麻郁は樺恋を正常位で突いていた。  
「麻郁さぁん……、そ、それとも、お兄ちゃん……?  
 んっはぅ……ああっ、あああっ………」  
樺恋は、麻郁の肉棒をその小さな膣に一杯にして  
少し苦しそうな、しかし、その苦痛さえも喜びに似た歓喜の嗚咽を漏らしていた。  
麻郁がピストン運動をする度に、樺恋の愛液がグジュグジュと淫猥な音を立て  
樺恋の性欲をいっそう奮い立たせる。  
顔を真っ赤にさせながら、それでも体から蠢くように沸き上がってくる快楽に  
樺恋は酔いしれるしかなかった。  
「ああ……気持ち……いいですっ おに……ううんっ 麻郁さぁんっ   
 ああ……はぁ…ああ……あ……ああ…ああああ……」  
樺恋は寡黙に仕事を続ける麻郁に体を預け、ただ、甘い声を漏らす。  
逆に麻郁は必死だった。  
恐らく、実の妹を犯しているという状況も、相当のプレッシャーだが、  
何より、妹を絶頂に導いても、自分は絶対にそれより後にしなければならないのだ、というのがキツかった。  
麻郁の僅かな迷い……つまり、ゴムを付けないといポリシーが、  
麻郁を、気持ち良いのか苦しいのか分からない快楽地獄に叩き込んでいたのである。  
 
「樺恋……気持ち……良いか?」  
地獄のような快楽に耐えながら、麻郁は樺恋に尋ねる。  
小さな胸を手で愛撫しながら、アソコのクリトリスを弄って刺激を増やしながら、  
麻郁は、必死に樺恋を攻める。  
「ああっ……ああ…はぁ……はぁぁん……、ま、まい…  
 ああ……あああ…………」  
樺恋は麻郁の肉棒を、全身全霊で感じようと下半身に感覚を集中させ  
快楽を貪った。 自らの愛液が、だらしなく麻郁の肉棒を滴るのが分かって恥ずかしい。  
なのに、それよりも遙かに嬉しかった。  
体中を麻郁に嘗め回され、蹂躙されて、樺恋はもう我慢の限度に達する。  
「ああああっ!! おに、お兄ちゃ……あああああああああああっっ!!!」  
樺恋は麻郁の攻めに、遂に果ててしまって、体をビクビクと痙攣させる。  
頭の中が真っ白になって、その快感に樺恋は微笑みを零した。  
「くぅっ、こっちもギリギリ限界だ……」  
麻郁は、妹がよーやく絶頂に達してくれたのを感じて、あわてて肉棒を抜いた。  
それまでが、麻郁の忍耐力の限界だった。  
樺恋の肢体の前で、思わず射精する麻郁……。  
樺恋の小さな乳房からおへそにかけて、麻郁の精液が勢いよく弾けた。  
そして、残ったのは、精液で体をベトベトにされて意識を失っている、血を分けていると思われる妹……。  
 
麻郁は、どっと疲れて汗を流した……。  
(やっぱ、ゴムを買ってくるべきだろうか……)  
そんな事を考えて、目眩を覚える麻郁。  
その時、隣から鳴き声がした。  
「麻郁ぅーーー」  
涙目になって、麻郁の腕を引っ張る深衣奈……。  
深衣奈は、二人がいたす所の横で、自ら体を慰めて、自分の欲求不満を自分で解決していたのであった。  
しかし、二人の絶頂を見て自分自身の体の火照りも我慢できなくなり、  
涙を浮かべて麻郁におねだりした。  
「だからぁ……深衣奈……、1日交代でするから、やってる時に隣にいない方が良いって  
 言ったじゃないか………」  
麻郁は、予想通りの状態に成っている深衣奈に、頭を抱えて項垂れた。  
「だって、やっぱり1人になってる時は、さみしいよぉ……」  
そう言って自らのアソコに麻郁の手を誘う深衣奈。  
麻郁は律儀に、深衣奈のアソコを指でニジニジと弄った。  
深衣奈のアソコは、やはり愛液でビショビショになっている。  
「もう、これ以上やると、生活が破綻する……今日は、指で我慢してくれ……深衣奈」  
そう言って、麻郁は深衣奈の火照った体を指で解決するように務め始めた。  
麻郁が、その後、深衣奈を絶叫の悲鳴で倒れさせるのに、更に疲れたのは言うまでもない。  
 
どうして、こんな状況になったのだろう……と、麻郁は考える……。  
学校で、ゲッソリとした表情で俯せになりながら、麻郁は悩んだ。  
「いけないなぁ、麻郁君……、仕事に励むのも良いが、  
 そんなんじゃ、あの可愛い二人の親戚達も、寂しがるだろうに……」  
机の横から、島崎がいつもの調子でハハンと麻郁をからかった。  
麻郁はその言葉に、青筋を立てるが、しかし、本当の事を言うわけにもいかない……。  
そんな仕事なんかよりも、さらに激しい性活を送っているなど、言えるハズも無い。  
「生きるためだ……仕方ないさ……」  
そう言って麻郁は、この状況を誤魔化した。  
「生きるためか……でも僕は、椿と、その……な、性活がないと  
 生きている実感も沸いてこないけどねぇ………」  
そう言って目をキラキラさせる島崎。   
ああ、1対1の関係は、素敵な事だろうよ……と麻郁は心の奥で毒づいた。  
だが、一理ある……。  
何故なら、麻郁は、アホな人生街道を選んでしまったために、今ではこんなだからだ。  
どうして、こんな状況になったのだろう……と、麻郁は考えた……。  
 
 
どうして、こんな状況になったのだろう……と、深衣奈と樺恋はニコニコしながら昨日を反芻した。  
思わずヨダレが垂れてくる勢いである。  
明らかに、並んで恥ずかしそうにモジモジとしている二人。  
クラスの人間は、そんな、可愛いけど「変」な二人に、何時も困惑していた。  
どうして、こんな夢のような状況になったのだろう? と樺恋は考えてウットリし  
深衣奈は、樺恋に悪気を覚えなくて良い状況になった事に、晴れ晴れとした気持ちでいた。  
結局、あれから、深衣奈は恋人というか、将来、お嫁さん見習いという名目で家に居座る事になり  
樺恋は、実の妹らしい日記の情報で、家に居る事になった。  
しかし、そんな、一方だけが麻郁と思いを遂げるようなシュチエーションに置かれると  
逆に、お互いに物凄く気まずくなってしまう。  
だから、だんだん、あれから二人の関係はギクシャクした。  
何より、樺恋が麻郁を諦め切れなかったのが、深衣奈には辛かった。  
まかり間違えば自分がその立場だったのである。 いたたまれないという言葉を通り越していた。  
そして、そんな新しい微妙な関係で、情事がもつれていく間に、  
泣いたり喧嘩したり家を飛び出たりで、すったもんだした最後の結末が、この状態だったのである。  
麻郁は、ブチ切れて深衣奈を押し倒し、樺恋を近親相姦してしまった……。  
『やっちまった……』 って奴である……。 その、やっちまった…、に  
二人は最初は抵抗感を払拭できなかったが、だんだん、めんどくさくなって、今の状況で納得してしまった。  
多少、無茶でも、心苦しいよりはマシだ。 ツインズでいこうっ! と……  
それから二人は、確かに社会からの歪みは感じながらも、  
それよりも分かりやすい幸せな生活を満喫していた。  
 
 
「たのむ……最初に決めたように、3日に1回にしてくれ……」  
麻郁はゲッソリとしながら、そう2人に懇願した。  
3人で眠る事にしてから購入した、ダブルベッドの上で、  
2人は瞳を潤ませて麻郁に無言でおねだりをしている。  
「これ以上、やってると仕事が破綻するんだ……  
 仕事が破綻すると、この家から3人とも出て行かないといけないんだ……だからさ……」  
麻郁は涙を流しながら、更に説得する。  
2人にもそんな事情は分かっていた。 十分、分かっていた。  
しかし、思いの人と一つ屋根の下、っていうかベッドの上に居て、  
その上、麻郁に体中を嘗め回されて愛撫されているという経験を持ってしまうと  
我慢するという事を、続ける事が非情に難しい。  
ある意味の悲劇だった。  
・2人を満足させるために、麻郁は2倍の労働力を必要とする。  
・2人は愛情を頂くのに、通常の半分しか貰いがない。  
・麻郁は、この一家の家計の殆どを稼ぐ、最重要人物であり、エロ生活に奔走するわけにいかない。  
この3点により、3人のラブラブ生活という奴は、順風満帆とはいかなかったのである。  
それでも、麻郁は自分の体力の限界地点まで、頑張っていた。  
そう、麻郁は見かけよりも、すっごい良い奴だから、本来の能力以上に頑張っていたのだ。  
 
結局、その日は3人で同じ布団の中、麻郁を真ん中に抱き合って眠るだけに終わった。  
深衣奈も樺恋も、一緒にいるだけで十分、幸せは、幸せだったのだが……  
だが……、やはり、このモヤモヤした後一歩の欲求を埋めるには、  
「結合」が欲しいと思ってしまうのが淫乱さを覚えてしまった乙女というものだった。  
麻郁は麻郁で、可愛い同居人達と体を、ぴったりくっつけて乳尻ふとももの感覚を感じるたびに  
不肖の息子を暴発させないようにするので大変だった。  
爆発させればその時はそれでいい。その時だけは。  
だが次の日、体も頭も回転の鈍い自分で、ソフトの仕事をこなすのは至難の業なのである。  
3人は、愛だけは溢れていたが、現実に体が付いてこなかった。  
 
「麻郁君……我慢は体に良くないよぉ〜」  
島崎は机で突っ伏している麻郁に、いつもの調子でそう言った。  
椿と上手くいっている今では、麻郁と近似的なBLに興じるのも、更に楽しいというもの。  
そんなお気楽な島崎に、麻郁は涙目に成って、こんちきしょうっ と心の中で思う。  
見つめ合っている二人は、明らかに心が疎通していなかったのだが、  
周囲の女子から見れば一時期話題になっていたモーホー疑惑を再燃させる材料になる。  
そんな事を、当人達が知らないのは、学園生活の不思議か……。  
 
「深衣奈、樺恋……、3日ごとに、1日交代というのは、やっぱり疲れるし  
 お互いに待っている時間が不憫だ……。  
 2人が良ければ、3人でHして、それを3日ごとのペースにしないか?」  
麻郁は「お勤めの日」が来てしまったので、またブチ切れた提案をした。  
「そ……それって、常に3pをするって事?」  
深衣奈は麻郁の提案に目が点になった。  
「深衣奈さん……さ、3pってやっぱり……その……」  
樺恋は聞くまでもない事を聞いて、顔を真っ赤に染める。  
「結局、3日毎に1日交代って言っても、側でオナニーしている奴が居ると、  
 時間差3pになって、2日連続時間差3pに成っているのが現状じゃないかっ  
 このままじゃ、俺はミイラになっちまうっ……お前等を路頭に迷わせたくないんだよっ」  
麻郁は現実に起きている現実的な問題を2人提示した。  
確かに麻郁の提案は、どっかネジがぶっとんでいる。 確かにぶっ飛んでいる。  
しかし、そのぶっ飛んだ提案が通ると、麻郁の「お勤め」は3日に1回になり、  
総合労働量は減るのである。 それはより現実的なプランであった。  
「私は良いけど……樺恋は………」  
深衣奈は、家族3人で愛欲まみれになる構図を思って、思わずドキドキしてしまったが  
それは樺恋にはキツイかもと思いを馳せた。  
 
「わ、私は………私も……深衣奈さんが良いなら、 それで良いですよ……」  
樺恋は自分の羞恥心を必死になって殺しながら、とにかく2人に置いて行かれまいと努力した。  
そんな2人のなんとかしようと言う思いに、深衣奈と樺恋はお互いにお互いを感動する。  
よーするに、家族同然の2人でレズプレイにまで興じようというわけだが、  
御風呂を一緒にいただいている間柄とはいえ、レズプレイにまで走るのは、かなりの抵抗があった。  
しかし、麻郁の言いたい事も分かる。   
ここ最近、麻郁におねだりをし過ぎて、日に日に衰弱している事を感じていたからだ。  
麻郁の言葉ではないが、このままでは本当に麻郁はミイラになる。  
それを危惧したからこそ、この2人の大決心であった。  
そして2人はいそいそと服を脱ぎ、裸になって、思わず2人で抱き合って麻郁を迎えた。  
「ごめんな……深衣奈、樺恋……」  
2人のそんな嬉し恥ずかしな姿を見ると、麻郁は息子を爆発させる勢いと  
2人の寡黙な姿に、堪らない純愛を感じる背反2律に苦しむしかなかった。  
2人は正面から抱き合って、胸をこすりつけさせ、両足を開いてアソコを重ねながら麻郁に見せた。  
そんな、深衣奈と樺恋の綺麗なアソコのご開帳に、麻郁の息子はそれだけで爆発しそうになる。  
しかし、麻郁は欲情よりも先に愛情が思いを支配した。   
深衣奈を下に樺恋を上にした今の状態で、樺恋の背中にキスをして、下で彼女の背中を嘗め回す。  
 
「あっ 麻郁さんっ」  
癖になった呼び方で樺恋は兄の背中への愛撫に震える。  
その震えは下になっていた深衣奈に伝わり、お互いの乳首が擦れ合う事で深衣奈にも刺激になった。  
「くぅんっ」  
深衣奈は、恥ずかしさと樺恋との抱擁で興奮を異常な勢いで高める。  
そこに麻郁の良い奴っぷりが炸裂した。  
樺恋を舌で刺激しながら、左手で樺恋の乳房を後ろから鷲掴みにし、右手で深衣奈の乳房に手を重ねる。  
2人同時に、乳を弄ぼうという麻郁の思惑であった。  
こんな状況は、酒池肉林でやりたい放題と言うかもしれないが、  
2人を均等に愛撫するというのは、それはそれで頭を使う、絶妙なバランス感覚なのである。  
それでも麻郁は、2人を不公平にしないように、寡黙に手を動かした。  
深衣奈は麻郁の手を取り、自らの乳房から、自分の顔にそれを誘う。  
胸への刺激は樺恋との接触で十分だった。それにアソコがお互いに擦れ合って、妙に気持ちいい。  
それならばと、深衣奈は麻郁の指を取り、それを麻郁のおちんちんに見立ててしゃぶり出したのである。  
麻郁の指に対するフェラチオであった。  
「うっ………」  
その深衣奈の意外な小技が麻郁の反応を敏感にする。  
指も立派な性感帯である。 それをチュパチュパとしゃぶられると、思わず射精感を呼び起こされる。  
 
「深衣奈それは、ちょっと気持ちよすぎる……そんなにされると直ぐにでちまう……」  
麻郁はそう言って深衣奈から手を離そうとした。だが深衣奈はその手を口から逃さない。  
不思議な事だったが、好きな人の体だと手だろうがおちんちんだろうが、味わっている事自体で気持ちよく感じた。  
それは、物理的な感覚というよりは精神的なものだったが、気持ちよければそんな事はどっちだって良かった。  
だから深衣奈は麻郁を虐める。  
「くっ……このままでは、だ、駄目だ…………」  
深衣奈の愛撫に危機を感じ、麻郁は仕方なく予定よりも早くに息子を投入する事を決めるしかなかった。  
ご開帳され愛撫で擦れ合っている2人のアソコに、麻郁は自らの肉棒を突っ込む。  
アソコとアソコに上下から挟まれる形になり、擬似的なスマタの様な格好になったが、  
その状態で緩くピストン運動をしてみると、押さえつけられたクリトリスが刺激されて効果絶大だった。  
「きゃぁんん!!」「ひゃぁぁっ!!!」  
2人は麻郁の肉棒のサンドイッチとその刺激に、はしたない声を漏らす。  
しかし、麻郁のピストン運動は、急がずにゆっくりと2人のアソコを責め立てる。  
「あっ……ああ……ああ、はぁ……」「あぅ、あはぁ……あん…あ…ああ…」  
2人は麻郁の思わぬ奇襲攻撃に、体を擦り合わせ、その熱いおちんちんの摩擦や  
ふれあう乳首の刺激に急速に、気持ちを高揚させていくしかなかった。  
「はぁ……麻郁さん……イイ……」「麻郁……いいの……いいよぉ……」  
麻郁の必死の前後運動に、樺恋と深衣奈は嬉しい悲鳴を上げた。  
 
麻郁は前後運動をある程度した後に、徐に樺恋にバックから挿入する。  
「えっ!? ああっ!!!」  
樺恋は兄が徐に自分の体内に侵入してきた事に、悲鳴を上げるしかなかった。  
だが、愛液を既に股からダラダラと流し、兄のおちんちん受け入れ準備が万端だった樺恋のアソコは  
じゅぷっじゅぷっと淫猥な音を立てて、喜んで麻郁の肉を受け入れている。  
「あう……はぁ……麻郁さん……あ……ああ……」  
樺恋は何度も出したり入れたりされる肉棒とその淫猥な音に、  
恥ずかしさと嬉しさの嗚咽を漏らすしかなかった。麻郁の肉棒は、樺恋を寡黙に突き立てた。  
「はぁ……はぁ……ああ………」  
「樺恋ずるーい……」  
目の前で、真っ赤になって目をつぶって快楽に酔いしれている樺恋を見て、深衣奈はムッとする。  
そんな深衣奈の表情に、ヤレヤレと思って麻郁は樺恋から肉棒を抜く。  
「あっ!」  
肉棒が自分の体から抜き出された事を感じて、樺恋は不満の声を上げた。  
しかし、仕方ない。 3人でツインズなのだ。樺恋ばかりを愛しているわけにもいかない。  
麻郁は今度は、深衣奈に正常位の格好で、肉棒を突き入れた。  
「あっ 麻郁ぅ……」  
今度は自分の膣に麻郁の肉棒が進入したのを悟って、甘い声を漏らす深衣奈。  
深衣奈の膣もじっとりと愛液で濡れまくっていて、麻郁の肉棒を容易に受け入れた。  
やはりそこでもジュプジュプと淫猥な音が響く。  
「あっ…あっ……、麻郁のおちんちん……イイ……好き……好きだよ……麻郁……」  
麻郁に前後運動をされて、深衣奈は神経をお腹に集中させてより深く感じようとした。  
何度も何度も入れては出される麻郁の肉棒。  
しかし、一番、苦労というか快楽というか苦痛というかやっぱり気持ちいいというか、  
そういう訳ワカラン状態になっているのは麻郁であった。 麻郁は、イイ奴過ぎた……。  
 
麻郁は深衣奈の体に肉棒を出し入れした後に、今度はまた樺恋の方にズブリと肉棒を挿入する  
「はぁぁんっ!!」  
お預けを食らっていた樺恋は、また兄が自分の中に帰ってきたのを感じて甘い声を漏らす。  
麻郁は樺恋の膣壁の暖かさに思わず出してしまいそうなのを、  
寡黙に耐えながらズプズプと樺恋を突いた。  
「はう…はうう…はぁ…ああ…はぁ……まい…く……」  
樺恋は最愛の人との結合に、涙さえ浮かべて、それを喜んだ。  
擦れ合うアソコで深衣奈にも、その振動が伝わり気持ちいい。  
だが、樺恋がよがっている姿を見ると、やっぱりまた自分の中にも入ってきて欲しいと思いだす。  
「麻郁……私にも……はやく……ちょうだい……」  
思わずモジモジして深衣奈は自分のアソコを麻郁に差し出す。  
ふー、と溜息を付きながら、麻郁はまた樺恋から肉棒を抜き出し、  
その入ってる事をヒクヒクさせながら求めている深衣奈のアソコに、容赦なく肉棒を突き立てた。  
「ああああ……、麻郁ぅ……これ…これだよぉ……麻郁が私の中に入ってくれてないと…私……」  
麻郁はゼイゼイ息を切らしながら、深衣奈へのピストン運動を強めた。  
樺恋と深衣奈の愛液をべっとりと付けた肉棒で、交互に2人を突くと、愛液同士がお互いの膣に進入し  
3人は3人ともが、お互いの体液を共有し合う事になる。 それが不思議な一体感となっていた。  
「はぁはぁはぁ……麻郁ぅ……麻郁ぅぅ……」  
麻郁の肉棒に喘ぐ深衣奈。 そんな深衣奈を上から見つめて、樺恋は表情を曇らせる。  
「深衣奈さんだって、ずるいですよ……、私も欲しいのに……」  
そう言って、あまりに欲情が我慢できずに、樺恋は深衣奈の唇に自分の唇を重ねた。  
 
「んんんっ きゃれんっ!?」  
樺恋のキスに女同士で?と慌てる深衣奈。   
しかし胸を擦り合わせ、そして唇を交わされて舌まで進入させられては、深衣奈もお手上げだった。  
上半身は樺恋に弄ばれ、下半身は麻郁に突かれまくっているのだ。   
深衣奈は泥のような快感に、体をビクビクさせ始めた。  
樺恋は唇を離し、深衣奈の唇の中から吸い出した深衣奈の唾液をゴクリと飲み込む。  
「深衣奈さん、2人でこんな事するの初めてですが……  
 やってみると、案外、私達って相性いいですね……」  
そんな事っを言って樺恋は深衣奈の体の柔らかさを感じ、フニフニと気持ちよさを楽しむ。  
「ひゃう……そんな…事は…どう…か…んっ、麻郁…あ、まい…わかんな…ああっ」  
深衣奈は、樺恋の言葉に応えようとしたが、麻郁の肉棒の方が良すぎて満足に答えもできなかった。  
麻郁は2人の会話を耳にして、ふっ微笑みを浮かべながらも、深衣奈を寡黙に突き続ける。  
が、この中で、一番気持ちいい思いをしているのは、麻郁であり、  
と同時に一番我慢を強要されているのも麻郁であったのだ。 だから麻郁に最初に限界がやってくる。  
「だ、駄目だ……もう………出すぞ……樺恋……深衣奈……」  
そう言って、麻郁は深衣奈から肉棒を抜き出して、その肉棒をまたサンドイッチ状に樺恋と深衣奈のアソコで挟んだ。  
その状態になって射精前のラストスパートにピストン運動の速度を最も早くさせる。  
「ううっあああっ!!」  
ついに我慢の限界点を突破した。  
麻郁は、挟まったアソコよりも肉棒を更に深く差し込み、お互いに重ねていた2人のお腹に精液をぶちまけた。  
その射精が2人のお腹から胸の方向に向かって伸びていくのを、2人は熱と共に感じる。  
「ああああっ」「はぁぁぁぁ」  
2人はその精液の暖かさを感じるだけで、心がイってしまった。  
麻郁は、樺恋の背中に、そのまま半分気絶して倒れ込む。  
 
「麻郁ぅ〜」  
疲れてゼィハァ言っている麻郁に、2人は上から覗き込むように様子を見た。  
お腹に広がった麻郁の精液がしたたり、それを感じる毎に、違う意味で気持ちよくなる深衣奈と樺恋。  
麻郁は、全力で頑張ったためにハァハァ言っていた。 そんな頑張り屋さんの麻郁に対して  
2人の愛の盲者は、容赦してくれなかったのは……、それが愛の盲目……。(涙笑  
仰向けになって転がっている麻郁の、おちんちんをじーっと2人は凝視して  
真っ赤になってお互いの顔を見合わせた。  
「まだ……麻郁のに、残ってるね? 精液……」  
「…は…はい……」  
深衣奈はそう言うと、真っ赤になって下を見つめる。何を次に言おうとしたのか? と自分を恥じる、しかし…  
「深衣奈さん……、2人で麻郁さんのこれ……綺麗にしちゃいましょうか?」  
深衣奈が言おうとした事を、恥を忍んで樺恋が口にしてしまったのだ。  
「えっ!?」 あまりの発言に驚愕する深衣奈。  
だが、じっと樺恋の顔を見つめると、樺恋は真剣な目で深衣奈に訴えかけているのだ。  
2人で、公平に分けよう…と……。 ただし、3人に公平なわけではない。  
「いいの?樺恋……」  
深衣奈は樺恋の決意に、たじろぎ、念を押してみる。  
「深衣奈さんと2人だったら、私、何でも出来るような気がします…」  
樺恋はそう言って、なんだか、端から聞いていると無茶苦茶な理由で自分の使用としている事を正当化した。  
その言葉を聞いて、笑う深衣奈。  
「それじゃ……2人でしようか……樺恋……」「はい……」  
「いただきまーす」「いただきまーす」  
そう言って深衣奈と樺恋は、麻郁のヘタレた息子にほおばり付いた。  
「ちょっと待てっ! いただきますって何だっ!?」  
ゼイゼイハァハァ言っている麻郁には、2人の行動を抑止する力さえ残っていなかった。  
 
2人は交互に、麻郁の息子というか、自分の将来的には息子か娘になるハズの大事な肉棒を  
嘗め回し始めた。 残った精液を口にして、その苦みを喜ぶ2人……。  
自分達は変だと思った。   
麻郁の精液なら、お腹に出されようが、膣内射精されようが、口に出されようが  
全部が全部を受け入れてしまいたいと思っている。   
こんな苦い味ですら、美味しいと思っている。    
それは、どう考えてもおかしいはずなのに、その2人にはそうだった。  
麻郁の肉棒をくわえてしゃぶり、自分達の唾液で綺麗にしていく……。  
していくつもりだったのだが……、そうやってしゃぶり続けると、肉棒だけは元気を取り戻し始める。  
深衣奈と樺恋は左右に舌で刺激をくわえ、どんどん元気を取り戻すそれを見て喜んだ。  
麻郁は、下半身に血液を奪われて、どんどん青ざめていった。  
「深衣奈さん……麻郁さんの精液……独り占めは無しですよ……」  
「わかっているわよ……樺恋……」  
そんな嬉々とした2人のやり取りで、麻郁のアレはパンパンに膨らんでしまう。  
深衣奈と樺恋は、舌で口の中で手でと、交互に、やり方に変化をくわえながら麻郁を一生懸命に気持ちよくさせた。   
麻郁は気持ちいいは、気持ちよかった。  
ええ、こんな可愛い2人に、ダブルフェラされているんですから、気持ちよくないハズがありません。  
しかし、明日の事をふと思うと、今日もやっぱりミイラかなー とか、乾いた笑いを零すしかない。  
2人が、側面を左右に舌で舐めているとき、麻郁は遂に限度を迎え、第2の射精をしてしまう。  
「うっ……」といううめき声と共に、精液が垂直に飛び散った。 それを顔半分に顔射で受けてしまう2人。  
液の発射や顔の付着に最初は驚きもしたものの、少し間が過ぎてしまうと愛する人の大事な液だと思い直し  
顔に付いたそれをまた自分の口の中にほおばって味をお互いに楽しむ。  
2人は、麻郁の精液を口にして、そのあまりのおかしな風景にお互いに笑うしかなかった。  
そして倒れた麻郁の不幸は、倒れしまった故に、またその後で、絞られるだけ絞られてしまった事だった……。  
 
 
昨日の「お勤め」が散々な状態で終わり、流石に今日はミイラになってゲッソリしている麻郁は、  
今日はただ、2人を両胸に抱きしめて、ぼーっと縁側で月を見上げているのだった。  
「なぁ……深衣奈、樺恋………」  
不意に麻郁は切り出す。  
「何、麻郁?」「麻郁さん、何です?」  
2人は麻郁の胸に抱かれながら、ぼーっと月を見ている麻郁を見上げる。  
麻郁は深い溜息をして、言葉を作り出した。  
「俺、お前等2人に……、子供、孕ませたいナァって、時たま思うんだ……変かな?」  
麻郁は、ぼーっとしながら、あまりの爆弾発言をその場で吐いた。  
「えっ!?」「ええええっ!?」  
2人は、全く想定もしていない言葉に、思わず真っ青に成るしかない。  
「こ、ここ、子供って、私達、まだ結婚もしていないし、 そ、そのまだ早いっていうか……」  
「麻郁さん、麻郁さんは、一応、私のお兄ちゃんなんですから、私達、こ、子供は……えっと……」  
2人は麻郁の言葉で、自分達のお腹の中に子供が出来る事を想像して、真っ赤に成るしかなかった。  
まだ、肉体関係込みの恋人のような状態が始まったばかりなのだ。   
いきなり子供と言われても、慌てるしかない。  
なのに、そんな想像をしてしまうと、2人は妙に気持ち良くなった。  
2人は思わず、ヨダレが垂れるような顔になってウットリする。  
「いや、そりゃ現実にそんな事できねーって、俺も分かっているケドさ……」  
そう言って麻郁は、ちょっとその気になり始めた2人の顔をみて、呆れるしかない。  
2人は麻郁の言葉で現実に引き戻されて、神妙な顔で麻郁を見上げていた。  
 
「前から、ゴム買って、やりゃいいんだと思ってるんだけどさ……  
 なんていうかな……生でやってると……、思わずこのまま2人の中にぶちまけたいって思うんだ……  
 っていうか、そういう思いをさずっとしてたいから、ゴムも買わねーなんて無茶してる俺がいるんだけど…」  
そう言って麻郁は赤くなって自分の頬をかく。  
「………麻郁……私達と、子供作りたいんだ?」  
深衣奈は、麻郁のしどろもどろな言葉に、そういう解釈を入れてみた。  
そう言われると、麻郁はくすぐったい思いになる。  
しかし、麻郁の言葉は、深衣奈も樺恋も実は同じ所で共通意識になっていた。  
何故かと尋ねられると困るのだが、2人も麻郁とゴムごしで結合するよりは、生で合体していたいと思う。  
よしんば、麻郁がお腹の中に射精したいというのなら、それでさえいいと思っていた。  
それは、子供がもう欲しいという、そういう女の本能とは違うモノだと、深衣奈も樺恋も思った。  
まだ、子供を宿すよりも、ようやくできた肉親にたっぷり甘えたいというのが本音である。  
それなのに何故、子供が出来てしまうなら、それならそれでも良いと思ってしまう自分達がいるのだろう。  
麻郁にそれを尋ねられると、2人もそれは疑問だった。  
「子供が作りたいって訳じゃない……訳じゃないんだ………  
 だいたい、今の食っていくだけで精一杯な俺達で、子供も糞もないよ……でもなー」  
そう言って麻郁は目を細めた。  
麻郁には分かっていた。 このモヤモヤした感覚が何かを。  
それがあるからこそ、子供を作ってみたいと思ってしまう自分が居る。  
それは否定できなかった。  
「辞めよう……辞めよう……、俺の馬鹿な戯言だよ……、  
 今はこの生活を維持するだけで十分幸せだから……」  
そう言って麻郁は2人を胸にギュッと深く抱き寄せた。  
 

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