イーニァは帰宅して自室に入るなり制服を脱ぎ散らかす。総督府に出頭するのに何時もの格好と言う訳には行かない。  
(あー疲れた・・・あーゆう場所は苦手〜)  
 下着姿でぺたっと座りため息をついた。  
 
 
 
 
 今日わざわざ出向いた理由は二日ほど前に請け負ったミッションの詳細な説明とその内容を詰める事。  
 必要な仕事とはいえ朝一に登庁させられミッション内容を詰めて解放されたのが日も暮れたついさっきの事。  
 今回の依頼は総督府から出ているので仕方が無いと割り切っていたが流石に疲れた。  
 でも後は明日のミッション開始時刻を待つのみイーニャはこの時間が割りと好きだった。  
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 都市移民船がこの惑星の周回軌道を回り始めてから数ヶ月、イーニァは惑星表面に降り立っていた。  
 今回のミッションは未開発地域の特定ポイントに境調査ユニットを設置すること。  
「・・・ポイント設定完了っと」  
 薄いクリーム色の腰まで届く髪をツインテールに纏めて頭の左右で揺らしながら転送されてきた場所をあらためて見回す。  
 島の中心に向けて原生林が広がっている後ろ側は断崖絶壁の海で見渡す限りの水平線が広がっている。  
 海面までは約600メートル場所によっては1000メートルを越える断崖部分もある。  
 島全体の広さは南北に6000メートル東西に2000メートル、ほぼ全てが原生林に覆われていた。  
 
 転送ポイントは島の南東部。崖から原生林までの10メートほどの平地空間。  
 人員輸送には本来シャトルが使われるが最低でも20メートル四方の平地が必要でそれを確保区不可能な場合はコストはかかるが転送装置を使用する。  
 総督府から出された依頼内容は未開島の正確な環境を調べる為、指定されたポイント3箇所に小型観測機器を設置すること。  
 船団が所有する各種探査衛星の不足により未開地の生態調査が事実上不可能となっていた。  
 現地調査には人が直接現場に降りて調べるしかなく専門の調査団が降りる前にまずガーディアンズと呼ばれる民間警護組織に危険度の調査を依頼する仕事が多い。  
 イーニァもそのガーディアンズのメンバーであった。  
 年齢は15歳。外見の特徴的は長く尖っている耳。少女は一般的なヒューマンではなく遺伝子操作で人工的に作られたニューマンと言う種族であった。  
 種族的にはヒューマンに次いで人口が多く権利や法的にヒューマンと何一つ変わらない。  
 イーニァのクラスを表すチョーカーの紋章はハンタータイプを表示していた、それに軽く指を触れると衣服表面に幾何学的なラインが浮き上がり淡い光を放つ。  
「よし!」  
 自身に気合を入れ短めなスカートを風で捲くりながら慎重に一歩を踏み出す。  
 裾の短い上着に下半身はミニのプリーツスカートとニーソックス、身の丈ほどもある大剣を背負っていて歩くたびに剣先が地面に付きそうになる。  
 今回の様な人知未踏の僻地探索にはおよそ向かない格好だがシールドラインという装備を衣装に組み込む事によって防御から体温調節まで賄う事が出来る。  
 シールドラインのランクによって防御力を高めることが出来るので、高ランクのシールドラインを水着に施して任務に赴くガーディアンもいるイーニァはそこまで大胆にはなれないが。  
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 人の手など入っていない原生林だが巨木の間隔が広く思ったほど歩き難くは無い。  
「・・・よっと」  
 時たま行く手を遮る様に立ちはだかる倒れ朽ちた巨木や根などを乗り越えながら歩く・・・そんな動作をかれこれ3時間ほど繰り返して進んでいた。  
 依頼品である調査ユニットは後ひとつ、これを所定のポイントに設置したら終わりだ。  
 一つ目は降り立った平地部に、2つ目は原生林を北に3キロほど進んだ森が開けた場所、最後の一つが南西に1.5キロ戻った森の中。  
 額の汗を手の甲で拭い。  
「このあたりで・・・いいかな?」  
 手元の電子マップとリアルタイムで送られてくる現在位置とを比べてみる。  
「よしOK。ここだ」  
 
 肩掛けの専用ホルダーから最後の一個を取り出し設置、規定通り信号を発信しているのを確認して・・・  
「よし!終了っと」  
 専用ホルダーを小さくたたみ腰のポーチにしまった。  
 その時、風切り音を立てながら何かがイーニァ目掛けて飛んできた。  
「くっ!・・・何ッ?」  
 咄嗟に背負っていた剣を前方に掲げて飛んできた何かを弾く。  
 イーニァの身長ほどもある大剣だが特殊軽量素材製なので両手で扱う分には問題ない。慎重に辺りを窺いながらスイッチを入れ刀身にフォトンの刃を形成させる。  
「な、何なの?・・・え」  
 イーニァを取り囲むように触手が蠢いていた。気が付かなかったのは木に巻きついた蔦に擬態していたからだろう、先ほど弾いた物体もこの触手の攻撃だった。  
 徐々に何本かの触手が蛇の様に鎌首をもたげはじめる。左上方から一本の触手が急角度で振り下ろされた。  
「はっぁ!!!」  
 それをぎりぎりでかわして大剣を振り上げる。触手は自らの降下スピードも加わって一気に二つに裂けた。  
 その下を一息に駆け抜ける。装置は全て設置完了。長く留まる理由もない。第一エネミー退治は今回のミッションには入っていない。  
「!!」  
 足元をすくう様に横薙ぎで襲い掛かる触手をジャンプでかわし、着地後そのまま腰を屈めて左斜め上に切り上げ剣の軌道上の触手を2本切断。  
 左足を軸に体を半回転させ後ろから振り下ろされた触手を振り向きざまに空中で叩き切った。  
 だが数が多すぎた。左右から来た触手を屈んでかわしたまでは良かったが、立ち上がり距離をとる為のバックステップの空中で一本は剣で防いだが左からの横薙ぎをもろに腹部に受けてしまった。  
「くっ!あっ!!」  
 ヒットした場所を中心にシールドの形が視認出来るほどの激しいフォトン光を撒き散らしながら背後の周りから見ても一際巨大な大木に背中から叩きつけられ崩れ落ちる。  
「あっ!!・・つぅ・・・」  
 衝撃で一瞬息が詰まる。Sランクのシールドラインと言えどもダメージを0にする事は出来無い。  
 イーニァにとって最大に不利なのは周りの蔦のどれが本物でどれが触手なのか分からないことだ。  
 幾つかの触手が先端から淡い光を出しながらイーニァの周りを漂っているだけで襲ってはこない。  
 
(?フォトンの光?何か調べている?・・・こんなエネミーの報告は見たこと無い・・・この島の固有種?でもどっかに本体が居るはず・・・)  
 イーニァの推測は当たっていた。だが二つ致命的な勘違いをしている事があった。それは・・・触手は蔦に擬態しているのでは無い事。  
 後一つはイーニァを殺す攻撃から捕獲を優先した、急所を外す攻撃に変わっていたと言う事に・・・  
 巨木に背を預けながらゆっくりと立ち上がる。剣は正眼に構え油断無く左右を窺う。  
「・・・何処かに本体が・・・いや、まずは今の状況をなんとかしないと・・・」  
 今の攻撃は自身の軽さで吹っ飛ばされたが、触手の攻撃自体はシールドを破る事は出来ていない、ならば連続で攻撃を受け続けなければ多少は無視してでも突破に専念した方が良いと判断した。  
 もしこの時背後を確認していたら勝機もあったかも知れない。シールドラインが起動中は受けた衝撃の大きさに因って防御力が増減する。  
 人に肩を叩かれるぐらいならばシールドは働かないが叩き付けられたりしてシールドが働くとそれが樹木ならば折れないまでも表皮のかなりの部分を衝撃で吹き飛ばしていただろう・・・  
 イーニァの背後の巨木は無傷だった・・・足元が軽く揺れだす。  
「あっ!・・え?」  
 巨木からは根が放射状に伸びていた、地面から出ている部分は大体30センチほど、太さは一抱えぐらい。それが不自然なぐらい整然と等間隔に並んで伸びていた。  
 先ほど叩きつけられ崩れ落ちたのは地面ではなく一本の根。巨木を背に立ち上がる時、根の上はバランスが悪くなるので必然的にその根を跨いだ状態で立ち上がっていた。  
 余りにも意表をつき過ぎていた。跨いでいた根がいきなり膝上まで持ち上がったのだ。既にジャンプで飛び越せる高さではない。  
(ええ?!・・なんで木が??)  
 走る?横に転がる?でも触手が・・・一瞬の逡巡が逃げる機会を永遠に失わせた。巨木の死角になっていた左右からイーニァの体に触手が巻き付いて動きを封じる。  
 フォトンの光が輝いて圧力に抵抗するがそのシールドごと巻き付かれているので動く事が出来ない。  
「くっ!・・・えっ?いやッー・・・!!」  
 膝上まで一気に上がってきた根が徐々スピードを落としイーニァの股間にぴったりと密着した。下着越しに根の蠢く感触が伝わってくる。  
 気持ち悪さに咄嗟に足を閉じ様とするが地面まで厚みのある根に阻まれて足を閉じる事が出来ない。突然右肩と左太ももに僅かな痛みが走った。  
「つっ・・・・?!」   
 見るとシールドに阻まれて触手自体はイーニァの肌に届いていないが激しくフォトン光を撒き散らす触手の口らしき部分から細長い針状の器官が僅かだがイーニァの肌に届いていた。  
 握って大剣を取り落としてしまう。  
「ああ・・・あれ?か、体が?・・・し、しまった麻痺?!」   
 
 何とか地面に突き立った剣を取ろうと震える右腕を伸ばすと触手が肘上まで巻き付いてきた。  
 一瞬シールドが機能して発光するが直ぐに輝きを失う、触手は圧力を加えることなく麻痺毒に犯され始めたイーニァの自由を奪う。  
 力が上手く入らない今の姿勢を維持するのは左腕にも巻き付いてきた触手だった。両腕を左右水平に開かされ両足にも巻き付いてきて完全に身動きが取れない。  
「あぁ・・・ああぁ・・・」  
 跨がされていた根に亀裂が入り淡くフォトンの光が漏れ出す。程なく表面が全て剥がれ落ちると淡い光を纏わせた本体が現れた。  
「くっ!!まさか木に擬態?・・・こんなエネミーなんて知らない・・あっ?足が!!」  
 そして、とうとうイーニァの両足がぎりぎり地面に着かない高さまで跨がされた状態のまま根が上がった。  
 やっと分かった・・・周りの触手は全て蔦でもありこのエネミーの一部だと言う事に・・・  
 ポーチの中には緊急医療用のキットが入っていた。大抵の毒なら治すことが出来るが今の状況での使用は不可能だった。  
 イーニァに今後の事を考えさせる時間をエネミーは与えない。  
「・・・な、何とかっ・・・っぁああっ?!」  
 頭上からイーニァの様子を伺っていた触手が目の前に下りて来て先端から透明な筒状の器官が出て来た、さらにその中から多量の細い触手を吐き出し上着の前ボタンを全てむしり取った。  
「い、いやゃぁぁーーーー!!」  
 そのままブラをずり下げて露出した乳房に一斉に巻き付く。両腕を開いた姿勢のまま押さえつけられているので身動きが取れない。  
「何ッこのぉへんたぃ・いやぁッ〜・・・気持ち悪い・・・ッ・・・」  
 乳首にも巻き付かれ擦られると胸だけでなく背筋にも言い様の無い感覚が走り硬く充血する”くぅ・・あぁ・・・いやぁ・・・”頬を真っ赤にして目をきつく瞑る。  
 ミニのスカートも触手に引っ張られ捲くれ上がりパンツが丸見えになってしまっている。  
「えっ?・・・やっやめっ!・・あぁぁーッ・・・」  
 スカートの中に潜り込んだ触手が腰の後ろとお腹側の前から下着に巻き付きずらし始める。意外な柔らかさと暖かさを持った根が直にイーニァの性器に触れる。  
「ひっ!!・・・いやだぁ・・・いやぁぁっー!!」  
 性的経験は一度も無く自分でも洗う時にしか触った事が無い秘所周辺を蠢く嫌悪感。イーニァには見えないが股間周辺の根が割れていて無数の細い触手がまるで蟲の様に蠢いていた。  
「あぁぅ・・あぁぁ・・・な、なに?何なの?」  
 
 瞳に涙を溜め見下ろすが捲くれ上がったスカートで視界が遮られ何が起こっているのか股間に伝わる感覚でしか分からない。それが更に恐怖を生む。  
 性器周辺を極細触手が一斉に蠢き一本また一本と包皮をめくりクリトリスに巻き付き膣内にも潜り込みはじめる。  
「!!?・・・やめてっ・・・いやっ・・・いやぁ・・・!!」  
 細い触手の群れが処女膜を突き破り徐々に胎内深く進入していく。  
「いたぁっ?!やめぇっ!・・・いやぁぁぁあぁぁぁ!!」  
(なんで!?犯されてるの??わたしが??なぜ??やだっ、やだっやだっやだぁ!!!)あまりに突然過ぎて思考が追いつかない。  
 腹部に一瞬痛みが走ったが思ったほどではなかった、それよりも腹部の中を奥へ更に奥へと蠢く異物感が半端じゃないほど気持ち悪い。  
「そんなぁ・・・い、いやぁぁぁ・・・・うっ、ぅ・・ぅ、ぇぅ、うぅ・・・」  
 別に意中の相手が居るわけでは無い。だが稀にカップルで行動する同僚を見ると年頃の少女として自身に置き換えて見たり、自分は何歳ぐらいまでには結婚して・・・などと漠然と考えた事も一度や二度ではない。  
 それが得体の知れないエネミーに初めてを奪われ強姦されている現実・・・ショックと気持ち悪さがないまぜになって涙が溢れ嗚咽を漏らし泣き出した。  
 そこには先程までの気丈さは無く歳相応の少女だった・・・蟲の様な極細触手の一部が子宮口まで到達した。  
「ひぃっ?!!うぁ・・・やぁ、めっ・・くッきも・・ち悪ぅ、ああぁぁ?・・・うぁ・・・あっ・・・」  
 お腹の奥・・・初めてのイーニァにとって在り得ないほどの深い場所に蠢きを感じて気が狂いそうになる。  
「嫌ァ・・いあぁ・・・!!はぁ、あ、はぁ・・はっ・あぁ・・」  
(嫌ァ・・いあぁ、いっそ・・・感覚も麻痺してくれたらよかったのに・・・)体が麻痺して動かなくても感覚は正常だった。  
 お腹の中の異物感が増してくる既に成人男性のペニスと同じぐらいの太さとなってイーニァの下腹部を圧迫していた。  
 しかも触手自体が粘液を分泌しているらしくヌルヌルと蠢き廻る感触が自分のお腹の奥から伝わって来るのが分かり、経験した事が無いほどの気持ち悪さに歯を食いしばり耐え続る。  
「あぁ、はッ・・あんッ!・・ひあっ?・・おくぅ?・・奥にッ・・・さわってぇ・・やぁーッ!!・・あぁー・・・嫌ぁ・・あっ、はッ、はァ・・」  
 ゆっくりと這い進んでいた全ての触手群が子宮口付近に到達してそれ以上進めない膣奥で蠢き出す。  
 すると今度は気持ち悪さと同時に時折背筋を駆け上る腰を捩りそうな感覚・・・快感が湧き上がって来た。  
(そんな・・・こんなことされて気持ちいいはずが・・・)イーニァは自分の体の反応に戸惑ったが、突然挿入している全ての触手が動きを止めた。  
「と、止まった?・・・お腹・・・気持ち悪い・・・」  
 言葉にして出していた。お腹の中の蠢きが止まり苦しいながらも涙に濡れる瞳で周りを確認し何とか逃げようと・・・思ったときだった。逆に今まで動きを止めていた乳首やクリトリスに巻き付いた細触手が突然激しく動き出したのだ。  
 
「いやぁぁぁッ?!・・・もうっ・・いゃッ!!・・嫌ぁぁあぁぁぁッ・・あ!、はァ・・あッ・うんッ・やッ・・」  
 今までの刺激で乳首は十分に硬くなっているところを吸い付かれ、クリトリスも刺激されて小さいながらも目立つぐらいに勃っていた。  
「あッ・・んッ、嫌ぁぁッ・・・こんなの嫌ぁ・・・あぁ、はぁッ・・はぁ、はッ・ひぃ・・・ッ!!や、やめッ・・あッ・・・」  
 苦しさとも快感ともつかない感覚に切なげに眉根を寄せて、自由の利かない体で悶える。  
 深くお腹の中に入っている触手は動くことなく今度は体中を弄られ続ける。  
”・・・どのくらい過ぎたっけ?・・10分?・・・30分ぐらいは経った?・・・”そんな事を考えた時だった。  
 突然クリトリスに多量の細触手が吸い付くように巻き付き出した。  
「あッ!!いあぁぁッぁぁああぁぁッッ!!ひぃッ・・やめッ・・・嫌ぁ嫌ッ嫌ぁぁあ・・・・ッ!!」  
 一瞬、本能的に足を閉じようと力が入るが、跨っている為足を閉じる事が出来ない。  
 股間の敏感な部位に集中する蠢きに鳥肌が立つほどの気持ち悪さとそれを上回る快感が混ざって腰が浮きそうになるが足に巻き付いた触手に阻まれる。  
「いっ!?あぁあぁああぁぁぁぁぁーっ!!・・・はぁ、あっ、あっ・・・はっ、はぁ、はぁ、はっ・・・あ・・いやぁ・・・うぅ・・ぇぅ・・」  
 快感が脳の中を駆け回った。何もかも放り出して身を委ねたくなる様な気持ち良さに頬を染め泣きじゃくる。  
 恐怖により大量に分泌されるアドレナリンと刺激を受け分泌されたドーパミンにより、既にイーニァの体は恐怖以上に快感を感じ始めていた。  
 だがそれを認めない心が快感を感じる体・・・脳すらも否定して心が壊れるほどに辛く苦しい。  
 そして先程から腹部内の触手の存在感が増していた。その触手が思い出したように動き出す。  
「あッ!!・はぁ・・あぁぁッ!!・・・あひっ!!・・・う・・ごかぁ・・・ぁ嫌ッーーー嫌、嫌ぁ!!いやぁ・・・ぁ、あッ、ひぁ・・はぁ・・んっ・・」  
 眉根を寄せ泣きながら苦悶の表情で喘ぐ。触手は自身の粘液よりイーニァの愛液で濡れていた。  
 徐々に性感を高められていた体に再びのお腹奥からの刺激、子宮口付近から膣のお腹側を無数の触手で撫でられ押されグニャグニャとその太さを変えながら膣内を刺激し上に下にと移動する。  
「はぁ、あッー、あんッ・・はァ、んんっ!!あぁぁぁああッ!!!・・・」  
 そして触手群に紛れて更に細い触手が快感で緩んできた子宮口から内部に這い込み子宮壁に種子を植えつけ始めた。  
 だが入り込んだ触手が細過ぎた事と植えつけ始めた種子が小さ過ぎたせいでイーニァは自分の体の中の出来事に気が付かない。  
 だが・・・膣内をゆっくりと刺激を受け続けた事で徐々に高まる快感と激しい尿意が湧き上がる。  
”・・・んっ、激しいと漏れちゃう、嫌ぁ・・・お腹・・暖かい?・・・こんなの・・あッ・気持ち良いはず・・はぁ、あっ・・・ない・・んんっ〜・・・”  
 
 犯されて感じるとは認めたくない心がそれを全力で否定する。  
 子宮壁に植え付けられた種子は熱を持つ、その数が多量ならば分かるぐらいに暖かく感じる。既にイーニァの子宮内の3分の1程は緑色の種子が注ぎ込まれていた。  
 そのお腹の中心・・・子宮内の暖かさと膣前部の気持ち良く感じる部分が合わさって一気に快感の波が押し寄せて来た、同時に膣が収縮して触手を締め上げるその圧力で種子が更に注ぎ込まれる。  
「・・熱つ?!!・・あッ、も、漏れっ・・・ひッ!んッああぁぁっぁあッーーー!!いッ!嫌ゃ、嫌ぁ・・・!!」  
 体中が痙攣して股間からも潮を吹き意識が白く跳ぶ、さきほど比べ物にならないほど激しくイった。  
 方尿感と腹部の温かさも手伝って、くわえ込んだ触手が気持ち良い・・・イーニャは無意識に腰を揺すっていた。  
 
 
 
 跨っている股間周辺はしとどに濡れたがそのイーニァの体液は地面に垂れずに全てエネミーに吸収された。  
 触手の支えが無かったら地面にずり落ちていただろう、涙が流れる瞳は快感に染まり突き出した舌からは唾液が糸を引き胸元を伝って落ちる。  
 体の気持ちよさと、それを拒絶する心・・・恐怖、嫌悪、快感、全てがないまぜになってもうどうでも良くなっていた。  
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 根から触手によって地面に下ろされイーニァは四つん這いの姿勢で再び固定されてしまう。引っ掛かった袖口や下着は破れ、スカートも脱げてしまった。  
 体の麻痺はかなり弱まってると感じたが先程の絶頂で体が小刻みに震えて思う様に動かせない。股間から触手が抜ける。  
「・・あぁぁっ!・・はぁ、はぁ、はぁ、はあっ、うっ・・んっ、あっ、はっ、はぁ、はぁ・・・」  
 触手が抜けた今も絶頂感が続いていて地面に倒れないように支えるので精一杯だった。  
 なんとか足を閉じようと力を入れるが巻き付いた触手に簡単に左右に開かされる。  
 背後の巨木の中から前方が大きく膨らんだ・・・まるで花を咲かす前の蕾の様な触手が2対出現してイーニァの前方と後方に下りて来た。  
「な、なに・・・?」  
 快感で震える腰では力が入らない。まだ終わってないと直感し恐怖心が沸くが内股には愛液が垂れる。  
 後方の蕾が開き中から細長い触手群が溢れ出る。そしてその中心に人の男性器ほどの太さと人より遥かに長く自由に動く・・・まさに”おしべ”が現れイーニァのお尻から下腹部あたりまでを密着させた。  
 そしてゆっくりとイーニァの股間部分を上下に擦り始める。  
「ひっ!!・・・や、やめてぇ!!!」  
 叫ぶが当然動きが止まるはずも無い。まだ体をうまく動かせないので背後の様子は分からず恐怖と不安を増加させる。  
 
 おしべの表面には多数のこぶが浮き出ていて過敏になっているクリトリスや膣口を擦るたびに腰が浮きそうな快感が走る。  
「!?・・もうやめっ!!・・・・・いや・・だぁ・・・嫌ぁーーっ!!」  
 股間を擦っていたおしべがイーニァの性器に入り込み始める。  
「んぅッ!!!はぁ、あッ、うぅ・・ぅ・・・ぅっ・・・ぅう・・・ああぁぁぁぁ・・・ッ??」  
 お腹の奥に少しずつ入ってくるおぞましい感触に涙目で歯を食いしばり耐える。だがおしべ表面のこぶが膣内を内側から圧迫すると崩れ落ちそうな快感が走った。  
 目の前で揺れている触手も蕾が開き内側にびっしりと生えた繊毛触手とおしべが現れ伸びだした。  
「ひっ・・嫌ぁ・・・こ、これが入ってるの・・・」  
 目の前で見せ付けられ気持ち悪さに顔を背ける。おしべが口元に伸びてきてイーニァの口内に入り込もうとするが口をきつく閉じ侵入を阻止する。  
”んんっ〜〜・・・んっ!!お、奥にあたってる・・・”おしべ先端が子宮口に当たると開いた四枚の蕾で股間と腰までを覆いイーニァの下半身を包み込んだ。  
 内側の繊毛触手が蠢き陰核、尿道、肛門にまで這いこんでかき回し始める。  
「いッ、あひッ!!!そ、そんなとこッ?!!・・・嫌ァああぁぁあぁあああぁぁぁぁーーーッ!!!嫌ッ・・んっむぐッ!!・・んんッ〜!!」  
 肛門、尿道の刺激に思わず叫んでしまい開いた口内におしべがすかさず入り込んできた。クリトリスからの刺激も手伝ってそれすらも気持ち良い。  
 そしてイーニァの下半身を覆った触手自体が上下に前後にとイーニァの腰を揺すり始めた。  
「・・・んッ?!!うんんぅ〜〜〜ッ!!ん!ぷはぁ・・・けっほッ、うッ・・・ひぃいぃッ!!ぃやぁぁああぁぁぁーーッ!!ゆッ許してぇーッ!!いぁあぁぁあッー!!」  
 唾液の筋を引きながら口の中の触手を吐き出すと、痺れの残る体で這い進んで逃げようとするが下半身に覆い被さった触手は更に揺するスピードを上げた。  
「ひあッ!!あッ、あッあッあっ・・はぁッ・・あぁ!あはッ・・・いやッ・・・あっ!あッ・・」   
(ひあッ!!許してぇ・・・きもち・・・いいッ・あぁ!・・・・・・・・いやッおかしくなるッ・・・)  
 何度も打ち付けられ膣奥に当たる感触に、こぶが膣壁を擦る感触に、意識が飛びそうな快感の波が襲ってきた。  
 もう何度イッたかイーニァには分からない、考える為に脳は働かない、ただ与えられる快感を受け取るだけの入れ物になってしまっていた。  
「・・・あッ・・・あはッ、やあぁ、ああぁぁぁ、はァ・・はッあんッ・・・いあッ、漏れッ、あッ・・」  
 高まった尿意を我慢する事も出来ずに失禁し、触手や内股を伝い地面に体液の水溜りを作った。  
 同時に挿入されてから最大の絶頂感に達して膣がおしべを激しく締め上げ精液を子宮口から内部に注ぐ。  
 
 
 
「ああッ!!熱っ?!・・あッ!?はぁッ・はッ、はぁん、あひぃ・・ッ!!!あんッ、はぁん、やぁッ!!・・」  
(・・・・あ!!熱っ?!・何ッ!?これって精え、あンッまた動きッ!!!・・もう嫌ッ・・・・いやぁッ!!・・)  
 
 おしべは精を出し終わるとイーニァに考える余裕も与えずに再び動き出す。  
 もう逃げ出すことなど出来ない、あまりの快感に拒絶できずに泣きながら自からも腰を振っていた・・・  
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 原生林特有の苔の絨毯にうつ伏せで倒れ虚ろな瞳から涙を流し、喘ぐ口元からは唾液が地面に流れ舌を突き出し酸素を貪る。そんな状態でもイーニァは気を失っていなかった。  
「・・・うぅ・・・あぁぁぁ!!・・いや・・ぁ・・うあぁぁぁッ!・・あぅぁ・・あぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」  
 腰を覆って揺すっていた触手が痙攣した。約20秒ほどで痙攣が終わるとイーニァの腰から離れていく、最後におしべが膣口から抜けると黄色の液体が流れ出て苔に染み込む。  
「・・うぁあッ!・・・ハァ・・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」  
(・・うぁあッ!・・・お、終わった・・・の・・・・・・・・・・・・)  
 イーニァは20分近く犯され続けていた。出された精液は4回。このおしべは膣の収縮による圧力でしか射精出来ない、少なくとも今ので4回は意識が飛ぶほどの絶頂感を体験させられてしまった。  
 終わったと思った瞬間、気力が途切れて意識が遠のいていく・・・  
 意識を取り戻し周りを見渡すと背後に在った筈の巨木型エネミーは初めから無かったかの様に消滅していた。  
 麻痺は解けている。だが気を抜けば倒れてしまう程の疲労感に立ち上がるのがやっとだった。  
 衣服を着け・・・下着は横を結んで何とか着けた。剣を回収して今だ疼く体で何とか歩き出す。イーニァがそこまで急ぐ理由は・・恐れ。  
 快感の余韻が体の芯に残っている感じがしてまた襲われでもしたら拒む事も出来ず苦しい快楽を受け続ける・・・考えただけでも恐怖で足が竦みそうになる。  
 そして、重い体を引き摺りながら考える。なぜあんな事をされたのか、なぜ生きているのか・・・結論を否定したいが答えは多分一つ。  
 下腹部の残留間。今だ股間に何かを挟み込んでいる感覚は有るが、それとは別にお腹の奥に暖かい何かを感じる。  
”早く戻って、検査と報告をしなきゃ”  
 だが・・・今までの事を報告する事が出来るの?検査は?犯された事を言えるの?更に考えると激しく感じてしまった自分の体が汚らわしく醜いものに思えてしまう。  
 色々な事が頭を巡るが当分先延ばしになってしまった。  
「!!!・・・そんな!!」  
 設置した転送端末が破壊されていたのだ。駆け寄って確認するが修理出来る状態ではなかった・・・その場で両膝を着いて呆然とする。  
 転送される時には座標と特定の広さがあれば問題ないが、戻る時は設置した転送端末を起動させるしか方法は無い。  
 持っている食料は3週間分の携帯カプセル、環境的に水も問題ない、通信装置は有るが・・・衛星軌道上は無理しかも絶海の孤島。  
 ガーディアンズの規則ではミッション中のガーディアンが5日間連絡が取れない状態になると救助部隊が派遣されてくる。  
 イーニァは自分の下腹部を見下ろす・・・5日後にはどうなっているのだろう・・・・  
 

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