ポケモンリーグチャンピオンであるシロナとの勝負に見事勝利したコウキ。  
今日はそんなコウキの家でささやかなパーティーが開かれ、元チャンピオンであるシロナも参加していた。  
たくさんの人々に祝福されたコウキであったが、さすがに疲れたのであろう、夜になると自分の部屋のベッドにもたれこんでしまった。  
 
キィ・・・  
誰かが階段を登ってくるような音がした。  
その音で目が覚めたコウキだったが、特に気にせず寝続けることにした。  
「コウキくん・・・」  
綺麗な女性の声がコウキの耳に聞こえた。  
「誰?」  
さすがに不審に思ったコウキは、身体を起こし暗い部屋を見渡した。  
月の明かりで少し照らされた部屋の中、声の主が誰かを判断するのは容易なことだった。  
「シロナさん・・・?」  
「コウキくん・・・ポケモンリーグチャンピオン、本当におめでとう・・・」  
シロナはどこか恥ずかしそうに1つ1つ言葉を発した。  
コウキは少し変に思ったが、特に気にすることなくシロナと話し続ける。  
「うん、ありがとう。  
 でも、シロナさんもホントに強かったよ!」  
「そう・・・」  
「でも、あっちの方の腕はどうなのかしら・・・?」  
「え?・・・」  
そう言ってシロナはいきなり上着を脱ぎだした。  
「シ、シロナさんっ!?」  
 

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