それは、唐突過ぎた。攻撃でもなく、宣戦布告でもなく。  
GR団(グレートロケット団)がその行動を起こしたのは…。  
飛行船にカードを奪われ、なす術も無いクラブマスターたちは、  
(一部を除いて)捕まってしまった。  
この話はクラブリーダーと一緒に捕まってしまったミントの話である。  
―GR団飛行船―  
「卑怯者! カードで勝負しなさいよ!!」  
「カードをただ貯めておくだけの奴が一人前の口をきくな!」  
GR団はカードは使うものだと豪語している集団である。  
まぁ、それも一理あるのだが…、このSSではこれ以上触れないでおく。  
「向こうに着いたら、そんな口叩けなくなるからな!」  
「何よそれ!」  
「その格好でその口何時まで叩けるかもわからんがな!」  
「っ…!」  
 
ミントの格好はいつもと同じだった。  
ノースリーブの特殊な服にミニスカート。腕カバーにニーソックス。  
トレードマークの緑のバンダナにそこから伸びる白い2本のリボン。  
しかし、今はその服に白い液体がかかっていた。  
その液体はミントが動けば動くほど粘つき、彼女の動きを制限していた。  
GR団の兵器の一つ「一名葛湯攻め」である。  
(このネーミングはないと思うが。無論こんなのでません。)  
これが体にかかっているミントは、下着が透けて見えていた。  
恥ずかしいその格好をさせられて、ミントは精神的ダメージを受けていた。  
…そして、飛行船はGR島へと到着した。  
―GR島―  
「運び出せ!」  
次々とクラブマスターたちが砦の方へと運び出されていく。  
「おい、お前はこっちだ!」  
「え!?」  
ミントだけはまったく逆方向に連れて行かれた。  
その場所は、ゲームセンター…の裏手。  
そこに隠し扉で隠された階段があった…。  
地下へと連れて行かれるミントの顔は恐怖で若干青白くなっていた。  
 
「入れ!」  
そこは、窓のないコンクリートの部屋だった。  
ミントがその部屋に入ると、扉の鍵がかかり出られなくなってしまった。  
まぁ、そもそもここは牢屋のようなものなのだから出られなくなって当然だが。  
しばらくすると、なぜか入ってきた方とは逆の壁が上昇する。  
どうやら、この部屋は一つの部屋をこの壁で区切っていただけのようだ。  
…そして、壁の向こう側には先客がいた。  
人では…ない。形容詞するなら…触手生物。  
「や…来ないで!」  
逃げられるわけはないのだが、そういう台詞を吐いてしまう。お約束通り、簡単につかまってしまった。  
触手生物はミントを押し倒し、腕に、足に絡みつく。さらに手足を引っ張り動けないようにしてから衣服を破っていく。  
「や…いやぁ!」  
ミントの叫びも空しく、どんどん衣服が破られていく。下着も剥ぎとられ、服の首周りを残して破り取られてしまった。  
さらに触手をのばし、あらわになった胸や秘部に濡れた触手を這わせ始める。  
「ん…んん! いや…こんなの…!」  
抵抗しようと体をくねらせるが腕と足を捕まれている以上、たいしたことは出来ない。  
さらに触手が伸びて行き、ミントのあちこちに分泌液をかけ始める。分泌液には神経を過敏にする働きがある。  
媚薬と異なるのは、痛みの感覚も増加することであろう。  
「は…んふぅ…や…苛めないで…」  
触手のひとつがクリトリスを責め始める。胡麻をするかのように丹念にクリトリスに刺激を与えて行く。  
 
「あ…んん! だめ!もぅ…あぅぅぅぅ!」  
全身が痙攣し、力が抜ける。  
それを見た触手生物は一本の長めの触手を伸ばし、  
その触手はミントの口に突き込まれ一気に喉まで達っする。  
「はぶっ!? んーっ!? ほぅっ…んむぅ! うむう゛ぅーーーんっ!!」  
口内や舌に感じる触感の気色悪さに首を振り、触手を吐き出そうとするミント。  
直後、ミントの喉辺りまで達した触手の先端から「びゅっ!! びゅるるっ!」と、粘性のある液体を噴出する。  
「んむっ!? ん!? んんーーっ! んぐぅがっぐううぅぅーーーーーーーっっ!!」  
触手が吐き出す妖しい液体が喉の奥へと押し流される。  
吐き出そうと腹筋まで使い息を送り出そうとするが途端に触手の先端が細くなり、  
さらに奥で「びゅるるるるっ!」っと液体を噴き出す。  
「むぅっ! ほぐっっん!! ごぶッ! んん! ん… んう…?」  
いきなり体の力が抜け、ドロリとしたダルさがミントを支配する。  
「ヌルッ…」と口から抜かれる触手。つっ…と透明な液体がミントの口元と触手の間で糸を引き、プツンと切れる。  
すると、先程まで触手の海に自由を奪われ体中をヌタヌタと這い回られていた感触に悲鳴を上げていたのだが、  
すっかり大人しくなってしまった。  
「いや… いやぁ…」  
小声ながら精一杯抵抗するミント。しかし、ミントの意志とは無関係に乳首は固く尖り、股間から熱い汁を滲ませ、  
体の芯からジンジンと熱いモノを感じはじめる。  
(嫌なのに… 体が… あそこが痺れて… 嫌あぁ…)  
 
それを見た触手生物はまた別の行動を起こした。  
全ての触手の先端に小さい孔がプツリと現れたと思うと、そこを中心にクルリと裏返り、  
「たこちゅー」のような唇が現れた。その唇の部分がミントへ”ちゅぷちゅぷ”という音を立てながら、どんどん吸い付いていく。  
あるものは乳房に群がり、吸い付きなだらかな円を、乳首に吸い付いた物は突起を摘むように、  
腕、背、腹に吸い付いた物は毛穴1つ1つを探るように這い、ミントの肌の上を貪り吸う。  
股間に吸い付いた吸引口は、唇の先端で器用に両襞を割り開き、  
その先にある肉壁、そして肛門とその周囲の軟らかな肉を求め群がる。  
そして、それぞれがランダムに蠢き「ちゅるちゅる」という音を立てながら、ミントの体中を吸い上げる。  
「! ふぁっ! はっあぁっん!? ひあぁあっあっ、あはぁっっ!」  
未知の責めにビクビクッ! と跳ね、弓なりに体を硬直させるミント。  
全身を ちゅる、にちゅ、ちゅう、くちゅ、ちゅぷ、きちゅ という吸引音に覆い尽くされながら、  
吸引口の欲すがまま吸いまくられる。先程飲まされた妖しい粘液のせいか、思考がまとまらないだけでなく、  
性的な感覚が研ぎ澄まされ今まで感じた事すら無い場所でさえピリピリと反応してしまう。  
「いやっ! いやっ! は… あひ!」  
ミントが一瞬でも反応した場所を探りながら、1つ1つの吸引口が”弱いところ”を絞ってゆく。  
その唇に収められる無数の触手達はまるで個々が意志を持っているかのようだ。  
「ひゃ、あ、あひ! いやん! いや! あ゛ぅ!」  
次第に這うのを止め、一定の個所を責めたてる吸引口の数が増えだす。  
首、耳、耳の後ろ、乳房の上外側、下内側、乳首とその周囲、腹、尻の付根、肛門とその周囲、  
クリトリス、肉襞の内側、膣、内股、膝の内側、足の表親指と小指の裏…  
 
「駄目ぇ! あっ! はあぁう! そこばっかり… やはぁっ! いやぁ! はっあ!」  
体をよじり少しでも責めから逃れようとするが、どんどん過敏に反応していく体から力が抜けていく。  
ミントの肉襞の内側と膣に入り込んだ吸引口が綱状に束ねられ、  
男根のような太さに膨らんだかと思うと孔の中で前後運動を、  
さらに体中に吸い付いた触手は口の奥から棒状の軟骨をせり出させ、  
探り当てた性感部分を何本もの細い軟骨を震わせながら突つきはじめる。  
「はああぁーーーっ! あっ! あうっ! んっ! んっ! んっ! んっ! んっ! んっ! ん゛っ!」  
(体が… もう… 止まんない… 止まんないよ…)  
「ん゛っ! いやぁ! んあっ! あ゛っ! いやあぁ! あ! あ゛! ひはあぁぁぁぁっ!」  
ビン! と針金が弾けるように体を硬直させ、一気に上り詰めた。口をパクパクさせ、涎を垂らし、  
体全体を小刻みに震わせながらオルガスムが全身を包む感覚が一時、正気を失わせる。  
上り詰めた後も、触手の突きと吸引の責めがミントを苛め続ける。が、  
「なっあ! これっ! はあぁああぁぁーーっ!? なに!? なにィ!? あ!イクッ! はあっあ゛っああぁ!!」  
自分の体の異変に気付くミント、頭の中がハレーションを起こしているような感覚のまま絶頂から抜けられない。  
「はっ… かはっ… あはあぁぁあぁっ! イ、イクッ! そん…な ひはっ… あああーーーーッ!!」  
体を仰け反らせ、頻繁に痙攣させながらプシュプシュと止めど無く愛液を噴き出す。  
「んああぁぁッ! 頭が… 頭が…おかしくッ! なッ! あ! 嘘!? またくるッ! あ!」  
ほんの数秒の間に新たな絶頂を迎えまた数秒後に…といった信じられない感覚が何度もミントに襲い掛かる。  
頭をブンブン振りながら自我を保とうとするミントを最初に襲った触手が首に巻き付き、再び口を塞ぐ。  
「んぐっ!? んぐぁがぁーーーーっ!!」  
 
そして、再びあの妖しい液体が喉の奥に向けてビュルビュルと流し込まれていく。  
さらに、さらに、何度も怪しげな液体を噴き出す。触手が抜き取られる時には口からドロリと透明な液体が大量に溢れ出し、  
ミントの頬をダラダラと伝ってゆく。新たに深い脱力感と体が腫れたような痺れを感じたかと思うと…ビグン!  
「ごぼっ! ぶッ! ぐぶっ!? んっはあぁーーーーーっ!!」  
今まで経験した事もない狂気的な絶頂と快感の高みに、一気に突き上げられる。  
ミントの乳首とクリトリスがさらに硬く、赤く腫れ上がり、膣の奥深くから愛液がジワジワと沸いてくる。  
分泌される汗までもが卑らしい匂いを発し、その匂いに惹かれるかのように吸引口と男根モドキの触手がミントを責め立てている。  
「ぎッ!ぎもぢいいっ!ひ…ひいいっ!あぐ!も…燃えちゃ…カラダがッあ゛!あぁーっ!あ!あ…は………あ…………」  
 
 
「気絶したか…。」  
「これを一時間ごとに続ければ、調教は完了します。」  
GR団はミントの様子をリアルタイムで見ていたようだ。  
「奴の体はなかなかよさそうだ。早めに堕ちればそれだけ楽しめる。」  
「ところであの触手生物は一体…?」  
「ああ、ロケット団から買ったものだ。向こうのジムリーダーのモンジャラを改造したものらしい。」  
「そのジムリーダーもまさか自分のポケモンに調教されるとは夢にも思いませんね。」  
「ミントの調教を続けろ。」  
「了解。触手生物に起こさせます。」  
 
触手の先端でミントの頬をバシッ!バシッ!と、往復ビンタを食らわす。  
「きゃあぅッ! あ゛うっ! あっ! またイクッ! はひッ! 死ぬ……イ…イクぅ! あぁう! 死… ぬ…」  
性の地獄は…まだ続く。  
 
(了)  
 
 

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