春、るちあたちマーメイドプリンセス7人は、るちあたちの恋人3人と連れ立って、浜崎の別荘の庭で花見をすることになった。
男大好きのココはここぞとばかりに、溜まっていたうっぷん(性欲)を晴らそうと、よからぬことを企んでいた。
花見の当日、ココは飲み物の中に秘伝の媚薬を混入し、皆に飲ませた。
これを飲んだ者は、性交したくて堪らなくなるというものだった。
媚薬の効果は確実に顕れ、素っ裸になるプリンセスと男たち。
花見の宴は、阿鼻叫喚の乱交パーティーへと変貌を遂げてしまうのだった。
こだまする喘ぎ声。荒い息遣い。男と重なり腰を使うプリンセス。もちろん生ハメ。
「は〜ん、海斗〜。海斗の赤ちゃん欲しいの〜。」
「渚ったら、おこちゃまだとばかり思ってたら。ああん…。すごい〜。」
「こらっ。ダメだ雅宏っ。やめ…ああっ!!」
事情を知らない男性陣が用意していた炭酸飲料の効果もあり、さらに悪ノリするプリンセス。
中出しされた回数で、自分たちの魅力を競うことに。
宴が終わるころ、精液と愛液にまみれたプリンセスと精を絞り取られ干からびた男たちの発言。
海斗「ふうっ3回か。まあこんなもんだろ。」
浜崎「みんなとっても魅力的だったよ。4回も射精してしまうなんて。ハァハァ。」
渚「俺なんて5回だぜ。もうヘトヘト。これ以上出ねえ。」
るちあ 「あたしは2回中出しされちゃった。海斗以外の人の赤ちゃんができちゃったらの〜しよ〜。」
波音「わたしは3回。えへへ。わたしってやっぱり魅力的なのね。」
リナ 「ノエルとココは同じ回数か。わたしなんてまだまだだな。」
かれん 「ココ。わたしと同じ回数だったわね。」
ノエル 「双子のかれんは、わたしと同じ回数だったわ。」
ココ 「このわたしが0回なんて。キーッ。一体どういうこと?誰もわたしの魅力が理解できないなんて。」
星羅 「わたし0回よ。誰にも中に出されてなんかいないもん。きれいなからだのままだもん。グスッ。」
【問題】
さて、誰が誰に中出しした(された)でしょうか?
答えは、ただの1とおりになるはず。
(何度も確認したから大丈夫だと思うけど、穴があったらゴメンね。)
【束縛条件】
男は、本当のことを言っています。
射精は、必ず中でしています。
1人の男が、同じプリンセスに2回以上射精することはありません。
偶数回(0回、2回)中出しされた人は、必ず本当のことを言っています。
奇数回(1回、3回)中出しされた人は、必ず嘘のことを言っています。
中出しされた回数は、0、1、2、3について、必ず誰かが該当します。
【発言要約】(中出し回数)
海斗「3回」
浜崎「4回」
渚「5回」
るちあ「2回」
はのん「3回」
リナ「ノエル=ココ」
かれん「かれん=ココ」
ノエル「ノエル=かれん」
ココ「0回」
星羅「0回」
お花見から3ヶ月が経ったころ、星羅を除く6人の妊娠が相次いで発覚した。
ココは、用いた媚薬はただ性交がしたくなるだけのものと思っていたのだが、
効能はそれだけではなかった。
男性には、精巣の働きを活発にして精子の量を増やすだけでなく、精子の動きを活性化する効果があり、
女性には性感を高め、ホルモン分泌に作用し、すぐさま危険日にしてしまうという恐るべきものだった。
要は、子づくりのための薬だったのだ。
星羅は中出しされなかったことと、性器がまだ成長過程だったことが幸いし、難を逃れたのだった。
6ヶ月が過ぎるころには、るちあたちは人間界をあとにした。
マーメイドプリンセスが相次いで妊娠するなど前代未聞のことであり、
国民への影響が大きすぎるため、6人は密かに海の中の別荘で出産を待つこととなった。
ぽっこりと膨らんだお腹をさすりながら、思い思いの時を過ごすプリンセスたち。
編み物をしたり、読書や音楽を聴いたりとさまざまだ。
るちあたちは、うれしさと不安が入り交じる日々を過ごしていた。
「あー。海斗の赤ちゃんだったらいいのになー。」
「はあーぁ。これでわたしもコブ付き人魚か。」
「母親になるんだな。何だか複雑な気分だ。」
でも、みんな誰の子が生まれるか正直わからないのだった。
だって、お互いに中出ししたとこにハメまくってるし。でもって、そのまま他の人にも挿れてんだから。
みんなの精液が混ざっちゃってますよね。
でも、愛に満ちた彼女たちのことだから、誰の子だとしてもきっと幸せに育つことでしょう。
しかし、どんなこどもが生まれてくるんでしょうか?