初めはほんの興味本意というか、ただ"ああいう女性も良い"と思っていただけだった。20代後  
 
半が熟女っていうのか分からないけど、ダンナがいて子供持ち。  
 
 こんな女性が乱れて壊れていく姿を見るのが堪らなく好きだ。  
 
 
『横恋慕の延長』  
 
 
 しばらくご無沙汰だったのか、その女性、海野 幸子はヤればヤるほど激しさを増していった。  
 
「ア・・・!あんっ、い、や・・・あ、ぁあ!あァ!」  
 
 
 オレは草野球の練習が終わり、もうすでに日が落ちてしまって暗がりが広がってきた頃、幸子  
 
さんに話があるなどと言って、幸子さんを強引に車の中に連れ込み、抱いた。  
 
 キスも愛撫も無い強姦状態の中、初め、幸子さんは普通の女性ではありえないような力で抵  
 
抗してきたが、両手をシートに縛りつけ、着ている物を全て剥いでしまえば後は大人しかった。  
 
「ヤ、ぃ、や・・・ァ!気持ち・・・っ、イイ、のぉッ・・・!!」  
 
 それからはスムーズに事が運んでいった。倒したシートに寝かせた幸子さんの足を開かせ、そ  
 
の上に重なるようにして挿入。  
 
 この時には既に幸子さんの抵抗は無くなっていた。  
 
「あ!もっと!・・・もっと動い、て!!」  
 
「あんまり車の中で大声出さない方が良いと思うけど」  
 
 言いながらもオレは腰を振り、目の前にいる女性を鳴かせる。  
 
 こうも上手くいくと思ってなんかいなかった。SMな展開に持ち込んででも屈伏させる気でいた  
 
から。そんなことしなくても、幸子さんはもうオレを拒まない。  
 
 こんな美味しい展開、滅多にない。好き勝手させてもらいます。幸子さん。  
 
 
 オレは一旦車での行為を止めた。  
 
 
「え、あっ、ど、どうして・・・!」  
 
 当然、まだイキ終わってない幸子さんはうろたえた。もちろんこれで止めにするわけない。ほん  
 
の意思確認するだけ。  
 
 オレは幸子さんから身体を離し、「ふぅ・・・」と運転席に座った。  
 
「こんな事しといてなんですけど・・・幸子さんは浮気になっちゃうんですよね?これ・・・」  
 
 ワザと情を入れたように言う。  
 
「そ、そうだけどっっ、・・・でも・・・その・・・」  
 
「それに殆どレイプみたいな感じになっちゃったし・・・」  
 
 オレは幸子さんが何か言ってこないか間を空けた。しばらくの沈黙の後、静寂を破って幸子さ  
 
んが声を荒げた口調で、欲求不満を吐き捨てた。  
 
「・・・お願い、して!溜まってるのよっ!かれこれ3年とちょっと、あの人は何もしてくれない・・・」  
 
 口元が自然とニヤけた。  
 
 "この女はもう後戻りできない"  
 
 そうやって乱れて、壊れて、泥沼に嵌って、自暴自棄になっていく女が好きなんだ、オレは。  
 
「じゃあ、このままホテル行くけど・・・娘さんとダンナさんはどうします?」  
 
「・・・うちのダンナは出張で家に居ないし・・・あの子だって勝手に寝てるわよ・・・」  
 
「なら服着てください、あっちでめいっぱい愛してあげますから」  
 
 言ってオレは幸子さんの両手を縛っている縄を解き、車のキーを回した。  
 
 
終わり  

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