私が屋上へ上がると、ゴールドとシルバーはもうそこにいた
2人の間の空気がおかしい、昨夕の喧嘩をまだ引きずっているのだろうか
「お、来た来た」
ゴールドがやけに張り切っているというか、いきなり図々しくなったというか
私は屋上のドアを後ろ手で閉めたのを確認すると、しゅるりとリボンをほどいた
もうお願いは聞かなくてもわかっている
と同時に、ゴールドがまたかちゃかちゃとズボンのファスナーを下ろし始めている
「また抜くのか」
「当たり前だろ。若ぇんだから」
私がブラウスまで脱いだところで、また2人が言い争いをし始めた
ため息を吐き、止めるべきかと悩んだ
だけど……義務も義理も無いので、放っておくことにした
が、何だか2人の言い争いはおかしな方向にいった
「……くだらん、お前のたわ言にこれ以上付き合ってられるか!」
「ほーぉ、逃げるのか。へーぇ」
「誰が逃げるだと、付き合ってられんと言っているのだ」
「それが逃げって言うんだよ。真性シルバー君」
「誰が真性だ!」
「え、真性じゃないの!? てっきりそうだと」
「貴様……」
低レベル過ぎる
この2人って、いつもこんなもんだっけか
「真性じゃないなら、見せてもらおーじゃん。今、この場で」
「は、そうくると思ったよ。誰がそんな挑発に乗るか。俺は帰る」
シルバーがゴールドを振り切り、つかつかと私の後ろにあるドアに向かった
「クリス、どいてくれ」
「え、っと……」
私が言われるままにどこうとすると、ゴールドが叫んだ
「そうだ、クリス、今日のお願いだ。シルバーのズボンを引き摺り下ろしてやれっ」
「え、えぇっ」
私は思わず声を張り上げた
確かにそれは上半身で可能な範囲だけどさ
だって、お願いはもう……すんでるんじゃ……
「ちょっと、もうここまで脱いでるんだけど」
「別に。俺、脱げってお願いしてないけど」
あ……そうきたか
そんなゴールドの言動に戸惑う私に邪魔され、シルバーは未だに帰れないでいる
「さー、シルバー君。2択だよ。真面目学級委員ギャルに脱がされるか、自分で脱ぐか」
「き、キッサマァ!!」
「おやぁ、いいのかな〜? 女の子にズボン下ろしてもらうんだ〜」
シルバーの顔色が変わった
「どーせ、お前の姉さんに操立ててんだろうけど、ありゃお前の手に負えないって」
「うるさいっ」
私は2人に板ばさみにされ、動けないでいる
でも、この場合……私はゴールドのお願いに従わなければならない
かなり抵抗はあったものの、私はシルバーの前にしゃがみこんだ
「ぅ……」
「さぁさ、もう時間が無いね」
ゴールドが意地悪くそう言ったのがとどめだった
「くそっ、クリス、離れてくれ。自分で脱ぐ!」
「よ〜やく観念したか」
私はシルバーから離れると、彼がやけになってズボンとパンツごと一気に足から引き抜いた
思わず目をそらしたものの、ゴールドの声でシルバーのそれを目の当たりにすることとなる
立派にそそり立ったそれは、昨夕見たゴールドのものより長く思えた
「テ、テメェ……!」
「…勃起時で15cm強。これくらいは普通だろ」
「は、はん! 俺の方が太いな」
と、ゴールドまでも負けじと一物を取り出し、示した
……どうでもいいから、女の子の目の前でそんなことで張り合わないでほしい
私は目のやり場も無く、ゴールドに訊いた
「あの、今日のお願いはもう……」
「上、全部脱いで」
ああ、やっぱり……
私は逆らう気も無く観念して、ブラジャーを取り去った
しかし、ゴールドはそれを無視してシルバーに言った
「お〜お〜お〜お〜、そういえばシルバー君ったら真面目学級委員ギャルを見てこんなに大きくしちゃって。姉さんに操立てているんじゃなかったの〜?」
「ぐ……」
「まー、男の子の生理現象だもんね〜。でも、これは抜かないと小っちゃくなんないんじゃないの〜?」
え、もしかして……
私の予想は裏切られなかった
ゴールドとシルバーが張り合い、私をオカズにして、どちらが長く保つかの勝負を始めてしまった
正直、いい加減にしてほしいと思った
でも、ゴールドもシルバーも、抜く時の顔は真剣な表情だった
私は、昨夕と同じように2人のそれから目を離すことが出来なかった
ぞくぞくとそこから感じるものが、私に何かを訴えかけているようだ
そして、結果は…………2人揃って、ほぼ同時に果てた
若干、シルバーの方が多く白濁汁が出た気もするけど
その日の夜、帰ってきてから私の身体はずっと火照り放しだった
2人のくだらない戦いによる醒めぬ興奮が、私の身体をどうにかさせてしまったようだ
私は風呂場へ駆け込み、急いで服を全て脱ぎ去った
浴室へ入ると、私の右手は自然と下の秘部へと伸びていった
「ん……」
ほんの少し触った程度で、びくんと身体がはねる
これは相当だ
「ぐ……ぅんっ」
私が秘部を弄る時に脳裏に浮かぶ、今日見たゴールドとシルバーの一物
2人のそれが、想像上で私を攻め立て続ける
「あ、あぁっ、あっあっあっ…………ッ!!」
あの太いのが、あの長いのが
私の膣で暴れまわる、跳ね回る
もはや私の弄る指先の動きでは、再現出来ないほどに
「あっ、あ……ああああああああ…………ァッ!!!」
私が今までの中で最高点で達した時、風呂場の引き戸をどんどんと叩く音に気づいた
「クリス! 大丈夫!?」
「……ぁ、ああ、あ……うん。だい、大丈夫だ…よ」
私は目一杯元気な声を出し、もう大丈夫だからと連発した
本当に、もう大丈夫だから……
しばらく、もう少し、この余韻に浸っていて……
私の指先が、今までに無いくらいべったりと愛液にまみれていた
…
「じゃあ、今日で最後だな」
ゴールドは、ポケギアのメールを開いて見せた
私はこくりと頷いた
今日のお願いを聞けば、この写真とメールを消してもらえる
最後の、正念場……
私がゴールドの言葉を聞く前に、彼はズボンのファスナーを下ろしていた
それから、隣のシルバーにも下ろすように促した
彼は一瞬いやそうな顔をしたが、珍しくそれだけで言うことに従った
2人はファスナーを下ろし、ベルトをはずして学生ズボンを脱いだ
その露わになった股間は苦しそうに、テントを張っている
同時に2人が、それを脱ぎ去り、取り払う
はちきれんばかりに、天に向かってそそり立つ2本の肉棒
「これが最後のお願いだ。抜いてくれ、お前の手で」
私は、その迫力に圧倒されていた
こんなものが、私の手に負えるのだろうかと
……こんなことを考えている時点で、既に腹積もりは決まっているのだけれど
私は、2本の肉棒をそれぞれ片手に取った
やり方は、もう2回も見ているから理解しているつもりだ
握り締めたそれらは熱く、柔らかいようで固い
「……これが最後のお願いでいいのね?」
私が聞き返すと、2人は苦しそうに頷いた
既に異性の手で触られているということが、2人を更に駆り立てているのだ
……私は一旦2人の肉棒から手を放し、リボンに手をかけた
しゅるりとはずし、ブラウスに手をかけ、ブラジャーを剥ぎ取った
2人の視線が、私の一切を纏わない上半身に降りてくる
同時に、2人のものが更に太く長く固くなっていく
出来る限りのことをしてあげよう、そんな気持ちがお願いされなくとも私をこうさせた
私はしゃがんで、2人のものを同時に上下にこすり始めた
もう既に、2人は限界寸前だった
「……ぅ、た、頼む、もう少しゆっくり……!」
「くぅ……ッ」
男の子でしょ、我慢しなさい
しゅこしゅこと音を立て、私は2人を攻め上げる
学年一の不良と呼ばれるゴールドが、いつもクールなシルバーがまるで駄々っ子のようだ
2人共、相手より先に果てないようにと意地で張り合っている
そして、その意地の分だけ、2人はいっそうに悶え苦しむ
それに何か、肉棒の先端から出てきたようだ
……何だろう、これは
昨夕見たような白濁汁でもないし、多分、小便でもない
やっぱり、男の子はよくわからない
私は握る手を、少しだけきつくした
それだけで、2人は必死になってあえいでいる
どうすれば、終わるのだろうか
そこで私は上下にこするだけでなく、何だか変な形の先っちょをいじってみた
「ぉおッ」
「ぐ……」
……どうやら、発火点だったらしい
2人は仲良く、2人して同時に爆発した
昨夕出したばかりとは思えないほどの量の白濁汁が、私の上半身に降り注ぐ
ハァッハァッと3人が息を揃えて、荒く息を吐く
たった数分間の出来事が、まるで1時間以上やっていたかのようだった
ゴールドとシルバーの足腰ががくがくと震え、今にも崩れ落ちそうだ
しかし、そこは若い男の子の体力か
段々と息が整い、少しずつ落ち着いてきたようだ
「……くっそ、もうちっとで勝てたのによ」
「ふ、ふん、誰が貴様なんかに負けるか」
口喧嘩出来る分、まだまだ元気なようだ
私は、ほんの少し羨ましく思った
「あ、ほらよ」
ゴールドが、自分のポケギアとティッシュをポケットから取り出して、私に手渡した
ティッシュは多分、これで身体を拭けってことだろう
ポケギアの方は既に開いてあるメール、そして写真
……どうやら、自分の手で消せというらしい
私は躊躇うことなく、この手でメールを削除した
「……これで終わりだな」
ゴールドとシルバーが、パンツとズボンを拾い上げ、履こうとしている
決して私の方を振り向くことなく、このまま屋上から降りていく
それで全てが終わる
そう思っているのだろう……
2人がズボンを履き終えてしまう前に、私は動いた
背中のシャツを引っ張り、2人を引き止めた
振り返らないはずの2人が、振り返った
「……私のお願い、聞いてくれますか?」
虚を衝かれた2人が、私のことを凝視した
私は2人を引き止めていた両の手を放し、そのまま自らのスカートを捲り上げて見せた
じわりとショーツににじむ、自分自身の愛液
既に染み込みきれなかったものが、太ももの方へ流れ落ちているのが感触でわかる
「私の下半身に、手を出してください」
有無を言わさず、承諾の返事も無く
2人は、同時に私にのしかかった
…
私の唇を唇でふさぐのはゴールド、のしかかり、開いた両手で乳房と乳首を両方攻め立てる
そういえば、これってファーストキスだろうか
更に、私が抵抗しないことを確認すると、ゴールドは私の口内に舌を伸ばした
私の舌を絡めとり、歯茎の裏まで縦横無尽に動かしてくる
両手は変わらず、乳房を攻め、乳首をこねくり回す
有り得ない程の快感が、私の脳を蕩かすようだ
シルバーは私の下半身に密着し、じっと息を潜めていた
かと思えば、腰に手を回し、スカートとショーツの両方に手をかけ一気に引きおろした
脱がせたそれらを放り捨てられ、またいきなり全裸にされたということに私は小さく短く悲鳴を上げた
「情緒の無ぇ野郎だぜ、まったく」
ゴールドの悪態を気にせず、シルバーは私の足を大きく拡げさせ、外気に触れた私の秘部を舌でなぞりはじめた
初めて感じる快感に、私の声がいっそう艶めいた
それがまたゴールドには気に食わなかったらしく、先程以上に乳首を攻め立ててきた
もう既に痛いくらいに立っているのに、これ以上弄られたら死んでしまう
「ん、ぅんーんッ! んっ! んんっ!!」
唇を塞がれた状態で、私の背筋がピンと張った
キスと乳首を攻められたくらいで、もう達してしまった
もし、これ以上のことをされるとしたら……私はどうなってしまうのだろうか
そう考える間も無く、シルバーの舌が茂みをかきわけ、秘部をなめまわしている
とろとろになって溢れた愛液をなめ取り、更にシルバー自身の唾液を混ぜ込み、濡れている範囲を広げていく
その範囲はお尻の穴まで広がり、舌先がそこを刺激するようにつつきだす
流石にそれは拒絶したものの、巧妙でいて繊細なテクニックに私はどんどん深みにはまっていくのがわかる
舌が動くたびにびくびくっと身体が震え、どうしようもなく惚けてしまう
……ゴールドとシルバーは無言で、その位置を入れ替えた
シルバーの顔が私の顔の目の前に来ているのがわかる
でも私の目はとろんとして、焦点が定まっていない
「ぁ……」
シルバーはゆっくりその顔を、唇を私の額に落とした
それから鼻、右目、左ほほ、左耳と次々に唇を落とし、時には舌でなめていく
私の両腕が自然とシルバーの首に回り、その行為を促すように引き寄せた
やがてシルバーは私の首筋に舌を這わせ、つつうっとなぞる
首筋から鎖骨へ、鎖骨から乳房をへ……それから乳首へと
シルバーは私の左の乳首を口に含み、まるで赤ん坊のように吸い始めた
その一方で、空いている彼の左腕は私の右の乳房と乳首を大人の手つきでいじる
舌と指、口内と手の平で私のものを休むことなく愛撫し続ける
息を荒くし、私とシルバーは酔いしれていた
「ほんっと馬鹿みてぇに舐めるの好きなのな」
ゴールドの方は、シルバーの行為に酔っていた所為か、まったく気づかなかった
が、それもすぐに気づくこととなる
私は下の秘部自体を、指でいじられているのを感じ取った
ゴールドは面白そうに、愛液が溢れ出すそれをいじくっているようだ
ただでさえシルバーの愛撫で頭がどうかしているのに、これ以上のものは耐えられない
そう思って、私は足を閉じようとしたが、ゴールドの身体が割って入っているので出来ない
『シルバーは良くて、何で俺は』とでも思ったのかもしれない
ゴールドは、とろとろに愛液が溢れ出している秘部に、人差し指を第一関節まで入れてきた
いきなりの挿入感に、私は軽く悲鳴を上げた
それでも知りつつ、ゴールドは親指まで入れてくる
「あっ、やめ…ゆ、指入れ……」
「入れてほしいんだ」
うまく舌が回らない私を置いて、ゴールドは入れた指で秘部を押し広げ始めた
かはっと息が途切れ、その行為で沸きあがってきたもので息が止まる
「ぃ、ぃいいイ……ッ!!」
全てが初めての行為なのに、2人はその愛撫をやめてくれない
私の思うことなど関係なく、ただむしゃぶりつくように弄ぶ
しかも、ゴールドの方は新しいおもちゃを見つけたようだ
私の秘部を指で弄る内に、小さな突起物を探り当てた
軽くきゅっと爪を立てられた瞬間、私は声こそ出さなかったけれどまた達してしまった
ゴールドとシルバーはそれでいったん離れ、全身で感じ入っている私のことを見下ろした
「…うわ、感じすぎだって」
「……」
「ら、らっへ…」
もう何も言うまい
ただ私は、この2人にその身を委ねていれば良いのだ
けれど、少しぐらい反撃してみよう
私はむくりと起き上がり、中腰になって2人の充血しまくっている肉棒を同時に握った
熱くて、固くて、女の子である私には理解しがたい不思議なもの
またそれから発せられる臭いが、女の子である私を更に興奮させる
どうしようもなく愛おしく感じた私は、恐る恐るゴールドのものの先端を口にくわえた
今まで優位に立っていたゴールドが面白いほど反応を示し、その身体をこわばらせている
どうにも臭いが気になるけれど、私はそれを一気に口内の奥まで入れてみた
「ちょ、ま……ぉぃ、おま…くあッ!」
ゴールドがのけぞり、何だかよくわからない声を漏らし始めた
相当にきているのだろうか
私は両手を添えて、ゴールドのそれを懸命に舐め始めた
それは太く、私はいっぱいいっぱいだったけれど
ゴールドは私の頭に手を添え、その行為に耐えている
と、そこへ私の下の秘部になめらかな舌の感触がまた感じられた
それに腰が砕け、ずるずると体勢が下がってしまう
下りてきた私の秘部を顔全体で受け止めたのはシルバーだった
そういえば、さっきまで肉棒を握っていたけど、今は両手ともゴールドのそれのところにあるから脱け出したのだろう
で、私の中腰の股を開いて、秘部を見上げる形で愛撫し始めたのだ
そんな体勢で苦しくないのかとシルバーのことを心配したものの、私自身もゴールドのものを舐めるのをやめない
「ぁ、ぐ……で、で……」
3人がこの体勢を続けていると、まずゴールドの反応に変化が出た
この反応は、もうすぐイッてしまうということだ
私は口内からゴールドのそれを一回出し、また先端部位だけ含む
それから両手で、口から出ている部分をこする
たったこれだけで、ゴールドの変化はより激しく、明確なものになった
「ぁあ……出るッ!! 出るッ!!!」
どぴゅどくっと飛び出したそれは、2回目だとは信じられないほどに元気いっぱいだった
私はその勢いに押され、またシルバーの舌でほぼ同時に達してしまい、どさりとコンクリートの床に倒れた
3人の荒い息遣いが、暗い世界に反射して聞こえる
私の身体は汗と2人の体液にまみれ、その秘部は既にとろけてしまっている
その光景に、男の子2人がごくっとつばを飲み込んだ
「……なぁ」
ゴールドが息も絶え絶えに声を発する、きつそうだが一物は若さでまた大きくなっていく
私は両膝を立て、寝転んだまま自分の秘部に手を伸ばした
体液にまみれたそこは、今までの自慰とは比較にならないほど柔らかで熱かった
「なぁ、おま…えに、ひとつ聞きたいんだっ…けど」
「な、んっ……なに?」
ゴールドとシルバーの表情は、先程までと違って、ひどく悲しげで真剣なものだった
それでも2人は私の下半身を凝視し、その足を押さえつけた
ああ、とうとう……くるのか
私の秘部がきゅっと締まり、体液で濡れて熱い身体が夜風で冷える
ほんの少しふるんと揺れる乳房の頂点に立つ乳首は、もう痛すぎて感覚が無くなりそうなぐらいに立っている
「あの写真のことなんだけどさ」
「え、あ……写真?」
私は、私の手で消したあの写真のことが頭に思い浮かんだ
その写真が、今の私達とこの状況を作った
「あの席は、確かに俺の席だ」
ゴールドはとろけきった私の秘部を目の前に、私自身に語りかけた
「でも、その前に、『席替え』があった。隣のクラスのお前は知らなかったんじゃねぇか?」
シルバーがその後を追い、補完した
「…ゴールドの席になる前は、あそこは俺の席だった」
私の身体がびくんと弾けるように動いた
「お前、俺らのどっちを想像して、ヤッてたんだ?」
私の頭の中が急に冷えていった
あの写真を撮られた時、私はどっちを想像していた……
「答えてくれ」
「わ、私は……」
のどが、声が詰まる
もう、呻き声さえ出なかった
「……そうかよ。わかったよ」
ゴールドは、自らの鞄の元に歩み寄って行った
何をしているのだろう、服を着てしまうのだろうか
「シルバー、クリスの両腕押さえてろ」
今までに無いくらい、悲しげな声でゴールドはそう言った
私は何かいやな予感がしたけれど、シルバーが珍しくゴールドの指示に従った
シルバーは私の足から離れ、背中の方に回る
「……なんで答えてくれねぇんだよ」
悲しげな声を出して、ゴールドは鞄から何かを取り出した
私はそれでも、何も口には出せなかった
両腕を押さえているシルバーの逞しい一物の存在が、密着した背中に温かに感じられた
「どっちでもいいから、答えてくれ」
ゴールドは手に持っている何かを私に見せた
それは、2人が持っているそれに形は良く似ていた
でも、違うのはそれは生きていないということ
太くて長いバイブレーションが、そこにはあった
私は声を失った
「どっちでもいいから、答えてくれ。頼む」
切実なゴールドの声に、それでも私は答えられなかった
ただひとこと、私はぽつりと言った
その言葉を繰り返した
「ごめんなさい」と
『二兎追うものは一兎も得ず』
私はどちらも追いきれなかったけれど、お預けを食らうよりかはましだったのかもしれない
ゴールドの持つそれが、黙って私の秘部にあてがわれた
身体は非常に正直で、もうどんなものでもいいから受け入れる準備が整っていた
こういう時、身体や膣が萎縮して、入らなくなってしまうっていうけれど……
「こんだけ濡れてりゃ、何でも入るわな。流石は淫乱学級委員ギャルだぜ」
ゴールドはそうへらへらと笑っていたけれど、声はそうではなかった
太いバイブの先端が、少しずつ……ずぶりと私の膣へと入ってくる
あまりの衝撃に、私は逃げ出したくなった
「これ挿入ったら、俺らのも入れてやるよ。お望みどおりにな」
それだけ言って、ゴールドは一気にそれで私の初めてを貫いた
開通した瞬間に、最後の最後で暴れないようにシルバーがしっかりと私の両腕を押さえて
あまりに凶悪で、残忍な最後だった
ゴールドの手にあったそれは丸々と入り、私の膣はもはやいっぱいいっぱいだった
それよりも激痛で、身体が思うように動かない
息さえもままならい
私は2人を傷つけた
ゴールドはずるりとバイブを少しだけ抜いて、また深く挿入した
私の膣から、一筋の鮮血が流れる
「く……ッ」
傷つけられたのは私なのに、何故か2人の方が泣きそうな顔をしている
ゴールドが、バイブのスイッチを入れた
膣の中で更に暴れ始めたそれに、私は壊れるくらいに叫んだ
無人の校舎に、私の喘ぎ声が一杯に拡がっていく
ぐぃんぐぃんと動かれ、私はそのまま昇り詰めていく
「あ、ぁあっあああぁあぁぁああァ……ッ!!!」
私の上体が飛び跳ね、少しだけ血の付いたバイブがその衝撃でごとりと膣から落ちた
びたんと私の身体はコンクリートの床に打ち付けられ、必死で息を整える
もう頭の中は色んな意味で真っ白で、何も考えたくなかった
ゴールドとシルバーが、そんな私の上に再びのしかかってきた
私はされるがまま、ただ2人に身体を預けた
「あ、あっ……あんっ! あっ、あっ、あっ、はんんんッ!!!」
ゴールドの肉棒に貫かれた私は、必死でその身体をつかんでいる
上下に激しく動かれ、私は何度も達していた
それでも、3回以上は抜いているゴールドはまだイくことが出来ないから、私は頭がおかしくなりそうだった
「あ、そこっ……あぁっ、あん! あんっ! アんっ!! あァんッ!!!」
シルバーの一物に背後から膣を一突きされ、私は四つ這いになる
そんな恥ずかしい体勢の上、私は目の前に差し出されたゴールドのものまでその口にくわえ込んだ
ゴールドはさっきのように私の頭を抱えるように抑えると、そのまま膣と同じ挿入の動きをした
のどの奥までやってくるそれの味と臭いに、私はむせりそうだった
まるで獣のような私は、こうして……いくらでも2人を受け入れるつもりでいた
シルバーはすぐに達し、白濁汁が私の膣内にたっぷりと注ぎ込まれる
それを拒むことはしないし、私はその度にイッていた
どろりとした白濁汁が、私の膣から溢れる
もう私の中は満杯なのだろうけど、2人は止まりそうもない
そして、私自身も止まる気はなかった
今夜は、今夜からずっと、私は2人の好きにさせることにしたから
求められれば、どこでだって応じてあげようとも思う
もはや、一線を越えた私はそれに躊躇うことさえしないだろう
何故なら、私自身がそれを望んでいたから
あの日の自慰の時、私の頭の中にいたのはゴールドだけでもシルバーだけでもない
あの時、私は隣のクラスの『席替え』のことも知っていた
私の頭の中にいたのは2人共、2人が私をいじめてくれていた
そう、昨日の夜の……風呂場での自慰と同じように
だから、私は答えられなかった
どう答えようとも、私は2人を裏切ってしまうから
だから、私は2人のものではないバイブを受け入れた
2人の痛みを、分かち合いたかったから
「出るぞ、中に……出るぅッ!」
「きて、キテ、キて、出していいからッ!」
ゴールドが宣言通りに、ごぷりとまた白濁汁が私を満たす
もはや、私の身体は余すところ無く体液にまみれている
それが2人の征服欲をそそるのか、なお襲い続けてくる
2人を受け入れ続ける
それが、私に出来る……こんな私へ好意を持ってくれていただろう男の子2人へのせめてもの罪滅ぼし
若さに任せて、3人は暴走し続ける
もはや、出るものも出ない状態だというのに
お互いがお互いを求めて、止まらない
男の子2人は勃たなくなったものを無理矢理奮い立て、私の身体に痕を残し続ける
でも、もう私の身体は何も感じない
イキすぎて、全身が麻痺してしまったかのよう
それは2人も同じだろうし、多分、もう3人の身体からは白濁汁や愛液も何も分泌されないだろう
ただ両の目から溢れ続ける、涙を除いて
それでも、私達は身体を擦り合い、更なる快感を求め続けている
……
3人の喘ぎ声は一晩中、屋上に響き渡った
淫らな水音も、達する瞬間の声も、何もかも響き渡る
ここまできてしまったのだから、もはや誰にも止められないだろう
「若いって良いわね〜」
ほぅとため息をついてから、屋上へと出るドアに寄りかかり座るのをやめた
「アタシも混ぜてもらいたかったなぁ。……なんてね」
最近、ご無沙汰だからすっかり飢えてしまっている
じゅくじゅくとアタシの秘部から、少しだけ愛液がにじみ出る
この高ぶりを、さて今夜は誰に鎮めてもらおうかな
ポケギアのアドレスを出して、物色しようと胸の谷間からそれを取り出した
電源をつけて、何人か候補を選んで、全員に電話をかけた
夜は遅かったけれど……かけたセクフレ全員からOKが出た
今夜はこの扉の向こうの3人にも劣らない4Pを楽しめる
アタシは浮かれ気分でポケギアを眺め、その待ち合わせに遅れないようにと立ち上がった
それからポケギアを操作し、クリスの自慰とゴールドとシルバーの写真メモリを消去した
この2人の写真は、クリスのことをどう思っているかみたいなことを互いが打ち明けようとした時に偶然撮れたハプニング
偶然が偶然を呼び、それらがここまで発展するとは思いもよらず……結末は扉の向こう
「さァ〜て、他に面白いことはないかしら」
そうアタシは小悪魔の微笑みをしつつ呟くと、屋上の階段の上から勢いよく踊り場まで跳んだ
ミニスカートがふわりと浮き上がり、その下に何も穿いていないことをさらけ出し、薄暗い夜の校舎を駆け抜けた