「麻郁!落ち着いて、乱暴しないで」  
今まで通り、深衣奈もこの家に住むことで収まってまだ浅い日のことだった。  
麻郁にはまだ、深衣奈の心の内は知らせていない、今まで通りに日々の暮らしを  
軌道に乗せることが最優先事項であった。  
 
樺恋不在の折、深衣奈は麻郁を少しだけからかうつもりで、自分に少し惹き付けるつもりで、  
ちょっかいを出したのだった。  
風呂上り、樺恋とは違い家の中をバスタオル一枚で闊歩する深衣奈、また何時もの如く  
ノック無しで麻郁の部屋に進入する。  
何時も苛立っているような口調で話す麻郁だが、契約先の無理な要望でそれはピークに達していた。  
そんな状況とは知らずに麻郁から見てはその無神経ぶりにブッツリ太い何かが切れた。  
 
「いい加減にしろ!!」  
 
かなり強い力で麻郁は深衣奈を突き飛ばしていた。バスタオルがずれかかり、かなりきわどいが  
最大摩擦係数で留まっていた。が、二回目に突き飛ばされたときにはさすがにずり落ちた。  
 
深衣奈は軽いショックを受け、頭の中が真っ白になってしまった。が、ずり落ちたバスタオルに  
足を取られてその場で盛大にすっ転んだ。  
ニューロネットワークのどこがどう繋がったか、麻郁のぶち切れた怒りの感情のエネルギーは、  
同年代の女子そのものを目にし、前立腺方面関係へと流れていった。  
 
深衣奈は怒鳴り返そうと麻郁の方に目をやると、先ほどとは違う本能的にこれは危険だという  
目つきに変わってしまっていた。これは逃げないと危ないと立ち上がろうとしたとき  
再び突き飛ばされまた尻餅を付かされてしまった。  
立とうとすればまた突き飛ばされる、転がって逃げようとしたが捕まり部屋の奥の方へ  
更に引きずられた。足をばたつかせ何とか振り払って立ち上がったところを、今度は  
ベットの方へ突き飛ばされた。麻郁のベットの高さは深衣奈膝より少し低い高さだ。  
膝下を軸につまずくかたちになり、ベットの向こうの壁に頭を少し打ってしまった。  
 
目が回ったようにグラっとする、視界の上部が少し白く星が多数見える。  
深衣奈は軽い脳震盪を起こしていた。そんなものとは関係なく、すぐに麻郁の体が降ってきた。  
手足があまり思うようには動いてくれない、麻郁を押しのけようとするが、  
その手は虚空を斬るだけだった。麻郁が深衣奈の体を我が物にしようとする。  
ひどく荒っぽく扱われる、麻郁の理性を呼び覚ませようと叫ぶが、戻ってきそうにない。  
急にその手が止んだと思うと、どうも下半身の武装を取り出すのに苦慮しているようだ。  
戻り始めてきた手の力を使って肩口を押しやるが、麻郁が体重をかけてくると潰されてしまった。  
 
麻郁が少し足をばたつかせている、すると急に深衣奈の足が左右に押し上げれる。  
下半身の拘束具が取れてしまったようだ。今まで感じたことの無い感触のものが、  
深衣奈の性器を狙う。最初の五回ほどの攻撃はポイントを付けなかったが、  
直ぐに直撃弾がきた。  
 
「ぅぁぅぅぅ・・・。」  
言葉にも声にもならないうめき声が深衣奈の口から漏れる。  
深衣奈の体のことなどお構い無しに、バンカーバスターと化した攻撃が体を打ち破る。  
しばらく麻郁は自分の体をどう操るか苦慮していたようだが、上体を起こし、  
深衣奈の手首をシーツに押さえつけるようにして体勢を整えた。  
 
苦しむ深衣奈に関係なく、麻郁は攻撃を始めた。体の使い方が決まってくるまでは  
不定期なビートが深衣奈を悶絶させた。が、やがて元来は異物を対外へ排出しようとする機能が、  
徐々に麻郁の分身を自身の体に馴染み順応させていった。  
 
やがて暴れなくなったので、麻郁は深衣奈の手首を離してやった。この時、麻郁も自分の上着を脱いだ。  
それに気が付く、コントロールを取り戻したのだ。だが、ここまで来てしまったのだ、  
麻郁は最後まで自分の欲望を深衣奈に吐き出しつづける選択を取る。  
 
深衣奈も麻郁が正気に戻った事に気が付いていた。再び動き出そうとまた体勢を作り直そうとして  
上体が下がった瞬間に深衣奈は麻郁の首に組み付いた。お互いの肌と肌の接触を強く感じる。  
 
「乱暴なのは嫌だよ・・・。」  
深衣奈はそう言うと、手を離し横を向いた。それでも麻郁が止めるようには思えなかったので、  
 
「ゆっくり、ゆっくりなら・・・。」  
と、されても一番苦しくないようにさせようと言った。この選択で、深衣奈の体に更に  
順応する時間を与えた。加わる苦痛は我慢できる範囲で収まり、性器を刺激される  
快感が徐々に感じられてきた。呼吸が変わる、互いに一体感を覚え始めた。  
 
限界が近づく、このまま深衣奈の中で果ててしまうともう一回人生が滅茶苦茶になると  
まだ思考できるギリギリの部分が何とか生きていた。快感に飲まれかけていた。  
暴発する寸前、分身を抜き取ると深衣奈のへそに白い液の溜まりができた。  
麻郁は自分の体液で汚れたくないと避けるように転がろうとしたが、ベットの幅が無く  
そのまま床に滑り落ちた。  
 
深衣奈はまだ余裕があった、転がり落ちる麻郁を少し首を向けて見ると、へそに溜まった  
液を指ですくってみた。初めて見る。  
(これが、精子か・・・。)  
 
不意に目の前にティッシュを差し出される、それを受け取るとへその周りと指を拭う。  
深衣奈は上体を起こし、麻郁はベットに腰掛けしばし無言の時間を過ごすのであった。  
 

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