間の話  
深衣奈:「麻郁〜〜、コンピューターで何やってんのよ?」  
麻郁:「おわっ!!」  
深衣奈:「何ーかくしてんのー? あー、もしかしてやらしーゲームでもやってたわけ?」  
麻郁:「ノーノー!! ソンナコトハアリマセンヨミーナサン!!」  
深衣奈:「隠すところが怪しすぎる!! ええいっ!!」  
麻郁:「うわっ!!」  
深衣奈:「何これ? 『Green-秋空のスクリーン-』 ???? こんなのやってんの?」  
麻郁:「ま、ちょっと島崎に是非やれって勧められてな・・・(赤面」  
深衣奈:「やっぱやーらしーゲームだったんだーー」  
麻郁:「お、オレだって男だし、少しは興味あってもいいじゃねーか・・・」  
深衣奈:「そんなに溜まってるんなら、私が処理してあげるのに・・・」  
麻郁:「そういう言い方は止めろ!深衣奈!! あーもうテンション下がりまくりー  
     辞めた、辞めたー」  
深衣奈:「何、麻郁、もう辞めちゃうわけ? つまんないのー」  
麻郁:「深衣奈の前でやるゲームじゃねぇや・・・はいはい、ごめんさいね、オレには二人という存在がありながらね」  
深衣奈:「殊勝で宜しい・・って、なら麻郁、この続き、私がやっちゃ駄目かな?」  
麻郁:「ああ???」  
深衣奈:「やっぱ、3人の夜を充実させるには、新しい刺激というか  
      色んな所からネタを仕入れてくるのが、いいんじゃないかなーと思って」  
麻郁:「・・・そ、それはどうかと思うのだが・・・」  
深衣奈:「最近は、女の子だってやらしーゲームする事もあるんだから  
      問題無いって!!」  
麻郁:「オレは問題にしたいと思うぞ・・・それを・・・・」  
深衣奈:「ま、堅いこと言わずに、やり方教えてよ!」  
麻郁:「やり方って言われてもな・・・えっとな・・・  
     マウスをクリックしながらひたすら文章を読み、  
     分岐点が来たら、どっちかを選択するだけだ・・・・」  
深衣奈:「は?」  
麻郁:「だから、やる事は文章を読むことだけだ・・・」  
深衣奈:「それってゲームなの? 遊ぶところ無いじゃん」  
麻郁:「やらしーゲームってのは、そういうモンなんだから、しょーがねーだろ!」  
深衣奈:「ふーん、じゃぁ、絵付きの小説みたいなもんなのね・・・」  
麻郁:「ぶっちゃけて言うと、そう言うことだ・・・」  
深衣奈:「OKOK、じゃ、麻郁の替わりに私が小説読んであげるから、  
       大船に乗った気持ちでそこら辺で寝ててください!」  
麻郁:「もう好きにしてください・・・」  
 
 
数時間後か十数時間後  
深衣奈:「麻郁ぅ〜〜(うるうる)」  
麻郁:「のわぁぁ〜、何泣いているんだ、深衣奈っ!?」  
深衣奈:「だぁってぇ〜〜、赤髪の馬鹿女に男寝取られた、茜ちゃんが可哀想でさぁ〜 うぇぇぇん〜」  
麻郁:「………えー、えーっと? ナンデスカ?(汗」  
深衣奈:「つまり、Greenー秋空のスクリーンーで 何だかよく分からない自作映画作ってる男の子と  
       赤髪巨乳で元気者の馬鹿女との、見てる方が恥ずかしくなるようなエロストーリーだったんだけど  
        主人公の男の子に恋している後輩の茜ちゃんって娘が、馬鹿女の真琴に主人公を寝取られて  
         思いを遂げることなく、1人で寂しくするってオチが、悲しくてさぁぁ……」  
麻郁:「あーーゲームの話ねーー (=_=; 」  
深衣奈:「聞いてよ麻郁ーー、もーぉ、ヒロインの真琴って馬鹿女が見てて蹴り入れたくなる女でさぁ……  
       1回目の初めては初々しいのに、2回目はもう、おちんちん嘗め回すような淫乱女なのよーー  
        3回目はパイズリまでしてるのよー、ちょーっと巨乳だからっていい気になりやがって、  
         破廉恥っていうか、淫乱にも程があるよーーー」  
麻郁:「………いや……えーっと、深衣奈も十分負けてないと思うが………」  
深衣奈:「ん? なんか言った?」  
麻郁:「いえ?何も?」  
深衣奈:「それに引き替え、茜ちゃんの、健気さと言ったら……分岐ルートの茜ちゃんのHシーンなんか  
        馬鹿真琴のフェラチオ真似して、一生懸命おちんちん吸ってるんだから、もぉ、もぉぉぉ可愛くてっ!!」  
麻郁:「……深衣奈……確か、お前って女だよね?」  
深衣奈:「どーいう意味よ? 麻郁?」  
麻郁:「いえ?何も?」  
深衣奈:「だいたい、真琴の赤髪ってDQNな色設定が、馬鹿よねー  
       茜ちゃんの緑髪と合わせて、補色関係のツインズですかいなってーの!!  
         日本人に赤髪も緑髪もいるかってんだっ!!」  
麻郁:「……そういうお前も、赤髪だろ?」  
深衣奈:「………何いってんのよ麻郁っ! あたしがあんな原色色の髪な訳ないっしょ!!  
       私は目は青色でも日本人よ!? 髪は綺麗な黒に決まってるでしょっ!?」  
麻郁:「ほぉ……そうなんだ………」  
深衣奈:「だいたい、赤髪の人間なんか学校に居たら、みんな面白がって話題になるに決まってるじゃない!!  
       なーに言ってるのかなーーー麻郁はーーー」  
麻郁:「ふーん、そうなんだーー」  
深衣奈:「あーー、なんかその言い方ムカツクなーー もぉーー 麻郁にはわかんないかなーーこの気持ちがっ!  
       ああっあの真琴も馬鹿女っ!! 元気一杯で好きな男に猛烈ラブラブなのは、いいけどさっ!!  
        もっと節度ってものがねぇぇっ!! あんな女じゃ、みんな引くってっ!!」  
麻郁:「それは近親憎悪ってヤツか?」  
深衣奈:「どーいう意味?」  
麻郁:「別に?」  
樺恋:「あれぇ? どーしたんですかぁ? 深衣奈さん、麻郁さん〜?2人で楽しそうに話しててー」  
深衣奈:「あっ! 樺恋、聞いてよっ聞いてぇぇ!! つまり、かくかくしかじかでねっ!! エロエロ萌え萌えなのよっ!」  
樺恋:「……ふーーん、そうなんですかぁ…… 私もその茜ちゃんって娘には同情しちゃいますねぇ……」  
深衣奈:「でしょ!? でしょでしょぉ!? だから、モノは相談だけど樺恋……、  
       貴方、その髪をアップにして茜ちゃんコスプレして麻郁に押し倒されてHされまくりとかしてみないっ!?」  
樺恋:「………絶対に嫌です」  
深衣奈:「えーーーーーー」  
 

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