―もうだめかもしれない―
そんな考えが、少女の頭をよぎった
ポッチャマはアリアドスの群れに傷を負わされ、動けない。
研究所から脱走したヒコザルとポッチャマを追いかけていたヒカリは、ポッチャマを見つけるもアリアドスの群れに捕まってしまった。
ポケモンフーズを使った作戦もむなしい結果に終わり、糸で拘束された片足が怨めしかった。
アリアドスは円状に貼った巣を群れで這い回り、さらにヒカリの四肢を糸で拘束して大の字に寝かせた。
そしてリーダー格であろう一匹が真上から、少しずつ糸を溶かさぬように溶解液を降らせる。
ジュワっと蒸気を上げて少しづつ衣服が溶けていく
ヒカリはただ恐怖で目を硬く瞑り、外気に晒されていく上半身を隠すこともできない恥辱に見舞われた。
さらに、一匹のアリアドスが地面に降りてくる。
そのアリアドスはおもむろにミニスカートに頭を突っ込むと角を使って器用に下着を破き去った。
かろうじてスカートで性器は隠されているが、上半身の衣服はもうぼろぼろになり、寒さでつんと頂点のたった僅かな膨らみが露になる。
そして、ミニスカートに頭を入れているアリアドスは喜悦したような泣き声を上げると
粘液で硬くした糸を口から出し、ヒカリの性器に埋めていく。
「ひゃっ!」
ずるりとした細い異物の入ってくる感覚にたまらずに細い声を上げた。
その声に気をよくしたのか、アリアドスは糸を出し入れし続けた。
次第に、性器からは不埒な音が響き、糸の先から新しい粘液が出てくる。
アリアドスのオスは、自分の陰茎が入るかどうかを確かめるために、相手の性器に糸を入れる特徴がある。
そして、それが違う種類の生物であれば、すべりを良くするために、自ら媚薬を生成できるのだ。
(あつい・・・・なに・・?これぇ・・・)
「・・あっ・・・んぅ・・・」
股間にじんじんと熱が伝わったような感覚がする。
まるで何かをほしがっているような。
(ヤダ・・・、こんなのじゃ、足りない・・・)
入れられている異物にさえ、不満を覚えた。
アリアドスはそれを感じ取ったのか、糸を3本に増やし、さらに媚薬を出し続ける。
「ひゃ!!あぁ!!・・あ・・・」
肉芽に糸がこすれて、膣壁を刺激していく。
糸は束ねれば、人の親指程度の大きさになっていた。
すると突然、アリアドスが一度身を引いた
「ひゃ・・・・ぅ・・?」
突如なくなった快楽を惜しむかのように声を上げる。
自分でも、こんな恥辱を、しかもポケモンにされているにもかかわらず拒絶できなかった。
先ほどのリーダー格の一匹が、ヒカリのそばへとやってきた。
(そっか、やっぱり一番えらいポケモンからなんだ・・・)
妙に落ち着いた思考から、ありったけの知識を考えられる範囲で思い出そうとする。
その間にも、アリアドスはヒカリの性器の具合を確かめ、腰を折るように引いた。
(まさか・・、いや!いやだ!)
拒絶の意思が頭角を現す。
だがアリアドスはすでに狙いを定め、ゆっくりと体を埋めようとしていた。
「スピードスター!」
「エイパッ!」
星型の弾丸が、周りのアリアドスをどんどんと吹き飛ばした。
リーダー格は何事かと視線をそちらに張る。
青を基調とした服と、帽子をかぶったその少年は、足元のエイパムにもう一度指示を出す。
アリアドスは溶解液でそれを相殺し、邪魔をするなといわんばかりに突進していった。
「スピードスター!」
直撃だった。
アリアドスはそのまま弧を描き、巣にぶつかるとそのまま巣ごとかなたへと飛んでいった。
「君!大丈夫?」
そういって駆け寄った少年―サトシ―はヒカリの姿を見て顔を赤らめた。
(助かったの・・?)
ゆっくりと目をそちらに向けると、自分と同じ年頃の少年が顔を紅くして困惑していた。
少年のポケモンであろうエイパムは、心配そうにこちらをのぞきこんでいる。
「ありがとう・・」
少しかすれた声だったが、それは確かにサトシにも届いたようで、彼は「大丈夫か?」と、上着を羽織らせた。
「君、名前は?」
「あたしはヒカリ、助けてくれてありがとうね。」
「このポケモンは君の?」
サトシはそういってエイパムをボールに戻して、抱きかかえたポッチャマを見つめる。
「ううん、研究所から初心者用のポケモンが脱走してポッチャマと、もう一匹、ヒコザルを探してたの」
そしたらアリアドスの群れに襲われて・・・と付け足す。
だが、その出来事を思い出すと、すぐに麻痺していた感覚がよみがえって体がうずいてくる。
「兎に角、研究所へ戻ろうぜ、ヒカリ。・・・ヒカリ・・?」
息が荒い、体が熱い、先ほどの行為が鮮明によみがえって、いつの間にかヒカリはサトシを押し倒していた。
羽織ったサトシの上着ははだけて乳首がのぞく。
その膨らみは大人のものには程遠かったが、確かに実りを帯びていた。
サトシはしだいに顔と下半身があつくなっていくのを感じた。
これまで、下半身が大きくなることはあったが、さほど気にしなかった。
だが、今回は本能的になにかあるのかと思ってしまう。
一方のヒカリは篭ったあえぎ声を出しながら、下着をつけていないミニスカートの中身をサトシのそれにすり合わせている。
(これを入れれば、いいのよね)
この手のことは友達から聞いていて知っていた。
自分がするのはまだ先だと思っていたが、下半身の疼きを止めるにはこれしかないのだと本能的に感じていた。
「ちょ・・、ヒカリ・・・」
「うごかないで・・・んっ!・・・。」
急に上がった高い声に、サトシは驚く。
「だ、だいじょうぶなのか?」
「だい・・、じょうぶ・・・」
そういってサトシのズボンを、ベルトをはずしてトランクスと一緒に下ろしていく。
すると開放されたかのように、それは天高くそびえた。
(・・・すごい・・・)
最後に見た父のよりも大きいかもしれない。
年の割りに大きなそれは、皮は剥けきっていなかったが、それでも刺激は十分だった。
ヒカリは意を決したかのように、サトシの腹側に座りなおすと。
そっとサトシの性器に舌を這わせた。
「ちょっ・・、そんなところ汚いよ・・・っぅ・・」
本来の用途をサトシは知らない。
サトシはどうしてそんなものに舌を這わせるのかと思ったが、
舌の温かさとねとりとした感触に、敏感に反応していった。
「ん・・・・ふぅ・・・」
始めは舌を当てるように這わせるだけだったが、ヒカリの行為は次第に大胆になり、肉棒を口にほおばる。
唇の隙間からは唾液とカウパーが流れ、顎を淫らに濡らしていく。
舌先を皮の隙間に入れてみると、サトシは少し苦しそうにうなったがヒカリの攻撃の手はやまなかった。
皮をゆっくりとめくられ、痛みと快感がサトシの中で同時に渦巻いた。
そしてそれもゆっくりと一つ一つの形を確かめるような舌の動きに次第に快楽に完全に支配される。
「っく・・・、ぁ・・ヒカリ、何か・・・、来るっ!」
「んっ・・・・んぅぅ・・・!」
走るような快感の後に、サトシは精をヒカリの口に飛ばす。
一方のヒカリは、下に当てられた精液の感触に戸惑いながら口を離した
サトシの腹の上に精液がつたい、ヒカリが座り込んでいる位置は、ヒカリの愛液でべっとりとぬれていた。
ヒカリは精液を少し苦しそうに飲んだが、また肉棒に伝った精液をなめとる。
サトシのそれも、伴って硬さを取り戻していく。
ヒカリはミニスカートだ、彼女が棒に伝う精液を掬い取る間、サトシはスカートから除く尻や性器にいまだ戸惑った。
だがヒカリは満足しきっているわけではない。
股間はいまだに疼き、目の前の塔をほしがっている。
ヒカリが腰を浮かし、サトシのそれに位置を合わせていく。
今度はサトシの顔があるほうに頭を向ける。
サトシの腹の上には、自分の粘液が付いていた。
それを見て、さらに股間がぬれるのを感じた。
サトシの体をまたぐように足を開き、自分のそれを広げながらサトシの肉棒をくわえ込む。
5分の2ほど肉棒を己に埋めると、ヒカリは一気に自らをサトシの肉棒で貫いた。
サトシは抵抗したくともできなかった、何よりさっきの快感が忘れられず、今度はどうなるのだろうと興味がわいてしまった。
「・・・あっ・・・痛っ・・・」
「だ、大丈夫か?ヒカリ」
当然ヒカリは処女だった。
処女膜は一気に破れて、激しく痛む、出血こそないようだが、少し腰を動かすにはつらかった。
「大丈夫・・・、でも、少し痛いから、ま・・って・・・」
性器がじんじんと痛む涙がながれそうになる。
サトシはただそれを見つめるしかなかった。
そしてヒカリがまた、腰を浮かした。
「っん・・・」
アリアドスの媚薬がまだ効いているようだ、この瞬間ばかりは感謝してしまう。
ヒカリは腰を浮かしては沈め、浮かしては沈めを繰り返し、次第に激しく動いていく
「あっ!はあっ!んん!!」
サトシも自然と、腰を動かしてしまう。
深い位置で挿入され、陰芽を刺激し、膣の中をサトシの肉棒がかき回し、暴れまわる。
ヒカリはさらにサトシの唇に自らの舌を這わせて、求める。
ほんの僅かな隙間から下を入れ、サトシのそれを絡めとっていく。
するとサトシの動きの激しさが増した。
「んっ!ふぅっ!んぁ!」
口を離すと今度はサトシが、少し遠慮しがちに胸に手を這わせた
こぶしに収まったそれの頂点は硬くしこり、サトシがそれに指を当てるとヒカリが悲鳴にも似た声を上げた
「あ!気持ち・・良い!あん!」
ヒカリの膣の締め付けが強くなる。
その膣圧にサトシの肉棒が敏感に反応する
「あ!なんか・・、変・・・ん!」
「またっ・・・くる!・・ヒカリ!もう・・」
そしてサトシは、自らの精を膣に勢いよくはなった。
膣圧がさらに強まり、ヒカリは歓喜の声を上げた。
「あ!ああああ!!」
そして二人は、同時に達した。
交わった疲労と余韻にいり浸り、肉棒を引き抜くと、少しピンク色になった精液がどろりとヒカリの膣から流れてスカートを汚した。
サトシは服を調え、改めてヒカリのはだけた服を直すと、ヒカリを抱き起こして背負った。
荷物はエイパムが持ち、ポッチャマも回復したようだ
「・・・そういえば・・・」
ヒカリが思い出したようにつぶやく
「名前聞いてない・・・」
サトシもまた、自分が名乗っていないことに気づき素っ頓狂な声を上げた。
「おれ、サトシ」
「そっか、今日はアリガトね、サトシ。」
「良いんだよ、それより大丈夫なのか?」
「大丈夫・・・、だけど中に出したんだから責任は取ってよね?」
ヒカリの膣からは精液が時々愛液に混じって落ちてくる。
拭くものをだんだん尽きてきたため、研究所で風呂を借りなければならなかった。
「あれって、中に出したらまずかったのか?」
当然のように問うサトシに、少しヒカリはあきれる。
まあ知らないのも当然か、とヒカリは今後の旅でどうサトシを落とすかの構想を立てていった。
了