「プッ…なぁに、これ、固くなってるじゃない」  
笑いながらペニスを指でつつく、カイルの口から苦しげな声が漏れる。今までこんなことをされたことかないのか、カイルの顔は屈辱に紅く染まっていた。  
アヤはその顔を見ると楽しそうに笑顔をつくり、ゆっくりとカイルのペニスをしごき始めた。  
しごくほどにカイルのペニスは固さと大きさを増していった。  
「へぇ、カイルのって、結構大きいのね〜」  
まるで感心したように言いながら、しごく手を早くしていく、  
「う、あ、くっ、」  
快感による呻き声を漏らす、アヤはさらにペニスを握る手に力を込め、  
速度を速める。カイルの口から漏れる声が断続的なものになる。  
 
その様子を見て、アヤは口元を歪める。  
「こんな状態で感じるなんて、あなたMの気があるんじゃない?」  
「なにを…うあ!」  
カイルの言葉を聞かずにアヤは、彼のペニスの亀頭の部分を舐めた。  
カイルの表情が苦悶に歪む。  
アヤは開いた右手の中指をしゃぶりだした。  
唾液でねっとりと濡れた指でカイルのアナルをイジる。カイルの体が驚いたようにビクッとなる。  
「ア、アヤ、なにを?!」  
「ふふっ、もっと感じさせてあげる…」  
そう言うとアナルに指をゆっくりうずめていく…。  
カイルの口から苦悶の声が漏れる。  
中指がすべて入るとそのまま前後に動かし始める。指を動かす度に、カイルのペニスがピクンピクンと脈打つ。  
「カイルのここったら、こんなにピクピクしちゃって…フフ、かわいい♪あむ、ん、ん」  
アヤは楽しげにペニスを口に含み、舌を絡ませながら強く吸い上げ、首を上下に動かす。  
「うっく、アヤ、ま、て、うあ!」  
カイルの制止も聞かずアヤはさらに行為を加速させていく。ヂュボヂュボと卑猥な音をたてながら。  
カイルの体がビクビクっと痙攣したとき、アヤはペニスの根本を左手で強く掴んだ、アヤの手に阻まれ絶頂を迎えられなくなった。  
 
その状態でアヤは、執拗にペニスを愛撫し続けた。  
カイルは何度も昇り詰めそうになるが、アヤの手に阻まれ、射精できない。  
「うぅ…、アヤ、た、たのむ…もう…」  
耐えきれなくなったのか、うわずった声をあげる。  
「ん?はぁ…もう、なに?」  
ペニスから口をはなし、意地悪く問いかける。  
「だ…だから…」  
「だから?」  
「イ…イカせてくれ…」  
カイルの顔が赤くなる…。  
だがアヤは…  
「それが人に物を頼む態度かしら?」  
冷淡に言うと、アナルに入れた指を折り曲げグリッと動かした。  
「うあ!」  
思わず声が漏れた、その後再びペニスの先端部分を舌で舐められ、カイルはとうとう声をあげた。  
「お、お願いです、も…もう、イカせてください!」  
「はい、よくできました」  
アヤは満足げに笑うと根本を掴んでいた手をはなし、ペニスを口にくわえ、アナルの指を激しく動かした。  
「う、うあ…ああ!」  
喘ぎ声とともに大量の精液がアヤの口に流れ込む。  
少しこぼしつつもそれを飲み干す。  
「んむ…ゴクゴク……はぁ、フフッ、お尻の穴に指突っ込まれてイクなんて…変態なんじゃない?」  
口についた精液を指で拭いながら嘲るように言った。  
 
「…………」  
カイルは何も答えることができなかった。実際、感じていたのだかつてないほどに…。  
女性から攻められるという未知の快楽に、身をよじり、昇り詰めるほどに…。  
「フフ…」  
アヤは困惑するカイルの顔をみて微笑を浮かべると、着ている衣服を、一枚一枚脱ぎだしだ。  
全裸になって自分の秘部を触ってみる。そこはすでに濡れていた。  
「あ…もうこんなに…」  
アヤはそこをカイルの口に押しつけた。  
「今度は、私を気持ちよくしてね」  
「んぶ?!んぐ…んん」  
カイルは一瞬呼吸が困難になるが、舌でアヤのアソコを舐め始めた。  
「あ…そ、そうよ…いい!もっと!」  
アヤは自らカイルの口に腰を押しつけ、手を後ろに回しカイルのペニスをシゴきだした。  
「うぐ、んん、むぐ…」  
再び与えられた快楽で、カイルのペニスは固さを取り戻していく…。  
「あん、カイルったら、またこんなにしちゃってぇ」  
ペニスをシゴく手を速める…。  
「ああ…ん、はぁはぁ、…入れたい?この固くなったモノを…私のここに…」  
ペニスを握ってカイルに、問いかける。  
カイルは口をアソコからはなして、一言言った。  
「…ハァハァ…入れたい……」  
 
「…フフッ…」  
アヤはカイルの頭から腰をはなし、ペニスに近づけ、先をあてがう。  
「はぁ…ほら入っちゃうわよ、どうしようかしら…フフッ…」  
ペニスの先端でアソコをこすりながら、楽しそうに言った。  
「う…く、た、たのむ…お願いです、い、入れさせてください!」  
「しょうがないわねぇ〜、フフ」  
ヌチュッとぬめった音をさせながら、腰をおろしていく。  
「ああ…おっきい…入ってくる…あ、奥までくる…」  
「う、あ、あ、あ」  
カイルのペニスをすべて飲み込むと、アヤは腰を動かし始めた、  
「はあ、いい、気持ちいい、あん!」  
己が味わう快楽にあわせるかのように、アヤの腰の動きも速まる。  
「あ、あ、くっ、うあ」  
カイルの口から声が漏れる。  
苦悶に歪む顔を見ながら、アヤは自分の胸とクリトリスを触り始めた。  
アヤの腰の動きはさらに速くなり、声もそれに呼応するように大きくなっていった。  
カイルの声もまた、大きさを増していき、腰も少し動かし始めていた。  
「はぁはぁ…フフフ」  
アヤは、クリトリスを触って、愛液で濡れた指をはなすと、カイルのアナルに近づけ、再びそこに指を入れた。  
 
「う、うああぁー!」  
カイルは悲鳴のような声をあげ、体を仰け反らせた。  
「ああ!カ、カイルのアソコが、ピクンピクンて、私の、膣で、ああん!」  
アヤの体が快感に震える、腰をより激しく、上下に動かし喘ぐ。  
「ああ!…うあ、あ、あ…くっ!」  
カイルのペニスがビクンッビクンッと脈打つ、  
「あは!イキそうなの?まだよ、ま〜だ、だめ」  
そう言うと、左手でカイルのペニスを握り、意識を集中させる。  
「な!あ?!え?」  
カイルは、ペニスの根本を締め付けられるような感覚を覚え、アヤの顔を見上げた。  
「フフフッ…PEの応用みたいなものよ、大丈夫!死にはしないから…はあん!」  
アヤはさらに指を奥まで入れて、アソコを締め付け腰を動かした。  
カイルは果てることのない快感に、身をよじり、声をあげる、  
ペニスはアヤの膣で脈打つ、幾度となく果てそうになりながらも、決して果てることなく快楽だけが続く…  
こうなっては、最早ただの苦痛でしかない、カイルは耐えきれなくなり、とうとう。  
「イ、イカせてくれ!イカせてください!ア、アヤ、お、お願いします!イカせてください!」  
と、大声で懇願した。  
 
最早、恥も外聞もなく、ただ快楽に飲まれて、情けなく声をあげた。  
カイルの様な屈強な男が、自分の与える快感により、こんな声を出す姿を見て、アヤは高楊感に似た快感を感じていた。「プッ、フフ…そんな声出しちゃって、男として恥ずかしくないの?」  
アヤの蔑みの言葉も、今のカイルにとっては、快感を助長させる物でしかなかった、  
アヤは、己の快楽の命じるままに腰を動かし、指を動かした。  
いつの間にか、アナルに入れた指が二本に増えていた。  
「あう!ど、どうしようかしら…ウフッ、あん!もうすこ、しぃ、はぁ、い、いじめちゃ、おうかしら?…あう!」  
キュウ、とアソコを締め付け、激しく動かす。  
カイルの口からは涎が垂れ、喘ぎ続けた…。  
「はあ、ほんとに、もう、ん、限界みたいね、はう!いいわよ、イキなさい!」  
アヤは、ペニスの締め付けを解き、激しく責め始めた。  
「あ、あ、あああぁぁぁーーー!!」  
叫び声をあげカイルは、腰をつきだし、体全体を震わせて、大量の精液を、アヤの体内に放出した。  
「あう!二回目、なのに…こんなに…ふあ、熱!ああ、く、くる!きちゃうぅー!ふああぁぁぁーーーー!!」  
アヤも絶頂を迎え、カイルの上に倒れこみ息を切らした。  
 
 
「はぁ、はぁ、はぁ……フフッ、よかったわよ、カイル」  
大きく上下するカイルの厚い胸板の上で、アヤは満足げに笑い、腰をあげカイルのペニスを抜いた。  
「ん…、あ…やだ、溢れてきちゃった」  
アヤのアソコからは、カイルが放った大量の精液が溢れ出ていた……。  
 
 
カイルの縛めを解き、「ふ〜」と、アヤは、大きく溜息をついた。  
ネエミトコンドリアの影響か、アヤは時々、抗い難い衝動に駆られる、  
それがさっきまでのあれだ…  
装備を近くにおいてアヤは腕を組んで考えた。  
「どうしよう…またやっちゃった、…でも、まぁ、いいか…本人も気持ちよさそうだったし…それに、まずはこの施設を調べないと…」  
うん、うん、と頷いた。  
ふと背後で何かが動く気配がした、驚いて振り向こうとするが、背後から体を冷たい床に押しつけられた。  
「い、痛!何?!…!!カイル?何を?!」  
「さっきはよかったよ…だからお返しをしてやるよ」  
今度はアヤの手を、後ろ手に縛る。  
「い、いえ、結構よ満足してもらえたらそれでいいの、ね」  
「そうもいかんな…」  
カイルはアヤの下半身をまさぐり、秘部を指で撫で始めた。  
 
「ひっ!あっ、う、…やっ!」  
まだ敏感な秘部を、撫でられる度にアヤの体がピクピクと、反応する。  
「なんだ、もう感じてんのか?淫乱だなぁ、アヤは」  
指を秘部に入れてゆっくりと動かしていく、  
濡れた秘部は、難なく指を受け入れ、淫媚な湿った音をたてる。  
「ふあっ!やぁ!ちがっ…あう!」  
「ここをこんなにして、何が違うんだよ!」  
指をもう一本増やし、激しく動かす。  
「ふああぁぁぁっ!」  
アヤの口から悲鳴の様な声が漏れる。  
その声を聞きカイルは口元を歪める、そのまま空いている手で、アヤの乳房を強く揉みしだく。  
形のいい乳房はカイルの手で歪み、変形する。  
「ひっ…いたっ、もっとやさしく…」  
「口答えするな」  
カイルは静かにそう言って、すでに固くなったアヤの乳首を抓った。  
「ひいっ!」  
アヤの口から小さく悲鳴があがり、一瞬体が強ばり、力が抜け、顔を床につける。  
指を再び動かしアヤの秘部をかき回す、力の抜けた体が再び波打ち、声が漏れる。  
カイルは秘部から指を抜き、ペニスをアヤの顔の前に持ってきた。  
「あ?」  
「…わかるだろ?」  
……アヤはゴクリと唾を飲んだ。  
 
口を少し開け、カイルのペニスをくわえた。  
舌を絡め、強く吸いながら首を動かす。  
「そうだ、…その調子…」  
「んむ、うぅん、むぐ」  
アヤの愛撫が激しくなる、  
突然、カイルはアヤの頭を両手で掴み、自分で腰を動かし始めた。「んぐ!んん!ぶぐぅ!ごほ」  
ペニスが喉の奥まで侵入し呼吸をさえぎり、嘔吐感がアヤを襲う。  
目からは涙が流れ、口からは涎が垂れ、苦しみの声が漏れる。  
「ぐむ、うぶ、ぶぐぅ…ぶはっ!ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!」  
やっと口を解放され、アヤは激しく咳き込む。  
ペニスはアヤの唾液で、ベッタリと濡れている、カイルは後ろに回りそれを秘部にあてがう。  
「さっきより濡れてるな…、しゃぶってて感じたのか?」  
そのまま、一気にペニスを突き入れた。  
「ふああぁぁーー!!」  
突然与えられる、新たな刺激にアヤは絶叫する。  
カイルはかまわず腰を己の欲望のままに動かす。  
「ひっ、ふあ!あう…ああ!」  
アヤの体は、突かれる度に、ガクガクと痙攣する。  
しばらく突いた後、カイルはおもむろにペニスを抜き取った。  
「あ?」  
「残念そうな顔するなよ、すぐに入れてやるから…アヤはこっちが気に入ってたよな」  
 
そう言ってカイルは、アヤのアナルにペニスをあてがった。  
「ひ!い、いや!そこは…」  
アヤの、制止の声を聞かずに、カイルはペニスをゆっくりと、埋めていく。  
「くっ…さすがにきついな、もっと力を抜けよ」  
「ひぎっ!あ…あ、かはっ、さ、裂けるぅ…」  
カイルは強引にペニスを挿入していく。  
アナルからは少し血が流れるが、それも潤滑剤の替わりになり、ペニスの侵入を少しスムーズにする。  
「はあ、はあ、全部入ったぜ、アヤ…」  
「はう、ひっ、くぅ、いやぁ…ぬい、てぇ…」  
カイルは腰を動かし始めた、最初はゆっくりと…。  
「いぎっ!…やっ!うご、かさ、ないでぇ…」  
腰を動かす速さを上げ、手で体を愛撫する、  
アヤの口からは、苦痛からとも快楽からともつかない呻き声をあげる。  
アヤの体を起こし、下からアナルを突き上げる、  
「ひあ!やっ、うあ、ふ、かい…、だ、めぇ」  
かまわずカイルは、そのまま激しく突き上げる。  
「くっ…締まるな、…ん?フッ…前の方が淋しそうだから、こいつを入れてやるよ」  
カイルは近くにあった、トンファバトンを手にとって、アヤの目の前まで持って来た。  
 
「!…そ、それは…」  
「そう、君の武器だ、ちょうどいいんじゃないか?」  
カイルは口元を歪めると、アヤの秘部にそれの先端をあてがう、  
「ひっ、い、いや!無理!無理よぉ!」  
頭を横に振り、必死に拒むが、トンファはゆっくりとアヤの秘部に侵入する。  
「ひあ、あ、ふああ、くるっ、しぃ…おなか、がぁ」  
アヤの体が、大きく仰け反り、カイルの体に寄りかかり、だらしなく涎を垂らし、喘ぐ。  
「くう、し、締まる…ちぎれそうだ」  
トンファが限界まではいる。  
「なんだ、ここまでか、じゃあ…」  
カイルはトンファをグリッと動かした。  
「ひあ!」  
アヤの体がビクンと震え、痙攣する。  
「イったのか?でも、まだだぞ、俺がイってからだ」  
カイルは腰と、トンファを、激しく動かした、アヤは息ができないのか、声もなく口をパクパクさせる。  
しばらく緩急をつけて突いていると、感じ始めたのか、アヤの口から喘ぎ声が漏れる。  
「ふあっ、すご、い…こんな、のぉ…うあ!はぁう、きゃう!」  
愛液はトンファをつたって、床を濡らし、同時に、トンファを持つカイルの手も濡らしていく。  
カイルは空いている手で、アヤの勃起したクリトリスをイジる。  
 
「ふあ!そこ、ダメ!あう!いやぁ!ダメェーー!」  
クリトリスを軽くイジられただけで、再び体を痙攣させて、絶頂を迎える。  
「またイったのか、敏感だな、アヤは」  
力強く腰を突いて、トンファで秘部をかき回し、クリトリスをさらに強めにイジる。  
「ひう!も、もうやめっ、ゆるしてぇ!」  
「まだだ、まだだぞ、もっと気持ちよくしてやるからな!」  
カイルは再びアヤの体を、床につけ、激しく責め立てる。  
「うああぁぁーー!もういや!もういやぁー!壊れるぅー!きゃああぁぁー!死んじゃうぅーー!」  
狂ったように髪を振り乱し、絶叫する。  
「心配しなくても死にはしないさ、それに、そろそろ俺もイキそうだ」  
少々うわずった声で言うと、再び激しく責める。  
アヤの体は過敏に、その刺激に反応する。頭の中は真っ白になり、口からは涎を垂らし、体は痙攣し、呼吸もままならない。  
「ひっあ…かはっ、あう、ひう、うあ」  
それでも、カイルの動きは止まることはない。  
「はぁ、はぁ…くっ!…そろそろイクぞ!」  
トンファを深々と刺しこみ、クリトリスを強く摘み、ペニスを一気に奥まで突き入れ、熱い精液を腸内に放出した。  
 
 
「きゃっあああぁぁぁーーー!!」  
アヤの体は絶叫と共に、体を弓なりに仰け反らせ、ガクガクと痙攣したまま無様にも失神してしまった。  
 
 
……二人は少し離れ、背を向かい合わせながら、衣服を整えていた、互いに無言である…。  
身繕いが終わり、あたりをいやな静寂が包む…。  
唐突にカイルが大声で。  
「す、すまん!アヤ、なんて言うか…ど、どうかしてたみたいで…」  
「え?!あ…い、いいのよ、私もほら、あんなことしちゃったわけだし…」  
アヤも慌ててそれに答える。  
…再び沈黙する…が、今度はアヤが思い出したように。  
「と、とりあえず、ここをもっと調べてみましょう!」  
と言い。  
「そ、そうだな、じゃあ…また、手分けして」  
カイルもまた、そう答える。  
「ええ、な、何か分かったら、連絡して」  
「あ、ああ、分かった」  
そう言った後、二人は、反対の方向に向かって走り出した。  
金属製の床がけたたましく音を立てる。  
広大な施設内を走る二人に、ある同じ考えか頭をよぎる。  
「う〜ん…ああ言うのも…、結構悪くないかな〜」と。  
 
 
…………終。  
 

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