「主人公君、お疲れ様〜」  
「今日の試合、完封できてよかったね!」  
「あおいちゃんのおかげだよ。8回のピンチを救ったのはあおいちゃんだし」  
 
試合も終わり今日の試合の話で一息つく俺  
試合の結果は1−0でキャットハンズの勝ち  
先発に俺が投げて、8回のワンアウト1、3三塁の場面で  
あおいちゃんが登板しそのまま抑え勝利した。  
 
そしてそのまま話を続けながら、俺たちは帰路に歩く  
・・・はずだったが・・  
 
「ここらへんでお別れだね。俺の寮はこっちだから・・」  
「うん・・・・」  
 
どことなく寂しそうなあおいちゃん。  
 
「どうしたの?」  
「いや・・なんでも・・」  
「家まで送ろうか?夜はいろいろと危険だし」  
「・・主人公君はやさしいのね・・・」  
 
頬を赤らめる俺・・  
こういう事を異性に言われるのは初めてだった  
 
「そりゃ・・まぁ・・男の義務ですよ!」  
「クスっ・・・じゃあ・・・送って・・家まで」  
 
恥ずかしさのあまり言葉遣いがおかしくなってしまった。  
あおいちゃんはそれほど大きくもないが自宅を所有しており  
一人暮らしだという事を聞いたことがあった。  
安年棒の俺には程遠い夢のマイホームだ。  
 
「主人公君・・・」  
「何?あおいちゃん」  
 
やはり先の分かれ道から妙に元気がない  
というか恥ずかしそうに見える。  
 
「今日・・一緒に・・・寝てくれない?」  
「え・・ええぇ!!」  
「ねぇ・・・お願い・・・」  
「あぁ・・こういうことは・・まぁいろいろと・・やってから・・」  
 
混乱のせいか再び言葉遣いが荒れる  
そして顔が破裂しそうに真っ赤になった。  
自分でもよくわからないことを言っていると  
あおいちゃんが抱きついてきた。  
 
「お願い・・・抱いて・・・・」  
「ぇ・・ぁ・・うん・・・・・・」  
「今日・・・一緒に・・」  
「・・わかったよ・・・・・・」  
 
抱きついて来たあおいちゃんにつられて  
バッグを離しを俺も抱き返した。  
あおいちゃんの肌を感じる俺  
童貞だった俺はこれが異性を抱くということかと  
身に染みて感じた。  
 
「主人公君の体・・・暖かいね・・・」  
「あおいちゃんの体も暖かいね・・・」  
「主人公君・・・」  
 
あおいちゃんが抱きしめる力が強くなる・・  
俺も抱き返そうとするも  
あおいちゃんの胸やさらさらとした緑色の髪の毛に感じてしまい  
力が抜ける・・・  
 
「いつまでもこうしていたいけど・・いこう」  
「うん・・そうだね」  
 
それでもあおいちゃんは俺の腕に抱きつきながら満足そうな顔をして  
俺と帰路を歩く。俺は先の発言以降完全に真っ赤になってしまい。  
何も言えなかった。  
そして、あおいちゃんの家についた。  
一戸建てではなくマンションになっていた。  
あおいちゃん宅は7階の404号室だった。  
がちゃりと鍵を開けるあおいちゃん。  
 
ドアをあけるあおいちゃんをみて思った・・・  
俺の人生はここからスタートするのかもしれない。  
今思えば、野球ばかりの人生だった。  
子供の頃、バース、掛布、岡田のバックスクリーン三連発  
をまじかで見たことがきっかけで野球が好きになったのを覚えている。。  
そのまま中学、高校っと野球を続けプロの世界に入った。  
ドラフトは5位という微妙な位置ではあったものの  
この3年間必死で頑張り1軍にはいり、レギュラーになり  
とある試合に勝利したこの夜に・・・。  
 
あおいちゃんが鍵をあけるとそっと声をかける  
 
「入って・・・」  
「うん・・」  
 
俺もあおいちゃんも頬を真っ赤にしてしまっている  
そっと靴を脱いで部屋に入る俺。  
あおいちゃんのにおいでいっぱいでとろけそうになる。  
部屋の真ん中で立ち尽くしあたりを見回す。  
中は綺麗に整理整頓がされている。  
テレビやソファーなどの家具も充実しており  
生活に困っていないように見える。  
異性の部屋に入るなど夢にも思わなかったので固まってしまう俺。  
 
あおいちゃんは後ろから俺にに抱きつく  
勢いがあったので少しころびそうになった。  
そして後ろから俺の体をさすりだしはじめる・・・。  
 
「あ・・あおいちゃん・・・」  
「主人公君の体・・やっぱり温かい・・」  
コリコリ  
「ひぃ!・・」  
「クスっ・・主人公君ったら可愛い」  
指で俺の乳首をおもちゃのように爪を立てて触る  
それに思わず悲鳴をあげてしまう俺  
「こっちはどうかな・・・」  
「あ・・そこは・・」  
「主人公君の・・大きくなってる・・・」  
あおいちゃんは俺のものを力強く掴む  
「ひぁ・・ぅ・・ぁ・・・・」  
「温かい・・・」  
あおいちゃんはのびきった俺のモノを丁寧にさすりだした。  
その変化球投手ならではの器用な指で俺のモノを攻める。  
「どう?・・・ボクの指使い。」  
「はぁ・・・はぁ・・あおい・・・ちゃ・・も・・・駄目・・・」  
「主人公君の・・・さらに硬くなっていく・・・」  
あおいちゃんは前に回りこみ俺のズボンをパンツごと軽快に脱がした。  
すっかり硬くなりむきだしなった俺のモノ・・  
「もっと・・・気持ちよくさせてあげる」  
じゅる・・じゅる・・ちゅぱ・・じゅぶ・・  
なんと、あおいちゃんは俺のものを頬張り始めた。。  
激しい舌の揺さぶりと生温かい口内に包まれるこの感覚。  
電気ショックのような快感が俺を襲った  
 
「あぁ・・あ、あ、あ、あ、あぁああ・・はぁ・・・はぁ・・うぁ・・・・」  
「はぁ・・じゅる・・ん・・あん・・・・」  
「あぁ・・あお・・ああ・・い・・・・ちゃ・・・いぃ・・・・・」  
あおいちゃんの口内で俺のモノは洗われていく・・・  
先の攻撃もあったせいか俺の快楽は液体となって放出される・・・  
ぴゅー・・・・・  
「あぁ・・はぁはぁ・・・」  
ついに射精してしまった・・・  
それがあおいちゃんの口内にかかる。  
「んっ‥‥は、はあっ‥‥はぁっ‥‥んんっ‥‥!」  
ごく・・・ごく・・・ごきゅ・・・  
あおいちゃんはおいしそうに俺の精液を吸いだしてくる。  
この尿道の奥まで吸い出されるような感覚!  
その気持ち良さで腰ががくがくする・・・  
これがフェラチオというものか・・気持ちいいが・・恐ろしい・・・  
ごきゅ・・ごく・・ごっくん  
ジュル・・じゅるじゅる・・っちゅぽん  
あおいちゃんは精液を満足そうに飲み込むと  
その後、あおいちゃんは俺を見つめた。  
そのうっすらとした優しい笑顔に俺は先のフェラチオとは違う快感を得る。  
 
無言のまますっと立ち上がると俺の唇を奪って来た。  
・・ん・・・・・ん・・  
あおいちゃんは精液が混ざった舌で俺を攻めてくる。  
その勢いはすさまじいもので俺は呑まれそうになった。  
激しいキスの最中あおいちゃんは俺をベッドの上に押し倒す。  
ドサっ  
んん・・んぁ・・・・・・ん・・っはぁ  
キスをやめ、俺の上にまたがって俺のユニフォーム脱がし始める。  
あおいちゃんも自分のユニフォームを脱ぎはじめる。  
アンダーシャツ・・スポーツブラジャーと脱いでいくあおいちゃん・・  
俺の鼓動は一気にはやくなる!  
そしてあおいちゃんは上半身裸になった・・・。  
その瞬間、俺の時間が止まった・・・  
俺という名の世界でその輝かしいものは視界に飛び込んだ  
あおいちゃんのその豊潤で形がすさまじい程、美しい胸  
しなやかでやや筋肉質なくびれ  
緑色に輝いているお下げ  
そして赤くなって少し恥ずかしそうにしている顔  
 
 
             綺麗だ・・・・・  
 
 
俺にはそれしか思い浮かばなかった。  
それはプロ野球選手になるほどでないと完成しない肉体なのだろう。  
時は動き始めた・・・  
もう俺の左胸と股間は爆発寸前になった。  
俺がそうこうしているうちにあおいちゃんはズボンを脱ぎ終わっていた。  
これで互いに全裸になった。  
 
俺の今の状況を見つめなおすと全てがどうでもよくなった。  
俺が童貞であることも、俺がプロ野球選手であることも  
このあおいちゃんの香りがいっぱいのベッドの上で  
あおいちゃんの柔らかい太ももを感じながらの  
この光景を目の当たりにしていれば全てが無意味だ。  
「どうしたの?主人公君」  
嫌にケロっとした物言いに俺は萎えた  
「え・・あ・・・・あおいちゃんの体が綺麗だったんでぼ〜っとしちゃって・・・」  
「もう・・・主人公君のバカ・・・・・」  
あおいちゃんは俺のさ骨あたりに倒れこんできた。  
あおいちゃんの胸が直に俺に触れ気持ちよさで体が震えた。  
既に立ち切っている乳首がくすぐったい。  
「主人公君、ボク・・うまく言えないけど・・・大好き・・」  
「うん・・ありがとう・・・・」  
あおいちゃんは俺への愛を示してくれた。  
先のフェラチオもディープキスも俺への愛だというのか。  
それにしても今のあおいちゃんはあのいつも強気なあおいちゃんの面影はほとんどない。  
いや・・・この純粋無垢なあおいちゃんこその本当の姿なんだろう。  
純粋無垢なあおいちゃんか・・・・矢部君が見たらどう思うのだろうか・・  
「主人公君・・・ボクの中に挿入(い)れて・・・」  
「(何だってぇー!?(AA略)・・・そんな・・まさか・・・・・・・・)」  
「ボクを無茶苦茶にして・・・・」  
 
 
          あおいちゃんは最終兵器を使用しました  
 
 
先ほどのまったりとした時間で収まっていた心臓の高鳴りは再発した。  
 
かぁ〜っとなる俺・・・あおいちゃんも赤くなっている。  
「うん・・・・・・・・そこまで言うなら・・・・」  
あおいちゃんの下になっていた俺はあおいちゃんを上に四つん這いになった。  
あおいちゃんは力なく下になる。  
そして俺に誘いをかけるような笑顔で俺をみている。  
「ここでいいんだよね・・・・・?」  
「うん・・・速く・・・挿入れて・・」  
あおいちゃんの秘部はすっかり濡れてしまっていた  
それが薄暗い部屋の微かなな光に反射して輝いていた  
生唾を飲み込む俺・・・・・・・・・・  
ここまで来たからには逃げ場はない  
逃げる理由もないが・・・・・・  
そしては俺はゆっくりとあおいちゃんの膣内に自分のモノを入れる  
ず、ずずず、ずず・・・・  
「あ、あああああ、ん・・・」  
「・・・・・・・・・・・っかはっ」  
これが挿入れるということなのか・・女性の膣内ってなんだか・・・・・  
いや、例えるものがないほど気持ちがいい・・・・  
その気持ち良さを俺は全身がびくっと痙攣した・・  
「はひ・・・はぁ・・気持ちいい・・・」  
「もっと・・・中・・・・突いて・・・突いてーーーーーっ!!」  
「(つ、突く?こ・・こうか!?)・・っう・・はぁ・・・っう・・はぁはぁ・・」  
俺はあおいちゃんの性欲にまみれた叫びにびっくりしたように  
自分のモノで膣内の奥を突く・・・  
 
"突く"という動作は本能的に体が知っていたのか気づいたら腰を動かしていた。  
「・・っくは・・・ああ・・っは・・・」  
「・・主人・・君・・・の・・っぁ、はぁ・・温・・っんぁ・・・か・・っく、いっ・・・・って・・・気持ち・・・ぅぁ・・いぃ・・・」  
「・・・・あん・・・・あぁ・・もっと・・・・はん・・中まで・・・はあぁ・・・・挿入れ・・て・・・」  
耳に残るあおいちゃんの喘ぎ声・・  
汗まみれで光っている美しい肉体・・・  
この光景は俺の感覚を支配するこの気持ち良さに負けないくらい  
残るだろう・・永遠に。  
「あお・・い・・ちゃ・・・ん、もう・・・逝きそう」  
「ボクも・・っは、はん・・主・・・公・・・君の・・あぁあ、ん・・・大き・・・から・・っぁ、ああん・・もう逝っちゃ・・・っは、ふあぁん・・・う」  
「中・・っはぁ、ぁぁ・・・中に・・・・っあ、あ・・だして・・いぃ・・」  
「(な、中出し!?妊娠とかしちゃうんじゃ・・・いや・・でも、このさいどうでも・・・イイ!)」  
「あおいちゃん!・・・中に射精(だ)すよっ!」  
「速く・・っああん・・射精して・・・っはぁっはん・・・主人公・・の・・・っはぁ、ああんいぃ・・欲しい・・・」  
ドびゅ・・ビュビュビュビュ・・・・・ピュ・・・  
俺はあおいちゃんの膣内に射精した。  
 
妊娠やHIVなどの心配もあったが、今はどうでもよかった。  
この膣内で射精する快楽に今は浸っていたいから  
「ぁ・・・あ・・ああ」  
がく・・  
俺はあおいちゃんの右胸に倒れこんでしまった。  
やわらかいあおいちゃんの胸でイクのもよかったが  
言っておきたいことがあったのでこらえた。  
「主人公君の射精・・・勢いがあってそのままイキそうになっちゃった」  
「俺・・・今日まで童貞だったんだ・・・」  
「あら、そうだったの?」  
「うん・・・でも、初体験があおいちゃんでよかった・・・俺は幸せ物だ・・」  
「主人公君・・・」  
「もうあおいちゃん以外に女性とは寝れないよ・・・」  
「ボクとしか寝れないなら"あおい"って呼んで!ちゃん付けなんて恥ずかしい・・・・」  
「ふふ・・・あおいは・・・可愛いな」  
「・・・バカ・・・・・・」  
その後、俺たちはイった。  
俺は天国にいるような心地よさに浸っていた。  
このまま死ねるなら悔いはない。そこまで思った。  
 
 
あの日、あおいちゃんの家の前で思ったように  
あの日が俺の人生の始まりだった。  
俺たちはマスコミに知られないように交際を始めた。  
あおいちゃんは28歳という若さで引退し  
半年後、俺と結ばれた。  
あの日以来、俺は人が変わったように野球に打ち込み  
メジャーリーグ確実と言えるまでの投手に成長した。  
ノーヒットノーランをやってのけたこともあった。  
これも全て、愛する人という存在がいたからだったのだろう。  
そして、29歳の俺はこれからも成長していく・・・  
愛する人のために・・・  
 
----糸冬---  
 
 
 

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