2000年10月、あの肌寒い夏の終わりから一ヶ月が過ぎようとしている。  
事件後、MIST内に内通者がいた事から組織は大きく揺れたが、本件の鎮圧の  
功績もあり、FBI自ら内々に処理するという形で一応の解決をみた。  
その際、ジョディとルパートが暗躍してくれたおかげで、無事イヴを私の妹として  
迎える事になる。  
 
 イヴ。この事件の被害者、私の妹になる娘、私の家族になる娘、  
 私と一緒に暮らす娘、私と同じ家に住む娘、私と同じ顔、私と同じ声、  
 ワタシの、コピー……  
 
「せんぱぁいってば!!」  
唐突に掛けられた声に夢想から引き戻される。  
「ジョディ!?」  
事件後、私はホワイトハウスに出頭したりとロス支部を離れる事が多かった。  
その上、人員の削減されたMISTの事後処理はほとんど彼女が担っていたようだ。  
久しぶりに見る彼女の笑顔にも少し影が落ちているように見える。  
「もぅ、最近ちょっと平和ボケしてるんじゃないんですかぁ?」  
「ごめんなさい、面倒な事は全部あなたにまかせてばっかりなのに……」  
「ほんとですよ、最近はほっとんどプライベートなんてないんですから。  
 今度の非番は一日中付き合ってもらいますからね!」  
「えっ!?」  
私とジョディの、秘密の関係……  
「フフフ、冗談ですよ。それに明日からイヴちゃんとの甘ーい同居生活ですもんね」  
「な、なに言ってるのよ。それにイヴにまで手を出したら承知しないんだから!」  
「あ、そのイヴちゃんなんですけど、今日の午後には退院できるみたいですよ?」  
「そう、ありがと。今日は昼過ぎから直帰だから帰りに迎えにいくわ」  
「ふふーん、いいんですかぁ?早く迎えに行ってあげないと  
 ジョディが食べちゃいますよぉ?」  
「もうっ、冗談ばっかり言ってないで早く仕事に戻ったらどうなの?」  
「はーい。それじゃあ、またお昼にでも」  
「はいはい、いつものカフェね」  
「それとせんぱい?」  
「なぁに」  
「ちゅう〜♪」  
「ッん…」  
 
いきなり突き合わされた唇に、驚く暇もなく差し入れられる熱い先端。  
しかし幾度となくジョディとの行為に耽っていたアヤは  
ネットリと絡み付いてくる長い舌に深く答える。  
  チュッ・・・・クチュ・・・・・  
甘く香るジョディの唾液がアヤの咽喉奥に流れてくる。  
(ん…ダメ……もうこれ以上したら……)  
アヤの小さな口に収まりきれずに滴りおちた雫を、  
ジョディは首筋へ這うようにつうっと舐め取ってゆく。  
「……はぁ…ぁぅっ……んっ…」  
「フフフ…… せんぱい可愛い……」  
そう言うとジョディは弄んでいたアヤの体を放し、  
小悪魔のような微笑を残して部屋を後にしていった。  
ひとり残されたアヤは名残惜しそうにしながらも、なんとか衣服の乱れを直す。  
「もう……。あながち冗談とも言えないのかしらね……」  
いたずらな同僚の魔手からイヴを守るべく、  
今日は仕事を早めに切り上げて病院に向かう事にしよう。  
明日からはまたもう一人小悪魔をかかえることになるのだろうから…。  
 
 
  さかのぼること数日、M.I.S.T.センター ロス支部  
 
「検査入院!?」  
「そうなんですよ。これからイヴちゃんが社会復帰するにあたって色々と  
 調べておくことがあるみたいですよ。ただでさえイヴちゃんの身体は  
 わからないことが多いですし」  
「……そうね」  
第一次・第二次ネオテニー計画の着手にあたり、ベクターウィルスに使用する  
理想的なネオ・ミトコンドリアサンプルとして構想されたイヴシリーズ。  
その雛型として数多くの試作の末誕生したのが今のイヴ、ということらしい。  
事件中にピアーズが侵入したファイルに計画の詳細が記されていたのだ。  
私のミトコンドリアと上手く共生をはじめたイヴ、しかしミトコンドリアの思惑とは  
裏腹に人間のクローン技術がそれに追いついていないのだという。  
さすがにあのANMCほどではないらしいのだが、  
それでもやはり生物として曖昧な部分が多いようだ。  
具体的にどうなっているのかピアーズに問い詰めてみても  
『やあ、べつに日常生活に支障はないとおもうからさ……』  
といって言葉を濁すのだった。(……ピアーズのくせに…。)  
 
「でもせんぱいがちゃーんとケアしてあげれば大丈夫みたいですよぉ、フフフ」  
「―――ッ!? ちょっと、あなた何か知ってるのね?」  
「さぁて、それはどうでしょうねぇ。それと入院中のイヴちゃんは  
 せんぱいがワシントンに出頭してる間、わたしがちゃんと面倒みておきますから」  
「……まあいいわ。それより、よろしく頼むわね」  
「はぁい。しっかり可愛がっておきますからね?」  
「………。」  
さすがのジョディもまさかイヴのような少女に変なことはしないだろう。  
それより留守の間、信頼できる人間にイヴを任せておける事にアヤは安心していた。  
これからはイヴのような純粋な存在を、姉として、家族として  
世間から守っていかなくてはならないのだから。  
 
「さあイヴ、ここがあなたの新しいお家よ」  
「………。」  
目の前のものすべてが驚き、とでもいうようにイヴは目を丸くして  
私の部屋を眺めている。最初は病室のモニターにもパニックを起こしていたらしいが  
今ではすっかり落ち着き、好奇心の塊と化しているようだ。  
あのあと同僚の目がやけにきらきらしていた事に妙な不安を覚えた私は、  
予定を早く切り上げようとルパートに掛け合った。  
以外にもあっさりと承諾してくれた元パートナーを怪訝にもおもったが、  
去り際、  
「はやく行ってやれ。ああいう娘はジョディが食い付きそうだからな」  
との言葉にすこし感謝したりもした。  
無事了解を得た私は納車したばかりの年代物のビュイックに乗って病院へ向かった。  
そして少し早めの夕食をジョディとよく行くお気に入りのシュリンプバーで済ませ、  
今に到る。というわけである。  
「……そうね、まずお風呂に入っちゃいましょうか」  
「うんっ!」  
バスタブに水を張る私の後をまるで小動物のようなうごきで  
可愛らしくちょこちょことついて周るイヴ。  
「フフフ、ほら、まず服を脱がなきゃね」  
恥ずかしそうにうつむくイヴを手伝って、白いブラウスを脱がしてやる。  
するとタイトなスポーツブラに包まれたイヴの上半身があらわになった。  
 
(すごい…綺麗な肌……)  
アヤも肌にはかなりの自信があったが、イヴのそれはアヤ以上のものだった。  
(……少しはジョディの気持ちもわかる、かな)  
やはり緊張しているせいか、イヴの小さな突起は  
ブラの上からでも分かるほどに硬くとがっている。  
「……ぁ、アヤぁ」  
「―――ッ!? あ、ご、ごめんね」  
自分でも思ってもいないほどイヴの白く透き通った肌に釘付けになっていたようだ。  
みるとイブの顔もかなり紅潮している。  
アヤはあわてながらも冷静を装ってブラを取りにかかる。  
仕事柄、自分もよくこのテのスポーツブラを愛用しているが、  
しかしそれは機能性を鑑みてのことだった。  
だがそんなブラでもイヴが着けていることで一種の倒錯を覚える。  
(……わたし、どうしちゃったのかしら……)  
バンザイさせるようにしてブラを脱がしてやると  
やはり硬く隆起していた乳首がイヴの小さめの胸と共に  
プルンッ と布にこすれて飛び出してきた。  
「―――ンッ!」  
堪えきれずにもらしてしまったというように  
イヴの押し殺した嬌声が熱気のこもるバスルームに響く。  
(イヴも……感じてるんだわ………)  
最近は忙しすぎて、ジョディからもおあずけをくらう事が多かった。  
実際、私もかなりフラストレーションが溜まっている。  
(イヴ……ホントにきれい………)  
自分の奥で、次々と熱い蜜が溢れてくるのを感じる……。  
今にでもふるふると恥ずかしそうに震える両手を押しのけて、  
イヴの熱い蕾に吸い付いてしまいたかった。  
しかし、はやる気持ちをどうにか抑えてイヴのスカートに手を掛けたとき、  
アヤはふと、スカートの中に違和感をおぼえた。  
 
「えっ!?」  
今スカート手を掛けたとき確かに異物に触れたような気がしたのだ。  
イヴを見上げてみても、きつく目を閉じたまま押し黙っている。  
おそるおそるスカートを取り去ってみると、  
やはりイヴの股間は少女のそれとは思えないほどに盛り上がっていた。  
皆が言っていたのはこの事だったのかと納得しかけた瞬間  
「アヤぁーーッ!!」  
いきなりイヴが癇癪を起こしたかのように抱きついてきた。  
「―――ッ! ちょっ、イヴ!」  
「お、お願い。イヴのこと、き、嫌いにならないでぇ。  
 わたし、こんな身体だけど、も、もう一人ぼっちにしないでぇ  
 お願い、わ、わたしなんでもするからぁ。アヤの言う事何でも聞くからぁ!」  
涙と嗚咽で言葉も切れ切れに訴えるイヴ。  
(今までこんな不安定な心と身体で、必死に生きてきたのね……)  
腕のなかで小さくふるえているイヴに、保護欲とも違う不思議な  
感情がアヤの中で膨らんでいった。  
「大丈夫よ、イヴ。大丈夫」  
未だ嗚咽を繰り返す少女をしっかりと抱きしめ、アヤは軽く唇を交わした。  
やがてイヴも落ち着きを取りもどし、  
二人は先程よりも深く口づけを交わすのだった。  
 
   ………ンッ……ピチャ…クチュッ………  
最初は恐る恐るだったイヴも自分達がしている深く淫らな行為に酔ってきたのか  
自分からもアヤの唾液を求めるように必死に舌を絡めてくる。  
下手にスレていない、純粋な性欲で…  
ずいぶんと長い間お互いが求めるままに舌を吸いあう。  
アヤはイヴの舌の裏を丹念に舐めあげ、  
  ……ズズッ……  
とイヴにも聞こえるようにわざと音を立てて唾液を吸い上げた。  
「……ハァ…あやぁ……クチュ……もっとぉ………」  
抱き合ったままのイヴの腰がもじもじしだす。  
そしてすでに熱を持ち始めているイヴの股間が  
アヤの太ももに当たっている事に気が付いた。  
アヤは唇をはなすと、名残惜しそうに糸を引いたまま  
すでに痛いくらいに硬く充血したイヴの乳首へと舌を這わせた。  
「んっ!……ひうっ……ああ、アヤぁ………」  
まるで電撃が走ったようにイヴは体をのけぞらせる  
アヤは双丘に舌を走らせながら、さらに下へと手を伸ばしていく。  
すでにビクビクと脈打つまでに成長したそれは  
下着の上にうっすらと染みをつくるまでになっていた。  
アヤの舌によって敏感な突起に与えつづけられる責めにピクピクと  
反応しながらも、同時に下着越しに触れられる手に少しでも快感を得ようと  
イヴはぎこちなく腰を振って手の動きに同調させてくる。  
 
(ほんと……純粋というか素直というか………いとおしい…)  
もともと敏感な体質なのか、そこはもう限界まで熱を孕んで  
イヴのペッタリした下腹部に張り付きそうなほどだ。  
乳首に与えられるねっとりした激しい感覚と、  
イチモツを下着越しに愛撫される淡い快楽に  
イヴは気が狂いそうなほどに息を荒らげた。  
「ハァハァ、……ンッ、もっと…アッ…もっとちゃんとしてぇ…  
 イヴ……もっと欲しいのぉ………」  
再び目に涙さえ浮かべながら求愛してくるイヴに  
アヤはかつて感じた事のない情欲を覚えた。  
そしてもうかなり濡れそぼってしまった下着をゆっくり引き剥がすと  
痛々しいまでに怒張したピンク色のペニスが姿をあらわした。  
 
(……すごい!………)  
アヤ自身は女性との嗜好の方が強かったが、  
それでも男性と身を重ねたことがないわけではなかった。  
そしていま目の前で脈打つイヴのペニスは今までのものと決して見劣りしない。  
少女のからだを持つイヴにはアンバランスな程雄雄しくそそり勃っていた。  
見上げたイヴの顔にはこれからなにが起こるか分からない不安と  
未知の快楽への期待が入り混じった表情が張り付いていた。  
そんなイヴがさらにいとおしくなったアヤは  
虚を突くタイミングでイヴのペニスにしゃぶりついた。  
ツンとした若い薫りが鼻腔いっぱいに広がる。  
「ひゃうっ……えっ…アヤ?く、口で?………あぁうっ!」  
さすがにイヴにはソコを口で愛されるとは思いつきもしなかったのだろう。  
だが困惑する暇もなくヌルリと絡みつくアヤの舌が  
イヴを今までで一番の快楽で支配していった。  
イヴの反応を楽しむようにアヤは絡ませた舌を強く吸い上げ、  
ゆっくりと首を上下させていく。  
ジュポッ、ジュポッ と卑猥な音がバスルームに響く。  
しばらくしてアヤの官能的なストロークに恐怖心を溶かされたのか  
イヴの表情に笑みが広がった。淫猥ではなく、ただ純粋な笑顔。  
そしてアヤも首の上下をさらに加速させてゆく。  
「ああぁぁぁっ!すごくイイっ…イヴのチンポ、すごく気持ちいいのぉっ!  
 アヤぁ、好き………大好きっ!………んはぁぁぁんっ!」  
イヴも段々昂ぶってきたのか言葉が露骨になってくる。  
「はあぁぁっん!………アヤのお口がっ……すごい吸い付いてっ……んっ!」  
自分がイヴに施している淫らな行為を直接聞かされて、  
アヤのボルテージも徐々に上がってゆく。  
 
アヤは聞こえよがしにジュボジュボと音を立てながら  
イヴのペニスをきつく吸いあげる。  
「ああぁぁぁ……イイっ……もっとぉ…もっと吸ってぇ………  
 イヴのをっ………もっと吸い上げてぇっ!」  
アヤは口のなかでイヴのペニスがビクビクと震えるのを感じた。  
(……イキそうなのかしら)  
もっと長く楽しもうとアヤは一旦ペニスから口を放した。  
そして唇をつかってサオの横を這うように舐めまわす。  
「えぇっ!?……もっとしてよぅ………もっとイヴのチンチンしゃぶってぇ…」  
「フフフ…イヴ……もっとよくしてあげる」  
アヤは自分でも驚くほど妖艶に微笑むと、  
イヴのパンパンに腫れ上がった陰嚢へと手を伸ばす。  
「ひぁっ!……そ、そっちは……あううぅぅぅっ!」  
クチュッ………  
(―――ッ!?)  
思わぬ感触にアヤは手を引っ込める。  
「…………。」  
イヴは真っ赤な顔をさらに紅潮させ俯きがちにこちらを見ている。  
アヤは恐る恐る陰嚢の裏、股間のあいだへと指先を進めてゆく。  
クチュッ………  
やはりそこはびしょびしょに濡れており、指先はイブの小さな秘裂に当たった。  
「あっ…あうぅん………ッ!」  
 
口に含んでいた時からそうだったが、  
イヴは常人よりかなり濡れ易い体質のようだ。  
いまもアヤの口の中にはイヴの残滓がしつこく舌にまとわりついている。  
そして小さなヴァギナからも同様にひざ下まで伝うほど愛液が溢れている。  
「……アヤぁ……」  
惚れ惚れするようなイヴの体質に再び見とれていると  
イヴが例の甘えるような声ですがり付いてくる。  
もうこれ以上イヴを焦らしてもかわいそうだと思い、  
アヤはラストスパートを掛ける事にした。  
「イヴ? 気持ちよくなったら私の口の中に  
  いっぱいザーメン出していいんだからね?」  
自然といままで口にした事のないような言葉がもれる。  
「うんっ!」  
イヴはまるで救いを差し伸べられた羊のように満面の笑みで答える。  
「アヤ、大好き!……ずーっと大好きっ…あっ…ひぁッ!」  
言葉の途中でいきなりペニスを強く吸い上げられ、  
いまだかつてないくらいに電撃が走る。  
 
  じゅぽっ! じゅぽっ! クチュ… じゅぼぼっ!  
 
いきなりのディープストロークに加え、  
アヤの右手がイヴの秘裂を艶かしく這い回る。  
「あぁっ!…あっ…そ、そんなにしたら……ひぅッ…おかしくなっちゃうよぉ!」  
すでにアヤの顔がびしょびしょに濡れるほど愛液を溢れさせるなかで、  
再びイヴのペニスがビクビクと脈打ちだす。  
   
 じゅぼっ! ぐちゅっ!   
 
「あぁっ!……アヤッ……来るっ!……なにか来るよぉ………ッ!」  
アヤはすでに口の周りを泡だらけにしながらも、  
懸命にイヴの熱を受け止める。  
「あっ!あっ!……も、もうだめぇっ!  
  ………出ちゃうッ!出ちゃうよぉぉっっ―――――!!」  
 
  ドクッ! ビュクッ! ドクッ! ドクッ!  
 
最後にもう一度大きく跳ねて、イヴのペニスから  
塊のようなザーメンが飛び出してくる。  
(……すごく濃いっ……!)  
熱したゼリーのようにドロドロしたイヴのザーメンが  
アヤの咽喉奥にしつこく絡みつく……。  
「……あぁっ!………はうぅぅぅっ!」  
しかしまだまだイヴの放出は続く。  
(…あぁッ………ダメッ……止まらない!)  
すでに飲み込みきれずにアヤの口から零れ落ちたザーメンが  
顎を伝ってバスルームの床に水溜りをつくっていた。  
 
「ハァッ……ハァッ……」  
ようやく放出を終えたイヴのペニスを解放し、  
アヤはホッと息をついた。  
しかしまだねばっこい精液が口の中で飲みきれずに残っている。  
やっとのおもいで飲みきると、真っ白に濡れた口の周りを舌で拭う。  
イヴは精根尽きたかのようにウットリと目を閉じていた。  
たまらなくいとおしくなってまたイヴの唇を吸おうと思ったが、  
まだ自分の口から濃いザーメンの臭いがするからと、  
軽く触れる程度のキスを交わす。  
イヴはすかさず舌を絡めてこようとするが、  
自分がまだ服を着たままなのに気づいて  
名残り惜しそうな視線を感じながらも服を脱いでいく。  
少し熱めのシャワーでイヴの体を流してやると、  
うれしそうにイヴが抱きついてくる。  
「ちょっ、こら……」  
「フフフッ♪」  
素肌に感じるイヴの体は想像以上にすべすべしている。  
「……好きぃ…」  
あまりにもストレートに感情をぶつけてくるイヴに  
すこし困惑しながらも、全く悪い気がしない。  
そのまましばらく二人で寄り添ってシャワーを浴びていると、  
急にイヴがもじもじと恥ずかしそうに告げてきた。  
 
「………アヤぁ……せっくす、も……したい………」  
 
見れば再び熱を帯び始めたイヴのペニスが、  
アヤの形のいいヒップに遠慮がちに押し付けられている。  
アヤ自身先程あれだけ情欲の火を燻らせながらも  
未だ指一本触れていない状態だった。  
 
「……アヤぁ…ダメぇ………?」  
イヴは必死に懇願するように、  
熱くたぎった自身をさらに押し付ける。  
アヤの股間からしとどに溢れ出した熱い愛液が  
ドロリッ と垂れ落ちるのを感じた。  
―――もう、限界っ!  
 
「……ねぇ、アヤぁ……あっ!…はむぅっ!!……ンンッ……!」  
アヤは奪うようにイヴの唇を犯すと  
互いの体も拭かずにイヴを抱き上げてベットルームへと向かった………。  
 
 
 ピチャッ! グチュッ! チュッ! ピチュッ……  
 
二人はベットで向き合って本能のままに唇を吸いあう。  
未だイヴの残滓で粘度の高いアヤの舌が  
遠慮のかけらもなくイヴの小さな口内を陵辱していった。  
 
「クチュッ……!…はぁむっ!……アヤの…お口……ピチュッ…  
      すごぉい……ヌルヌルだよぉ………はぁッ!?……ンッ??!!」  
アヤの想いにどうにか答えようと拙くも必死に舌を絡めるイヴだが、  
抱き寄せられた拍子にアヤの濡れそぼった股間にペニスを挟んでしまう。  
 
「ンンッ―――ッ!? ……アアァァァンッ―――ッ!」  
甲高い嬌声をつきあげるアヤ。  
女性とのSEXに慣れていた彼女にとって  
予期していなかったあまりにも鋭い刺激、  
おもわず口をはなして弓なりに仰け反ってしまう。  
二人の唇をつないだ涎が、ぬるりとアヤの乳房に垂れ落ちた。  
 
「………ッ!?……いいのぉ?……アヤ、これ気持ちいいのぉ……ッ?」  
はじめてアヤが露骨な反応をみせた事に嬉しくなったのか、  
イブはペニスを挟まれたままぎこちなく抽出を開始する。  
 
  ニュルッ…  チュプッ! ヌプッ! チュポッ!  
 
「あぁ…アッ!……イヴッ……ちょっ…ヤメ……ンンッ!!」  
「アヤぁ……これ…いいんでしょぉ……? ……ひぅっ!……  
    イヴのチンチンもッ………すごく気持ちいいよぉ………!」  
イヴのぎこちない動きが、高揚をストレートには上げてくれず、  
逆にそれがアヤを快感の坩堝へと落としていった。  
 
「ハハハ♪……ンンッ!……アヤ、腰が動いちゃってるよぉっ…?  
 …ふぁッ…そんなにいいのぉ? イヴのチンポそんなに気持ちいいのぉ……ッ?」  
「……そんなことな…ンッ!! ……ああぅッ!」  
まだ挿れてもいないというのに、  
このまま二人が融けあってしまうかのような甘く深い快楽、  
すでにアヤの乳首はツンと上を向いて激しく充血していた。  
 
「……アヤぁ、もっとよくなってぇ……イヴでもっとよくなってぇ………!」  
そう言うとイヴは目の前でタプタプと揺れる  
アヤの豊満なバストに夢中でしゃぶりついた。  
 
「ひぁッ!? ……イヴっ!………ああぁぁぁぅッ!!」  
なおもイヴは抽出を繰り返しながら、先程のキスで熱く溶けた舌を  
パンパンに腫れあがったアヤの乳首にねっとりと絡みつかせた。  
アヤの中心にかつてない電撃が走る。  
 
(ああ…ダメッ!……そんなにしたら、もうっ…!)  
すでに熱いチーズのような愛液を溢れさせるアヤの花弁は  
たどたどしい摩擦を繰り返すイヴのペニスへ貪欲なまでにヒダを絡ませていた。  
 
「……ひぅっ!! ……すごいっ……アヤのおまんこがぁっ!………  
   …イヴのチンポにっ…吸い付いてぇっ………あぁぁン…ッ!!」  
愛する人の乱れきった姿に興奮したのか  
イヴの抽出はさらに激しさを増す。  
 
「アッ!、アッ! ……ンッ、もう…ダメッ……  
     …我慢出来なッ……ンンッ!!………ああぁぁぁッン―――ッ!!!」  
アヤは雄叫びのような嬌声を上げて大きく体をしならせると  
真っ赤に腫れた乳首を突き上げてビクビクと痙攣しだした。  
だが余韻に浸る暇もなく、  
イヴは登りつめていくかのようにアヤの股間に激しく突き立てる。  
(イヴ……そんなにっ! ……ああぁっ!!)  
果ててもなお過剰に与えつづけられる快感に、自然とアヤは腿を締め付けた。  
 
「ひゃうぅぅっ!! ……そんなに絞めたらぁっ!………  
    …またイッちゃ……はぁうぅぅぅぅんっ!!」  
 
        ―――ドクッ!  
 
確かにそんな音が皮膚を通じてアヤの耳に届いた。  
一度果てているにも関わらず、イヴの放出は全く衰えておらず、  
真っ赤にわななく花弁のすれすれで、ビュウビュウと噴出していた。  
 
しばらくお互い恍惚に浸るように抱き合っていると  
ようやくイヴの震えも止まりだした。  
アヤはまだイッたばかりで敏感な自らの秘裂に  
背中側から手を伸ばしてみた。  
グチュリ……  
 
「……すごい…イブ、お尻の割れ目の方までドロドロよ……?」  
「いやぁ……言わないでぇ………」  
アヤの露骨な言葉にイヴは真っ赤になってしがみついてくる。  
現にアヤのピンク色に上気した股間には  
イヴの真っ白い残滓が淡くコントラストを落としていた。  
 
「……うぅぅん………♪」  
さんざん愛し合って多幸感に浸っているのか、  
イヴは甘えた声で抱きついてくる。  
だが一度火のついたアヤの女としての欲望は  
イヴのような少女にも甘えを許さなかった。  
 
「え…!? ……アヤ? ひゃうっ!!」  
アヤは情欲にまかせてイヴの体を引き剥がすと、  
そのままベットに押し倒した。  
 
「フフフ……イヴ。 ほんと可愛い………」  
自らの下で怯えて小さく震えているイヴに、  
アヤはひどく嗜虐的な感情をおぼえていた。  
 
「……ぁ、アヤぁ………」  
不安げな声を上げるイヴ。  
 
「さっきセックスしたいって言ったじゃない。  
         何でも言う事を聞く、とも……」  
「そ、そんなぁ……ぁっ!」  
その訴えを遮るように、アヤはイヴの細い両足を持ち上げ  
ひっくり返すようにして、まだ可憐なイヴの秘裂を露出させた。  
 
「それにまだコッチが残ってるしね…」  
「や、いやぁっ! ……こんな格好恥ずかしいッ!!」  
イヴは真っ赤になって両手で顔を覆っている。  
羞恥的なイヴの姿に触発されたアヤは  
貪るようにトロトロの愛液を湛えたクレヴァスを舌で犯していった。  
―――ズ、チュッ!  
イヴにも聞こえるようにとわざとらしく立てられた淫音が  
二人の熱気がこもった部屋に響き渡る。  
 
   ズチュッ! クチュッ! ジュルル………  
最初は拒み続けていたイヴの体が、  
徐々に快感を受け止めようと甘く弛緩してゆく。  
すでに秘壺からは常識を逸した量の淫液が溢れ出し、  
アヤの顔を卑猥に濡れ光らせていた。  
 
「あっ! アヤ……ッ! アヤぁ――ッ!!」  
新たな刺激に晒されて、イヴは押し付けるように  
アヤの頭にしがみついてくる。  
ふと額に違和感を覚えると、そこにはイヴの陰嚢がタプタプとたゆたっていた。  
 
「ああぁぁぁっん!イイのぉっ!!………  
       イヴのおまんこ気持ちいいのぉッ!!」  
いよいよ理性のタガが外れてきたかのように、  
イヴの口から次々と卑猥な言葉が紡ぎ出される。  
気を良くしたアヤは、再び硬さを取り戻し  
未だザーメンでテラテラと光るイヴのペニスをしごきはじめた。  
―――ぬちゅっ! ヌプッ! グチュッ!!  
 
「ああぁんっ! …ダメぇっ あぅッ そんなにおまんこに吸い付きながらッ……  
      ……イヴのチンポしごいたらッ!…また……ひゃぅぅっ!!」  
惚れ惚れする程あけすけに快楽を享受するイヴの痴態に、  
いよいよアヤも我慢が続かなくなってきた。  
 
「……イヴ、きて………」  
一旦口を離すと濡れた髪もそのままに、自らの股を広げて妖艶に挑発するアヤ。  
まるで空想を飛び出してきた生ける淫魔のような肢体に、  
イヴは今までに無い高鳴りを感じた。  
 
「うんっ! イヴ、アヤとせっくすしたいっ!!」  
今度はイヴの方から勢いよくアヤの裸体に覆い被さった。  
 
 ―――ハァッ ハァッ ………  
 
これほどまでに互いの息吹を感じる距離。  
自然と二人は吸い込まれるように見つめあった。  
(……淡い、ブルーの…瞳………)  
まるで鏡を合わせたかの様な錯覚を覚える二人。  
アヤはいとおしそうにイヴの頬をなでた。  
「……きて…私のここに………」  
そう言うとアヤはイヴの剛直に手を伸ばし、自らの中心にペニスをあてがった。  
―――ヌチュッ!  
限界までたぎったイヴの欲望が、  
ゆっくりとアヤの中に侵入ってくる。  
 
「はあぁぅぅぅっ!! ……すごい……アヤのここ……ひぅっ!   
        ……すごく熱いっ……!」  
想像以上に熱くとろけたアヤの体内に、躊躇しながらもぬるりとペニスを突き入れた。  
 
「あぁっ! ……すごいっ!! ……ンッ!! ……今、イヴのオチンチンがっ…  
    …アヤの奥にっ……あぁんっ!……コツッて当たったのぉ――ッ!!」  
イヴはようやく慣れてきたといわんばかりに  
今度は自分から腰を激しく動かしてアヤに突き立てていった。  
久しぶりに自らの秘奥へと突き上げられる猛烈な責めに堪えきれず、  
アヤは獣のような喘ぎ声を響かせる。  
 
「ああぁぁぁっん!! イイっ!  ンンッ!!  
   もっとぉ……もっとわたしのおまんこかき回してぇぇぇっ!!」  
アヤの整った顔がイヴの動きに合わせて快楽に歪む。  
その光景に興奮したイヴはなおも音を立てて腰をピストンする。  
 
  ぬぽっ! ぬぽっ! ジュプッ! ぶぽっ!  ヌプッ!    
 
あまりの激しさにアヤのヴァギナは空気を  
かき混ぜられながら卑猥な音を立てつづけた。  
 
「はぁぁぅッ…! ……イイぃッ! イヴのチンポ、すごく気持ちいいのぉッ!!  
   ……アヤのヌルヌルのおまんこがぁっ! ……ンンッ!  
                   ………こんなに締まってぇぇっ!!」  
 
訓練で鍛えられたアヤの体は、括約筋すらその例外ではない。  
引き抜かれる時は膣内がきつく締まって、  
突き上げられる時は奥へ奥へと吸い付いていく。  
 
「あぁぁぁんッ! もうダメぇッ……! イヴのチンポっ……  
    アヤのおまんこでイッちゃいそうだよぉぉッ!!!」  
絶頂へと登りつめていくイヴとは裏腹に、  
アヤの脳裏には先程のイヴの射精の様子が浮かんだ。  
(……いやっ……あんなにいっぱいザーメン中出しされたら………  
               ……ンンッ! 妊娠しちゃうっ………!!)  
 
アヤは慌てて体を引き剥がそうとするも、  
イヴがすがるように抱きついていて離れない。  
 
「お願いッ!  ……アヤぁッ! 好きぃっ……  
               ……大好きだからぁぁッ!!」  
涙と愉悦の入り混じった顔で、必死に腰を振りながら  
しがみついてくるイヴと、既に自分の体を支配しきった  
激しい熱情に、アヤは細胞の隅々まで溶かされていった。  
(……もう…ダメ……何も考えられなくなって………ぁぁぁンッ!)  
アヤはすべてを受け入れたようにキツくイヴを抱きしめた。  
そしてイヴの小さなお尻へと手を伸ばし、  
すでに際限なく愛液を噴出しつづける膣口に激しい愛撫を加えた。  
アヤのそんな行動を同意と捉えたのか、イヴはラストスパートをかける。  
 
「ひぅぅぅッ!! ……そ、そんなにされたらっ! ………あぁふッ!  
    ……イヴっ! チンポとおまんこの両方でッ……!  
         あぁぁンッ! ダメっ……出ちゃうッ………  
           イッちゃうッ!! ………イッちゃうよぉぉッ!!  
                   ああぁぁぁぁッ―――――!!!!!」  
(………………イヴっ!!)  
 
    ドクドクッ! ビュッ! ビュッ! ドクッドクッ!!  
 
恐れていた通り、イヴのドロッとしたザーメンが  
幾度となくアヤの子宮口に激しく叩きつけられる。  
 
「イクぅ―――ッ!!  ……わ、私もッ……!  
    中出しされたザーメンでぇッ!! イッちゃ……  
                 ンンンッッ―――――!!!」   
 
いまだ膣内で激しく暴れまわるイヴのペニスが、  
アヤを絶頂の極みへと押し上げる。  
なおも吐き出されるザーメンに恐怖すら感じながらも、  
体は意に反して膣内を収縮させ、最後の一滴まで絞り取ろうと  
イヴのペニスに吸い付き続ける。  
 
「………ンンッ!! ……はぁぅぅ…………」  
 
イヴは半開きになった口から涎が垂れるのもかまわず、  
恍惚の表情を浮かべながらアヤの膣奥に  
最後の熱を振り絞る。  
 
―――ドロリッ!  
とペニスを引き抜かれたアヤの膣からは  
真っ白いザーメンがコポコポと音を立てて零れ落ちた………。  
 
 ――――――ハァッ ハァッ ハァッ  
 
互いに欲望のかぎりをぶつけ合い、  
二人は糸が切れたかのようにベッドに横たわった。  
引き抜かれてもなお、アヤの膣内には異物感を感じるほど  
濃いザーメンが留まっていた。  
疲れ果てて恍惚に浸っていると、  
イヴがモジモジしながら摺り寄ってきる。  
 
「……エヘヘッ……アヤ、大ぁ好きっ♪」  
無条件に自分を愛してくるイヴを見ていると、  
アヤはそれだけで幸福に支配されそうになった。  
甘えて顔を胸に押し付けてくるイヴ。  
優しく髪を撫でてやると、イヴは猫のように嬉しがる。  
 
いままで数々の試練を与え給うた神を何度も恨んだアヤだったが、  
今は感謝の気持ちで溢れそうだった。  
この最愛の家族を迎えられたことに。  
 
ふと見上げた窓辺から、  
青白く冴ゆる初秋の月光が煌々と二人を照らしていた……。  
                             ―――終  
                           

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