「ハァッハァッ」
海斗はるちあの身体から自身を抜き去り、るちあから離れた。
ぐったりしたるちあの海斗と結合していた部分から、白い液体が滴り落ちた。
「ふぅ。」
海斗は一息ついた。普通ならこの時点でそそり立った部分は次第に縮小していくのだが、
いつまで経ってもそそり立ったままだ。それどころかまだまだ満足しない。
「俺、一体どうしちまったんだ?」(もっと、もっとしたくてたまらない。)
海斗は再度、結合しようとるちあに向かおうとした。
「海斗くん。」
うしろから海斗を呼ぶ声がした。
振り返ると、波音が全裸で立っていた。
「ねぇ、海斗くん。今度はわたしとしない?」
「え?お、俺はるちあと…」
少し戸惑う海斗に、波音が寄り添う。
「ね?いいでしょ?」
るちあとまた違った波音の香りに、そそり立った部分が敏感に反応する。
「わかった。いいぜ。」
まるで、脳からの司令でなく下半身からの司令に従うかのように海斗は応えた。
海斗と波音は強く抱きしめあうと熱いキスをした。
お互いにおさまらない性欲を冷まそうとするかのように、激しく舌を絡めあった。
海斗はそのまま波音を押し倒し、胸に手をやった。
いつもるちあにするみたいに揉んでみたが、やはり少し感触が違う。
すこし大きいがとても柔らかい。
「海斗くん!!早く、早くちょうだい!!」
波音に急かされ、海斗は波音の秘部を指でチェックした。
もう既に液体で溢れており、前戯の必要は全くなさそうだ。
海斗は自身を持つと波音の秘部にあてがった。
「いくぜ、宝生。」
海斗は自身を一気に波音の体内に挿し込んだ。
くちゅと音がして結合部から白い液体が溢れ出した。たぶん渚が注ぎ込んだ精液なのだろう。
そして、何の抵抗もなく根元まで波音の体内に収まった。
海斗は激しく抜き差しを繰り返した。結合部からちゅくちゅくと音がする。
「ああ、海斗くん。きもちいい。」
「でも、わたしたち一体どうしちゃったのかな?」
「親友の恋人とこんなことしちゃうなんて。はぁっはぁっ。」
「俺も。恋人の親友とこんなことしちまうなんて…」
「でもでも…はぁっはぁっ。なんだか…、はぁっ。イケナイ事してると思うとが余計に感じちゃうー!!」
「俺もさ宝生。はぁはぁ。」
ところで、るちあはどうしてるのか?
ふと気になって、海斗はまわりを見回してみた。
すると、少し離れたところで誰かに跨っているるちあがいた。
「るちあ?」
るちあは、浜崎の上で騎乗位になり激しく揺さぶられていた。
とても気持ちよいらしく、口元からよだれが垂れるくらいに喘いでいた。
「あいつ…。」
普段なら、こんな光景を見たら気が狂ってしまうに違いない。
しかしそんなことどうでもいい。誰でもいい。もっとしたい。
そういう衝動の方が、怒りの感情に打ち勝ってしまっているのだった。
「どうしたの?」
「さては、るちあのことが気になるんでしょ。」
「いいじゃない。お互い様なんだからもっと楽しみましょうよ。」
「わたしの渚だって、あっちでリナの後ろで腰振ってるんだから。」
こういうことは、波音の方が割り切りが早いのだった。
「そ、そうだな。」
「るちあとはいつもどんなふうにしてるの?教えて。」
「わかった。教えてやるぜ。」
やや残る怒りの感情を波音との情欲で晴らすかのように答えた。
海斗は波音を後ろ向きにさせて、お尻の穴がよく見えるような体勢にさせた。
「いやーん。恥ずかしいっ!」
波音の尻の穴は、結合部から溢れ出た液体によりよく濡れていた。
尻の穴の中央を人差し指の腹でマッサージする。
「そこは?いやーん。」
波音は、結構感じているようだ。
充血してやや膨らみ弾力がある穴の中央に中指をあてがい、ゆっくりと挿入した。
「ああああっ!」
そして穴の内部を指でこね回した。
「ああーん!」
穴の内側に、中指の第2関節がよく当たるようにこねながら抜き差しを繰り返した。
「お、お尻の穴がこんなに気持ちいいなんて…!!。」
「だめぇーーー!!」
「はぁっはぁっ。軽くイッちゃった。」
「るちあったらずるーい。こんなキモチいいこと教えてくれないなんて。親友なのにぃ。」
「今度、渚にもしてもらっちゃおう。はぁっ。」
2人は体勢を変えた。膝をつき座った海斗に、波音は向かい合って腰を落として強く抱きしめ合った。
「海斗くんちょうだい。海斗くんの熱いのを。いっぱい注ぎ込んで!!」
「宝生。いや、波音。」
波音に請われるまま、海斗は今までにないくらい激しく腰を使い始めた。
2人の絶頂はすぐそこまで迫っていた。
しかし、2人の背後から忍び寄る影が…。
かれんとノエルの双子姉妹だった。
「ずるいわよ。あなたたちばっかり。」
かれんは波音の、ノエルは海斗の身体に手をかけて引っ張り合った。
「ちょっとぉ!!イイところなんだから邪魔しないでよ!!」
「いいじゃない。もう自分の恋人と1回は終えてるんだしさ。ヒック。」
「あ、あんたたち酔ってるの!?」
「恋人どうしいちゃついてるのを、シラフで見てられるかっての!」
「ここは恋人のいない私たちに譲るべきよね。うふふふ。」
「ね。そう思わない海斗クン。大人の味を知りたくない?」
そう言うと、ノエルは海斗の耳に息を吹きかけた。
すると、海斗は波音を抱くのを止め、ノエルの方に身体を寄せた。
もはやこれは条件反射だった。
「今よ!!せーの!!」
「きゃっ!!」
波音の秘部から海斗自身が引きぬかれ、愛液が滴り落ちた。
波音は、後ろにひっくり返り背中を地面についてしまった。
かれんは、波音の身体を海斗から引き剥がすのに成功したのだった。
「ひっどーい!!なにするのよ!!」
起き上がって見ると、海斗はすでにノエルの身体に吸い寄せられるように覆い被さっていた。
「もうなによー!海斗くんまで。」
こうして、波音は海斗には中出ししてもらえなかったのでした。
『おまけ:海斗×かれん&ノエル』
ノエルは膝をついてお尻を突き上げ、
その上にかれんが圧し掛かるように脚を広げていた。
縦に並んだ2つの秘部。下はノエル、上はかれん。
それらを海斗は、そそりたった自身で交互に突き続けた。
「ああっ。」
「ああん。」
「あああっ。」
「あああん。」
海斗の指揮により、かれんとノエルの奏でる甘いハーモニーが周囲に響きわたった。
【おしまい】