―――何故なんだろう。  
 
「センパイ!どうしたんですか?ぼーっとしちゃって」  
「え?!な、なんでもないよ?」  
みずきに問われて、ハッとして着替えを再開する。  
 
着替えながら、先ほどと同じ事を考える。  
 
どうして…どうして…  
みずきの方がボクより胸が大きいんだろう…。  
 
みずきとボクは、ボクの方が4歳も年上なのに、胸のほうは…明らかに…。  
大きいとまではいかないけれど、一般的な大きさのみずきの胸を、  
虚しい現実を受け止めながら見ていると、みずきが不意に声をかけた。  
 
「…せんぱーい…もしかしてー、胸が気になりますかぁ?」  
 
「…。」  
 
本当に鋭い、この子は本当にこんなところは鋭いわ。  
 
 
あおい先輩は図星だったらしく真っ赤に顔を染めながら俯いていた。  
わたしはそんな先輩を素直に「かわいいな」と思った。  
 
 
「せんぱい…さわってみます?」  
 
 
「え?!」  
 
 
「いいですよ、先輩、触っても」  
「え、でも…」  
「気になるんでしょ?」  
「…」  
 
(そして)  
 
「ああっ、み、みずき…!」  
 
「センパイ…!!」  
 
(30分後)  
 
「あれーあおいちゃんたち遅かったね〜」  
 
「えへへ、ちょっと色々あって!」  
 
「…もうやだ…orz」  
 
あおいちゃんのスタミナがあがった!  
みずきちゃんのコントロールがあがった!  
あおいちゃんの処女膜がなくなった!  
弾道があがった!  
 
あおいちゃんとみずきちゃんのあいだに友情が生まれました  
 
 
 

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