デッキチェアがギシギシと鳴っていた。
立て膝の足が大きく開き、スカートはめくれ上がり
そこに潜り込んだ手は、なにかを掻き混ぜるように忙しなく動き回っていた。
テレビモニターにはTシャツに少年をすっぽり包みこんだジュンサーが写っている。
先ほどとカメラの位置が変わっているのは、複数のカメラの存在を意味していた。
上気し、苦しそうにのけ反るジュンサーの顔。
Tシャツの中で蠢く少年。開かれた股間で勃起した可愛らしいペニス。
それはあたかもジュンサーのものであるような倒錯した錯覚をジョーイに与えていた。
「ああっ、ジュンサーっ、やらしい……」
ジュンサーの手が少年の勃起したペニスに妖しく絡みついていくと
ゆるゆるとしごき始めた。
「あんっ、ジュンサーったら、弄っちゃうの?」
その手の動きに合わせるようにジョーイは自分を慰めていく。
パンティに潜り込んだ指先からはクチュクチュと欲情した音が漏れて始めていた。
「ああっ、いいっ、弄ってっ、もっとぉ」
ジョーイは画面に向かって腰を高々と持ち上げると、
画面の向こうのジュンサーに見せるようにクイクイと腰を動かした。
突然のジュンサーの反撃に、少年は昂ぶりきっていた欲望が、
急激に高まっていくことを抑えることができなかった。
「ふああぁぁっ、すごいっ、いいっ、気持ちいいっ」
「うふふ、あたしをメロメロにしようなんて30年早いわ。
もう、いつでも弾けそうじゃない。いきたい?」
「あううっ、いいっ、いきそうっ、いきたいよお」
「どうしようかなぁ」
ジュンサーの手の動きが緩慢になる。
「ああ、もっ、もう……はあ、はあ、はっ、はやくぅっ」
シャツの中で少年は身悶える。
「ふふふ、いきたいなら、お願いしなくちゃ、ね。ほら、ほら」
頂点の寸前で図ったように緩慢になるジュンサーの指の動きがもどかしい。
「あっ、あっ、ああっ、いきたいっ、いかせてっ、
ああっ、もうっ、焦らさないでっ、いかせてよぉ」
「ふふふ、よく言えました。いいわ、ほら、いっちゃいなさい」
ジュンサーは少年のペニスを握りしめると、
きゅっきゅっと先端に向かって搾り出すように、扱き立て、
そのスピードは速くなっていった。
「あああっ、すっ、すごいぃぃっ、ひうぅっ、いいっ、いくっ、いっちゃうよ」
「ほら、早くいきなさいよっ」
しごき立てる指先が微妙にその強弱を調節し、少年はそのテクニックにねじ伏せられる。
「うああっ、いいっ、あっ、あっ、あっ、もうっ、いっ、いくう!」
ドクンッ、ピュルルルッ、ピュウッ
ジュンサーの手の中で少年が弾けた。
白濁した飛沫がペニスの先端からほとばしり、少年の太腿が硬直していた。
「あっ、あっ、いったのっ、ジュンサーぃっ、いっちゃったのっ」
ジョーイは淫らすぎる映像に急激に高まっていった。
「ああっ、ジュンサーっ、わっ、わたしもっ、いっ、いきそうっ、いきそうよっ」
突き上げた腰の向こうの画面を見つめながら、ジョーイが頂上へ昇り詰めていく。
紫色のショーツを突き破るように激しく、ジョーイの手が暴れ回る。
画面では指と指の間にべっとりと粘つく牡の精を、
美味しそうに舌で舐め取っていたジュンサーが写っていた。
「ああっ、ジュンサーっ、ジュンサーっ」
そのジュンサーの欲情した瞳が、突然、ジョーイを射貫いた。 えっ?!
「あああああああっ、ジュンサーぃぃぃぃっ、いくうううううううっ」
ジョーイはそれをきっかけに達していく。
画面の向こうで蔑むような瞳のジュンサーが笑っていた。
「ああああっ、ジュンサーっ、見ちゃいやああっ」
言っている言葉とは裏腹に、ジョーイの太腿はこれ以上ないぐらいに開き切っていた。
ジュンサーはカメラ目線で、精液塗れの人さし指を突き上げると、
クイックイッとジョーイに向かって合図を送っていた。
えっ! ああ……ジュンサー……知ってたの……。
その手招きにジョーイの瞳は光りを失い、突き上げた腰が力なくストンと落ちた。
やがて、ジョーイは夢見るようにゆらりと立ち上がった。
「はあ、はあ、はあ」
「あん、美味しい。精液。濃いのね。うふふ、今日はいっぱい絞り取ってあげる」
その淫らな申し出に少年は鳥肌が立った。
今いったばかりだというのに、
少年の精液を纏ったペニスはその硬度を失ってはいない。
ジュンサーが少年に被せていたTシャツをめくり、そのまま脱ぎすてる。
視界が開けた少年は眩しそうに目を細めた。
「立って……」
言われるがまま、少年は絶頂直後のおぼつかない足でよろよろと立ち上がる。
「こっち向いて……」
振り向いた少年の目に、
豊満な胸を誇示するように腕で抱えたジュンサーの姿が飛び込んでくる。
すっごい、大っきい……。ママなんかよりずっと……。
組まれた細腕の上に乗った二つの固まりは形よく膨らみ、
ピンク色の小さな乳輪の上に突起した蕾が上品に鎮座していた。
その大きすぎる乳房とは対照的に華奢な上半身は引き締まり、
形のいいお臍のまわりには贅肉など微塵もなかった。
開いた股間にはグレーのスポーツショーツが剥き出しになり、
底部はじっとりと湿り、小判状の染みが浮いていた。
少年の目の前に完成された大人の女が座っていた。
「さあ、次は女を気持ち良くさせるのよ」
「はあ、うっ、うん、はあ、はあ」
うふふ、媚びちゃって、可愛い……。
ジュンサーの手がゆっくりと少年に伸びる。
少年は夢見るように眼を瞑り、その手が絡みつくに任せていた。
少年の頭を抱えるように、自分の胸を反らせ少年の顔を押し付ける。
「ふぐっ」
柔らかく汗ばんだ乳房は少年の顔を受け止め、淫らに歪む。
「吸って……」
少年はうっとりとその桃色の唇を開くと、柔肉の先端に吸いついた。
かぷっ。 チュウウウッ。
「ああっ、はああっ、いいっ」
少年は含んだ硬い蕾を夢中で吸い立て、舌先で転がす。
「むうぅぅっ、上手っ、はあっ、そうっ、そこをっ、舌でほじってぇぇぇっ、はんっ」
舌先が先端に宛てがわれ、ぐりぐりと押し付けられると、
ジュンサーの下半身はふっと軽くなりふわふわと浮くような感覚に包まれる。
「ああっ、いいっ、いいのぉぉっ」
ジュンサーの太腿が少年の細腰を挟み付け、ふくら脛が絡みついていく。
少年の滾ったペニスの腹がジュンサーの湿ったパンティに押し付けられる。
「ふあああぁっ」
「あんっ、こんなにっ、硬くなってるっ」
ジュンサーは宛てがわれたペニスに局部を擦り付け、
薄布越しのこりこりと逃げ回る焦れったい快感を楽しんだ。
「あああああっ、なっ、ジュンサーさんっ、熱いよっ、きっ、気持ちいい……」
「いいわっ、この硬いオチンチン、好きよ」
少年をふくよかな胸に抱きかかえ、ジュンサーはベッドに倒れ込んでいく。
ジュンサーが少年を放す。
「パンティ、脱がせて……」
「いっ、いいの……」
「うん、早くして……」
くうう、青いセリフね……、でも、子供だし。
少年の震える手がジュンサーの下着にかかる。
ジュンサーが脱がせやすいように腰を浮かせると、
ツルッと剥かれる葡萄の実のように白い尻が露になり、
小さな布はスルスルと降ろされていった。
その布のあまりに小さな存在に驚く余裕もなく、
少年の視線は現れた淫猥な裂け目に捕らえられ動けなくなった。
こっ、これが……、おっ、オマンコなんだ……。
少年の視線は物質的な圧力があるように
ジュンサーの濡れそぼったヴァギナの上を這い回る。
「ううっ、恥ずかしい……。みっ、見える……?」
「みっ、見えるよ……」
「きれい?」
「えっ、うっ、うん……」
きれいとか汚いとか言うものではなかった。
濡れそぼり、ぽってりと開いたそれは何か軟体動物を思わせる。
剥き出しの内蔵のようなそれは、不思議と気持ち悪いという気にはならない。
完ぺきとも言えるジュンサーの整った身体の中で、唯一、壊れている場所。
そんなものが女の人のここにあるとういことは、ただ、淫らであった。
「どうなのよ」
「……やっ、やらしい……、それに可愛い……」
あん、いい答え……。さすが男の子ね。
「そうよ、女はみんなこんなやらしいものがついてるの。
君をを虐める娘たちも、ジョーイにもね」
少年は自分を抑圧する存在である苛めっ子たちや、
ジュンサーよりも清楚に見えるジョーイにまでこんな
淫らなものがあるということに、眩暈にも似た感動を覚えた。
それは不完全であり、何かが足りない。
少年の男である本能が無意識にそれを告げていた。
少年は無意識に滾ったペニスをその愛液に溢れ返った秘所に押し当てる。
「うふふ、分かってるじゃない。そう、ここはそういう所……。
あん、でも、まだだめよ。そんな包茎のオチンチンいきなり入れたら汚いの。
あとできれいにしてあげるからね」
ジュンサーは少年を制し、開き切った秘所を見せつけるように腰をくねらせた。
「舐めて……」
少年はすぐにでも漲るものをあるべきところに収めてしまいたい衝動に駆られたが、
ジュンサーの提案にもまた、この上ない欲望を滾らせた。
少年は屈み込み、ジュンサーの熱く息づくヴァギナに顔を寄せる。
先ほどのコロンや汗の匂いに混じって不思議な匂いが少年を包み込む。
それは、普段であれば嫌悪する匂いであったかも知れない。
しかし、目の前にだらしなく合わさった肉の潤みを見ていると、
その匂いも牡の本能を掻きむしるような媚薬に変わる。
「早くぅ、舐めて……」
ためらいもなく少年は赤く瑞々しい唇をその淫猥なる唇に寄せた。
チュッ。
「うふううんっ」
その初でたどたどしい感触は、焦れったいはずなのに、
征服感をともなった快感へと昇華していく。
少年の唇が開き、舌先がおそるおそるその秘部を確かめるように這い出した。
「あふうっ」
ジュンサーの股間に緊張が走り、引き締まった腹筋がヒクンヒクンとやらしく波打つ。
一度射精して余裕ができたのか、
少年はジュンサーの反応を確かめながら舌を這わせていく。
「ジュンサーさん、きもちいい?」
「あううっ、いいわっ」
少年の心に自信のようなものが湧き起こり、
ジュンサーをもっと気持ち良くしてやりたいという思いが込み上げた。
よく見ると淫らな合わせ目の上部に丸く突起した固まりが見える。
これだ!少年の舌先がその真珠のようにてかてかと光沢を放つ肉粒を捕らえた。
「んああああっ、いいのぉぉっ、そっ、そこよっ」
あえて少年の好きにさせていたジュンサーは
待ち焦がれていた刺激に腰をはね上げる。少年は夢中で舌先を動か続けた。
つるつると逃げ回る凝りを、搦め捕り、根元からほじるように舐め上げる。
「あっ、あっ、あっ、すごいっ、いいのぉぉっ」
少年のざらついた舌先が強く宝玉を擦り上げるたびに、
ジュンサーのすすり泣くような媚声がほとばしる。
「あんっ、あんっ、はあっ、はあっ、あふううううっ」
勢いづいた少年は舌先を小刻みに震わせ、そのクリトリスを打ちのめす。
「あああああっ、ああああああっ」
舌の動きに合わせてジュンサーの声のトーンが上がっていく。
舌の上で転がしていた固まりが一際硬くなる。
「あっ、あっ、あっ、いっ、いくっ、いっちゃうぅぅぅぅっ」
ビクンっとジュンサーの腰が跳ね、太腿がブルンと震えた。
「ジュンサーさん、いったの、ボクがいかせたの」
「ああん、はんっ、そっ、そうよっ、いかされちゃったのよっ、あんっ、やめないでっ」
少年は慌てて愛撫を再開する。
「はあっ、はあっ、ああんっ、もうっ、これからだったのに……。
まあ、いいわ、まだまだ時間はあるんだから」
ジュンサーは股間に顔を埋めていた少年を抱き締めると、
ベッドの上に引っぱり上げ、強引に仰向けに転がした。
いきなりベッドの上に転がされた少年は呆気にとられ、キョトンとジュンサーを見上げる。
「上手だったわよ。でも、詰めが甘いわ。さあ続きよ、ミツル君・・・舐めなさい」
パフッ。 ミツルと呼ばれた少年の顔面にジュンサーの股間が宛てがわれる。
「むううっ」
顔面騎乗の体勢でミツルは動けなくなる。
ミツルの下半身で可愛らしく張り上げたペニスがジュンサーを誘うように揺れていた。
うーん、舐めちゃおうかな。
ジュンサーはすぐにでもしゃぶりつきたい衝動をなぜか、堪えていた。
ガチャ そのとき、ジュンサーの部屋のドアがゆっくりと開いた。