〜第二章 "征服"〜   
 
ヒカリはナナカマドの調教により一通りの躾を叩き込まれた。  
ナナカマドはあることを企てていた。  
「ヒカリ、そろそろコウキがハクタイの森に着くから待ち伏せして骨抜きにしろ。」  
「はい・・・」  
ヒカリは複雑な葛藤を抱え込みながら、ハクタイの森に向かった。  
 
ハクタイの森に到着。案の定、コウキがうろついていた。  
ヒカリはコウキがこちらに気づくのを期待しハクタイの森を漂う。  
 
「あっ!やあ、ヒカリちゃん」  
「あっ、コウキくん。偶然だね。何してるの?」  
「えっと、スボミーをゲットしたいんだけど・・・」  
「頑張ってるんだね!」  
暫く雑談した後、ヒカリは話題を切り出した。  
「ねぇ、コウキくん」  
「なに?」  
「コウキくん、あたしのことどう思ってる?」  
ヒカリはコウキの顔を斜め右前から覗きながら質問する。  
「えっ?」  
コウキは戸惑いを隠し切れない。  
「ねぇ、どうなの?」  
「えっと・・」  
「はっきりしないと・・・」  
その刹那にヒカリはコウキのズボンのベルトを素早く引き抜き、コウキを後ろ手にベルトで縛る。  
コウキのズボンが落ち、ブリーフを曝け出す。コウキの顔が羞恥により紅潮する。  
「あっ!ヒカリちゃん・・・何で・・・」  
「ねぇ、答えて。コウキくんが、あたしのことどう思ってるか」  
そうコウキの耳元で囁きながら、ヒカリはコウキのブリーフをずり下ろす。  
そして、コウキの肉棒にヒカリの白い指を絡め、ゆっくりとしごき始める。  
「こういうことする女の子は嫌い?」  
 
ヒカリはコウキの肉棒の手触りを堪能している。  
「どう?もう我慢できないみたいだよ。コウキくんのオチンチン」  
ヒカリはコウキのほぼ無毛に近い肉棒を凝視しながら言う。  
「も、もう、やめて」  
「だめよ。コウキくんが答えてくれなきゃ」  
「あっ、ああっ」  
「気持ちイイんでしょ、コウキくん・・・」  
ヒカリは、少し声を上ずらせながらも、コウキに訊いた。  
コウキが、恥ずかしそうに頷く。  
「ダ・メ♪ きちんと、言葉で言わなきゃ・・・」  
そう言った後、ヒカリは、コウキの首筋に唇を寄せ、ちろちろとその肌を舌でくすぐった。  
「ンあああっ」  
コウキが、まるで声変わりし忘れてしまったかのような、高い声をあげる。  
「どうなの? コウキくん……言わないと、これで止めちゃうよ・・・」  
「・・・ィィ・・・」  
「なぁに?」  
わざとらしくそう言いながら、ヒカリは、コウキの肉棒からぱっと手を離した。  
「き、きもちイイ・・・っ!」  
慌てた口調で、コウキが叫ぶように言った。  
「イイんだ・・・きもちイイから・・・お願い、続けてぇ・・・」  
羞恥に顔を染め、涙すらにじませながら、コウキは必死に懇願した。  
ふぅっ、とヒカリが満足げな吐息を漏らす。  
「続けてあげる、コウキくん・・・ポッチャマ、出ておいで!」  
ポッチャマがヒカリのモンスターボールから出てくる。  
ポッチャマは些か不思議そうな顔をしてこちらを見る。  
「ど、どうするの・・・・」  
 
ヒカリはある事を企んでいた。  
「そうねえ、ポッチャマ、コウキくんのオチンチンを舐めてあげて。」  
「ぽちゃッ!」  
ポッチャマはコウキの亀頭の先端部分を小さな舌でちろちろと舐めあげる。  
「やめてよ、ヒカリちゃん、どうして、こんな・・・!」  
「どうして?」  
情け無い声で抗議するコウキに、ヒカリは淫らな小悪魔の如き表情で笑いかけた。  
「もっともっと、このオチンチン、いじくってほしいんでしょう」  
卑猥な言葉を口にしながら、ちろりとコウキの首筋を舌で舐める。  
「だから、うんと楽しめるようにしてあげたのに・・・」  
そしてヒカリは、その繊細ではあるが残酷な愛撫を再び始めた。  
「アああああッ!」  
コウキが、聞くに耐えない悲鳴をあげる。  
ヒカリとポッチャマの愛撫は、徐々に激しくなっていた。  
先走りの粘液でぬるぬるになった亀頭をポッチャマの舌がこする。  
赤く、硬直した竿をヒカリの白い手が大胆にしごく――。  
「あうッ! はッ! んッ! あああッ!」  
通常なら射精に追いこまれているであろう刺激に幾度となく晒されつつ、コウキは身悶え、喚きあげる。  
「コウキくんったら、そんなに感じちゃっていいのかな・・・」  
「だって、だってぇ・・・」  
コウキの声は、最早殆ど涙声だ。  
「泣かなくていいのよ。今のコウキくん、とっても可愛いわ・・・」  
明らかに興奮した口調でそう囁きながら、ヒカリとポッチャマはコウキの肉棒を弄び続けた。  
鈴口からはぴゅるぴゅると断続的に半透明な汁が溢れる。コウキのペニスとヒカリの右手、そしてポッチャマの顔を、無残な程に汚し、卑猥に濡れ光らせた。  
熱く滾る体液が肉棒の根元に溜まり、凄まじい苦痛を伴う快感で、コウキをいたぶる。  
「も、もうダメ・・・ゆるして・・・イかせてよぉ・・・」  
コウキは、自分のベルトによって縛られた両手をきつく握り、もどかしげに腰を動かしながら、ヒカリに哀願する。  
揺れるコウキのお尻に、ぴったりと自分の腰を密着させるヒカリ。その表情は、淫蕩と言ってもいいくらいだった。  
「そんなにイキたい?」  
ヒカリの言葉に、コウキがひたすら肯く。  
「どうしようかなあ・・・」  
 
ヒカリは、態とコウキを困らせるかのようにそう言った。  
「あたしは、コウキくんのオチンチン、もっとしこしこしてあげたいんだけど」  
鈴の音を思わせる綺麗な声で嘗てナナカマドによって仕込まれた卑猥な言葉を囁かれ、コウキはめまいがするような感覚を覚える。  
「ほーら♪ しこしこ、しこしこ、しこしこ、しこしこ……」  
コウキの興奮を見抜いたかのように、ヒカリは、自らの手の動きに合わせ、普段の体裁からは考えられないような猥語を囁き続ける。  
「コウキくんのオチンチンだって、あたしとポッチャマに苛められて、すっごく喜んでるじゃない」  
しゅちゅっ、ぬちゅっ、しゅちゅっ・・・といった感じの淫らな音を立てながら、ヒカリはコウキのペニスをしごくのを止めようとはしない。  
コウキのペニスは、これまでの責めに鬱血し、更に体積を増したようだ。時折びくびくと跳ね上がり、どうにか精液を迸らせようとする。  
しかしそれは問屋がおろさない。ヒカリの右手によって。  
「ヒカリちゃん・・・おねがい・・・イかせて、くださいッ・・・イか、せてぇ・・・」  
コウキの懇願に対し、先程の質問をコウキに投げかける。  
「コウキくん、あたしのこと、好き?」  
自分にとって最も重要な問いに、少年は、仄かに理性を取り戻した。  
「・・・」  
コウキ自身の中に躊躇いが未だに残っているのか、コウキは、頑なに口を閉ざしたままだ。  
「やっぱり、こんなことする女の子は、嫌い・・・?」  
ヒカリは、怯える子どものような声で、さらに訊いた。  
コウキは、未だ湧き起こり続けている快感に耐えながら、恰も石になったかのように体を硬直させ、沈黙を守る。  
かっ、とヒカリの瞳に鋭い衝動が熾った。  
「答えなさいよッ!」  
そして、今まで太股辺りを撫でていた左手を、コウキお尻にあてがい、アヌスに指を突き入れる。  
「ああああああああああああああああああああアーッ!」  
前人未到の強かな刺激を受け、コウキは断末魔の少女のような絶叫をあげた。  
 
コウキのペニスが、ヒカリの右手の中で、殊更膨張する。  
射精を強いられながら、無理やり射精を妨げられる凄まじい苦痛に、コウキに残っていた理性は一瞬にして蒸発した。  
「好きですッ! 好き! 僕、ヒカリちゃんが好きですッ!」  
そして、狂ったようにコウキはそう喚き散らす。  
「んア・・・・・・・ッッッ!」  
既に、ヒカリへの告白で肺も心も空っぽにしていたコウキは、叫ぶことすらできない。  
どぶびゅびゅびゅッ!  
大量のザーメンがすごい勢いで一直線に宙を飛ぶ。  
びゅーっ、びゅーっ、びゅーっ、びゅーっ・・・  
一度の射精では収まらず、何度も何度も、コウキのペニスは律動を繰り返し、その度に通常の一回分ほどの白濁液を辺りに撒き散らした。  
「あ……かはっ……は……あァァ……」  
「・・・これでもう、コウキくんはあたしのものよ・・・コウキくんはあたしの好きなときにあたしのオモチャになるのよ・・・」  
「・・・うん・・・」  
コウキには、反論の余地はなかった。  
 
 
ヒカリは、そのままハクタイの森を後にした。  
しかしその後、コウキとヒカリとの乱行を偶然見ていたモミが、コウキの肉体を弄び始める。  
コウキは一晩にして二回もの屈辱と苦い快感を味わう羽目になった。  
更に悪いことに、コウキの衣類の中には盗聴器が仕掛けられていた。  
 
数時間後・・・・・  
 
夜も更けて、やっとの思いでハクタイシティに着いたコウキはポケモンセンターで、奇遇にも、ヒカリと遭遇した。  
「あら、コウキくん、どうしたの?顔色悪いけど」  
「いや、ハクタイの森で迷っちゃって・・・」(何が「顔色悪いけど」だ。僕の顔色を悪くしたのは何を隠そうヒカリちゃんじゃないか。しかも後でモミとか言う女の子にやられたし・・・)  
コウキは尤もらしい嘘を吐き、心の中で文句を訴える。  
「大丈夫?今日はもう休んだら?あたしもそろそろ寝るから」  
「うん。そうするよ・・・」  
コウキは重大な隠し事を知られたくない一心で、即行で寝てしまいたいと言うかのようにゆっくり頷く。  
「じゃあ、おやすみ」  
「うん。おやすみ・・・」  
 
翌日・・・・・  
 
「あっ、おはよう。体調よくなった?」  
「うん。だいぶ良くなったよ。」  
「そう。よかった。コウキくん、ちょっと話があるんだけど。」  
ヒカリは真剣な表情をしている。  
「えっ?なに?」  
コウキは悟った。おそらく昨日の出来事のことだろうか。  
「昨日のことなんだけど・・・いいかな?」  
予想通り、昨日の出来事の話だ。断りたいところだが、なぜかコウキにはそれが出来なかった。  
「・・・うん。いいよ。」  
「あのね・・・・」  
 
「コウキくん、浮気してるでしょ?」  
思わぬところから不意打ちを食らったコウキは一瞬、耳を疑った。  
「えっ・・・」  
「とぼけてもダ・メ。証拠があるんだから」  
呆気にとられて目玉以外動かすことの出来ないコウキをよそに、ヒカリは録音テープを取り出す。  
ヒカリは録音テープを再生する。コウキの耳に入ってきたものは、案の定、モミという少女との性的なやりとりである。  
 
「んっ・・・ちゅっ、ちゅむっ、ちゅぷ・・・ちゅっ、ちゅちゅちゅ・・・ちゅぶぶ、ちゅっ・・・れろ、れろ、れろぉ・・・ちゅぷぷぷぷ・・・れろ・・・」  
「はぷ、ちゅぷぷっ、ちゅぶ、ちゅぶぶぶ・・・チュッ、チュッ、チュッ・・・んっ、ちゅむむっ、ちゅぶ・・・ちゅむむむ・・・」  
「ちゅっ、ちゅぶぶ、ちゅぷ、ちゅぷっ・・・ハァハァ・・・すごいわ・・・ちゅぶ、ちゅぶっ・・・どんどん堅くなって・・・あふぅ・・・ステキ・・ステキぃ・・・ちゅぶぶぶっ」  
「ちゅっ、ちゅばばっ、ちゅぶ・・んむっ、んむむっ、うぐぅ・・・・ちゅぶぶ、じゅぶ、じゅぶぶぶっ!」  
「んっ! んん〜っ! ちゅぶ、ちゅぶぶっ、じゅぷ、じゅじゅじゅじゅっ! んふ、んふっ! フゥフゥ・・・ちゅぶぶぶ、じゅびび、じゅず、じゅぞぞぞぞっ!」  
「あうっ!うあっ!」  
「じゅぶっ、じゅぶぶっ、ちゅぶぶ……ぷあぁ、ハァハァ・・・あむ、んむむっ、んぐ・・・じゅずずずっ! ちゅずずっ! ちゅずずずっ! じゅる、じゅるるるっ、じゅぶ・・・じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ・・・んぢゅううぅ〜っ!」  
「あくぅっ!うぐっ」  
「ぶっ! んぐっ! んぶぶっ! んうううっ!」  
「んむっ、ちゅぶぶぶ・・・んぐっ、んぐっ、んぐぐ・・・ゴク、ゴクッ・・・んふぅ、ふぅふぅ・・・んぐぐぐ・・・ゴキュ、ゴキュ・・・んんんんんんんんんんっ!」  
「んふぅ、んふぅ・・・ちゅ、ちゅぶっ、ちゅ・・・ちゅうぅ〜っ」  
「ハァ、フゥ、フゥ」  
「はぁ、はぁ、はぁ」  
 
ヒカリが録音テープを切る。  
コウキはその場に座り込んでしまった。あまりのショックに声が出ない。  
「どう?・・・・・何か、言うことないの?言わないとばらすわよ」  
コウキは逡巡した。仮に今ここで録音テープを奪っても予備を持っている可能性がある。  
「ど・・・どうすれば、いいの・・・?」  
コウキが渾身の力を振り絞って、やっと一言述べる。  
「そうね。ちょっと、ついて来てくれる?」  
 
ヒカリに言われついて来た先は、人気のない鬱蒼とした森である。  
「ねぇ、どうしてコウキくんをここに呼んだか分かってるの?」  
「えっ・・・?」  
「脱いで」  
と、不意に、ヒカリが言った。  
「え?」  
ヒカリの声は聞こえてたけど、その意味が上手く取ることができず、コウキは聞き返した。  
「だから、服を脱いで、裸になって」  
「なっ・・・!」  
「どうしたの? 早くしてよ」  
コウキは躊躇の念を示している。  
「今さら、何を恥ずかしがってるのよ。昨日と同じよ」  
「け、けど・・・」  
「それとも、ばらしちゃおうか?」  
「っ・・・!」  
ぐっと唇を噛むコウキ。  
(どうして・・・どうして僕はいつもこんな目に・・・。)  
「どうするの? コウキくん」  
「わ、分かったよ・・・」  
そう言って、コウキはうつむきながら、答える。  
そして、上着を脱ぎ、下に着ていたランニングも脱ぎ捨てた。  
「・・・・」  
ズボンのベルトに手をかけて、躊躇いにより手が止まる。  
「早く、そっちも脱いで」  
ヒカリが、ちょっと上ずったような声で、僕をせかす。  
しかし、コウキには、ヒカリの表情を伺えるような余裕は無い。  
ほとんどやけくそになり、ベルトを外し、ズボンを下ろした。  
あとは、靴とブリーフだけだ。  
「ねえ、もう・・・」  
思わず、コウキの口から、弱々しい声が漏れる。  
「ダ・メ。パンツも脱ぐの。本当にばらすわよ」  
きっぱりとした口調で、ヒカリそう言い放った。  
「・・・・」  
涙が出そうになるのをこらえながら、コウキはブリーフを脱いだ。  
 
靴だけの格好にさせられ、その屈辱に歯を食いしばりながら、両手で股間を隠す。  
「手、どけて」  
恐れていたとおりのことを、ヒカリが言う。  
コウキは、手をどかし・・・・手の平に爪が食い込むくらい強く、拳を握った。  
「ふうん・・・」  
興味津々といった調子で、ヒカリが身を乗り出す。  
「コウキくん、ソレが付いてなきゃ、女の子みたいな体よね」  
「そ・・・・そんなことないよっ!」  
コンプレックスの源泉を残酷に抉られ、コウキ、反射的に声をあげた。  
「そんなことあるわよ。君、顔も子供っぽいし、チビだし、肌も白いしさ・・・・」  
「うっ・・・」  
「・・・いいこと考えたわ」  
コウキの気持ちなど知らぬげに、ヒカリがそう言って、コウキのほうに歩み寄る。  
そして、床に落ちたままのコウキのズボンから、前回と同じようにベルトを達人芸のごとく素早く引き抜いた。  
「後ろ向いて。手を背中で組んで」  
「え・・・?」  
ヒカリ「キレて暴れられたら困るから、縛っちゃう」  
「そんな・・・!」  
「ほら、言うとおりにしてよ」  
「ぐっ・・」  
ヒカリ言われるままに、コウキは後ろを向いて、左右の手で反対側の手首をつかむようにして、手を組んだ。  
そして、ヒカリはコウキの両方の手にベルトを巻き付ける。  
「はい、いいわ。こっち向いて」  
「・・・」  
精一杯目に力を込めて、コウキはヒカリを睨みつける。  
ヒカリが、効果がないみたいだ、というかのように僕の視線を受け止める。  
そして・・・・驚いたことに、いきなり自分のスカートの中に手を差し込んだ。  
 
「・・・!」  
コウキがびっくりしてるうちに、ヒカリが、するするとショーツを脱いでしまう。  
小さく丸まった可愛らしいホワイトの布切れを、ぽん、とヒカリがの上に投げ出した。  
「・・・舐めて」  
顔を赤くしながらも、コウキを睥睨し、ヒカリが言う。  
「なっ・・・・って、どこを・・・」  
「・・・決まってるでしょ。ここよ」  
そう言って、ヒカリは、スカートをまくり上げた。  
ぎくっとするくらいに、真っ白いヒカリの脚。  
その付け根で、ささやかなヘアが、股間を飾っている。  
「は、早くしてよ。そこに座って!」  
「う、ん・・・」  
思わずうなずいたコウキは、少しよろけながら、ヒカリの足元に正座した。  
「・・・」  
無言で脚を開くヒカリ。スカートの布地を握るこぶしが、やや震えてるように思える。  
(う・・・わ・・・)  
何の心構えも無い状態で見せられた、ヒカリの秘唇。  
それは、ぱっと見には、単なる縦一筋のワレメだが、よく見ると、桃色のが襞が微かにのぞいていて・・・・そして、聊か、濡れているようにさえ思えた。  
「じ、じっと見てないで、さっさとしなさいよっ!」  
怒ったような声で言って、ヒカリは、コウキの頭を両手でアソコに押し当てた。  
「んぷっ……!」  
 
未だ嘗て味わった事の無い、ちょっと甘酸っぱいような不思議な匂い。  
コウキは、口元に柔らかな感触を感じ、まずは舌でまさぐった。  
「あ・・んっ・・・」  
目の前の少女は、かすかに声を漏らす。  
コウキは、舌に力を込め、ヒカリのワレメの奥を舐め上げた。  
舌に感じる、独特の味――  
目を閉じ、舌先に神経を集中しながら、更にヒカリのアソコを舐める。  
「は、ふっ・・・ん・・あ・・・んんっ・・・」  
ヒカリが、少しだけ、感じた声をあげる。  
そうやって声を出させることが、両手を拘束されたコウキにできる唯一の抵抗のように、なぜか思えた。  
舌の動きを次第に速めながら、ヒカリの敏感な部分を、探っていく。  
「はっ・・・んんっ・・・あぅ・・・は、はふ・・・あ・・・あんっ・・・」  
コウキに色々とひどいことをしているのに――ヒカリの声を、どうしても可愛いと思ってしまうコウキ。  
その声をもっと聞きたいという欲望が、そんどん高揚していくのを、コウキは痛感していた。  
羞恥と屈辱と興奮が混ざり合い、ぐつぐつと煮えたって、頭の中を満たしていく。  
「あンっ!」  
そしてコウキは、遂に、そこ――クリトリスを探り当てた。  
「あ、あんっ! あっ! あん! あぁっ! あんンッ・・・!」  
ヒカリの声が高くなり、じんじんと熱く疼くコウキの脳に響く。  
コウキは、今や無我夢中になって、ヒカリの快楽を高めるべく、舌と唇を用いていた。  
クリトリスをぴたぴたと舌で叩くように、ちゅばちゅばと唇で断続的に吸引する。  
「ああんっ・・・! う、うそっ・・・こんな・・あんっ、ああぁんっ・・・あーっ!」  
うろたえたような喘ぎ声をあげながら、ヒカリは髪を振り乱すように首を振っている。  
息苦しくて荒くなっていたコウキの息が、いつの間にか、興奮のせいで荒くなっていた。  
「うっ、くうんっ・・・ハァ、ハァ、ハァ・・んくっ・・・んんんんんんんッ!」  
「んっ・・・!」  
突然、腰に甘い電気が走る。  
 
自分の口と、ヒカリのアソコにだけ集中していたコウキは、びくん、と体を震わせてしまった。  
ヒカリの右足が――コウキの肉棒を、強く圧迫している。  
彼女はコウキの気づかぬうちに、ブーツを脱いでいた。今は靴下だけという出で立ちだ。  
「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・うふふ・・・コウキくん、勃起してるじゃない・・・」  
残酷に言い放つヒカリの言うとおり、コウキのそれは、まだ触れられてもいないうちから、固くなって上を向いてしまっていた。  
「あたしのを舐めて、興奮しちゃったの・・・? やらしい」  
そう言いながら、ヒカリが、靴下をはいたままの足で、コウキのペニスの先端部分をぐりぐりと撫でる。  
「あうっ・・・」  
「すごい・・ぬるぬるしてる・・・アソコみたいに濡れてる・・・」  
「う、あっ、ああっ、だ、だめェ・・・」  
「んふっ・・・声も女の子みたい」  
そう言いながら、ヒカリが、上向きになっていたコウキの顔を再びアソコに押し付けた。  
「んむっ・・・」  
「ほら、休まないでよ・・・ここ、足でしてあげるから、もっと舐めて・・・!」  
「うっ、ううっ、んっ・・・」  
彼は、まるで快楽を与えて欲しいがためにそうしているように、口による愛撫を再開させた。  
「んんっ、そ、そう・・・はぁっ・・ご褒美ほしいんだ・・・ふふふ・・・」  
ヒカリが、何とも妖しい笑みを漏らしながら、ソックスの布地で包まれた足指で、コウキの肉棒をこする。  
粗雑で、乱暴な、愛撫とも言えないような愛撫……。  
それでもコウキは、快感を感じてしまい、さらなる先汁を溢れさせてしまった。形勢が逆転している。  
 
「ふーっ、ふーっ、ふーっ、ふーっ・・・」  
「んふふっ・・・あ、あぁん・・あぁ・・・まるで、コウキくんをペットにしちゃったみたい・・・はぁン・・・っ!」  
どぷっ、とびっくりするくらいの量の蜜が、コウキの顔を汚し、口を濡らす。  
まるで、踏み潰すような乱暴な動きで、コウキのペニスを攻め立てるヒカリの足。  
イキたくても、これじゃイクことなんてできない。  
コウキは、両手を自由にしようと、ベルトがギシギシと音を立てるくらい強く、腕を左右に引いていた。  
「感じてるんだ、コウキくん・・」  
彼女の上ずった声に、あの優越感がにじんでいる。  
人を虐げ、貶め、嬲っている人間特有の、神経を逆なでするような表情。  
「コウキくん、いじめられて悦んでるの?」  
(そんな……そんな……そんな……。そんなわけ……。)  
「そんなわけないだろっ!」  
そう言って、コウキは、思い切り腕を引き――ベルトを弾き飛ばしていた。  
「えっ・・!」  
驚くヒカリに、反射的に飛びかかり、のしかかる。  
「ど、どうして・・・キャッ」  
 
「やっ、や……やああっ!」  
両手をコウキによって地面の上に押さえ付けられ、ヒカリは悲鳴をあげる。  
コウキは――もう、すっかり頭に血が昇っていた。  
「ちょ、ちょっと、やめてっ! どきなさいよ! 何する気っ?」  
あくまで勝気なヒカリの物言いが、コウキの危険な衝動をさらに煽る。  
コウキは――開かれたヒカリの脚の間に強引に腰を割り込ませ、まくれあがったスカートの中心にあるクレヴァスにペニスを近付けていった。  
「や、いやッ・・・! やめてよッ! コウキくん、自分が何をやってるか分かってるの?」  
(知るもんかっ!)と心の中で訴え、ヒカリの体に覆いかぶさり、腰を腰にこすりつけるようにして、肉棒を繰り出す。  
「やああああっ! やめて、やめてっ! ちょっと待ってってばっ!」  
二度、三度、屹立した肉棒が、さっきまでの愛撫で愛液と唾液にまみれた肉襞を浅く抉る。  
そして――  
「あ、ああっ……ねえっ! 本当に……!」  
ずるっ、という音と同時に肉棒が挿入を果たす。  
「いたあああああああああああっ!」  
その、あまりに悲痛な声で、一瞬だけ、理性が戻った。勃起したペニスを、熱くてぬるぬるする強い圧力が、包み込んでいる。  
「バ・・・バカっ! バカあっ! は、早く・・・早く抜いて・・・!」  
苦痛にたわむ眉。涙に濡れる瞳。それを見つめながら、コウキは、目がくらむような衝動に駆られ、さらに腰を突き込んだ。  
ずずずずずっ!  
「ンああああああああっ!」  
 
彼女の、悲鳴。それが、なぜか、ゾクゾクと背中を震わせる。今までの快楽とは違う、鋭く、剣呑で、切羽詰まった快感。コウキは、そのまま、ぐいぐいと腰を動かしていた。  
「やあっ! やめっ・・・やめてぇっ! いた・・・いたいっ! いたい! いたい! いたいぃっ!」  
ぎゅっ、ぎゅっ、と恰もコウキを拒むように締め付けてくるヒカリのアソコ。  
皮肉にも、それが、コウキの快感をさらに煽り、ますます激しい抽送を誘う。  
「いっ! いひいっ! や、やめ……ひいいンっ! あっ、くっ、イ、イタイ・・・イタアアアアアアア!」  
悶え、うねうねするヒカリの体を逃がすまいと、その体を抱き締める。コウキの腕から抜け出たヒカリの手が、コウキ背中に爪を立て、掻き毟る。鮮烈な痛みと、強烈な快感が、ますますコウキを唆す。  
「あぅっ・・・く、ひっ・・・! んっ・・・! あぐっ・・・ひ、く・・・あああぁっ・・・!」  
いつしか濡れ始める、ヒカリのアソコの中。いつしか濡ち始める、ヒカリの喘ぎ声。  
次第に滑らかになっていく膣内を、抉り、掻きむしるように、コウキのペニスがこすり続ける。シャフトに、肉襞と、鮮血と、愛液が絡み付き、たまらない快感をもたらす。  
「バカ・・・バカっ・・! あ、あう・・・ひ、ひんっ・・・ひいっ・・ひ・・ひあああああああ・・・!」  
「ひあっ、あんっ、あうっ・・・や・・やぁんっ・・もう、もう、私・・・イッちゃう・・ひいんっ・・あひぃっ・・イクぅ・・・」  
「あんっ、あくっ、ひ、ひぁ、あっ、あっ、あっ、あああ、イッちゃうううっ・・・!」  
「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ……!」  
ヒカリの喘ぎと、コウキの荒い息遣いが交錯する。  
うねうねと動くヒカリの体をコウキは抱き締め続ける。そして、勢いで抜けちゃいそうになるくらい、大きく、速く、無茶苦茶に抜き差しする。  
「あっ、あああっ・・・そんな・・・だめえええええええええええええっ!」  
彼女が、どういうつもりで、その拒絶の叫びを上げたのか――  
びゅうううううううううっ!  
彼女の叫びの意味を図る間もなく、コウキは、限界まで高まった欲求を、目の前の少女の膣内にぶちまけてしまっていた。  
「ひあああああああああああああああああああああああッ!」  
 
「・・・・!」  
我に返り、無意識にコウキは上体を起こした。  
すでにペニスはヒカリのアソコから抜けていて、そこからは、血の混じったピンクの精液が溢れ出ている。  
暫しコウキをにらみつけてから、ヒカリは涙を拭いた。  
「ひどいなあ、コウキくん・・・・あたし、初めてだったのに・・・」  
ヒカリはあまり深刻そうな表情をしていないが、コウキにとってはこの上なく残酷な宣言である。  
何はともあれ、コウキは一人の少女の強姦し、処女を奪ったのだ。  
(もはや、僕には何らの弁明の余地はない、ポケモンリーグへの夢は潰えた・・・)  
拭いきれない罪悪感や慙愧などの負の感情に溺れ、俯き涙を流すコウキに、ヒカリは言った。  
「泣かないで、コウキくん。せっかくの初めてが、台無しになっちゃう」  
「だって・・・」  
「なぁに?あたしは気にしてないよ。・・・ちょっと、痛かったけど」  
「えっ!?・・・いいの?」  
「うん。大丈夫。だから、気にしないで」  
「・・・・ふぅーっ」  
ヒカリの宥恕に、溜息となって現れるコウキの安堵。  
コウキは、思わずヒカリの体をぎゅっと抱きしめていた。  
 
〜第二章 "征服" 完〜  
 

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