二人の想いが通じ合った夏の終わり、それから約2ヶ月。  
今日は、俺と遙佳が恋人としてはじめて迎えるクリスマスイブだった。  
ここは前田家の俺の部屋、  
そして今、この部屋に…この家にいるのは俺と遙佳だけだった。  
両親は二人とも出張ついでに旅行してくるといって昨日から遠出していて  
果音は舞衣ちゃんの家でパーティするからと泊りに行ってしまった。  
ついでに新見夫妻も“偶然”同じ場所に二人で旅行にいっている。  
はっきりいって都合がよすぎる。  
「…」  
「…」  
俺たちの関係はすでに両家の両親に伝えていた。  
最初に話した時なんて、久しぶりに両家の家族があつまり  
まるで結婚でもするかのごとく(無論そのつもりだが)祝福された  
そんな、両家の人間が一人もいない。  
「お母さんたち、今頃何してるのかな…」  
「温泉にでも入ってるんじゃないか…」  
これは間違いなく、計られている。  
無論、善意なのだろうが、帰ってきたらどんな顔していいのかわからない  
とは言うものの、せっかくの計らいを無駄にするのもなんだし  
なにより二人きりのイブを過ごしたいとも当然思っていた。  
 
しかし、いざとなるとやはり恥ずかしい。  
さっきまでは買ってきたケーキを食べながら、昼間のデートや子供の頃の  
話で盛り上がっていた…というよりごまかしていたが  
お互い風呂に入り、パジャマに着替えてからはほとんど沈黙が続いていた  
 
 
「あっ!」  
その沈黙を破ったのは遙佳の声だった。  
「な、なに?!」  
「ほら、外みて!雪…」  
「え…、あっほんとだ」  
言われて眺めると、確かに外には雪が降っていた。  
「綺麗…」  
窓から手を伸ばし、雪に触れる遙佳  
(シャッターチャンスだ)  
 
カシャ!  
「あ…、ふふっ、とったの?」  
「あぁ…綺麗だったから」  
「雪が?それとも…」  
「遙佳が」  
言い終わるまえに答える。  
遙佳は顔を赤らめてうつむくが、すぐに顔お上げ  
「ありがとう」  
と幸せそうに答えてくれた。  
「…最後にもう一枚だけいいかな」  
「最後に?」  
「うん、今日とる写真はこれで最後、もう遅いしさ」  
「…うん。いいよ、綺麗に撮ってね」  
カシャ!  
俺はシャッターを押した。  
撮り終わった写真の中の彼女は、今までで一番ともいえるほど輝いていた。  
俺は決心した。  
これを遙佳の最後の写真にしよう。そう、少女としての遙佳の…  
カメラを置くと俺はゆっくりと遙佳に近づき、そして、抱きしめた。  
「あ…」  
「ありがとう。すごくいい写真が撮れたよ」  
「う、うん」  
「カメラは、俺と君との距離をこんなに縮めてくれた  
間になにも入れないくらいに」  
「…あ、え…」  
「でも、俺はもっと遙佳に近づきたい、俺は、君と1つになりたい」  
「っ!!」  
「…」  
しばらくの沈黙のあとゆっくりと遙佳は俺の背にてを回した。  
「うん…私も一也さんと、あなたと一つになりたい  
 もっともっと繋がりたい」  
そういってお互い顔を見合わせる。  
そして、お互いに長い長いキスをした。  
 
 
 
電気を消し、甘い香りのキャンドルを焚く。  
昼間、買い物をしたショッピングモールで遙佳が見つけたものだ。  
かわいいデザインで彼女にピッタリだと思ったためプレゼントしたのだが、  
さっそく使い時が訪れるとは、その時は思いもしなかった。  
その間に、遙佳はベッドにうつむきながら腰かけ、俺は隣にそっと寄り添う。  
頬に手を当て、ゆっくりこちらを向かせ、唇を重ねた。  
「ん…」  
「くちゅ…んっ……はぁ……ぷはぁぁ」  
いままでにないくらい長い時間、確かめ会うように深いキスをする。  
そして、俺は彼女の腰に手を回しゆっくりとベッドに押し倒す。  
「あ…」  
彼女は、どこか夢でも見ているかのような表情をうかべ  
シーツの上には美しい髪が広がった。  
「っ…!」  
以前、家探ししようとする彼女を止めようとして  
誤って彼女を押し倒してしまったことがあった。  
しかし、今のムード満点な部屋では、その何倍もの衝撃があった。  
彼女の上にまたがり、唇にゆっくりと自分のそれを近づける  
再び長いキスをする。  
 
「ふ…ん……くちゃ…」  
「んぅ…ぷはぁ……ん」  
そうしている内に、俺の手は自然と彼女の胸に向かっていた  
パジャマの上からそっと触れてみる。  
「ふぁっ!」  
「ぁっ…ふぅぅ…ん!」  
驚く彼女に尚もキスをつづけながらゆっくりと胸を揉みしだく  
しかし、その感触は、以前彼女に促されて触った時とは少し違う感じがした。  
これは、もしかすると…  
「ぷは…は、遙佳…もしかして、ブラを…」  
「っ!……つ、つけてないよ。パジャマだもん…」  
「うっ!」  
考えてみれば当然だが、やはり同様せずにはいられない。  
思わぬ事態に少し間が開いてしまう……が、やげて、  
「……その、脱がせても…いいかな、…君をちゃんと見たい」  
「っふぇ…!……うん」  
顔を真っ赤にしながらもうなづく彼女  
 
彼女の胸元のボタンに手をかけ、上からゆっくりと外していく  
一つ外すごとに彼女の顔はどんどん赤くなる  
正直、俺も緊張で胸が爆発しそうだが、それ以上に興奮が抑えられない  
そして、すべて外し終えてパジャマをはだけさせると  
綺麗なピンクの突起をもつ、豊かな胸があらわになった。  
「…」  
「っ〜〜〜…///」  
その光景に言葉を失い、遙佳は手で顔を覆ってしまった。  
「遙佳って、胸大きいね…」  
ついそんな言葉がでてしまう  
「そ、そんなことないわよ!そんなに立派なものじゃ…」  
「そんなことないって、形も良いし色も綺麗だ」  
「!もっもう…」  
また押し黙ってしまったがお世辞抜きでそう思う。  
確かに、突出した巨乳というわけではないが十分な大きさがある  
色艶と形に関しては文句のつけようがない  
いわゆる美乳派いうやつだろうか  
 
「触るよ」  
「え…あっ…はぁん!」  
返事をまたずにその手の平で彼女の胸を包む  
あたたかくマシュマロのように柔らかい  
手に絡みついてくるようなその感触に酔いしれる  
「はぁん…あっだめっ…一也さ…あん」  
甘い声を上げる遙佳  
それを独占しようと、再び唇をかさねる  
熱い吐息が喉を激しく通り抜け焼けてしまいそうだ  
次第に唇の位置を頬・首筋と下へずらしていき、ついには胸に到達する  
「っ! や…まっ、まって!はあぁぁぁぁん」  
もう一方の胸を口に含み、その突起を舌で転がし吸い上げる  
その感覚に耐えきれずのけぞる彼女  
そんな様子にもかまわず、俺は手と口で行為を続けた  
「は、はん!あっあぁぁぁぁ…あぁん」  
激しさをます彼女の喘ぎ声  
その後、しばらくはそれを聞きながら揉むほうの胸を交換したりして  
遙佳の胸をいじりつづけた。  
 
しばらくして、その行為を続けながら片方の手を下にのばす  
パジャマ、そして下着の中に手をいれ、彼女の秘所に触れる  
すでに、そこは愛液でぐっしょりだった。  
「ひゃっ!ちょっだめ…やぁ!」  
すでにのぼせ上っていた彼女だがいきなりの刺激に目を覚ます  
「だめなのか?もう、かなり濡れてるけど」  
「そっそれは、その…パジャマ汚れちゃうし…」  
「そっか、じゃあ下も脱がすね」  
「えっ!ちょ、ちょっとまって」  
一瞬、信じられないという顔をされたが問答無用  
体を起こしてパジャマのズボンを脱がしにかかる  
「だっ、だめ〜〜〜!やぁぁぁぁぁぁ」  
必死に抵抗して足をばたつかせているが、あまり力がはいらないようだ  
完全に脱がしてしまうのに手間はかからなかった  
とうとう、びしょびしょの下着一枚になった彼女  
 
「くすん…、ひどいよ〜バカぁ〜〜」  
さすがに恥ずかしかったのか半べそをかかせてしまった  
少し悪乗りしてしまったようだ  
「ごめん、ついふざけちゃったよ、興奮しすぎたみたいだ」  
「…もぅ」  
「今度はちゃんと聞くよ…脱がせてもいいかな?」  
「…うん、いいよ。でも、今度はやさしくしてね」  
きっちり了承をとって手にかけようとしたときまったがかかった  
「なに?」  
「あなたも脱いで、私だけなんて不公平よ」  
別に断る理由もないので言われたとおりにする  
すると、わぁぁ…と黄色い声があがった  
「やっぱり一也さんって男の子なんだね…」  
「そうか?たいしたことないと思うけど…」  
「ううん、そんなこと…たくましいと思うよ…」  
やり取りにデジャブを覚える  
まぁ、確かに写真を初めてから意外と運動量が増えて痩せたのは事実だ  
最近では遙佳に付き合いランニングも始めたし、たまに筋トレもする  
そこしは締まっただろうが、それでも彼女の綺麗さに比べればまだまだ  
「…」  
 
「どうしたの?」  
ったく、また比べそうになってしまった  
もうそんなことはしないと決めたのだ  
彼女が褒めてくれたのだ、素直に受け取ろう  
「いや、なんでもない。とりあえず…続き、いいかな」  
「う、うん…」  
あらためて下着に手をかけ、そのままゆっくりとずらしていく  
脱がし終わった後、やはり恥ずかしいのか、股をとじる遙佳  
それでも俺に促されると、ゆっくりと開いてくれた  
サーモンピンクの秘部が明らかになる  
「恥ずかしぃ…」  
かつてないくらいに顔を赤らめる遙佳  
それでも俺はその穴に指を差し入れる  
「ひぅ…やぁ!」  
思っていたよりずっと小さい  
将来、ここから赤ちゃんが出てくるとはとても思えない…  
それでも、その穴は人差し指をズッポリと包み込む  
いやらしい水音とともに、遙佳の声もより一層熱を帯びる  
 
「くふぅん…あぁぁ…はぁはぁ……っん」  
「はっ…あっあっ…やん」  
指を動かすほどに締め付けはきつく  
しかし、あふれる蜜によって滑らかになる  
俺は指を抜き、彼女の秘部に顔を近づける  
「?! かっ一也さん?!!」  
驚く彼女をしり目に、秘部に舌をあてて溢れる愛液を舐める  
「きゃっ!やだっ、そんなところきたな…」  
「ぴちゃ…ん、なぜ?」  
「だ…だってそこ、においもするだろうし…」  
確かに、ここは決して衛生的なところではないだろう  
だが、今の自分にとってはそんなことはどうでもいいことなのだ  
正直なところ、ここから出る蜜の正確な味や匂いなんてわからない  
それでも、俺にはさっき食べたケーキやすっかり部屋に充満した  
アロマキャンドルの匂いよりずっと甘く感じられる  
「やぁぁんっ……はぁっあ…あん」  
なおも舐め続けながら手を再び彼女の胸にのばす  
それに伴い、遙佳はさらに息を荒くする…そして  
 
「もっもうだめ…っあ、それ以上され…たら…私…」  
「あっあっあん……んぁあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」  
蜜が勢いよく吹き出す。彼女は絶頂を迎えたのだ  
「はぁはぁはぁ……」  
呼吸を整えている遙佳  
その顔に自分のそれをよせ耳元で囁く  
「…いっちゃった?」  
「!!」  
本日、何度目になるかわからない赤面、顔を覆いながらも  
「うん…そうだと思う…」  
とても小さな声でそう答えた  
「そっか…感じてくれたんだな…」  
「うん…、すごく…気持ちよかった…」  
再び顔を寄せ、軽い口づけを交わし余韻にひたる  
 
 
しばらくして、遙佳が口を開く  
「ねぇ…この後はしないの?」  
「…」  
うつろな目で聞かれる  
最初、俺は彼女と一つになりたいといった。今もそれはかわらない  
だが、理性が今の彼女にそれをしてもいいのかと問いかける  
なにしろ、ずっと俺に責められていたのだ  
「ふふっ、私はだいじょうぶだよ」  
それを見透かしたように彼女は言う、が  
「遙佳…でも」  
「もう…言ったでしょ、繋がりたいって…」  
俺の言葉をさえぎる  
「私は、ずっとあなたに愛してほしかったよ…」  
「本当はね、このキャンドルもそのために見つけたの…」  
すこし面食らってしまう が、どこかで彼女らしいとも思う  
「だから、あなたが一つになりたいっていってくれて嬉しかった」  
「でも、やっぱり私のこと、大事にしすぎだよ…」  
「っ!!」  
以前にも聞いたその言葉、大切すぎて距離をあけてしまった自分  
それでも今、二人はこんなに近くで笑いあえている  
 
この笑顔が自分に勇気を与えてくれる  
「多分、君をまた泣かせてしまうと思う…」  
「一也さんと一緒なら、だいじょぶだよ…」  
今度こそ、決心した  
もっと近づこう、もっと幸せになろう、精一杯支えよう  
いつだってそばで笑ってくれる  
誰よりも愛しい彼女と  
 
彼女が最後に羽織っていたパジャマの上を脱がせ  
自分もズボンを下ろす…  
「はわぁ………」  
その瞬間、彼女は悶絶した…まぁ、無理もない  
俺のそれは、信じられないほどいきりたっていた  
自己処理していた時とは比べ物にならない  
「そんなに大きいんだ…」  
「いや、いつもはもっと小さいよ」  
「うぅぅ…入るの?」  
「えっと……多分…」  
そういいながら、再び彼女にまたがり自分のをあてがう  
 
「いくよ、力ぬいて…」  
「うん……ふぅっ…あぁ」  
「くぅ」  
場所ははっきりわかるがなかなか難しい  
大きさの違いに悪戦苦闘している  
それでも何とか先っぽをはめることができた  
「う…ん、入った…の…?」  
「い、いや。まだ先っぽだけ…」  
そういいながら何とか奥に進めていく  
「っ、痛っ…!」  
それに伴い、彼女はどんどん苦痛な表情になりるがそれを押し殺している  
これに耐えるのはつらいが、ここでやめてしまっては  
それこそ彼女に対しての裏切りになってしまう  
理性を保ちながらそれでも奥にすすんだ、そして  
「っ!」  
「うっっ!あぁああぁぁぁぁあぁぁ!!」  
なにかが弾けたような感触、それと同時に遙佳も絶叫する  
 
みれば、俺のモノは根元までズッポリはまり  
彼女の股からは赤い血が流れている  
ついに彼女のはじめてを奪ったのだ…  
「入った…入ったよ、遙佳…」  
「うん…うん…うれし…っ!」  
「遙佳?!」  
「大丈夫…だい…じょう…ぶ、だからっ」  
とても、大丈夫そうには見えない  
目には涙を浮かべ、無理に笑おうとしているのは見え見えだ…  
「やっと、あなたと…繋がれた…んだもの」  
「だから…私を…好きにして…」  
俺を気遣う彼女、でも、やはり今の彼女に無理はしいれない  
俺はそっと彼女にキスをした  
「え…? あ、あの…」  
「…好きにしていいんだろ?」  
そういってまたキスをし、頬をさすり、頭をなでる  
決して下半身を動かさずに…  
 
「ん、んちゅ…はぁ」  
「んっ」  
彼女の痛みを少しでも和らげようと、その行為を続行する  
締め付けはどんどん強くなりこれに耐えるのは  
ほとんど生殺し状態であったが、それでも何のことはない…  
「一也さっ…ふぅん!」  
「ちゅ…くちゅ」  
その意図に気づいたであろう遙佳がなにか言おうとするたび  
唇を塞いで言葉をさえぎる  
それをしばらく繰り返した  
 
 
それから、どれだけの時間が経っただろうか…  
実際には、数分でしかないだろうがとても長い時間だ  
「か、一也さん…もぅ本当に…」  
先ほどとは明らかに表情が楽になった遙佳…  
痛みが消えたわけではないだろうが、それでもだいぶ慣れたのだろう  
「ありがとう…大切にしてくれて…」  
「ありがとう…いつも守ってくれて…」  
 
祈るように言葉を発する  
「私は、あなたがいるだけで本当に幸せになれる」  
「だから、あなたにも幸せになってほしい…だから…」  
それ以上の言葉はいらなかった  
「動くよ…遙佳」  
「うん、来て…今度こそ私を好きにして…」  
ゆっくりと俺は腰を動かし始める  
最初はやさしく、だが確実にピストン運動のペースを上げる  
「あっ…はぁ…あ…あ」  
リズミカルにベッドが軋み、遙佳の声も今までよりずっと規則的で  
尚且つ、甘いものになっていた  
 
初めてはうまくいかないとはよく聞く  
しかし、その印象はまったくうけない  
どこをどうつけば良いのか、不思議とわかる気がするのだ  
それを証拠に  
「か、一也さん、私…私っ初めて…なのに」  
無我夢中で腰を動かす俺に、遙佳の甘い声が届く  
「初めてなのにっ…初めてなの…に」  
「気持ちぃよぉおぉぉぉーー!!!」  
「っ!!」  
強がりでもなんでもない、心からの言葉だとわかった  
「俺もだよ…遙佳!」  
もうなにも考える必要がないただひたすら  
愛し合えばいいのだ  
「好きだ…好きだよ、遙佳!」  
「あんっ…私も…好き、大好きーー」  
激しく求めあい続ける  
 
それからしばらくしてスパートをかける…  
絶頂が近い、すぐそこまできている  
「あっ…一也…さん!私…もうっ」  
遙佳も同じようだ  
「俺も…もう、一緒に!」  
「中にっ…中に出してー!!」  
「…!」  
「はぁ…私を…。私をあなたのモノにしてーー!!」  
 
これ以上ないほどに抱きしめる  
もとより、理性などとっくに使い切っているのだ  
「遙佳…遙佳っ遙佳ぁぁぁ!!」  
「あぁっ!一也さんっあ……んああぁあぁぁぁあぁぁあーーー!!」  
 
2度目の絶頂を迎える遙佳…  
それと同時に、俺も彼女の中ではて、ありったけを注ぎ込む  
「はぁはぁ…はぁはぁ…」  
「はぁはぁ…ん…」  
互いに呼吸を整える  
「はぁ…すごい、まだ出てる…」  
「あぁ、全然止まらないんだ」  
溢れんばかりの精子が流れ続けている  
考えてみれば中だしなどと、とんでもないことをしてしまった  
下手をすれば、それこそシャレにならない  
 
「んっ…」  
「あん」  
ようやく収まって引き抜くと、それはすごい量だった  
自分からこんなに出たのだとは思えないほどに、  
「ん、んしょ…」  
俺の心配をよそに遙佳は股をきつく閉じる  
“俺”がこぼれないようにと  
「…」  
「ふふっだいじょうぶ…安全な日だから…」  
正直、果てしなく不安だが、このさいその時はその時だ  
力が抜けて彼女の隣に崩れ落ちる  
顔を見合わせ、またキスをする…  
これが夢ではないのだと、確かめるように  
 
ようやく身も心も繋がった二人  
長い髪をすえながら彼女に聞く  
「遙佳…今、幸せか?」  
「うん、とっても!…だって、あなたのモノになれたんだもん」  
即答で、本当に幸せな顔で返される  
俺も本当にうれしいが、すこし照れてしまう…  
そうこうしていると、遙佳が眠そうに目を閉じかける  
やはり、疲れたのだろう  
「ねぇ…私が眠るまで、こうしていてくれる?」  
「あぁ、もちろん。…おやすみ遙佳」  
 
「おやすみ、一也さん…あっ、それから…」  
「ん?」  
「素敵なプレゼントをありがとう。メリークリスマス」  
「あぁ、メリークリスマス」  
そうして遙佳は夢のなかにおちていった  
やっぱり、寝顔も綺麗だ…  
できればずっと見続けていたいがやはり睡魔が襲う  
さて、すこし惜しいが俺も寝るとしよう  
この寝顔を収めるチャンスは、この先いくらでもあるはずだから  
これからもずっとカメラに収めていこう…  
幼馴染の少女ではなく  
俺の大切な女性になった彼女を…  
 
 
 
ちなみに、  
一也と遙佳が二人きりで聖夜を過ごしたことは  
果音を通じてののか達にもつたわっていた  
後日、二人が友人たちにそのことで質問攻めにあったのは…  
言うまでもない  
 
 

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