「暑いのに呼び出してゴメンなさい、神城クン」
「いえ、気にしなくていいですよ、先輩。仕事も一段落しましたから」
神城麻郁と生徒会副会長・織部椿は肩を並べて誰もいない廊下を歩いていた。
二人の通う県立木崎高等学校は夏休みの真っ只中で、部活や補習のような要件が
無い限り登校してくる生徒はいない。
麻郁が暦の上では残暑に差し掛かったにも関わらず、窓から侵食してくる一向に衰えることの無い
陽射しと蝉の声を体感していると、彼よりやや背の高い椿の背中にぶつかりそうになった。
「さ、入って神城クン。貴方の部屋みたいに冷房は効いていないけれど」
生徒会副会長は自嘲気味に生徒会室の戸を開けながら、麻郁の入室を促した。
「おじゃまします」
青い瞳の少年ははいつものように儀式的に挨拶を済ませて入室すると、馴れた仕種で手短な椅子に
腰を下ろした。
麻郁は、椿が戸を閉めて机を挟んだ向かいの席に座るのを確認すると、おもむろに切り出した。
「…先輩。今日、俺を呼び出した理由はなんです? 休み前に頼まれていた予算編成書は、きっちり
提出したはずですけど」
「ええ。たしかに受け取ったわ、御苦労様。さすが神城クンね。キレイにまとまっていたわ。…けど、ね」
「? けど…なんです? 何か不備がありましたか?」
「不備ってほどのコトじゃないんだけど…。ちょっと、ここを見て頂戴」
麻郁は椿が指し示した個所に視線を移す。付箋の添えられたページには、赤ペンで注意書きのような
ものが記されていた。自分の記憶では、ミステイクは犯していないはずだった。
「この部分が…何か?」
椿はかすかに眉を顰めると、やや上目遣いで神城麻郁を見つめた。
「う~んとね…。この部分の表なんだけど、たしかにキチンとまとめられてはいるんだけど…。なんて
いうのかな、ちょっとわかりにくいの。いくつかのプロセスが省略されているっていうか、方程式の解法が
暗算で済まされてるっていうか……」
麻郁は椿の言葉を選んだ説明を聞いて、ピンときていた。
プログラムのメモのように麻郁自身が見るだけなら問題は無いが、予算編成書は彼以外の人間が見る
ものだった。麻郁が使いやすいように構成されたものが、他人にも使いやすいとは限らない。
「言われてみれば、たしかにそうですね。この表に至るまでの行程がカットされてる。俺以外の人が
見たら、ちょっと困惑するかもしれません」
「うん、そうなの。だいたいわかるんだけどね…解説が必要になるかもしれないでしょう?」
「そうですね…。え~と、どうします? この程度ならすぐに修正できますよ」
「そ、そう? じゃあここのパソコンを使って…お願いできる? 迷惑…かしら?」
椿がポッと頬を朱に染めながら、躊躇いがちに尋ねる。
「いえ、何てことはないですよ、先輩。このくらいならすぐに終わりますから。ついでに他のページもリライト
しておきます」
現役高校生プログラマーでもある麻郁にとって、生徒会で使用する文書の修正など仕事の範疇に入ら
ない。
彼が編成書とデータの入ったディスクを手にとってパソコンの前に座りなおすと、椿は高校生にしては
大きめのサイズの胸の上に手を乗せて、ホッと溜息をついた。
(会長、さすがです…。会長のシナリオ通りに進んでいますっ!)
椿はパソコンを立ち上げる麻郁に背を向けて小さくガッツポーズをつくった。一瞬、彼女の眼鏡が白く
不透明に変色して、鈍い輝きを放った。
織部椿はモニターに向かいキーボードを打つ麻郁の後姿をぽ~っと見つめながら、冷えたアイスコーヒー
をつくっていた。
(ふふふ…。双子…とくに宮藤深衣奈さん、貴方に神城クンは渡さないんだから……)
生徒会副会長はスカートのポケットからあやしい桃色の錠剤を取り出すと、ぽちゃん、とアイスコーヒーで
満たされたグラスに投下した。しゅわっと小さな音と共に、錠剤が溶ける。
(会長…。これでいいんですよね? 効くんですよね?)
椿はどきどきと高鳴る胸の鼓動を感じながら、盆の上にグラスを乗せた。
「まっ、麻郁クン! ちょ、ちょっと、一息入れない? はい、アイス…コーヒー…」
「あ、すみません。いただきます」
麻郁がキーボードの脇に置かれたグラスを手に取り、ごくっと喉を鳴らす。
「先輩の淹れたアイスコーヒーも、おいしいですね」
「あ、ありがとう……」
(「も」って…何よ? 「も」って)
麻郁の何気ない言葉に、椿の唇の端がピクピクと震えた。
「ねえ、麻郁クン。深衣奈さんと樺恋さんは、ここの生活に慣れたのかしら?」
麻郁がカタカタとキーを打つ音が響く室内で、椿は書類の整理をしながら雑談を始めた。
「えっ!? あ、ハイ、そうですね…。だいぶ馴染んだと思います」
「ふぅ~ん…、それは良かったじゃない。…で、神城クン。けっきょく、肉親は誰なの? 深衣奈さん?
それとも…、樺恋さん…なの?」
「え…と、それは、その~……。まだ、よくわからないんです…」
「そう…なんだ。はやくハッキリするといいわね」
「え、ええ……」
麻郁は椿と会話しながら奇妙な違和感を感じていた。
キーを打つ指先の感覚がおかしい。いつもと違うレスポンスだ。目の前のディスプレイがぼんやりとして、
遠くに見える。アイスコーヒーを飲んで冷えたはずの身体が、火照ったように熱い。
なにより、椿の声を聞くと心臓が早鐘を打ち、身体の一部が異様に元気になっている。
「あら? どうしたの、神城クン。凄い汗じゃない。この部屋、そんなに暑かったかしら?」
「い、いえ…。そ、それほど…でも…ないんですけど……」
いつのまにか汗だくの麻郁は椿に背を向けたまま、かろうじて口を開く。
「でも…凄い汗よ、神城クン。私が拭いてあげる」
「あっ、い、いえ、そんなっ…。いいですよ、先輩っ」
椿が麻郁の背後に寄り添い、ハンカチを取り出す。慌てて振り向いた麻郁の視界は、椿の大きな胸に
占拠された。
「……!」
麻郁が椿の胸に圧倒されて硬直していると、シトラスミントの香りのするハンカチが麻郁の額の汗を拭き
取っていく。
麻郁は、椿が汗を拭き取る動作をするたびにゆさゆさと揺れる大きな胸に目を奪われていた。普段、
意識したことがなかった先輩の女性らしい一面を見せつけられ、心を揺さぶられた。
不意に、椿は自分の胸を麻郁の肩にぎゅうっと押し付けてきた。
「せっ…、先輩っ!?」
「か、神城…クン…。私のこと…どう、思ってるの…?」
「え? ええっ? ど、どうって…。ええと、あの、その……」
「私みたいな…眼鏡をかけた、年上は…嫌い?」
「いっ、いえ、そんな…ことは、ないですっ!」
「だったら…、ハッキリ聞かせてほしいな」
真っ赤に顔を染めた椿は、豊かな胸を麻郁の背中により強く押し付ける。麻郁は背中いっぱいに椿の
胸の質量を感じていた。深衣奈の胸とは比べ物にならない大きさと重量感だ…と、思考が混乱した
麻郁は不謹慎なことを考えていた。
(か、かいちょおぉ~! ほ、ホントにこれでいいんですかぁ~? なんか私、とんでもない女みたいなん
ですけどー!?)
椿は麻郁の背中にぐいぐいと押し付けながら、心の中で生徒会長・森野苺と問答を繰り広げていた。
(「うふふ…。貴方、神城麻郁が好きなんでしょう…? 鈍い彼を振り向かせるには、強引に迫らないと…
ダメよ…」)
(で、でも…。これじゃほとんど『痴女』ですよぉ~!)
(「うふふ…。いいじゃない…、既成事実を作ってしまえば…。あなたの身体は立派な武器なんだから…。
有効に…使わないと、勿体無いじゃない…」)
(は、はいっ!! 会長っ! …って、やっぱり恥ずかしいです~っ!)
脳内秘密会議を開いている椿は、麻郁の身体の変調に全く気付いていなかった。
麻郁の全神経は、椿の豊かな胸が押し付けられている背中に集中していた。
麻郁は自分の心臓がいままでにないビートを刻み、夥しい量の汗を分泌しながら、椿が下着を着用
していない事実を敏感に認識していた。
激しい自己主張をする椿の乳房の先端が、布越しに麻郁の官能を刺激する。
(の、ノーブラ…ですか、先輩…。え、えげつねぇ~……!)
副会長が下着を着けていない……。
麻郁の脳内は、椿の生まれたままの姿をフル稼働で想像していた。彼の身体の変調が、加速度的に
進行する。
(こっ、ここまで来たら後戻りはできませんよねっ、会長っ!)
(「うふふ。そうよ、副会長…。押して…押して…、押しまくる…のよ」)
(はっ、はいっ!!)
椿は麻郁の胸の前に両手を回し、ぎゅうっと強く抱きしめた。いままで以上に彼女の胸が麻郁の
背中を圧迫する。
椿は顔を真っ赤にしながら、麻郁の心臓の鼓動を感じていた。
(神城クンも…どきどきしてるんだ…)
麻郁は桁違いの重量感の椿の胸を背中いっぱいに感じながら、彼女の心臓の音を聞いていた。
(先輩の…胸…、すげードキドキしてる……)
麻郁はなんとか椿から身体を離そうと、身をよじって振り向こうと試みた。
椿は振り向いた麻郁の顔が自分の目の前に現れると、衝動的に唇を重ねた。
麻郁の青い瞳には、目を閉じて口付けを交わす椿が映っていた。
「んんっ…! ンむぅ…うん、ぷはぁっ!」
椿に唇を奪われたかたちの麻郁は、なんとか彼女をふりほどくと椅子から立ち上がり、ふらついた
足取りで生徒会室を退室しようとする。
椿は目の前を通り過ぎようとする麻郁の右腕を、がしっと掴んだ。
「ま、待って…神城クン。あの…いきなり、その…ごめんなさい……。でも…」
「すっ、すみません、先輩。俺、帰りますっ」
「あ…。は、はじめて…だったんだけどっ!」
「…えっ?」
「えと…、そのぉ、私…ファースト…キス、なんだけど……」
椿は頬を紅潮させ、潤んだ瞳で麻郁を真っ直ぐに見つめた。大きな胸の前で両手がもじもじしている。
「そ…、そんなこと、言われても……」
麻郁は椿を振り返らずに、床に視線を落としたまま、彼女との口付けの感触を反芻していた。
(先輩の唇って…、あんなに柔らかかったんだ……)
「神城クンは…、はじめてじゃ……ない、よね…」
「え…。そ、それは……」
言いよどむ麻郁を見た椿の胸の奥が、ちくっと痛んだ。
「ううん…。いいの、別に。私の我侭だもの」
椿は麻郁に身体を寄せて、彼の腕を自分の豊かな胸に挟み込むようにしがみついた。
麻郁は再び椿の胸の感触を味わった。柔らかくて包み込むような暖かさと甘い香りに、麻郁の
理性は徐々に衰えていった。
「とっ、兎に角…俺、帰りますっ!」
麻郁は抱きついていた椿を乱暴に引き離すと、そのまま振り返らずに退室しようと戸に手をかけた。
「ま、待って! 神城クンっ!!」
椿が精一杯の力を込めて麻郁の腕を掴み、引き寄せる。
身体の変調が加速していた麻郁は、椿に腕を引っ張られると抗うことができずに、生徒会室の
中央に引き戻された。
麻郁は再び椿から離れようとしたが、身体が熱を帯びて足元が覚束無い。ぐらり、とバランスを
崩した麻郁は、椿に身体を預けるように覆い被さると、そのままの体勢でどさっと床に倒れた。
「あっ…、痛ぅ~……」
頭上を星が飛び交っている麻郁が起き上がろうと手を突くと、堅い床の感触ではなく、ふにゅっと
した柔らかい感触に遭遇した。
「……!」
椿を押し倒した格好の麻郁の右手が、彼女の豊かな左胸をぎゅうっと鷲掴んでいた。
「うわあぁっ! す、すいませんっ!! 先輩っ!」
麻郁が椿の胸から慌てて手を離そうとすると、椿はそっと麻郁の手に自分の手を重ねた。
「神城…クン…。我慢…しなくて、いいんだよ……?」
「なっ…! そん…な…こと…、先輩……」
麻郁の下半身は、既に限界だった。
麻郁に押し倒された格好の椿のスカートは捲れ上がり、白い下着と引き締まった太股があらわに
なっていた。
(うわ――っ! 私、いま神城クンに押し倒されてる~!? しかも、彼の手が…、わ、私の…
胸に……。さ、さらに…、神城クンの手どころか…、あ、あの、そ、その……)
臨界点に到達していた麻郁の下半身は、椿の下半身とぴったりと密着していた。麻郁の大きく
膨らんだ股間が、ぎゅうぎゅうと椿の太股の付け根に押し付けられている。
(か、神城クンの……、熱い…)
椿の股間はどくんどくんと脈打つ麻郁自身に刺激され、既に大量に溢れ出した愛液でびしょびしょ
に濡れていた。
混乱した麻郁は、正常な思考回路が機能しなくなっていた。
麻郁の理性は椿の身体の誘惑に力を削がれ無力化し、本能という名の獣性が目を覚まそうと
していた。
(せ…、センパイ……!)
麻郁の中の何かが、プツンと音を立てて切れた。
不意に、麻郁の手が椿の胸を丁寧に捏ねるように揉んだ。
「あっ…! か、神城…クン…?」
麻郁は椿の柔らかく豊かな胸をゆっくりと揉みしだきながら、そっと彼女の胸の谷間に顔をうずめた。
「あ…、か、かみ…しろク…ンんっ……!」
椿は暴走を始めた麻郁の愛撫を享受しながら、夥しい量の愛液を分泌していた。
(かっ、会長っ! つ…ついに、ついに神城クンがっ!)
(「うふふ…。おめでとう…、副会長。あなたの…願いが…叶ったわね…」)
(で、でも…。何か後ろめたいんですけど……)
(「うふふ…。愛に…障害は…、つきものよ…」)
(そ、それはそうですけど…)
椿が苺と脳内秘密会議を開いている間にも、理性の吹き飛んだ麻郁は目の前の少女を蹂躙していた。
椿の豊かな胸に埋められていた顔は、いつのまにか彼女の太股の間に移動していた。麻郁の両手が
ゆっくりと椿の両足を押し開き、愛液に濡れた白地の下着を晒した。
(あっ…! は、恥ずかしい格好を……)
椿の顔が羞恥のために真紅に染まる。
「先輩…。とても…キレイだ…」
「か、神城クン……」
麻郁は彼らしくない台詞を呟くと、椿の太股の付け根におもむろに顔を埋めた。布地越しに椿の急所を
舌で刺激する。
「あっ! い、いやっ…」
麻郁に秘所を責められた椿の身体がビクン、と仰け反った。たぷん、と大きな胸が揺れる。
麻郁は椿の反応を楽しむように、じゅるじゅるとわざとらしく音をたてて秘所を吸った。椿は唇を噛み
締めて嬌声を堪えた。
「フフッ、先輩。我慢…しなくていいんですよ?」
麻郁がいままでに見たことの無い表情で微笑んだ。椿は麻郁の未知の側面に遭遇して、状況を
わきまえずに胸のときめきを覚えた。
(神城クンが…私に微笑んでいる…)
麻郁は薄笑いを浮かべながら、椿の股間に手を伸ばした。下着の上から秘裂をなぞるように指で
愛撫する。びくびくっと椿の身体が震えた。
「んあっ! そんなっ、ところぉっ…!」
「先輩…。軽く触っただけなのに、凄い反応ですね? 先輩は、感度が良いのかな?」
「い、イヤ…。苛め…ないで…」
「フフフ。その反応も可愛いですよ、先輩」
麻郁は顔を椿の顔に近付けると、彼女の唇を塞ぎ、強く吸った。戸惑う椿に構わず、咥内に舌を
挿入する。
「んむぅ…んンッ……!」
麻郁は唇を離すと、椿の白い下着を両手でするっと引き摺り下ろした。捲れ上がったスカートの下に
愛液で濡れた黒い茂みと桃色の蜜壺が晒された。
(ああっ…! 神城クンに…見られてるっ……)
椿は目をギュッと瞑り、両手で顔を覆った。彼女は引き締まった太股を閉じようとしたが、麻郁に
押さえつけられて大開脚の態勢は解除できない。
「ここも…とってもキレイですね、先輩。」
「い、いやぁ…。そんなに…見ないで……」
「フフッ。結構、濃いんですね…先輩」
椿は今まで以上にかぁっと顔を赤らめた。
麻郁は椿の反応を確認すると、にやっと微笑んだ。
麻郁は椿の濡れそぼった蜜壺を弄んだ。麻郁の指が桃色の果肉を押し開き、溢れ出す愛液を
舌で掬い味わうと、そのまま唇を秘所に押し付けた。椿の身体がビクンっと大きく仰け反った。
(ああっ! か、神城クンが…私の…、そ、その…、大事な……ところをっ…!)
ぴちゅっ、ぢゅるっ、ずずず…。
麻郁の指と舌が椿の急所を責める猥褻な擬音が、生徒会室を支配する。
媚薬を服用して暴走した麻郁は、本能の赴くままに椿の瑞々しい肢体を蹂躙した。彼の愛撫は
女性を悦ばせる行為にはほど遠かったが、椿は麻郁に責められているだけで、悦楽の渦に呑み
込まれていた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…! か、神城…クン……」
「せ、先輩…。俺は……俺は…」
「神城クン…、いいの…。これは…私が、望んだことだから……」
「せ、先輩っ!」
麻郁は、制服のズボンを下ろすと、限界まで怒張したペニスを解放した。ペニスの先端が
ぬらぬらと光沢を放っている。
(神城クンが…私の身体に…、あんなに反応してる……)
椿はドクンドクンと激しく脈打つ麻郁のペニスを、じっと見つめた。椿は同世代の男子のペニスを
見たことが無いから比較はできないが、かなり大きいかも知れない、とぼんやり考えていた。
椿は上半身を起こすと、自分でも信じられないくらい積極的な行動に出た。
「か…、神城クン……。このままじゃ辛そう、だから…、だから、く、クチで…」
「え? なんですか、先輩?」
「だっ、だからっ! く、クチで…口でしてあげる…」
顔を真っ赤に染めた椿が、ためらいがちに麻郁のペニスに触れた。赤黒いペニスがびくん、と
反応する。
「先輩…、マジですか…?」
椿は麻郁の問いに答えずに、ペニスに手を添えると濡れた唇を近付けた。
(神城クンの…大きい…! こ、これを…、私の…口に…)
わずかに躊躇した椿だったが、覚悟を決めたように麻郁のペニスをそっと咥えた。
「う、うわっ!」
「んんっ…! まふっ、むふぅっ」
麻郁は自分のペニスが椿の温かい咥内に包まれると、堪らず声をあげた。
椿は麻郁を悦ばせようと、舌や唇を使い、拙いながらも懸命に奉仕した。椿の責めに麻郁が
びくっびくっと震える。
(これが…、神城クンの味…。お、美味しいっ!)
臨界点を突破していた麻郁のペニスは、椿の拙い愛撫に耐えられなかった。絶頂を迎えた
麻郁は、椿の咥内に白濁した精液を一気に放出した。
どくっどくっ、どくんっ!
「んぶぅっ! ごぽっ、ごほっ!」
「うあっ、ああっ……!」
麻郁のペニスを咥えたままの椿の唇から、どろりとスペルマが溢れ出し、彼女の豊満な胸に
滴り落ちた。
「神城クン…。凄い、量と…勢い……」
「せ、先輩…。その…、すっ、すみま…せ……」
精液を放出した麻郁は、一瞬、自分を取り戻したかのように見えた。
(ごくっ。先輩の…クチから、俺の…アレが……!)
椿の唇から、麻郁の精液がだらりと涎のように溢れ出している。麻郁の心臓はドクンと再び
鼓動を速めた。眠りかけた獣の本性が力を取り戻す。
麻郁は、口から溢れ出す精液を手で掬う椿を強引に押し倒すと、セーラー服を両手でたくし上げた。
椿の形の整った豊かな乳房があらわになる。やや大きめの乳首が、硬く隆起していた。
(あっ…! 胸がっ…)
(先輩の…胸……。で、でかい…!!)
麻郁が椿の大きな胸に見惚れていると、元気を取り戻したペニスが椿の柔らかい乳房をぎゅっと
押した。
「せ、先輩っ。あ、あの…その…、む、胸で…胸で挟んで…くれませんか?」
「…っ! か、神城クンが…悦んで…くれるなら……」
椿は恥らいながらも麻郁の怒張したペニスを、自分の豊かな胸でそっと挟んだ。
「うっ! うわぁっ…!? 先輩、す、凄い…ですっ」
麻郁は、椿の柔らかい圧力に包まれると大きな声を上げた。
「神城クン、気持ち…いいの?」
「は、はいっ。凄く…イイ…です」
(神城クンが、悦んでる…。う、嬉しいっ!)
椿は麻郁のペニスを豊満な胸で懸命に愛撫した。
どぷっ、びゅるっ、びゅるっ…!
麻郁のペニスは椿の胸の質量感に抵抗できずに、あっというまに精液を放出し、椿の顔と胸を
汚した。椿の眼鏡と艶やかな肌が、麻郁のぬらぬらとした精液でイヤラシく彩られる。
「はぁはぁはぁ…。先輩…、す、すみません…。顔に……」
「ううん、いいの…気にしないで。神城クンが気持ちいいのなら、私も…嬉しいから」
「せ、先輩……。お、俺…俺は…」
麻郁は椿のすがるような視線から目を逸らすと、あられもない姿の椿をまじまじと見つめた。
椿の顔と胸は精液にまみれ、セーラー服とスカートは捲れ上がり大きな胸が露出し、惜しげもなく
開かれた太股の中心に濡れそぼった蜜壺が晒されている。
混乱した麻郁の脳味噌が考えをまとめないうちに、再びペニスがむくむくと復活を遂げた。
「神城クン…。我慢、しなくて…いいんだよ…?」
「で、でも…先輩……。お、俺は…俺は…」
「ううん…、いいの…、わかってる。何も言わないで、神城クン。さっきも言ったでしょう? これは、
私が…自ら望んだ事だって……」
躊躇う麻郁を、椿の悪魔の囁きが揺り動かした。
「お願い、神城クン…。私を…、私を………!」
(私を…抱いて……!!)
椿が上目遣いで懇願するように麻郁を見つめた。涙を湛えた潤んだ瞳が、麻郁の脳幹を刺激した。
「せっ、先輩っ!」
意を決した麻郁が、椿の身体に覆い被さった。
麻郁は椿の両足を肩に抱えあげて細いウエストを掴むと、いきり勃つペニスを愛液にまみれた
秘所にあてがった。
「先輩…、挿れますよ?」
「う、うん…。来て…神城クン……」
麻郁はゆっくりと椿の蜜壺に侵入した。桃色の肉襞を赤黒いペニスが強引に掻き分けていく。
「痛ッ!! い、いたぁ…いィッ……!」
「先輩、大丈夫…ですか?」
「う…ううん、平気…。平気だから……続けて…、お願い」
麻郁は涙を流しながら痛みに耐える椿に愛おしさを感じながら、ゆっくりと腰を突き出した。椿が
唇を強く噛み締めて、破爪の痛みを堪える。
麻郁はペニスを徐々に椿の膣内に侵攻させながら、真っ赤に充血したクリトリスをそっと抓み、
愛撫した。
「んはぁぁぁっ!!」
悦楽と痛みを同時に甘受した椿の肢体が、ビクンっと跳ねるように仰け反った。
麻郁の腰が椿の腰と完全に密着すると、彼のペニスがこつん、と膣内の奥にぶつかった。
(はあぁぁぁっ…! 神城クンの…、神城クンのが…奥に、当たって……。子宮に…届いてるっ…)
現実にそんなことは有り得ないのだが、椿は麻郁に処女を奉げた高揚感で意識が混濁していた。
「先輩の中…、とっても…キツイ……」
「はぁっはぁっはぁっ………」
「! 先輩…。初めて…だったんですか…?」
麻郁が椿の太股をつたう鮮血を見て驚嘆の声をあげた。
「はぁはぁはぁ…。あ…、当たり前でしょう? キスもしていないのに…処女じゃない…わけ……
ないじゃない…!」
椿は処女喪失の痛みに耐えながら、麻郁にツッコミを入れた。
(神城クン…。こんなときに…ボケるなんて…。大物だわ……)
「先輩、動いて…いいですか? このままじゃ…俺…」
「ええ…、勿論…よ……。神城クンの…好きなように…、動いて…いいから……」
「なるべく、痛くないように…動きますから」
経験の無い処女に痛みを感じさせないように動くことなどほとんど不可能だが、呼吸の荒い椿を
少しでも安心させようと麻郁は嘯いた。
麻郁は初体験の椿に気を遣いながら、自分の情欲に素直に従うように腰を動かし始めた。
(いっ、痛いっ…!! 痛い…けど…。神城クンなら…、貴方なら…耐えられる……)
麻郁の腰の動きが徐々に速度を増していった。椿の身体を気遣うことを忘れたわけではないが、
彼女の蜜壺にぎゅうぎゅうと締め付けられると、悦楽を貪るように激しく腰を振っていた。
「んあっ、はっ、はっ、はっ…! 神城クン、神城クン、神城クン……!」
「せ、先輩っ! 先輩っ!!」
汗まみれの二人は動物のように互いに激しく腰を振った。
麻郁はパン、パン、と椿の秘所を何度も強く突きながら、彼女の豊かな胸に赤子のように
むしゃぶりつき、硬く隆起した乳頭をちゅうちゅうと吸った。麻郁が椿のたぷたぷと揺れる乳房を
形が歪むくらいぎゅうっと鷲掴むと、彼女が大きな嬌声を上げる。
「はあぁっ! 神城クンッ!!」
椿は処女喪失の痛みを、麻郁への想いで快楽に変換していた。初体験とは思えないよがり
かたで、麻郁のピストン運動を加速させた。
ぐちゅっ、ぬちゅっ、ぶじゅっ…。
しばらくの間、卑猥な擬音が生徒会室に響き渡っていたが、やがて二人は絶頂を迎えつつあった。
「せんっ、先輩っ!お、俺…もう…、がまん…できない……」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…。いいわ…来て、神城クンッ!! 私の…、私の中に……。私の中に、
ぜんぶ…全部出して…いいのっ…!」
「先輩っ、先輩っ!、先輩っ!!」
「神城クン、神城クン、神城クン―――ッ!!!」
ドクンッ! どくんどくん…。ごぽっ、ごぽぽっ…。
「……!!!」
「あああぁぁぁ―――っ!!」
椿の極上の肢体を存分に堪能した麻郁は、夥しい量の濃い精液を、彼女の膣内に躊躇うことなく
放出した。
「はぁ、はぁ、はぁ……。かみ…し、ろ…クン……の、せい、えき…が…。私の…中に……
いっぱい……。ん…、はあぁ……!」
椿は麻郁と繋がったまま余韻に浸り、秘所からスペルマを溢れ出しながら失神した。
椿が目を覚ますと、生徒会室には彼女以外誰もいなかった。
(神城…クン……?)
椿は椅子に座り、机に突っ伏した態勢で眠っていた。彼女の目の前には、修正された予算編成書
が置いてあった。
「依頼された仕事はキッチリこなすってこと? 律儀ね、神城クン」
椿の身体は可能な限り汚れを拭き取り、綺麗な状態に回復していた。下着は穿いていなかったが、
秘所から滴った血は拭われ、引き締まった太股はきめ細かい肌が輝いていた。
「神城クン…」
(ホント、誰にでも優しいんだから…)
椿は何気なく予算編成書を手に取り、パラパラとページをめくった。訂正を指摘した個所がきちんと
修正されていた。
「? 何かのメモ…かしら?」
ページの間から小さな紙片がはらりと落ちた。紙片には、麻郁の文字が記されていた。
『先輩。今日のことはお互い、忘れましょう。それが、俺達にとって一番良いと思います。 麻郁』
椿は声に出さずに文面を読み上げると、ふっと儚げに微笑んだ。
「神城クンの…バカ。忘れられるわけ…忘れられるわけ、ないじゃない……。」
椿の頬をつーっと一筋の涙が伝う。
「でも…、忘れてあげる。貴方のために。たぶん、一生、忘れないけど…。もう、忘れたわ……」
椿は紙片をポケットにしまうと、何かを悟ったような表情で生徒会室を後にした。
「うふふ…。悲しいわね、副会長…。でも…、良いモノが…撮れたわ……」
生徒会長・森野苺の手には、どうやって撮影したのか、椿と麻郁の情事を鮮明に再生している
デジタルビデオが握られていた。
――――――
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