カスミと合流しオレンジリーグに臨むサトシとピカチュウ。
そして憧れのポケモントレーナー『カイリュー使いのユウジ』への挑戦権を手にしたサトシは、その夜ピカチュウと共に海岸にいた。
「うーん」
『カイリュー使いのユウジ』の試合成績を見ながらサトシは考え込んでいた。
「ここ一年の試合を調べてみたけど、すげーよあの人」
「ピッカ」
「六ぴき、どれを選ぼっか?」
そうしてサトシが海岸で明日の試合について作戦を練っていたその時、沖に浮かんでいた一隻のボートが突然大爆発を起こした。
「あら?」
そして突然の出来事に驚くサトシとピカチュウの目の前に、爆風に吹き飛ばされたいつものロケット団トリオ、ムサシ・コジロウ・ニャースが落下してきた。
「くそーっ。また失敗ニャー」
砂浜に落下したニャースはそう呟いた。
「あんたが悪いのよ!」
ムサシは砂浜に座り込むと、口の中に入った砂を吐き出しながらコジロウを叱責した。
「もー、やんなっちゃう」
コジロウに至っては砂浜に突っ伏したまま、すっかり諦めモードに入っていた。どうやらポケモンの密猟中にコジロウが機械の操作を誤ったらしい。
そんなムサシ達を眺めながらサトシは、腕組みしながらあきれ口調で話しかけた。
「なんだかもう、あいかわらずだなぁ。ダメダメで」
「ジャリボーイ!」
ムサシ達はサトシの存在に気付くと、威勢よく飛び上がった。
「ここで会ったが百年・・・・・・」
(ぐーっ)
ここまで言いかけた時、ムサシ達の腹の虫が大きく鳴いた。
「ハラへったニャ」
腹の虫を大きく鳴かせながらニャースは涙を流した。
「情けないこと言わないの!」
「だって、もう三日も・・・」
コジロウは涙声になってニャースに抱きついた。そんなムサシ達の腹の虫の大合唱を聞いていたサトシは、ムサシ達にこう話しかけた。
「メシでも食う?おごるよ」
「は?」
サトシからの突然の提案にムサシ達は目を丸くして驚いた。
「うめーッ」
三日ぶりの食事を口にしながらムサシは歓喜の声を上げた。その隣ではコジロウが一心不乱に運ばれてきた料理をかきこんでいる。
「ただメシよりうまいものはないニャー」
そう言いながらニャースはどんぶり飯にかぶりついていた。
そしてそれら全ての料理をおごる羽目になったサトシは、スッカラカンになった自分の財布をさかさまにして涙を浮かべながら呆然としていた。
「えー!?あんた、ヘッドリーダーに挑戦するんだー!?」
サトシが『カイリュー使いのユウジ』に挑むと知ったムサシは驚きの声を上げた。
「おーっ、成長したなジャリボーイ」
コジロウも食事の手を止め、サトシの話に耳を傾けていた。
「ほめてやるニャ」
そう言いつつニャースは次の料理にかぶりついていた。
「でもさー、攻略法が見つからなくて、頭かかえてたんだ」
「フーン」
ムサシはコジロウとニャースを抱き寄せると、サトシにこうアドバイスをした。
「勝負は時の運。信じあえる仲間と前向きに進めば、道は開けるわよ!」
そしてムサシ達は胸を張ってこう言葉を続けた。
「あたしたちを見なさい!」
「負けてばっかいるじゃん」
サトシのツッコミに対し、ムサシとコジロウはサトシの頬っぺたを片方ずつ抓り上げた。そしてニャースはサトシの顔面を縦一文字に引っ掻いた。
「そーだ!一宿一飯の恩義に、明日はあんたの応援してあげるわよ!」
「泊めるとは言ってないけど・・・・・・」
ムサシはそんなサトシの声を遮るかのように言葉を続けた。
「まーまー」
「おーっ」
サトシの泊まっているホテルの部屋に通されたムサシ達は、その立派な造りに思わず声を上げた。
「おれ外で明日の作戦ねってくるけど、部屋の中のもん盗んだりするなよー」
「わぁーってるわぁーってる」
サトシはそんなムサシ達の言動に一抹の不安を感じながらも、明日の試合に備えるためにピカチュウと共に部屋を後にした。
「ニャーはもう寝るニャ」
腹いっぱいになったニャースは部屋に着くなり、床に転がってそのまま寝てしまった。
「仕方がないやつだな・・・」
そんなニャースを観てコジロウは部屋にあったベッドに腰掛け、ふぅっと一息ついた。
「でも何だろ、こんなにゆっくりとした気分になるのは久しぶりだな」
そんなコジロウの隣に座ると、ムサシも口を開いた。
「そうね・・・ロケット団に入って以来、心の休まる暇なんてなかったものね」
そう言いながらムサシは背後からコジロウに抱きついた。
「む、ムサシ!?」
「ねぇコジロウ・・・久しぶりにしよ!」
ムサシは豊満な自分のバストをコジロウの背中に押し付けながら、コジロウの身体を求めてくる。
「あ・・・ああ、いいぜ。でもその前に風呂入らないか?」
コジロウは砂埃にまみれた服を脱ぎ捨てると風呂場へと入っていった。ムサシもその場で服を脱ぎ捨て全裸になると、コジロウの後を追って風呂場へと入っていった。
そしてムサシはコジロウといっしょにシャワーを浴びて全身の砂埃を洗い流すと、そのままコジロウの肉棒にむしゃぶりついた。
「ああっ、ムサシ・・・」
「どうコジロウ、気持ちイイ?」
コジロウは荒く息を吐きながら大きく頷いた。そんなコジロウを上目づかいで見つめながら、ムサシはそのままコジロウの肉棒を喉の奥で刺激しながら口を上下させた。
「ムサシ、俺!もう・・・」
「出したかったら出してもいいのよ」
ムサシはコジロウの肉棒から口を離すと、雄々しくそそり立つその肉棒をアイスキャンディのように舐め上げた。
「ああっ・・・!」
その瞬間、コジロウの肉棒から大量の精液がぶちまけられ、ムサシの顔へと浴びせ掛けられた。ムサシは噴き出る精液を口で受け止めると、再びコジロウの肉棒を咥え込み精液を全て飲み干した。
「すごくよかったよ、ムサシ・・・」
ムサシの身体を抱きしめながらコジロウはそう語り掛けた。
「じゃあ今度はコジロウの番よ!」
そう言うとムサシは風呂場の壁に手をつき
愛液を溢れさせている秘所をコジロウにつきだした。
「さあ、あんたのおちんちんで早くあたしを悦ばせて」
「ああ、腰が抜けるくらい感じさせてやるぜ!」
コジロウは両手でムサシのお尻を掴むと
たった今射精を終えたばかりなのに
もう大きくそそり立っている自分の肉棒を
ムサシの秘所に挿入した。
「んっ・・・!」
コジロウの肉棒を感じ、ムサシは言葉を詰まらせた。
「いくぜ!ムサシ」
そう言うとコジロウはムサシの尻に自分の腰を打ちつけ始めた。
「ひっ・・ひぐぅ・・・あ!ああぅ・・・」
「どうだムサシ・・・気持ちいいか?」
「いいっ!コジロウ・・・気持ちいい〜っ!」
ムサシは自分のバストが揺れるほど自ら腰を振りながら
コジロウと快楽を貪りあった。
「ああっ!コジロウ・・・も、もう」
「お・・・俺もいくっ!」
「あっ!あああ・・・・」
絶頂に達したコジロウはムサシの膣内に2回目の射精をした。
そしてムサシも絶頂を迎え、快感の余り立てなくなって風呂場の床にへたり込んだ。
「こんなもんじゃあ、まだ足りないんじゃないか?ムサシ」
そう言いながらコジロウは背後からムサシの豊満なバストを鷲掴みにした。
「なにせ、ずいぶん久しぶりだからな」
「足りないのはコジロウのほうでしょ」
ムサシは右手を後ろに回すと、2回も射精したにもかかわらず
元気にそそり勃つコジロウの肉棒を掴んだ。
「はうぅぅっ!」
「ふふっ、まだまだ楽しませてくれそうね」
そう言うとムサシは勃起したコジロウの肉棒を
自身の愛液と混ざり合ったコジロウの精液が滴り落ちる自分の秘所に自らあてがった。
「きて…コジロウ」
「ムサシ…」
コジロウはムサシのバストを鷲掴みにしたままムサシを抱き上げると
そのまま腰を突き上げムサシの奥まで自身の肉棒を挿入した。
「ああっ…あぁぁ〜」
「くぅっ!うぅ〜…」
膣内への2度目の挿入に、ムサシとコジロウは声にならない悲鳴を上げた。
コジロウはムサシのバストを鷲掴みにしたままその白くてきめ細かいうなじに唇を這わせ
そのまま勢いよく腰を上下に動かした。
「あぁっ!コジロウ!コジロウ!」
両胸を刺激されながらの挿入に
思わずコジロウの名前を叫びながら快感に身を委ねるムサシ。
コジロウはそんなムサシの痴態に胸を高鳴らせつつ
黙々と腰と両腕を動かし、ムサシの快感を与え続けた。
その内に、3度目の絶頂がコジロウとムサシの来ようとしていた。
「いくぞ…ムサシ!」
「来てぇ…コジロウ、来てぇ〜っ!」
「くうぅっ!あぁぁ…」
「あぁぁ〜っ!」
風呂場で2回のSEXに興じたムサシとコジロウは
いま部屋のベッドの上で再びお互いの肉体を重ねあっていた。
(パチーン!)
ムサシはコジロウの上に『騎乗位』の状態で跨りながら
その豊満なバストでコジロウの頬っぺたを何度も何度も叩いていた。
「あんた変態じゃないの?」
コジロウの頬っぺたを自慢の爆乳で叩きながら
ムサシはコジロウを言葉責めしていた。
「パイオツビンタされるたびに、おちんちん大きくなってくわよ」
その言葉通り、コジロウはムサシの胸の感触を頬に感じながら
自身の肉棒をムサシの膣内で大きく、そして硬くしていっていた。
「なにいってんだよ。ヨダレたらしてはなさないのはおまえのほうだろ」
コジロウの肉棒を締め付けるムサシの膣口からは
コジロウの言った通り愛液がとめどなく溢れ出していた。
「フッ」
ムサシは顔を真っ赤にしながら微笑むと
黙ってコジロウの頬を自分の爆乳で叩き続けた。
「あっ!あっ…」
ムサシとコジロウは、ベッドの上でお互いに肉体を求め合っていた。
「大好きだ!ムサシ…」
「コジロウ、あたしも…んぅっ!」
コジロウは背後からムサシと舌を絡め合いながら
ムサシの右足を抱え上げ腰を動かし続けた。
「ぷはぁっ!コジロウ、好きぃ…」
「ムサシ…」
コジロウは挿入したまま身体を起こすと
ムサシを仰向けにしてその上に覆いかぶさった。
そしてムサシの身体をくの字に折り曲げると
自身の肉棒をムサシの膣内に深々と埋没させた。
「ひっ、ひーっ!」
「ムサシ…ムサシっ!」
コジロウはムサシの両足を掴みながら
これまでにないほど激しく腰を動かした。
「コジロウっ!あたし…もう!」
「ムサシ…いくぞっ!」
その瞬間、絶頂を迎えたコジロウは出せる限りの精液をムサシの中に解き放った。
そしてムサシもコジロウの精液を自分の子宮で全て受け止めると
絶頂を迎えベッドの上に力なくその身を投げ出した。
「あぁ…さすがにもう限界だ」
そう言いながらコジロウは床へと倒れ込んだ。
「おれはこのまま床で寝るよ。ベッドはムサシが使ったらいい、ていうかもう動けない」
そのまま眠りに突こうとしているコジロウに対し、ムサシは真剣な面持ちてこう質問した。
「ねえコジロウ、もしこれで子供が出来ちゃっても責任取ってくれる?」
そんなムサシの問いかけにコジロウは笑いながら、しかし真剣にこう言い切った。
「ははっ、そんなの当たり前じゃないか。おれたちに子供が出来るんならこんなに嬉しい事はないぜ!」
「…コジロウ!」
ムサシは嬉しさで胸を一杯にすると、一言こう呟いた。
「コジロウ、大好き!」
そしてコジロウもムサシに対しこう囁いた。
「おれも大好きだぜ、ムサシ。生まれてくるかもしれないおれたちの子供もな!」
二人は満ち足りた気持ちの中、眠りへとついた。
それから数時間後、サトシの部屋にカスミが突然訪ねてきた。
カスミは部屋の前で意を決したように大きく深呼吸すると
ドアノブに手を掛け部屋の中へと入っていった。
「サトシー、あしたさぁ」
そこまで言いかけたとき、部屋の中にかつて一度出会った事のある
あの『ロケット団トリオ』がいびきをかいて眠っているのを見て
驚きの余り大声を上げた。
「きゃ―――!なに、この人たちぃーっ?!」
そんなカスミの大声に、ムサシは目を覚まし身体を起こした。
「ん?あんた、たしかジャリボーイの彼女」
カスミは起き上がったムサシが裸だったことに全身を真っ赤に震わせていた。
ムサシはこんな夜更けにカスミがサトシの部屋に訪ねて来た意図を察知して
にやけた笑みを浮かべた。
「し、失礼します!」
そう言うとカスミは慌てて部屋から出て行こうとした。
だがその時ムサシがカスミの手を掴んだ。
「まあまあ、ちょっとゆっくりしていきなさいよ!」
そう言い終わらない内に
ムサシはカスミの服を全て剥ぎ取り全裸にすると
ベッドの上にカスミを押し倒した。
「きゃ!」
カスミは慌てて両手で前を隠すと、ムサシを睨み付けた。
「な、何するのよ!」
「何って」
ムサシはカスミの顔を覗き込むと、臆することなくこう言った。
「あんたジャリボーイに自信をつけさせてやろーと思って体あげに来たんでしょ」
「なっ・・」
ムサシに図星を突かれ、カスミはさらに顔を真っ赤にした。
ムサシはそんなカスミの後ろに回り込むとその可愛いお尻を優しく掴み
まだ男性器を迎え入れたこともないカスミの秘所をいきなり吸い始めた。
「あっ、あっ、あーっ!」
自分の秘所を軽く刺激されただけで悲鳴を上げるカスミを見て
ムサシは自分の爆乳を押し付けるかのように
カスミに背中からのしかかると優しくこう語り掛けた。
「おねーさんがジャリボーイをヒーヒーよろこばすテクニックを教えてやろーっていってんだよ」
「ほんとに?」
カスミはさっきのムサシからの刺激に息を乱れさせながら、ムサシの方を向いた。
ムサシは床に寝転がってるコジロウの股間に手を伸ばし
その肉棒を手に取るとそれをカスミに見せつけた。
「ほら、これがおちんちんだよ。おいしそーだろ」
「サトシのより大きい…」
カスミはオレンジ諸島でサトシと再会した時に、パンツの裾から
サトシの男性器を偶然見てしまった事を思い出して顔を真っ赤にした。
そしてその時見たサトシのより大きい男性器に
カスミはドキドキしながら興味深く見つめていた。
「いいかい、まずはこれをこうして」
そう言いながら、ムサシはコジロウの肉棒を口に含んだ。
「きゃー」
その夜、カスミはムサシから男性を悦ばすためのテクニックを色々と教わった。
だが、結局サトシは帰ってこなくて、その夜の内に
ムサシから教わったテクニックを披露する事は出来なかったのである。
そして夜が明け、サトシは憧れのポケモントレーナー
『カイリュー使いのユウジ』との対戦を迎えたのであった。
〜終わり〜