〜第五章 "逼迫"〜
コウキは全裸のヒカリと一物を曝け出しているナナカマドを見ておおまかな状況を読み取った。
「博士、これはどういうことですか?」
コウキは努めて抑えた声で尋問する。
「ヒカリに罰を与えていただけだ。お前には関係ない」
「あります!ヒカリちゃん、大丈夫?」
「うん。あ、あたしは大丈夫。けど、服が・・・」
ヒカリが自分の衣類を指差す。その方向はナナカマドの方である。そう。どうにかしなければならないのだ。
「博士。見損ないましたよ。なんでこんな破廉恥なことをしたんですか。」
「う、るさい!黙れ。お前たちも、同罪だろうが!」
「僕たちは合意の上でやったまでです。それに比べて、博士は、無理やりじゃないですか!」
「ぐ、ぐぐっ・・・!」
激しい口論の末、畢竟ナナカマドのほうが俄然不利な立場に陥ってしまった。
その証拠に、激しい動揺を隠せず、唇をきつく噛んでいる。
「博士のやったことは、犯罪になるかもしれない。そうなれば、あなたは破滅だ。」
「き、きっ、貴様・・・!」
ナナカマドの拳がわなわなと震えている。それに構わず、コウキが話を続ける。
「破滅にならない方法を教えましょう。ヒカリちゃんをおとなしく放してあげてください。」
「けっ・・・わかった。いいだろう」
「物分りのいいお爺さんだ。ヒカリちゃん、行こう」
ヒカリは頷き、一目散に研究所を後にする。
コウキは研究所の扉のところまで行き、ナナカマドのほうに振り返る。
「そうそう、あと数十秒でジュンサーさんがやってきます。まんまと引っかかってくれましたね。感謝しますよ。ナナカマド博士」
「く、くっそおぉぉぉ〜!はっ・・・!」
気づいたら、コウキの後ろに数人のジュンサーがいた。
「ナナカマド博士、あなたを姦淫罪の罪で逮捕します」
「うおおおぉぉぉ〜、なぜ、なぜ天才のわしがこんな目に〜・・・!」
手錠をかけられたナナカマドは最後に悪あがきをした。しかし、ジュンサーたちには効果がないみたいだ。
「自分のことを一番知らなかったのはあなた自身のようですね。ナナカマド博士。せめて死なないでください」
今までのナナカマドに対する尊敬と感謝、そして今現在沸き立つ軽蔑の念を込めた台詞を吐き、コウキも研究所を後にする。
「コウキくん!」
「ヒカリちゃん!」
改めて無事に再会を果たした二人。もう、二人の邪魔をするものはいない。
喜びのあまり、言葉が出てこない。少し間をおいて、ヒカリがコウキに抱きつく。
「・・・怖かったよお」
「ヒカリちゃん・・・」
コウキは、優しく、ヒカリの髪を撫で下ろす。今までの突慳貪とした様子は何処かに行ってしまっている様だ。
ヒカリには、コウキが以前より頼もしくなったように見えるせいか、安堵しきった表情である。
「ねぇ・・・あたしと・・・して・・・」
「ヒカリちゃん・・」
「だめ・・なの・・・?」
他にたよるものが無いと言うかのように、ヒカリがコウキに縋る。
「そんなこと・・・ないよ・・」
そういって、コウキが自分の唇をヒカリの唇と重ねる。
「んんんんッ・・・」
そして、コウキはヒカリの胸を揉み始める。
「ぅん・・・」
ヒカリが、可愛い声を漏らす。コウキは更に続ける。
「う、うっ・・・あぅっ・・・んんっ・・・」
服の上からの愛撫に、はぁ、はぁ、と息を荒くしながら、ヒカリが喘ぐ。
「脱がすね・・・・」
「うん・・・」
コウキは、そう言って、ヒカリの服を脱がす。以前とは違って、躊躇や恥じらいといった頼りなさが払拭されている。
ヒカリの上半身が露になる。控えめな乳房の中で、桜色の乳首が卑猥に勃起している。
「いやっ、あんまり・・・じっと見ないで・・・」
自分の意思とは逆のことを言ってみるヒカリ。コウキは構わず、ヒカリの乳首を口に含む。
「うっ、んんんっ・・あふ・・・くぅんっ・・ああぁん・・」
左の乳首を唇で優しく噛んだり、舐めたりする。その間、右の乳首を余った手で揉んだり、摘んだりする。
「あ、あうっ、んあぁっ・・あくっ・・・は、はふっ・・うんっ・・・ああぅっ・・」
呼吸が忙しくなっていき、ヒカリの嬌声が濡れ始める。
コウキは一通り、ヒカリの胸を楽しんだ後、スカートとショーツを脱がしていった。
ヒカリのソレは、たっぷりとシロップを貯めている。
淡い恥毛と、その夥しいほどの量の蜜のコントラストが、コウキを欲情させる。
だが、いきなりそこに一物を入れるようなことはしなかった。まずは、そこをぴちゃぴちゃと舐める。
「ああぁ・・・だめぇ・・うん・・はうううっ・・・・ああぁ・・あくうン・・・」
いくら舐めあげても、ヒカリのワレメは矢継ぎ早に潮を吹く。
「はぁ、はぁ・・・きゃうっ、うううっ、あひ・・あああっ・・そんなに・・・ダメぇ〜!」
コウキが、ヒカリのクリトリスを舐め上げると、声のトーンがどんどん高まっていく。
「あっ、あはぁうっ、あうう・・・はああぁ・・そ、そこ・・・そんなされたら・・・あうっ・・うううんっ・・・・」
そろそろ潮時だなと感じたコウキは、舌による愛撫を中止し、ズボンを下ろし、肉棒を曝け出す。
「入れるよ・・・・」
ヒカリが頷く。そして、コウキはゆっくり腰を進めていく。
「あああぁッ」
嬌声を上げるヒカリ。その数秒後に、コウキのペニスはヒカリの中心部の最も奥の部分に到達した。
「動かすよ・・・」
「うん・・・いっぱい、動いてぇ・・」
そう言って、コウキは、ゆくっりとピストン運動を開始した。
「あっ、あうっ、あふ・・はああああっ・・・あああン!」
「気持ちいい?ヒカリちゃん」
「きもちイイ! アソコが、とってもっ・・・はああン! あうっ、うああっ、あひい・・あああ、う、動いてるう・・・ンああああああ!」
単なる全身運動が比類の無いほどの快感をもたらしている。
「はひい・・動いてる・・・あたしの中で、オチンチン、ずぼずぼ動いてる・・・はひい・・・うあああああっ!」
ヒカリが、あらぬことを狂ったように叫ぶ。
「あうっ! うぐうっ! あふうっ! お、奥、すごい! きてるっ! あああ! あう、あううう〜!」
ヒカリの背中が信じられないほどに仰け反る。
「あぐっ! んぐうっ! ひぎいいい! あああ、あうっ! あひ! あひっ! こ、壊れちゃうう! オマ×コ壊れるううう! ひあああぁ〜っ!」
涎を垂らしながら、絶叫する。
「ヒカリ、もうっ! イク! イクうっ! イキそうなのっ! あああああン! コウキくんも、一緒に、イッて・・・」
「うん・・」
そういって、コウキはスピードを速めていった。
「うああああ! イ、イグ! イっちゃううううう!はああああぁー! ああああー! あー! あああー! ああああああぁぁぁ・・・」
暫くして、二人は我に返った。先程の快感の余韻が未だ残っている。
「コウキくん・・・今、あたし、最高に、幸せ・・・」
「ヒカリちゃん・・・僕も、今が、一番、幸せだよ・・・」
そして、二人は互いに抱きしめあっていた。
〜第五章 "逼迫" 完〜