オレは、プロ野球選手になるという夢が破れた、しがないサラリーマンである。  
しかし、そんな俺だったが、仕事の方は上手くいき、そしてついには独立し、  
念願のプロ野球球団を創立。  
その社長兼選手という、前例のないプロ野球入りを果たそうとしている。  
 
すでに、選手も東西から、俺自らが発掘した選手を獲得し、  
残りはマネージャーをとるだけである。  
今日はその面接である。  
 
 
コンコン…  
俺がいる社長室の戸が叩かれる。  
「どうぞ」  
俺の声のあとに、ドアがゆっくりと開かれ、  
ショートカットの女性がその奥から現れた。  
目つきは女性にしてはきりっとしていて、なかなかの美人である。  
オレは手元の履歴書の写真と見比べ、彼女が最初の面接相手であることを確認したが、  
本物は無機質な写真とは比べ物にならないほど、美しかった。  
「え〜と、四路智美…さんですね?」  
彼女は俺の問いかけに対し、  
「はい」  
とはっきり答えた。  
面接で緊張、ということはしていないようだ。  
オレはイスからたちあがり、俺のデスクと向かい合うように置いてあるイスへ、  
彼女に座るようにジェスチャーすると、その四路という女は、  
軽く会釈をして、そのイスに腰掛けた。  
(あっ!!)  
だが、彼女が座った瞬間、オレは思わず驚きの声をあげそうになった。  
四路はイスに座ると、おもむろに足を組み始め、  
スカートの中から彼女の白い太ももを露出させたのだ。  
思わず、右手に握ったペンを落としそうになるのを堪え、  
自分を落ち着かせるために、軽く咳払いをすると、オレは質問を開始した。  
 
「…それでは、あなたは野球に詳しいのですね?」  
「ええ、野球のルールも良く存じております」  
俺の質問に、四路はてきぱきと、言葉を詰まらせることもなく答えていく。  
だが、俺の視線は彼女の太もも付近に集中していた。  
質問している間に、彼女は何度か足を組み替え、  
そのとき必ず、彼女の穿いているスカートの奥に、  
黒い下着が見えていたからである。  
オレはなんと平静を保とうとしたものの、  
すでにイスに体重を預けている俺の下半身は反応しており、  
少しイスを動かしてしまうと、そそりたった己がデスクと擦れて、  
性的な快感を得てしまいそうだった。  
 
「この部屋、少し暑いですね…」  
四路がふと、質問以外で言葉を発した。  
「え?」  
俺は太ももにむけていた視線をあげる。  
(うお!!)  
今度は少し声が漏れたかもしれない。  
四路は、暑いというと、上着を脱ぎ、Yシャツのボタンを少し外してしまったのだ。  
かなり大きいというわけではないが、  
彼女の胸の谷間が見え、さらに下とおそろいの黒いブラが、  
白いYシャツから透けて見えていた。  
室温は、26度をキープしている。  
湿度も高くないし、決して熱くはないはずなのだが…。  
(俺を…誘っている?)  
ふと、俺の頭の中に邪な考えが浮かんだ。  
しかし、そんな馬鹿な、とすぐさま振り払おうと考えたのであるが、  
「社長も、いっしょにどうですか?」  
「え!!」  
四路は俺のそんな考えを悟り、いや、むしろこうなるのが目的だったのであろう。  
イスに軽く寄りかかりながら、俺に悩ましげな視線を送っていた。  
俺はもはや自分の理性を抑えることなど、到底出来なかった。  
 
「んん…あはぅ…あぁ…」  
オレは四路をイスから立ち上がらせると、  
そのまま背後から、彼女の胸を服の上から揉みしだく。  
見た目どおり、大きさは大したものではないが、  
そのやわらかさはたしかなものがあった。  
「ああん…社長……お上手…」  
「何を言ってるんだ、自分から誘ってきたくせに」  
オレは服の上からでは物足りなくなり、  
ボタンを全部外し、Yシャツをはだけさせ、さらにはブラをたくしあげると、  
直に彼女の胸を揉み始めた。  
もむだけでなく、まだ綺麗な色をしている乳首を指でこねたりするたびに、  
四路の甘美の声が漏れ、俺の性欲をそそった。  
そして、彼女の体を反転させ、尖り始めたその先端に俺は口をつけ、  
吸い上げた。  
「あひゃあああん!!」  
四路の体がびくっと震え、そのまま彼女から力が抜けていくのが分かった。  
「おいおい、もうイッたのか?」  
「はぁはぁはぁ…社長が……お上手なのでつい……」  
苦笑する俺に対し、四路は少し息を切らしながら答える。  
しかし、その目はまだ俺に物足りないと語りかけているようだった。  
 
ならば、遠慮することはない。  
オレはそのまま四路を絨毯の上に押し倒す。  
そして、彼女のスカートを下ろさせ、  
さきほどから何度も見せ付けられた、黒い下着をあらわにした。  
しかし、その黒い下着にはその色よりもさらに濃い色の染みが出来ていた。  
「あ〜あ、こんなに濡らしちゃって…」  
オレは意地悪く笑うと、それも下ろしてしまう。  
その際、指先が濡れてしまったが、おれはそれを舐めた。  
やや甘い、女性の味がした。  
「おお〜…」  
思わずため息が漏れる。  
綺麗に生え揃った女性の秘部。  
あまりにも四路のソレが綺麗だったため、  
オレは初めて女のソレをみたときのような感動を覚えてしまった。  
そして、我慢しきれなくなり、ズボンのベルトを慌しく外し、ズボンを下ろすと、  
彼女の腰を抱え、そこに自分のいきり立ったものをあてがった。  
「入れるぞ」  
「社長のお好きなように…」  
 
四路の了解をとると、オレは腰を推し進めた。  
すでに濡れきっている四路の膣内に入ることは難しくなく、  
どんどん飲み込まれていく。  
しかし、内部は非常に熱く、そして激しく自分の物を締め上げてきた。  
「う…」  
あまりの気持ちよさに、すぐにでも達してしまいそうなのを堪え、  
腰をさらに置く深くまで推し進める。  
「あはぁぁぁぁん!!」  
最後に、少し勢いをつけて押し込むと、四路が大きく喘いだ。  
「ふふふ、ここからさらに気持ちよくさせてやるよ」  
オレは腰を動かし始めた。  
最初はゆっくり、そのうち、リズムを変えながら、  
四路に快楽を与え、そして自身にも与える。  
四路の嬌声は高まり、絨毯をぎゅっと掴み、身をよじらせる。  
高級な絨毯なので、しわはあまり好ましくないのであるが、  
そんなことを気にしていては、この卑猥な行為は楽しめない。  
オレは四路が感じてるのが分かると、  
腰を打ち付けるペースを早くして行った。  
パンパンパンと、お互いの肉がはじける音の間隔が短くなり、  
四路の喘ぎ声もどんどん大きくなる。  
やや広い社長室で、その2種類の音が反響し、  
まるでサラウンドのようであった。  
 
「ふふふ、君の声はすごいな…。この部屋中に響き渡っている。  
 もしかしたら、部屋の外にもあふれ出しているかもね」  
オレはそんなことをわざと意地悪く、彼女の耳元に囁いた。  
「あん、そ、そんな事…言われたって……ひいやああ!!」  
さすがに羞恥心を感じたのか、いままで変化しなかった四路の顔色が少し赤くなり、  
その感情がさらに彼女に快楽を感じさせたのか、  
彼女は喘ぎを抑えるどころか、逆にさらに大きなものにしてしまった。  
だが、それは責めるこちら側にしてみれば、とてもいいことである。  
オレは、この女をさらに味わっていたいと思ったが、  
ふと腕時計に目を通すと、次の面接者が来る時間が近づいていた。  
仕方なく、オレは終焉に向けて、腰を俺に出来る最速の速度に動かした。  
「あ、あ、あ、イク! イクゥウゥゥゥゥウゥ!!」  
「く…中に出すが、いいか?」  
「いいです! いいですから…あ、あ、あ、あ、ああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」  
先ほどと同様、いや、それよりも大きく体を仰け反らせると、  
四路は今まで聞いたことのないような高い声を部屋中に響かせた。  
そして、俺のものをまるでクちぎらんばかりに締め付けてきた。  
「くぅうう!!!」  
俺も我慢できず、そのまま四路の中に精を解き放った。  
びゅくびゅく…と何度も俺の性器は律動しており、  
オレは、俺の人生の中でもっとも長い射精を行った。  
 
 
「…ありがとうございました」  
行為を終え、何事もなかったかのように、一見たときとおなじように、  
四路は凛々しい女性に戻り、深々と俺に頭を下げた。  
「あ、ああ、おつかれさま」  
反対にオレは、そんな彼女を抱いていた余韻がまだ残り、  
恥ずかしさのあまり、彼女の顔を直視できなかった。  
四路はそのままドアにむかったが、ドアの前で立ち止まると、  
「私を秘書にしていただけるのであれば、  
 毎日こうしたご奉仕を企画しておりますので」  
と、俺の方に振り返り、にこっと笑うと、社長室を後にした。  
(毎日…か…)  
頭の中で、さきほどの四路の気持ちよさが蘇り、思わず身震いをしてしまう。  
(こんな秘書もいいなぁ…)  
オレはにやけ顔がなかなか治らなかった。  
 
 

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